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痛みと記憶

トッド・ハーグローブ
トッド・ハーグローブTodd Hargrove 公認ロルファー/公認フェルデンクライスプラクティショナー

記憶の生態について学ぶことは慢性疼痛を理解する上で非常に参考になる、とルイス・ギフォードは言いました。たとえば、ある種の痛みはまるでコマーシャルソングのようなもので、頭にこびりつき、うるさくて、意味がまったくなく、消し去ることが難しいものです。

痛みと記憶の興味深いつながりをいくつかご紹介しましょう。

幻肢痛の記憶

幻肢痛のある人は、失った下肢の存在や痛みをはっきりと認識します。失った下肢から知覚信号は送られていないにもかかわらず、脊髄神経と脳神経でその信号を処理する部分は残っていて、それが誤作動してしまうのです。そうなると、不思議なことにその下肢が実存しているかのような認識が生まれるのです。

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