1985年、グループフィットネスインストラクターとして活動を開始以来、アメリカ、日本のヘルス・フィットネスのフィールドにおいて、アクティブに活躍を続ける。
1990年代前半、アメリカスポーツ医学会(ACSM ) 公認エクササイズフィジオロジストとしての認定を受け、グループの指導から個人を対象としたコンディショニングの指導へと指導対象を移行し始める。クライアントの目指すゴールを、...
私自身が、運動指導に関わるようになったのは、今から28年も前のことです。
子どもの頃から音楽と本に囲まれて育った私は、運動することには全く興味がありませんでした。子どもの頃から1日何時間も楽器の練習をしたり、勉強をしたりしなければならなかった私にとって、”運動とか、そんなくだらないことしている時間はないから” という感じだったのです。
10代の半ばから、拒食症や肺結核や、その他の疾病に数年間悩まされるようになり、心身ともに健康を見失っていた20歳の頃に、エアロビクスに出会いました。音楽に合わせて身体を動かすことが楽しくなって、自分自身との折り合いも、周りの人との関わりも、少しずつ変化をし始めました。
身体を動かすことを通して、沢山の人が健康になることの手助けをしたい。そう強く感じるようになった私は、当時東京の原宿にあった、スタジオNAFAというエアロビクスのスタジオのインストラクター養成コースに入ったのです。
体育が専門でもなかったし、運動科学を専攻したわけでもありませんでしたが、解剖学や生理学をはじめとして、身体や動きに関すること、そして音楽にはとにかく興味があって、様々な機会を見つけては、自分で学ぶ機会を作るように心がけ続けていました。