マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
関節はお互いにコミュニケーションしている
ACL損傷を経験したフットボールのコーナーバックの選手のリハビリの一環として、足首の可動域と大腿四頭筋の強さを共にトレーニングするためのドリルをリー・タフトがご紹介します。単独の部位に注目するのではなくチェーン全体をターゲットにすることが重要です。
Tステップのバリエーション
バックペダルから足を着地して、加速して飛び出してくる動きのパターンであるTステップを、段階的に、よりスポーツの場面で見られる動きとして安全で効率的なものにするためのプログレッションをリー・タフトがご紹介します。
縄跳びは役立つか?
視聴者からの「縄跳びはアスリートのSAQトレーニングに役立つか?』という質問にリー・タフトが答えます。縄跳びの着地方法によって、期待できる効果が変わってくるって、理解して跳んでいましたか?
テニスドリルのグランドスラム
この記事は、動きの基礎的なスキルをどのように特定のスポーツの要求を満たすものにすることができるかを示す素晴らしい例です。私はテニスの試合と 、それがもたらす運動競技性の大ファンです。 テニス選手のスピードを向上させるためには、多くの変数があることは間違いありません;その一つは筋力です。選手の筋力が強いほど、地面に素早く伝える力が大きいほど、潜在的に発揮できるスピードは高まります。そうは言っても、テニスは生産的なプレーヤーであるためにフットワークとポジショニングが重要なスポーツの一つです。 あなたが、世界クラスの陸上競技選手にテニスボールの打ち方を習熟させたとしても、それは、彼女がショットを返すのが上手くなることを意味はしません、ショットが上手な選手が相手の場合は特に。テニス選手は、コートに対する気づき、反応速度、減速のスピード、フットワークのタイミングを発達させる必要があります。 テニス選手が、深いグラウンドストロークを強く打った後に幅広くステップするとき、彼はただ加速しているのではありません。もちろん、それは彼がボールに到達するためのスピードの主要な部分ではありますが、同時に彼はボールを打ち返し、相手のコート上の特定の領域に落とすことができるようにフットワークを使う準備をしているのです。そのためには、ラケットを振り、ショットをコントロールできるポジションに上半身を位置することを可能にする、適切なフットワークを使わければなりません。 ものすごく速くはないように見えても、いつも難しいショットに対応できるテニス選手を見かけることが多くあります。これは、彼らがコート上で動くのが上手く、試合をする上でどのように動くべきかを理解しているからです。 ここでは、試合中にテニス選手に必要とされるショットの例をいくつか紹介します。テニス選手の動きの能力の一部にしなければならない様々なフットワークのスキルを示すためです。 ワイドグラウンドストローク:テニス選手は、幅広くスプリントし、かつ、適切にボールを打ち、止まり、次のショットのためにコートの中心に戻ることができる必要があります。 ドロップショット:これは、テニス選手がコートの後ろから、時にはベースラインより5~8フィート(約1.5~2.4メートル)後ろから、コートの前付近で収束しそうな短めのショットに追いつかけなければならないときです。これは、ネットの近くのどの角度でもあり得ます。 ロブショット:プレーヤーがネットのところにいる時に、相手がプレーヤーの頭上を越えてコートの深い場所に向かう高いショットを打つとき、プレーヤーは、相手のコートに的確に打ち返す(可能であれば)ブラインドショットを打とうとして、振り返ってボールを追いかけて走らなければなりません。 サーブのワイドリターン:サーブが時速130マイル(時速209km)で迫ってきて、それがプレーヤーの右または左に伸びて離れていくとき。ボールが通り過ぎてしまう前にボールに到達するためには、とてつもなく素早い反応と最初の一歩が必要です。 これら可能性のあるショットをすべて見てみると、それぞれが異なる形のフットワークを必要としますが、ショットを決めるためには、いずれも素早い反応の後に素晴らしいフットワークが必要になります。 ここでは、これらの4つのショットを返そうとするときに、コートでのスピードを向上させるために使用する私のお気に入りのドリルをいくつか紹介します。 ワイドグラウンドストローク これは、ワイドグラウンドストロークができるように、経験豊富なテニス選手に私が使っているドリルのプログレッションです。 リアクト&ラン 私はサービスボックスに立って、右または左を指します。フォアハンドとバックハンド側のダブルライン上にコーンを置きます。テニス選手は、私の動きの指示を予測して、いつでも動けるように、母趾球の上でバウンスしていなければなりません。私は右または左を指し、選手は、そのコーンに向かってダッシュし、想像上のグランドストロークを行い、1つまたは2つの動きのためのクロスオーバーステップをした後、素早くシャッフルバックして真ん中のコーンに戻り、次の合図のための準備をします。これは、コート上で、選手を素早く加速させ、ショットの後に減速し、最初の位置に戻るための素晴らしいドリルです。 ドロップショット ドロップショットに到達し、打ちながら相手から遠ざかるのは、テニスの試合において最もタフなショットの一つかもしれません。 ラン&キャッチ 選手がアクティブにベースライン上でバウンドしている状態で、私は約5フィート(1.5m)離れたネットの反対側に立ちます。私はコート上のどこかにテニスボールをトスします。選手はボールに向かって走り、ラケットを持たせていない場合は手で、またはラケットを使ってボールを打たなければなりません(ワンバウンド後)。選手はドロップショットを予想して前に出始めるので、私は必ずしもドロップショットを与えることはせず、ワイドショットやディープショットも投げます。このドリルをよりコントロールの高いものにするため、私は、選手にラケットの網でボールをキャッチし、落とさないようにさせます。これによりタッチと柔らかさを教えることができます。 ロブショット ロブショットが攻撃的か防御的かにかかわらず、選手の頭上を通過する場合は常に返すのが難しいショットになります。 ターン&ラン このドリルを実行するとき、私は選手にサービスボックスの「T」からスタートしてもらい、私は約5フィートほど離れたネットの反対側に立ちます。私が「GO」と言うと、選手はスプリットステップとボレーの準備をしてネットに近づきます。私はボールをワイドに投げるか、ズルをさせないために選手に向かってボールを投げます。そして、私が彼らの頭上を越えて深くボールを打つとき、彼らは素早いヒップターンを使ってボールに向かって走り、セカンドバウンドの前にキャッチまたは打たなければなりません。重要なのは、素早いヒップターンを使って、すぐに加速モードに入ることです。ボールの位置を探して、適切な角度を取ります。もし選手が手でボールをキャッチするように指示された場合は、できるだけボールに近づくか、さらにボールを少し越えてキャッチをしてほしいと考えています。これは、彼らが180度(進行方向とは逆方向)にボールを打たなければならないからです。 サーブのワイドリターン 選手が、優れたサーバー、特にスピードと角度の付け方に長けている相手と対峙するとき、これは大変なタスクになります。 リアクト&カットオフ このドリルでは、私はネットの近くに立ち、選手は自身の快適さに応じて、ベースライン上、後ろ、またはすぐ前に立ちます。私は、右または左に広くテニスボールを打つ、または投げ、選手は素早くスプリットステップから動き出し(私の打つ、または投げるアクションに合わせて)、ボールがさらに横に広がって行ってしまう前に止めるように、ボールを打つか、またはキャッチするためにわずかに前方の角度に迅速に爆発的に動く必要があります。十分に横に移動できなかったために、角度が急になりすぎてはいけません。しかし、選手が角度を付けずに横にステップすれば、ボールは手の届かないところへ行ってしまいます。これは、圧倒的に、最も爆発的な反応ドリルです。ほんの少ししか時間はかかりませんが、ワイドに打たれたサーブを返すことができるためにはこれが非常に重要です。外側へ角度を取ってください。 これらのドリル全てにおいて、コーチはアグレッシブなフットワークと効率的な動きに注目する必要があります。もし選手が、よく指導されるように、加速の初期段階で小さすぎるステップを取っていると、選手は素早く距離を稼ぐことができません。 ボールを打つつもりがなくても、ボールに辿り着いたらストロークを打つことができるように、プレーヤーが良い位置にいることを確認してください。 これは、私がこれらのドリルのために使用する基本的なデザインです。 リアクト&ラン 左右に4-6回 試合のペースに合わせて最大30秒のリカバリー、またはより速いスピードトレーニングの場合は60秒 軽めの長いレジスタンスバンドを使用して、ステップを踏み出す際の抵抗を作ります。戻ってくるときは引っ張らないようにします。チューブがプレーヤーのウエストの周りで回旋するようなバンドを使用するようにしてください。ランニングフォームに影響を与えない程度の軽さであるべきです。 ドロップショット 8-10回 試合のペースに合わせて最大30秒のリカバリー、またはより速いスピードトレーニングの場合は60-75秒 十分な長さがあり、経験者が持つのなら、抵抗のために軽めのチューブを使用することができます。チューブは最初の加速ポジションに影響を与えることはできません。チューブは地面からの力を増加させることを意図しています。 ロブショット 6-8回 試合のペースに合わせて最大30秒のリカバリー、またはより速いスピードトレーニングの場合は60秒 ワイドリターンショット 片側8~10回 試合のペースまたは2回目のサーブのペースに合わせて最大5-10秒のリカバリー、またはより速いスピードトレーニングの場合は30秒 これらのドリルは、全体のワークアウトの最初の部分に統合するべきです。私は上記のドリルの中から1日に1~2つを選んでトレーニングします。このドリルは、より神経系のトレーニングになるので、その日の目標がありのままのスピードであれば、あまり多くのドリルを実行する必要はありませんが、疲労状態で素早く動くことを目的とする場合(試合のシミュレーション)には、1回のワークアウトですべてのドリルを実行するか、休息の計画に合わせてドリルを操作することもできます。 これらの4つのドリルをマスターすれば、グランドスラムに出場できるかもしれません!
股関節の回旋可動性
2010年のグレイインスティチュートGIFTプログラムの同級生であるSAQのスペシャリスト、リー・タフトが、ギャリー・グレイ博士のコンセプトに基づいた股関節回旋可動域のアセスメント方法と、回旋可動域向上のためのエクササイズをご紹介します。
テニスリカバリーステップ&ラテラルパワードリル
フロリダに転居して間もないリー・タフトが、フロリダらしく鳥の鳴き声の聞こえる広々としたテニスコートからお届けする、リカバリーステップと低いボックスを使ったラテラルパワードリルをご紹介します。
パワフルなベンチプレステクニック
ストレングストレーニングとして人気のあるベンチプレスを実行する際、腰椎を安定させ肩を保護するテクニックのポイントとはどこにあるのでしょうか?アスリートのためのベンチプレストレーニングのポイントをリー・タフトがシェアします。
スピードを助けるストレングストレーニング
スピードを向上させるために効果的なストレングストレーニングのお気に入りは何ですか?という質問に対して、SAQスペシャリストのリー・タフトが答えます。何を選択するかは指導対象者によって決定されるのは前提として、彼が気に入っているエクササイズはどのようなものなのでしょう?
足首が潰れてしまうアスリートに対して何をすれば良いのか?
最大速度のスプリントで足が着地した際に、足部が回内しすぎて潰れてしまうアスリートに対して、動きの効率性を向上させるためにできることは?組織の強化と弾性リコイル能力の向上を目指すシンプルなドリルをリー・タフトがご紹介します。
理解するべき腕のスイングのコンセプト
リニア方向のみでなくラテラル方向に進む際にも、スピード、下肢の発揮するパワーと切り離すことができないのが腕のアクションですよね。SAQスペシャリストのリー・タフトが、脚と腕のアクション&リアクションについて解説します。
強いということは=スピードなのか?
人々が「より素速くあるための鍵が強さであるとすれば、パワーリフター達が世界最速のアスリートになるのではないか?」と言うのを聞いたことが何回ありますか? 私達の誰もが、これはより複雑なトピックの過度の単純化であることを理解しています。 スピードは筋力を必要とします。でもそれはなぜなのか? もしあなたがスプリンターであるとすれば、その強さは地面に向かってより大きな力を発揮し、身体全体の関節を通して安定をさせることができます。地面からより素速く離れる動きのポテンシャルを持つことになるのです。 もし地面からより素速く離れるように動くことができれば、地面の上でもより素速く動くことができます。ただ単に強いということだけでなく、このストーリーにはもっともっと沢山のことが関わっているのです。 ストレングス以外にアスリートをより速くすることに関与するその他の変数要素は: スプリントのメカニクス:より速いスピードを生み出すために、姿勢やポジションは有利なものである必要があります。 コーディネーション:腕と脚の相反を適切にするコーディネーションを望むのみでなく、中枢神経系と筋肉システムの生理学的働きが全てのシリンダーにおいて適切に働いている必要があります。コーディネーションと筋発火のタイミングがクリーンであればあるほど、より素速く発火することが可能となるのです。 リラックスしたスピード:高スピードへの到達のために頑張りすぎることは良いことではありません。アスリートは身体を固め始めムーブメントの自然な加算を不可能としてしまいます。 回復している:これがふわふわした曖昧な反応のように聞こえるのはわかってはいますが、これは他の全ての要素を組み合わせたよりもさらに重要です;もしアスリートがそのほか全ての変数要素をカバーしていても過度に疲弊をしていたとしたら、それでゲームオーバーなのですから。高レベルでのスピードは発現しません! また一方において、ストレングストレーニングは彼らの能力のサポートを助け、怪我の可能性の低減をする可能性もあります。 私の憂慮するのは、もし彼らがストレングストレーニングをやりすぎたとしたら、彼らに素速さを与えた遺伝的質というアドバンテージを失ってしまうことになるのか?ということです。はっきりとはわかりませんが、そのような予感はします。 まとめとしてストレングスはスプリントを助けるのでしょうか? 私達は、ストレングスがスプリントを助けうると推論することができると思います。このように述べるのは、適切に構築されたストレングストレーニングのプログラムを実行した後で、より素速くなったアスリートがあまりにも多く存在するからです。 私達はまた、ストレングストレーニングのやりすぎはスピードに対して逆効果を与え得るということも認めなければなりません。もしストレングストレーニングがアスリートの体重を増加させれば、サイズは大きくなりすぎたけれど、それを筋力(相対的筋力)でオフセットできなかったということにもなります。 あるいは、アスリートがかなりのヘビーリフティングを行うことで、共収縮特性が筋発火のシークエンスの加算を捻じ曲げるかもしれません。素速いアスリート達は、四肢を高スピードで動かすために、筋肉の相反する抑制アクションを必要とします。 とにかく、私の伝えたいポイントはお分かりいただけるでしょう。アスリートが強ければ強いほど、より正確によりコーディネートされた状態で力を地面に向かって生み出すことができ、それはより速いスピードという結果となるはずです。 ここでの問いかけは、どの程度強いのか、どのようなタイプの強さなのか、そしてどのような犠牲を払って?ということになるでしょう。
NBAとNHLのラテラルスピードの相違
安定した地面の上でプレイするバスケットボールと氷上でプレイするアイスホッケー。側方に向かって進む動きは、どちらのスポーツにも不可欠のものではありますが、それらのラテラルステップの具体的な違いはどの様なものなのでしょうか?