オフセットドリルのプログラム方法

上肢と下肢へのローディングパターンが反対側になるものをコントララテラルローディング、同側になるものをイプシラテラルローディングと呼びますが、これらのオフセットパターンをどのように使い分けるのがより効果的なのか?マイク・ロバートソンが彼の考え方をシェアします。

マイク・ロバートソン 5:06

より最適な脊柱のポジションを見つける

骨盤の前傾姿勢を修正するためのキューイングとしてストレングスコーチのマイク・ロバートソンがよく使用しているキューイングと、その最適な実行方法をご紹介します。試してみてくださいね。

マイク・ロバートソン 2:34

マイクとビル:呼吸とリカバリー

動きを向上させることがコンディショニングの向上につながる、そして呼吸の可動域をリストアすることが動きの向上にもコンディショニングの向上にもつながる、という理解のもとにマイク・ロバートソンとビル・ハートマンはどのようなアプローチを提供しているのでしょうか?

マイク・ロバートソン & ジョール・ジェイミソン 3:23

ポステリアチェーンが働いていないなら

身体後面の構造=ポステリアチェーンを強化しようと様々なエクササイズを試してみても、その効果がいまひとつ感じられない、というみなさん。スタート時の姿勢はどうなっているのでしょうか?マイク・ロバートソンがわかりやすく解説をします。

マイク・ロバートソン 3:43

私が「動きの質」という言葉が嫌いな理由

フィットネスの業界において、長年、いくつものフレーズが私たちの語彙に登場したり消えたりするのを聞くのはおかしなものです。 そして長く間居続けすぎているフレーズの一つが「動きの質」です。 これから説明しますが、とりあえず短い話をひとつさせてください… 数週間前に、若いNikki(IFASTの新しいコーチ)がスタッフトレーニングの苦しみを体験していました。 彼女は、若いアスリート達に対するヒップターンや側方への加速のような動きのコーチングについての質問があったのですが、私は彼女が先走りしているのを薄々感じていました。 そこで、私は彼女に簡単な質問をしたのです。 「なぜヒップターンをするのだろう?」 そして、彼女は少しの間考えた後、答えを出せませんでした−それは全く問題なく、これを素晴らしい学習のポイントにしてくれるものでした。 Nikkiの場合、彼女はエクササイズを知っていました−しかし、その状況や背景にある根拠を理解していませんでした。 そこで私たちが覚えておかなければならない一つのこととは、動きの質のような言葉を使い始める際、そこにある状況が重要だということです。 そこにある状況を理解し始めた時、異なるバックグラウンドをもち、そして異なるタイプのクライアントやアスリートをコーチする2人の人たちは、質の高い動きがどのように構成されているかについて全く異なる考え方を持っているかもしれません。 そこで、動きのさらなる理解とそれがどのように指導されるかについて深く掘り下げて話していきましょう。 動きの質 重要な声明から始めましょう: 「動きの質」とは–状況がわからなかったり説明がなかったりすれば–何ものでもないのです。 さて、私は、世の中の全てのトレーナーやコーチ(私自身を含む)が自身のセッション中に「動きの質」に注目しますと言っていることに気が付きました。 でも、まず明らかなことから始めましょう: もし、ある人が動きの質について話さないのであれば、それは彼らが自身のクライアントやアスリートをコーチングしていないということでしょうか? それとも、彼らがどのように動くか気にしないのでしょうか? もちろんそうではないでしょう。 彼らがどのようにコーチングするかに意見が一致せず、また彼らの「質の高い動き」のスタンダードが自分のものと違うと考えるかもしれませんが、ほとんど全てのトレーナーは自身のクライアントにうまく動いてほしいと思っていると私は保証します。 根本においてその言葉はばかばかしいものであり、なぜなら全ての人は自身のクライアントやアスリートにうまく動いてほしいと思っているからです。 しかし、更に大きな問題があります… 動きの質という言葉−それ自体では−私たちに全く何も教えてくれないのです。 会話をより深く掘り下げる必要があり、そして結局はあなたの動きのモデルがどのようなものかによるのです。 動きのモデル 動きのモデルとは、ある特定の動きがどのように見えたいかまたは感じたいかということです。 例えば: あなたにとって「完璧なスクワット」はどのように見えるか? ベンチプレスはどうでしょう? デッドリフトは? あなたが理解しているかどうかに関わらず、あなたはそれら特定のエクササイズがどのように行われるべきかというモデルを持っているでしょう。 さて、これを私たちの動きの質のコンセプトに当てはめてみましょう… スペクトラムの両極端で働く二人の質の高いコーチがいるとしましょう。 一人はエリートレベルのパワーリフターをトレーニングし、もう一方は一般のクライアントとアスリートをコーチングしています。 彼らは二人とも「動きの質」に注目することを信じ同意しています。 しかし、パワーリフティングのケースでは、アスリートはワイドスタンスで、アーチを強く作り、お尻を大きく後ろに引きながらスクワットします。 他方で、一般の人を対象にしたトレーナーは、自身のクライアントに中程度の足幅のスタンスで、安定性を作り出すために腹腔内圧と筋の収縮の組み合わせを使い、後ろよりも真下に降りるようにスクワットさせるかもしれません。 一方が正しくて、もう片方は間違っていますか? ある人のモデルは他の人のものよりも優れていますか? 彼らは、彼らのレンズと観点から、それぞれが「動きの質」に注目しています−しかし彼らの理想的な動きのモデルは徹底的に異なっているのです! さて、この部分を明確したところで、何によって動きのモデルを区別するのでしょうか? なぜ、他のものではなくある一つのタイプのスクワットを選択するのでしょうか? 結局全ては… 動きのゴール 私たちは動きの質について話すことが大好きな一方で、私はこれこそが、私たちの議論が始まるべき場所だとまさに感じています。 動きの質について話し始める前に、そして動きのモデルについてさえ話す前に、動きのゴールについて話す必要があります。 このクライアントまたはアスリートがあなたとトレーニングすることで得てほしいものは何ですか? 彼らの長期的なゴールと願望は何ですか? 前述のゴールを達成するために彼らが払おうとする、または払うことができる犠牲は何ですか? トレーニングのゴールを理解し始めると、あなたの動きのモデル、そして動きの質があなたにとって本来はどのような意味があるのかを説明し理解するのはより簡単になります。 というわけで、ここにこの考え方を強固にするためのシンプルな図があります: それぞれの段階を簡単に見ていきましょう: まず、あなたの(もしくはあなたのクライアントやアスリートの)ゴールを明らかにしなくてはなりません。これによって、その先の意思決定のプロセスが駆動されるでしょう。 ゴールが定まったら、あなたのゴールを支える動きのモデルを構築しましょう。どんな方法で怪我のリスクを最小限にしながら、パフォーマンスを最大化できますか? 最後に、あなたのゴールと動きのモデルを決定したならば、動きの質があなたにとって何を意味するのかを問題なく説明することができます。 しかし、これにおいて最も素晴らしいことが何かわかりますか? このレンズを通して物事を見るとき、あなたとは全く異なるトレーニングについての視点を持っている人と合理的な会話をすることができるのです。 例えば、私は、私のクライアントやアスリートに対してパワーリフターのようにスクワット、ベンチプレス、デッドリフトを指導しませんが、私はなぜ彼らがそのようにトレーニングし、指導するのかを100%理解しています。 極めて簡単にいうと、彼らは自分達に対して自身のパフォーマンスを最大化する方法を見つけているのです。 そのため、私はそれを好きである必要はありませんし、彼らのように人々をトレーニングや指導する必要もないですし、それはそれで全く問題ないのです。 私たちは皆大人なのです、そうですよね? しかし、客観的であることを学び、彼らの動きの目標を理解することで、私は彼らの動きのモデルをより良く理解できます。 そして最終的に、私は彼らの見解を理解し、その過程で彼らから学ぶことがきるのです。 まとめ 最初に私が言ったように、動きの質とはかなりばかばかしいフレーズです−少なくともその言葉だけでは。 うわべだけでなく、より深掘りしましょう。 動きのゴールについて話し、そしてそのゴールを達成するのに役立つ動きのモデルや戦略を構築し始めましょう。 しかし最も重要なことは、より良い議論をし、その結果として業界全体が成長するように、他のコーチ達の背景をよりよく理解しようと努力することです。

マイク・ロバートソン 3359字

踵挙上がなぜスクワットをより良く行うことの助けとなるのか

スクワットの動作パターンが思うように行えない場合に、踵を挙上してスクワットをトレーニングすることの是非については意見が分かれるところではないかと思います。自らが、身体後面の硬さのために上体を起こしたままでしゃがみ込む動きに苦労しているマイク・ロバートソンの意見をお聞きください。

マイク・ロバートソン 3:02

あなたのR5ワークアウトをより刺激的に

身体をより大きく、より素早く、より強くというテーマに沿ってレジスタンストレーニングを行う際、両側性で高重量負荷をかけるデッドリフトやスクワットやベンチプレスがワークアウトの中心になりがちです。これらをより効果的に行うためのプログラム設定のオプションをマイク・ロバートソンがシェアします。

マイク・ロバートソン 3:26

安静時心拍数を下げる方法

アスリートとしての安静時心拍数は60拍/分以下になるようにしたい、と語るストレングスコーチのマイク・ロバートソンが、安静時心拍数の高いアスリートに対して具体的に実行できるアプローチについて解説をします。ジョール・ジェイミソンのコンディショニングメソッドに強い影響を受けているマイクからの提案とは?

マイク・ロバートソン 6:14

様々なスタンス

トレーニングを行う際のスタンスには、様々な種類がありますが、皆さんは目的に合わせてこれらを使い分けていますか?似たような名称で混乱しがちだったり、今さら人に聞けないかも、というように自信がないなら、是非このシンプルな解説をチェックしてみてください。

マイク・ロバートソン 2:47

3つのタイプのリカバリーワークアウト

トレーニングの効果をより高めるために、リカバリーを促進することはとても重要です。ストレングスコーチのマイク・ロバートソンが、彼がよく使っている3つのタイプのリカバリーワークアウトの概要について紹介するビデオをご覧ください。

マイク・ロバートソン 2:49

エクササイズ選択に関する考え

プログラムを作成する際に、どのエクササイズを選択するのか?悩むことは多いと思います。決まった時間枠内において、効率的にできるだけ多くの効果を得るためには、どのようなエクササイズを選ぶべきなのか?ストレングスコーチのマイク・ロバートソンが考えをシェアします。

マイク・ロバートソン 3:38

クライアントの成功のためのCARアプローチ法

お気づきかどうかはわかりませんが、クライアントやアスリートをトレーニングすることは、コロナ禍の前と今では少し異なっています。 ジムは常に流動的です―開店と閉店が定期的に起きています。 クライアントは自身のリズムをつかみ、身体を元に戻すことに苦心しています。 そして、私が思う最も大きな問題の一つは、大きなグループでのトレーニングが、皆さんご存知の通り事実上無くなってしまったことです。 そういうわけで、私たちはどうなってしまうのでしょうか? あなたのことはわかりませんが、私はまだコーチングのキャリアを辞めようとは思っていません。 そこで、現状についての愚痴を言う代わりに、自分自身と他の人たちと差をつけることができるとわかっている3つのことについて詳細に説明しようと思います。 興味が湧きましたか? そう願います…それでは始めましょう! C=つながり(Connection) 絶対に流行遅れにならないことの一つは、あなたのクライアントやアスリートとつながり:コネクションを作ることです。 ジムで働いたり、誰かがコーチングしているのを見たりして、次のように思ったことはないですか: なんでこの人にクライアントがいるのだろう? この投稿を読んでいるのであれば、私は以前にあなたがその考えを持ったことを事実上保証してもいいでしょう。 そして、私自身もその考えを何回も持ったことがあると身をもって言うことができるのです! 昔、私がCardinal Fitnessでトレーニングをしていた時に、同じコーチが四人の異なるクライアントを全く同じプログラムを用いてトレーニングしていたのを見たときのように。 または、あるコーチが彼のクライアントに人類が知り得る全ての胸部のエクササイズを行わせて、それがこのクライアントの可哀想な大胸筋に対する60分間の総攻撃になったのを見たときのように。 なぜ人々は、このようなトレーナーやコーチから離れないのでしょうか?簡単です−彼らは自身がトレーニングする人たちと強固なコネクションを作り上げたからです。 彼らはクライアントの夢を知っています。 彼らはクライアントの目標を知っています。 彼らは、クライアントの息子の野球の大会の結果や、娘の歌のレッスンの調子を尋ねるのです。 それは、この狂った世の中で、他の誰かがあなたやあなたの世界で起きていることを気にかけているということを知ることなのです。 そして時に、それはある人にとっては結果を出すことよりも、もっと大事なことなのです(詳しくは下記で)。 特に、RTS、IFASTや似たような施設にいる私たちの多くは、素晴らしいテクニシャンであることやクライアントやアスリートにふさわしい結果を出すことに誇りを持っているため、これは受け入れ難いかもしれません。 そして、それは悪いことではありません。 ただ、あなたはロボットではなく、「人間」をトレーニングしていることを覚えていてください。 あらゆる人は今何か大変なことを経験していて、彼らは自身の方法でそれに対処しているのです。 そこで、あなたがその人をどのような気持ちにさせるかは、長期にわたってクライアントとして継続してもらうために信じられないくらい重要なことです。 A=責任(Accountability) 私は長年にわたって様々なコーチを雇ってきました。 私の代わりにトレーニングを作成するストレングスコーチを雇ったこともあります。 システムを構築し、適切な人たちを雇い、そして(理想的には)より多くの収益を上げるためのビジネスコーチを雇ったこともあります。 さらには、私は、私自身の優勢順位をはっきりさせ、なりたい人間になるための助けとなるようパーソナル/ライフコーチさえも雇いました。 しかし、コーチングについて話すとき、あなたは一般的に二つの理由の内の一つのために誰かを雇うでしょう: 戦略や戦術が必要である、または 責任を持つ必要がある。 一つ目のケースでは、時にあなたが行き詰まってしまったためにコーチを雇う−筋力を向上させ、より多くのクライアントを獲得し、または単にあなたにとって何が重要かを理解するための戦略が必要なのです。 しかし、もう一つは−そしてもしかするとコーチを雇う際に、更に大きな理由として、あなたがこの先責任を持つ必要があるから。 もしあなたが少しでもコーチングをしたことがあるならば、次のことについて少し考えてみてください: 全ての戦略、戦術や秘訣を理解している…しかし、単に自身に責任を持たせるためにあなたを雇ったクライアントが何人いましたか? 最近これはパズルの非常に大きなピースの一つなのです。 例えば、私は非常に多くの人がパンデミック禍で体重が増えたことを直接的に接して知っています。 彼らは自身でトレーニングとエクササイズする方法を知っていました。 彼らは正しく、または自身の体重を管理するたに適切に、食事をとる方法を知っていました。 彼らはより多くの睡眠をとり、毎夜3時まで過度にネットフリックスを見るべきではないことを理解していました。 それにもかかわらず、彼らは10、15または20パウンド体重が増えてロックダウンを明けたのです。 何が起きたのでしょうか? 彼らは責任を持たなくなったのです。 彼らには、週に3回エクササイズを行う、または栄養のプログラムに沿うようにさせていたあなた−彼らのトレーナーやコーチ、がいなくなってしまったのです。 そこで、もしあなたが本当に2021年に自分自身を目立たせたいのであれば、戦略を教えるコーチであることだけにとどまらないでください。 責任を持たせるコーチでいることにプライドを持ち−そしてあなたのクライアントやアスリートの結果が劇的に改善するのをみてください。 R=結果(Results) 私が自宅でのトレーニングをしていた大分昔の頃、私にとって一つのことが際立っていました… 私がトレーニングを長年指導していた、体型に少ししか(または全く)変化のなかった何人かのクライアントがいました。 彼らは実際、体重が減ることはありませんでした。 明らかな筋力の向上はありませんでした。 任意の目標の数値を用いたかも関係なく、おそらく前よりも「健康」にはなっていなかったと思います。 どうしたのでしょうか? 私にとって運が良いことに、多くの場合これらのクライアントは繋がりと責任の部分に信じられなくらいの重点を置いており、結果は遠く離れた3位に低迷していました。 しかし、このような人たちはルールに対する例外であったとも私は主張します。 彼らのケースでは、彼らの多くは私を雇う必要性の理由があり、さらに、彼らの人生の他の要素(彼らのキャリアなど)が自身の体型よりも先行するのです。 繋がりや責任を、成功するトレーナーやコーチにとって必要なソフトスキルと考えるのが役に立つかもしれません。 毎日職場に出勤し、あなたの周りの人に敬意をもって対応し、そしてあなたが彼らのことを本当に気にかけていることを示しましょう。 それがしっかりとできれば、ハードスキルについて真剣になる時です。 減量の手助けをする。 筋肉をつける。 筋力や動きの能力を発展させる。 これが地球上でベストのトレーナーやコーチがやっていることだと私は思います−彼らは、ハードスキルとソフトスキルの、自分だけのユニークな組み合わせ、トレーニングの技術と理論、を見つけているのです。 最初の二つの要素だけを基礎に一定の間、誰かのトレーニングを行えるかもしれませんが、ある時点で、あなたは実際に結果を出させなけらばならないからです。 まとめ どうでしょう、クライアントがより成功するための私のCARアプローチ法でした。 三つ全てを向上させるということを目標にすることもできますが、私はただ一つのことに集中することから始めることを強く推奨します。 あなたの仕事を一つ上のレベルに引き上げるために向上させることができる分野は何でしょうか? クライアントとより強いつながりを作る必要があるでしょうか? より責任を持てるような環境を作り出す必要があるでしょうか? または、単により良い結果を出すためのトレーニングやコーチングに関する戦術をより深く理解する必要があるでしょうか? その質問に答えて、それをこれからの90日で向上させる主な焦点としましょう。 結果としてあなたの結果はうなぎ登りに上がっていくことを保証します!

マイク・ロバートソン 3703字