マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
セットとレップの間に
エクササイズのレップやセットの間の時間はレストに必要ではありますが、ただぼんやりしているだけでは勿体無い。というところで、リー・タフトがエクササイズのセット間に好んで行っているドリルを3タイプ選択してシェアしてくれます。
コンディショニングのためのケトルベル
ケトルベルを使ったトレーニングで、心臓血管系の効果を得ようと思う時、どのようなエクササイズをどのように組み合わせるのがより効果的なのか?ケトルベルのエキスパートでもあるストレングスコーチのダン・ジョンが推奨する組み合わせはどのようなものでしょうか?
脳が知覚を「する」方法
筋膜は、意識のメッセージが届く封筒です。 神経学がデジタル技術を駆使した次の章へと進むのを見るにつれ、筋膜と意識はかつてないほどお互いに寄り添いつつあります。 神経学の前章(スキナーの行動主義に代表される、私が育った章)は、「タブラ・ラサ」という考えに基づいていました。 アリストテレス以来、私達と共ににあるこの考え方は、赤ちゃんの心は「白紙の状態」であるというものです。 赤ちゃんの真っ白な板に、入ってくる感覚信号(緑)が映し出され、そこから筋肉への信号(赤)が出てきます。 その間にあるのは、常に少なくとも1つの介在ニューロン(青)。 一般医がゴムハンマーで膝蓋下腱を叩くと、大腿四頭筋の筋紡錘からの感覚信号が脊髄に伝わり、中枢神経系(CNS)への最初のアクセスになります。 介在ニューロンが1つしかない場合、反応は反射です。 脳が突然のストレッチについて理解した時、すでにあなたの膝は伸びています。 「上から」それを弱めることはできても、止めることはできません。 間にあるニューロンは1つだけなので、これは条件反射ではなく物理的反射です。 ほとんどの感覚運動反応には、膨大な数の感覚入力と数え切れないほどの数のニューロン間ループ(青い丸で示す)が関与しています。 数個のニューロンかもしれないし、数十億個かもしれません。 以下の点にご注目ください: 感覚神経は、体外と体内の両方からデータを提供します。 テレセプター(目、耳、鼻)と体性感覚レセプター(皮膚)は、外からのニュースを私たちに伝えます。 腸、血液、肺、腎臓の管、そして体中には、温度や痛みを感知するために、多くのインテロセプターが存在しています。 固有受容器と前庭系(そして可能な際には視覚も)は、空間において私達を方向づけます。 これらのデータを評価し、運動出力を開始するのは、ニューロン間ネットワークであるCNSです。 中枢神経系介在ニューロンは実際に外界と接触することはなく、末端器官や受容体からの信号にアクセスするだけです。 これらは信号を受信し、信号を送信し、これらのコード化されたメッセージから世界を抽象的に構築します。 同様に、CNSは筋肉の動きそのものに直接連絡をとることはありません。 信号が送られた時、意図された動きを反映し、洗練させるために、感覚入力の変化に依存します。 筋肉(平滑筋、横紋筋、心筋)の収縮は、感覚神経から上がってくる感覚を変化させ、それゆえこの三角:感覚→評価→運動反応、感覚→評価→運動反応、感覚→評価→運動反応という無限のループが、運動場やクライミングウォールで示されるスキルの複雑さへと構築されるのです(あるいは、3歳のときにはかなり複雑な操作である靴紐の結び方)。 つまり、タブラ・ラサの概念では、すべてが綺麗に拭い去られた状態から始まるのです。 アラン・チューリングの言葉を借りれば、「文房具屋で買うノートのようなもの」です。 このモデルでは、感覚入力が増え、統合されるにつれて、運動出力はより組織化され、目的を持って行われるようになり、私達はそれを「学習」と呼びます。 入力が経験を築き、経験が能力とコネクションを築き、そしてじゃじゃーん:機能する大人が現れるのです。 ブラックボックスへの好ましい入力が好ましい行動を生み、あとは社会進化が残りを行う(という理論)。 私達が気づかれなかった(あるいは気づかれてラベルを貼って片付けられた)のは、脳と中枢神経系がブラックボックスとして放置されていることです。 どのような入力がどのような反応をもたらすかは誰が決めるのでしょうか? 教会は魂を仮定し、デカルトはホムンクルス(人の中の人)を仮定し、他の人はそれを自由意志、実行機能、介入変数、または決定者と呼んでいます。 これらの用語はすべて、魂、人、マインド、意識の代用品であり、根本的に非科学的です。 しかし、このモデルはシンプルかつエレガントで、行動学者が人間がどのように学習するかについて多くのことを学ぶことを可能としました。 しかし、意識を研究していくと、実体のない、根拠のない概念が、タブラ・ラサとこの神経学的構造全体の中核に横たわっているのです。 私たちが育ってきた教義を考えれば、これ以上この議論を続けることは不可能です。 しかし最近、カール・プリブラムの脳機能のホログラフィック理論を不気味に彷彿とさせる研究によって、この理論は粉々に吹き飛んでしまったのです。 理論の真ん中に穴があることを認識した科学者たちは、それに代わるものを探してきました。 魅力的な代替案のひとつは、行動主義を後押しした「アウトサイド・イン」理論(私達が今まで話をしてきた)ではなく、センス・メイキングの「インサイド・アウト」理論を提唱するものです。 私は最近、私たちがマインドの中にどのように「空間」を作るかにとても興味があります。 これは、私たちの仕事に非常に近いことを指している:重力の中で私たちがどのように身体を感じ、さまざまな環境の中でどのように行動するかということです。 でも、それと同じくらい弾力的で、同じくらい重要で、でももっと微妙なことは:私達の周囲にある空間をいかに「構築」するのか? 例えば、子供に寝る前のお話を読んであげていることを想像してください。 家は静かで、照明は暗めで、あなたが作る「空間」はとても近くて暖かく、亜棚を包んでいるある種の繭のようです。 突然、玄関のドアをノックする大きな音がします。あなたの空間感覚は即座に伸縮し、階段を下りて音の意味を理解しようとします。 子供部屋が急に寒く、狭く感じるかもしれない、あなたがいる空間に対する感覚が劇的に変化したのです。 階段を下りると、隣人があなたの車を借りる必要があることがわかり、世界(内的・外的)は「適切な」大きさに戻ります。 似たようなものではありますが、劇的要素の低い内部空間と外部空間の知覚の伸縮性は、車からオフィス、競技場まで、私たちの一日に付随しています。 空間において、私達の脳がどのように方向づけるか、そして私たちが周囲の空間をどのように感じるかは、生体力学から心理学へのギャップを埋めるものです。 この新しい神経学のデジタル時代において、パフォーマンスとリハビリテーションの進歩の多くは、この空間感覚と、私たちが空間をどのように占有するかを治療することでしょう。 でも、まずはそれを理解する必要があります。 以下は、知覚の弾力性と「インサイド・アウト」理論(上記の記事で取り上げられています)に関する私の概要です: 出生時、信号処理ユニット(CNS)は、そのすべての機械が稼働している状態で誕生します。 経験によってスイッチが入るのを待つのではなく、遺伝的に作られた構造と洗練された機能がすでにオンライン上に大量にあるのです。 先天的なつながりや、子宮内の数カ月間の感覚や化学反応から形成されたつながりの上に、新しいチャンネルをなめらかに構築しているのです。 今それは、陣痛の最初の収縮から、最初の呼吸から、たくさんの感覚的な経験を得ます。 この過程では、「金持ちクラブ」と「貧乏クラブ」という2種類のニューロンが存在します。 20%のニューロンは。金持ちクラブに属し、あちこちに強力なコネクションを持っています。 これらは可塑的な変化を嫌います(つまり非常に安定している)。 80%は貧乏クラブに属し、この連中は地元のわずかなコネ、それも弱いコネだけで生きています。 金持ちニューロンは、脳の活動の半分をカバーし、ほとんどの状況を「処理」する高度に安定したネットワークを維持します。 このような「立証済みの」解決策ではすぐに解決できない、あるいは対処できない新しい出来事や感覚は、貧乏クラブニューロンを巻き込みます。なぜならこれらは、シナプスを柔軟に変化させ、新しいパターニングや学習を進化させることができるからです。 プルキンエ細胞は「貧乏クラブ」の一例で、接続が弱く、「学習」する能力(新しい接続を作る能力)がたくさんあります。 一方、1つか2つの強い固定接続を持つ、より「標準的な」ニューロンは、信頼性は非常に高いのですが、あまり「教えられる」ものではありません。 私たちの意識にとって重要なのは、金持ちクラブが「随伴発射」の波を起こし、脳の他の部分にこれから起こることを事前に知らせることです。 この行を何度も読み返しても、ページもあなたの周囲も動いているようには見えません。 あなたの脳は、何が起ころうとしているかを事前に知らされていて、それを補正しているのです。 片目を閉じ、もう片方の眼球を横から押します。 このページは動くように見えますか? はい、動くように見えます。指は、目のようにこれらの随伴発射をするように設定されていませんから。 この金持ちクラブニューロンを介した、多様で「ホログラフィック」な随伴発射のプロセスは、知覚に不可欠です。 あなたは、知覚を「受け取る」のではなく、知覚を「行う」のです。 静止画だと一瞬騙されることはご存じですね。 しかし、頭を少し動かすだけで、その異常が解消され、本当にそこにあるものを「知覚」することができるのです。 フレーズにまとめてみましょう:感じること+行うこと=意味。 感じることだけでは知覚は成り立たないし、実際、錯覚することも多いのです。 感覚がない中で行う運動は無意味なものです(ホテルのルームランナーでイヤホンをしてジョギングしている人たちが思い浮かびます)。 空間医療の専門家、私たちトレーナー、そしてあらゆる種類の徒手療法士によって現在開発されているような、動きと結びついた感じることだけが、意味のある経験を生み出すことができるのです。
肩甲骨に関わるディスカッション
肩甲骨の動きに問題を抱えるクライアントが、現在の状況に関する理解を深めることを目的として、マイケル・ムリンが、肩甲骨の位置と運動の不全の要因は肩甲骨自体ではないということを解説するビデオです。
片腕ロッキングで強く安定した肩を構築する
床の上で両手両膝をついて身体を揺らす動きをロッキングと呼びますが、これは私にとっても大好きな動きの一つです。このロッキングを両手両膝ではなく、片手両膝で行うとどのような変化を感じられるのか?実際に試してみるのがベストだと思います。
シンプルなテクニックでより高重量をリフトしてストレスを軽減する
スクワットやデッドリフトやスプリットスクワットといった代表的なエクササイズを行う際に、より効果的にそしてストレスを低減させて実行するための準備とは?シンプルなキューイングで、より効果的にトレーニングを行うためのポイントをマイク・ロバートソンがシェアします。
より良い股関節可動性のための筋筋膜統合ムーブメント
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背側のスリング(サブシステム)の活性化
ポステリアオブリークスリングとか、ポステリアオブリークサブシステムと呼ばれる身体後面の筋群と筋膜による繋がりをしっかりと目覚めさせ、より良く機能することを助けるシンプルな改善方法をDr.キャシー・ドゥーリーが紹介します。
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指導するアスリートのジャンプを向上させるための変数をいかに調整するか、そしてアスリートが怪我をすることなく段階的に組織や神経系を準備させていくのか。スピードも、力も必要とされるジャンプを効果的にトレーニングするためのアイデアをリー・タフトがシェアします。
美しい強さ:パート3
Beautiful Strength =美しい強さという言葉に心惹かれるのは、私だけではないと思います。オリジナルストレングスのティムが今回紹介するのは、超スローモーションで床に降りて、そしてそこから超スローモーションで始まりに戻りながら、動きの全てのクオリティをコントロールすることへのチャレンジ。めっちゃ難しいけど楽しいチャレンジです。
私が受けた影響と現在の治療パラダイム開発の理由と方法について
理学療法士であるアダム・ウルフが、彼自身の現在までの学びを統合したシステムである「脳に基づいた筋骨格系アプローチ」を開発するに至るまでの学びのプロセスを丁寧に解説してくれています。いかにして現在の考え方へと進化をしてきたのか、そしてどのような人たちから影響を受け、学んできたのか。
BMIは重要なのか?
BMI=Body Mass Index :ボディマス指数は、いまだに病院などの検査で適正体重を示す数値として使用されたりしていますが、身長と体重のみで除脂肪体重とか全く関係ないこの数字に振り回されるのはどうなのか?ダン・ジョンがリスナーからの質問に答えます。