マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
腰方形筋のトレーニング:パート3 ケトルベルを使ったファンクショナルトレーニング
(パート2はこちらへ) (パート4はこちらへ) パート3では、ケトルベルと歩行のパターンを使った、よりファンクショナルな腰方形筋の強化方法をDr.クレイグ・リーベンソンがご紹介します。
腰方形筋トレーニング:パート4 ベイビーゲットアップ
(パート3はこちらへ) DNSのアプローチとターキッシュゲットアップの動きを組み合わせたベイビーゲットアップという、新しいエクササイズで、コアと腰方形筋を共に働かせる方法をDr.リーベンソンが紹介します。
足趾伸展を向上させる
実際に解剖することなく、皮膚の表面に詳細で美しい解剖図を描いて解剖学を指導するイマキュレートダイセクションコース準備中のDr.ドゥーリーが、下腿部前部の筋群の活性化の方法をご紹介します。
足首の回内回外の反応性向上
立位で体重が荷重された状態での足首の回内、回外の運動は、全身の動きに反応してスムーズに連動することができてこそ、よりファンクショナルな動作となります。足首、距骨下の関節の動きの反応性を向上させるためのより機能的なドリルをご紹介します。
バーベルヒップスラストの3つのキューイング
仰向けのポジションで行うバーベルヒップスラストは、臀筋やハムストリングスの発達のために人気のあるトレーニング種目。このバーベルヒップスラストを指導する際のキューイングのポイントをエリックがシェアします。
ターキッシュゲットアップを築き上げる
かなり複雑な動作であるターキッシュゲットアップを、しっかりと確実に行うために、ターキッシュゲットアップ以外のエクササイズを利用して、必要なスキルを学ぶための画期的な方法をジョシュ・ヘンキンがクリエイティブにご紹介します。
Kaori’s Update #7 - ウィンドミルのバリエーション
新年あけましておめでとうございます! 新しい年の初めに、体幹の安定と肩関節股関節の安定と可動性を同時に強化することができる有益なエクササイズである、ウィンドミルの様々なバリエーションをご紹介します。本年もよろしくお願いいたします!
モディファイドスーパーマン
椎間板ヘルニア発症後など、腰に痛みがあるときに萎縮しがちな腰部多裂筋を強化するためのスーパーマンエクササイズは、赤ちゃんが体を支えるような形で始まります。カイロプラクティックドクターのキャシー・ドゥーリーが紹介する多裂筋強化のエクササイズをお試しください。
ゲットアップを間違って行っていないか?
ターキッシュゲットアップは複雑な動作で、その一部を取り上げるだけでも、様々な動きの要素をトレーニングすることができます。ローリングのパターンとしてゲットアップを効果的に指導するためのポイントを、ジョシュ・ヘンキンがシェアします。
痛みと記憶
記憶の生態について学ぶことは慢性疼痛を理解する上で非常に参考になる、とルイス・ギフォードは言いました。たとえば、ある種の痛みはまるでコマーシャルソングのようなもので、頭にこびりつき、うるさくて、意味がまったくなく、消し去ることが難しいものです。 痛みと記憶の興味深いつながりをいくつかご紹介しましょう。 幻肢痛の記憶 幻肢痛のある人は、失った下肢の存在や痛みをはっきりと認識します。失った下肢から知覚信号は送られていないにもかかわらず、脊髄神経と脳神経でその信号を処理する部分は残っていて、それが誤作動してしまうのです。そうなると、不思議なことにその下肢が実存しているかのような認識が生まれるのです。 ロナルド・メルザックは、これらの感覚は下肢の切断前に感じていた記憶と合致していることを示しました。たとえば、その下肢の切断直前に痛みがなかった人にとっては、幻肢痛はそれほど深刻ではありません。 薬で痛みの記憶をブロックする クリフォード・ウルフが行った研究によると、手術を受けようとしている患者が、手術前に痛み止め薬を服用していれば、術後も痛みが軽減されると示されました。薬の効果はそのうちに消えてしまうし、手術による組織ダメージを防ぐわけではないのになぜでしょう? 彼の説明によると、術後の痛みは手術中に作られた“痛みの記憶”によって発生するものであり、これらの記憶が作られる過程を“鎮痛薬の予防投与”でブロックできるということです。ウルフによると: 術後の痛みは、手術中に発生した痛みの記憶にスイッチが入ったことの現れ・・・痛みの分子基盤を慎重に調べると、痛みと記憶の間には明らかな関連性が常にあることが分かります。このような関連性をブロックすることが、痛みの治療に新たな基盤を提供できるのです。 記憶の意味 わたしたちが痛みを記憶する過程は、痛みのある出来事の感情的な状況に依存しています。ある研究では、出産や婦人科手術の経験がある女性は、どちらも高いレベルの痛みを訴えていると示しています。しかし、出産をした女性は数ヶ月後にはどれだけ痛みを感じたかある程度“忘れて”しまったのに対して、手術を受けた女性は、自己報告した痛みのレベルを過大評価したとあります。明らかに痛みの感情的な状況とそれが持つ意味で、記憶のされ方に大きな違いが出てくるのです。 『ニューヨークタイムズ』の最近の記事で、マラソンランナーにおける同様の研究について論じられています。それには、ゴールに達成しレースに満足感を得ている人の自己報告の痛みのレベルは低く評価されるということです。 同様のことがディズニーランドから帰って来た子供たちにもみられることに気がついた近所の人がいます。子供たちは長い列で待たされ、乗り物は短いと文句を言っていてあまり楽しんでいないようであっても、帰宅するや否やまた次の日の朝9時にはディズニーランドへ行きたいと騒いだのです。彼はそれをディズニー健忘症と呼んでいました。 彼は、ダニエル・カーネマン(『ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?』の著者)が研究した素晴らしい効果を、直感的に理解していたのだと思います。ピークエンドの法則によると、過去の経験がどれくらい嫌であったか、または楽しかったかを思い出そうとする時、その経験の終わりでどう感じたかに重点を置きすぎてしまうのです。(また、経験のピーク強度に過剰にとらわれすぎ、継続期間全体をほとんど無視しています)。だから、みなさんは(特に私の妻)どれだけ休暇が退屈であったか思い出せないのですね。また、大腸内視鏡検査でどれだけの痛みを味わったかも思い出すのが大変なのですね。 これはとても興味深いことでもありますが、どうやら“痛みの思い出”(意識的に引き出すことができる)と“痛みの記憶”(脅威となる刺激に対する持続的な感受性)の間には大きな違いがあることを認めざるを得ません。しかし、共通点もいくつかあります。どちらも、過去の経験の感じ方は、解釈と感情を伴う、特異で不完全なプロセスに依拠するということです。 慢性疼痛のクライアントにセラピストとしてできることのひとつは、過去のケガの経験をこれまでと異なった方法で捉えさせ、新たなケガに対して感情知能で、より良く対処する方法を提供することです。 頭にこびりついた迷惑なコマーシャルソングをどう取り除けばよいでしょうか。他の曲を聴けばよいのです。では、前回“発症した”腰痛がどれだけ痛かったかをどう忘れればよいでしょうか? 腰を曲げても痛くない新しい記憶をできる限り作ることです。 最近のケガが、慢性疼痛に移行してしまうのを防ぐにはどうすればよいでしょうか? 極端な感情とストレスを伴う経験は、忘れられない記憶になる傾向があります。個人的に私は、スポーツに富んだ生活を送ってきましたから、うずきや痛み、ケガはつきものでした。その度に感情的になり、ストレスを感じ、「しまった、サッカー人生はこれでおしまいだ」と思うことがありました。 しかし一方では、その新たな痛みをどのぐらい長引かせてしまうかに影響するこのようなわたしの感情は、一時的なものであることも承知しているので、自分をリラックスさせ、集中させ、落ち着かせて、ネガティブな思考にならぬよう自分に言い聞かせます。また、身体が必要な直感的な防御運動や姿勢をとることができる機会を与えるようにします。 この考え方で、多くの起こりうる問題を避けてきました。どのぐらいの数の問題かは覚えていません。なぜならほとんどを覚えていないからです。
プッシュアップ時の肩甲骨の動き
プッシュアップの姿勢を確認する時、様々な角度から指導をしているでしょうか?横から観察するだけでは見落としてしまいがちなプッシュアップ時の動きの間違いに注目したエリック・クレッシィからのアドバイスです。
前に進む
フィットネス業界で働くことに関して、面白いと感じていることがあります。私が参加する全てのパーティーにしている人たちは皆、フィットネスや健康の専門家のようです。これは、私が世界宗教を教えているときにも全く同じで:このクラスに入ってくる人は大抵、定期的に教会に通っているから、特定の祭日や祝日をお祝いしているから、これにもあれにも祈りをささげているから、宗教学の分野に飛び込むために必要なバッググラウンドを備えていると思っているのです。私たちは皆、自分の身体を持っているから、フィットネスについて知っている。私たちは皆、お金を扱っているから、ビジネスを知っている。これらが正しいのかどうか、私にはわかりません! 全ての学びに共通して、下記のように要約できる過程があります。 無意識な無能力 -何を知らないかを知らない 意識的な無能力 -何ができるか知っているが、できない 意識的な有能力 -プロセスを通して自分で考える 無意識な有能力 -技術を自動的に適用する フィットネスやトレーニングを学ぶ過程では、大抵の人は(あなたが人生で出会うほとんどの人は)、単純に「知らないことを知りません」。多くの人が、10億の実践者の中のある一人の攻撃的なステレオタイプをもとに、他の信仰の慣例を理解しています…ケチな奴、人食い人種、強姦者、あるいは何でも思いつくままに。もちろん、そうではないのですが。 フィットネス業界では、「太っている人は、なまけものである」、または長時間の有酸素運動が、完璧なフィットネスへの道だと考える傾向にあります。ビジネスでは、私たちはこう考える、… ちょっと待って、ほとんどの人が、フィットネス業界のビジネス的側面について実際に考えているかどうかは疑問です。 これは、無意識の無能力のよくある例の一つです。ジムを所有することの基本について、これといって何の知識がなくても、最低でも税金を支払い、適切で安全な道具を揃え、保険や掃除備品を準備することが期待されます。実は、こういったことをやらなければいけないことに気づくことが、次の段階である意識的な無能力へとつながるのです。 学び始めると、ビジネス要素だけでなく、グループトレーニングの展開の仕方を学び、「テレビやインターネットでこれを見た」といった無数の質問に答えるといった基本ステップを通じて、意識的な無能力と意識的な能力が融合していく傾向にあります。ある食べ物が良いか悪いかを判断するような単純なことは、実質的に不可能ではないのです。私はいつも冗談で言っていますが、下記にあげているものはみな、良いものとも悪いものとも証明されてきました。 コーヒー(何だって?) ワイン 野菜(そうです、農薬) 水道水 肉 大豆 牛乳 穀物 私は、これらについていくことはできませんし、私のクライアントもこういった情報に悩まされています。食べ物のことになると、みなその過程で考えていると思います。エクササイズに関しては、かなり大きく前進してきたと思いますが、公共のジムへ行くといつも、一般の人々に良質な情報を届けることに関しては、まだ石器時代にいるのだと認識します。 私の経験では、無意識な能力の状態は常に、メンターや良質の指導によってサポートされます。私は、アスリートからこれまでに何度も、私がスナッチを行う様子や円盤を投げる動作を「見る」ことが、彼らが行う様々な練習ドリルよりも、はるかに良いと言われてきました。もちろん、反復を繰り返す時間は必要ですが(「反復は実行の母です」)、誰かが「到達している、やっている」というモデルがあることで、想像力が覚醒します。 文字通り、コネクションを“イメージし”、その上に築き上げるのです。私よりも優れた作家が、これをより上手く言い表しています。 「詩人の目は、微妙にも狂乱的に揺らぎ、天上から地上を、地上から天上を眺める; そして想像力が、知られざるものの外形を心に描くにつれ、詩人の筆はそれらを形あるものにし、空気のように何もないところにはっきりとした形象と名称を与える。」 ~ウィリアム・シェイクスピア 真夏の夜の夢 この「想像力が形を与え前に進める」ことの実践的な例は、経験豊富な旅行者と世界について語ると感じることができます。彼らの経験と回想が、全ての感覚を取り込み、ナショナル・ジオグラフィックの優れた写真にも勝る明確なイメージを与えてくれるのです。フィットネスでもビジネスの世界でも、講演者が「私ができるのだから、あなたもできる」と言っているのをよく聞きますが、まさにほとんどその通りなのです。ところで、 ストーリーを語ることは、人間の他のどんな活動よりも脳をより多く活性させると読んだばかりです。それである話を思い出したのですが。。。 フィットネスの専門家であるためには、教育への真に統括的なアプローチを要します。人間の身体の、様々な形状、動きおよび動きのトレーニング、モチベーション(全てのタイプ)、栄養、スポーツ、試合、そしてもちろん他の多くの分野においても、一通り理解している必要があります。しかし、こういったつながりを知るために、何度も世界を周る必要はありません。メンターと一緒に働き、近くにある機会を楽しみ、想像力が「前に進む」ことを可能にすることで、大抵はカバーすることができます。もちろん、できるならば是非、旅をして直接経験できることをつかんでください。でも、すでにそこへ到達している、到達したことのある人に聞くことでプロセスを簡単にできる機会も見過ごさないで下さい。