マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
HKCに関する7つの素晴らしいこと
HKCは最高です。 もっと知りたいですか?では、この先も読み進めていってください。 私は幸運なことに、ここ8ヶ月にわたり5つのハードスタイルケトルベル資格認定の(HKC)ワークショップを教えています。マスターRKCであり、DVRTの創始者ある友人のジョシュ・ヘンキンと私は、アメリカ軍海兵隊に対して、これらのうち2つのHKCワークショップを指導する機会に恵まれました。その他の3つは、ニューヨークシティ、カンザスシティ、そしてコネチカットにおいての指導でした。毎回新しい参加者のグループを指導する度に、より一層の感謝と敬意を受けとることに、いくらか驚かされています。 HKCは、私のフィットネスプロフェッショナルになるという素晴らしい道への第一歩でした。それは私にとって、最初の資格認定/ワークショップであり、初めて誰かを「指導する」という経験でした。その当時のプルアップテストは、特定のゴールに向けてトレーニングをした初めての経験でした。そしてそれは、私のキャリアにおいて沢山受けている「ストレングステスト」のうちで、一番最初のものでした。しかし、最初にHCKワークショップ行った当時、私はただの愛好家であり、コーチになる意図も興味も全くありませんでした。私のその意図はワークシュップ直後に変化しました。HKCは、その後の私の根付けをする、最初の種まきとなったのです。数ヶ月後、私は最初のRKCワークショップを経験し、その1ヶ月後には、ジョシュ・ヘンキンの指導するDVRT資格認定を初めて受講しました。その後のことは皆さんもご存知の通りです。 HKCに関する7つの素晴らしいことは下記の通りです: HKCは基本を明確にしています。HKCでは、ケトルベルスイング、ゲットアップ、そしてゴブレットスクワットという、3つの基本動作をカバーします。さらに重要なこととして、HKCはこれらの3つの動作を、漸進、後退、修正、指導、そして実践するための非常に優れた教育を提供してくれます。 HKCは愛好家向けです。あなたがケトルベルを愛している、もしくはトレーナーになろうと考えている場合、これは完璧な最初の一歩でしょう。これら3つのリフトに焦点を当てることにより、他の一日ワークショップで起こり得るような、途方にくれてしまうようなことは少なくなるでしょう。もし多少圧倒された感じがする場合には、HKCマニュアルが非常に頼りになり、ワークショップで教えられた全てのことをサポートしてくれます。 より経験のあるトレーナー/コーチにとって、HKCは各人のケトルベル技術、指導能力そして自身の動作パターンを磨いてくれるでしょう。何度も何度も、私たちはトレーナーの皆さんが、自らの身体がいかに働くのかをより良く理解するための助けとなることができています。 あなたはより強くなり、さらに重要なことに、あなたがトレーニングしている人達も強くなるでしょう。 ハードスタイルの技術は、他の種類のトレーニングに対しても有益です。動作を向上させ、張力(そして弛緩)を生み出すことを学ぶことは、あなたが行うこと全てにおいて活かされるはずです。 HKCは、より高度な3日間のRKC資格認定への素晴らしいステップです。HKCインストラクター資格保有者は、RKCワークシップ申し込みに際し200ドルの割引が適応されるだけではなく、ほとんどの場合、RKCにおいてより良いパフォーマンスを行っています。 私たちのコミュニティーの何と素晴らしいことか!HKC/RKC/DVRT/PCC/Dragon Doorには素晴らしい人たちが沢山います。あなたもその家族の一員になりましょう! 私はHKCを教えることが本当に大好きになりました。教えれば教えるほど、その素晴らしさを感じます。指導すればするほど、スイング、ゲットアップ、そしてゴブレットスクワットの重要性に気付かされます。 下記のワークアウトを試してみてください: 右側ゲットアップx1 スイングx10 ゴブレットスクワットx1 左側ゲットアップx1 スイングx9 ゴブレットスクワットx2 右側ゲットアップx1 スイングx8 ゴブレットスクワットx3 左側ゲットアップx1 スイングx7 ゴブレットスクワットx4 …そして、右側ゲットアップに戻る。スイングは1レップに達するまで減らし続け、ゴブレットスクワットは10レップに達するまで増やし続ける。 それでは楽しんで!
不必要なストレッチを避けるために
ハムストリングスが硬いようなセンセーションを感じた時、即座にストレッチを実施する前に、まず自己テストをしてみましょう!というDr.ドゥーリーからのアドバイスをご覧ください。
学校体育:子供達に運動をさせる理由とは?
アメリカでの学校体育は至るところで、その牽引力を失っています。これは恐らく良い事なのでしょうが、少し振り返ってみてみることにしましょう… 学校体育とは、バランスのとれた身体的チャレンジの表象の場であるべきです。これらのチャレンジは測定可能であり、健康的で有能な人間を作り出すためにデザインされています。それらは斬新でバリエーションに富み、時に失敗する機会も与えてくれます。 しかし、この失敗というのは管理可能なものです。失敗は管理可能なだけでなく、生徒達が発見するという教育的な道のりでもあります–とても良く考えられたフィードバック・ループなのです。 答えが与えられるわけではありませんが、でもすぐそこにあるのです。高レベルの身体スキルの獲得と共に、より大きなチャレンジが身体問題の解決能力と肉体強化の為に課せられます。 今日の環境は、存在する生命体に左右非対称のチャレンジを提供します。 物理的な存在というものは成功するためにもう必要不可欠ではないのですが、物理的存在はバランスのとれた人間である為には必須なのです。 バランスのとれた人間であれば、一つの活動を強化する為に他の活動を排除する必要はありません。そういったことは強さが不自然でアンバランスな方法で得られた時にのみ生じます。全てのエリアにチャレンジすることは、その得意な効果よりもはるかに優れた方法で全体を構築してくれます。 最初の話に戻りましょう…アメリカの学校体育は至る所で、その牽引力を失いつつあり、そしてそうです、私は、それは良い事であると言いました。 学校体育は滅びつつあります。なぜならその目的である「身体的自立」を満たせなくなっているからです。Dr.エド・トーマスはこれを教育全体へ結びつけるフィジカル・リテラシー(身体能力)と呼んでいます。 なぜ子供達に足し算をさせるのでしょうか?なぜ子供達に読ませるのでしょうか?そうすることによって、彼らの生活に役立つ必要不可欠なスキルを使い続けることができるからです。 それではなぜ子供達に運動させるのでしょうか? 1950~70年代の学校体育を考えてみて下さい。この年代に学校体育に出会った人達のほとんどは、現在自分達の健康やフィットネスを自分で管理する方法をわかっていません。ほとんどの人が基本的な健康とフィットネスの基礎において他者に過度に依存しています。その学校体育は効果がありませんでした。 彼らの人生の初期段階における学校体育の効果とは何だったのでしょう?それは生涯を通じた健康とフィットネスを管理する為の、身体的な自立と先を見越した行動を提供するために作られたのでしょうか? または様々なスポーツで使う様々なサイズのボールを紹介する為でしょうか? もし遊び、練習、トレーニングの最適な定義を思い起こすのならば、人生の初期段階において、私達のアクティビティのほとんどを占めるのは、遊びであるとわかるでしょう。 その遊びのほとんどは自然で教育的です。失敗を通しての教育であり、時に落下したり、切ったり、擦りむいたり、痣ができたりして痛みを伴います。遊びは引退して自由な時間ができた(願わくば)人生の後半においてもとても興味深いものです。私達は再び痛みに襲われるでしょうが、これは環境に関わるためではありません。痛みをすでに、そこにあるのです–私達の健康への管理不足により、遊びはもはやオプションではなくなっているのです。 遊び、おそらく身体をより調和のとれたバランスで回復させる方法のひとつ、これにアクセスをすることができなくなる。なぜなら痛みは運動制御をランダムに、そして予想のつかない方法で変化させてしまうからです。 人生の初期の教育的な痛みは、環境が私たちの動作を研ぎ始めることによって、その人生にこっそりと戻ってきます。私達はそれを調和のとれた方法で管理するのではなく、抑制してしまいます。抑制することで、そのシグナルを無視するのです。シグナルを無視することで、非効率性や機能不全、障害などが私達にその力を押し付けるのです。それらは私達の構造を変化させ機能を破壊します。 もしこの不自然な過程が、ゆっくりと継続して起こるとすれば、私たちは、起こっているこの衰えを認識することもないでしょう。そしてある時、スナップ写真やビデオで見たことのあるような能力は、もう発揮できなくなっているのです。その記憶は、あなたの頭の中よりも写真の中にハッキリと写っているのです。 動く能力を失ってしまったのです。 どういうわけか、フィットネス、スポーツパフォーマンス、減量、一般的な身体準備、戦術訓練やその他全てのフィジカルコンディショニングにおいて、私たちは機能より外見に注目するようになってしまいました。機能に目を向けなければ、健康とフィットネスという2つの分野において一貫した確固たる機能的問題点を理解することはできないでしょう。 もしもエクササイズが、日常活動がバランスのとれたフィットネスを生み出さない場合の効果的なサプリメントであるとするならば、なぜそれがこんな残念な副作用が起きるのでしょう? 今やエクササイズ自体が怪我のリスクファクターなのです! よりエクササイズに参加する人ほど、より頻繁に怪我をするのです。 エクササイズに接する機会が多い、つまりは機会が多い分怪我する割合も増えると論争することもできます。エクササイズに触れる事自体、価値のあるものだとしても、動きが管理されていなかったり洗練されていないと、やはりそれは良い事ではなく悪い事にもなり得るのです。 そうです、「正しく動く」前に沢山動くのは問題なのです。 なぜって?じゃあ身体の特性もしくは活動で、バランスが取れていないのに負荷をかけるべきもの、ストレスをかけるべきものの名前を上げてみて下さい。私達のシステムは、バランスがとれて機能的であれば、ストレスをかけることで成長します。しかし、もしそれがアンバランスで機能的でない場合には、あまりに長いチャレンジを強いられ、回復を超えて怪我になるか、完全に壊れてしまいます。 医療科学は、ムーブメントを含まない一連のバイタルサインを発展させてきました。なぜ私達はムーブメントを他の身体のシステムと同じように扱わないのでしょう? 血圧の重要性は、私達が確実で実践的にテストする能力を得る100年前から認識されています。私達は今、ムーブメントの問題を一貫して効果的に区別できる所にきているのです。能力はすべてのレベルのフィットネス教育において得ることができ、そこには密接に結びついたヘルスケアとパフォーマンスモデルがあるのです。 システムはムーブメントフィットネスが構築される基盤として ムーブメントヘルスを生み出す為に作られています…そしてムーブメントフィットネスこそが学校体育が作られた目的なのです。 ではなぜムーブメントにはバイタルサインがないのでしょう?この間違いを続けていくわけにはいかないのです。
DVRTウォームアップ
DVRTのワークショップやコースで紹介されることの多い、股関節周辺から体幹エリアの可動性と安定に注目したウォームアップルーティーンを、DVRTマスターインストラクターのひとりであえう、ジェームス・ニューマンが丁寧に解説します。
正しいくしゃみの仕方
くしゃみをした時に腰痛を経験したことはありませんか?デッドリフトよりも強い腹腔内圧がかかるくしゃみ。腰椎を保護するための方法をDr.ドゥーリーが教えてくれます。
ポステリアチェーンのリセット
大腿四頭筋優位のパターンで股関節に痛みが発生したり、可動域に問題が生じたりする場合、ストレッチやモビリティードリルをまず行いますか?アクティベーションによるアプローチをDr.クレイグ・リーベンソンがご紹介します。
膝窩筋の位置の確認
膝の問題に大きく関与することの多い膝窩筋。その触診をするために、膝窩筋のロケーションを確認したいのだけれど、わかりづらい、と思っている皆さんへ。Dr.ドゥーリーが膝窩筋のパルペーション方法をご紹介します。
頸椎と胸椎の移行部のアセスメント
頸椎7番と胸椎1番の切り替わるポイントは、頭部前突姿勢などの姿勢においてかなり組織にストレスがかかるエリア。このエリアの組織のクオリティーをハンズオンで評価する方法をレニー・パラチーノがシェアします。
股関節屈筋群のモビリティーを高める
トゥルーストレッチステーションという環境を活かして、ギャリー・グレイ博士が、股関節屈筋を実際の身体機能に共通する本質的なドライバーを利用しながら3Dに動かしていくプロセスを、わかりやすく解説するビデオです。
リアフットエレベーテッドスプリットスクワット
リアフットエレベーテッドスプリットスクワット(RFESS)を実施する際に注意すべきポイントを、エリック・クレッシィとマイク・ライノルドが解説します。
ヤンダ教授の股関節外転テスト
Dr.クレイグ・リーベンソンが、股関節の前額面での安定をチェックするヤンダ教授の股関節外転テストの実施から、左右差のある場合のコレクションのご紹介をします。
エクササイズの良し悪しはポジションによって決まる
最近暑いので、毎日フラ〜っと宮﨑県の誇る美しい海辺に出かけ、パラソルの下で涼みながら本を読み、たまに知り合いを見つけて何気ない話で盛り上がる、という妄想をしながらお家でYouTube 観てます。 今回はエクササイズとポジション(関節の位置)の関係についてお話をさせて頂きたいと思います。 昨今トレーニング本や文献で多種多様なエクササイズが紹介されています。 運動指導に携わる皆様は、それこそ無数のエクササイズを試したことがあるかと思います。 例えば、前十字靭帯の障害を予防するためにはどのエクササイズが良いのでしょうか? という質問を受けた時、皆様はどんなエクササイズを思い浮かべますか?? 多くの方が着地時のニーイン(膝が内側に入る)を予防する為の『股関節外旋筋群を鍛えるエクササイズ』を思い浮かべるかと思います。 今回は『股関節外旋筋群を鍛える』とされているエクササイズがポジションによってどう変わるかを考察します。 股関節外旋エクササイズとして代表的な物の1つに【※クラムシェル】というエクササイズがありますよね。 ※側臥位、股関節と膝関節は屈曲位で揃える、上方の膝を天井に向けてあげて股関節を外旋する ある文献では、 『クラムシェルは股関節外旋筋をトレーニングするのに優れたエクササイズである』 と記述されています。 一方他の文献では、 『クラムシェルは大腿筋膜張筋や大腰筋の働きが強く見られるため臀筋(もしくは股関節外旋筋)のトレーニングとして相応しくない』 と記述されています。 どちらの文献においても方法論的に大きな違いが見られず、同じ程度の信頼度がある場合、どちらの主張を信じますか?? 私はこの類(エクササイズ時の筋発火を調べる)の研究に欠けている概念の1つが『ポジション』だと考えております。 このケースでは、クラムシェル動作時において非検者の腰椎〜骨盤〜大腿部がどのポジションを取るかで働く筋は全く変わります。 例えば非検者の腰椎が前弯し、骨盤(寛骨)が前傾している場合、腸骨大腿靭帯と恥骨大腿靭帯が正常に機能すると大腿骨は内旋します。(簡単に言うと靭帯組織に問題が無い場合、腰が反る→内股になる) 寛骨の前傾に伴い股関節屈曲筋である大腰筋は働きやすい位置(やや短縮位)に来ます。 反対に大腿二頭筋は働きづらい位置(伸長位)に来ます。 大腿二頭筋は大腿骨外旋筋としても機能しているのですが、寛骨前傾によって働きが弱まってしまうため、代わりに大腰筋が股関節外旋筋として機能し始めます。 更に、寛骨前傾&大腿骨内旋に伴い股関節屈曲&内旋筋である大腿筋膜張筋も働きやすい位置に来ます。 歩行時に水平面の安定を獲得するためには 1、大腿骨(FA)内旋筋=内転筋の一部と外側広筋 2、大腿骨(FA))外旋筋群=大腿二頭筋と臀筋の一部 主に以上の筋群による拮抗は必須なのですが、 腰椎〜骨盤〜大腿部が前述のポジションをとると働く筋群が変わってしまいます。 簡単に言うと、 大腿骨外旋は大腰筋 大腿骨内旋は大腿筋膜張筋 が主役となります。 この状態でクラムシェルをすると、寛骨前傾&大腿骨の内旋により過活動になっている大腰筋と大腿筋膜張筋の筋発火が多く見られるのは必然ではないでしょうか? 私の結論としては、クラムシェルが良いエクササイズ(ここでは股関節外旋筋群を鍛える事ができるか?を判断基準とする)かどうかは、関節がどのポジションを取るかで決まります。 これは全てのエクササイズに当てはまります。 エクササイズの名前(スクワット、デッドリフト、プッシュアップetc)では、そのエクササイズやメニューの良し悪しは判断できません。 エクササイズに明確な目的を持ち、その目的を達成するためにはどのポジションでエクササイズをするべきかを考えて処方すれば、全てのエクササイズは最高のエクササイズになり得ます。 なんちゃって