マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
機能のために重要なエビデンス:体幹と骨盤のコーディネーション パート2/2
歩行やランニングにおける骨盤と体幹の動きは、水平面において相反する方向へ向かいます。これに対してゴルフのスイングやテニスなど数多くのスポーツの動きでは、動きの大半において骨盤と体幹が同じ方向に回旋をします。これらをアウトフェーズ/アウトシンク、インフェーズ/インシンクという名称で捉え、相反位相という概念のもとに動きの理解を深めてみましょう。
機能のために重要なエビデンス:体幹と骨盤のコーディネーション パート1/2
歩行やランニングにおける骨盤と体幹の動きは、水平面において相反する方向へ向かいます。これに対してゴルフのスイングやテニスなど数多くのスポーツの動きでは、動きの大半において骨盤と体幹が同じ方向に回旋をします。これらをアウトフェーズ/アウトシンク、インフェーズ/インシンクという名称で捉え、相反位相という概念のもとに動きの理解を深めてみましょう。
機能のために重要なエビデンス:腕と胸椎のチェーンリアクションを活用する パート2/2
腕や肩を動かすことで胸椎の動きに影響を与える時、動きがあまりうまくできない面を先行で攻めるよりも、動きの3Dという原理原則を理解した上で、他の二面に対してまず取り組むことは効果的。苦手な面の動きを攻略するための具体的な方法をご紹介します。
機能のために重要なエビデンス:腕と胸椎のチェーンリアクションを活用する パート1/2
腕や肩の動きをよりスムーズに引き出すために、胸椎の動きを向上させよう!というアプローチは比較的よく目にするものですが、身体構造のチェーンリアクション・バイオメカニクスを考える時、この逆もまた然り、つまり腕や肩を動かすことで胸椎の動きに影響を与えることも効果的です。
痛みなくスクワット(腰部を守る)
スクワットの動作を行って腰部に不快感や痛みを感じると、スクワットを避けようとしがちですよね?でも、スクワットそのものが要因なのではなく、あるいは腰部に問題があるのではなく、身体のチェーンリアクションのどこかに問題があるのだとしたら?と考えてみてはどうでしょうか。
機能のために重要なエビデンス:しばしば見落とされがちな前額面の膝の動き
Lynn SK and Noffal GJ. Frontal plane knee moments in golf: Effect of target side foot position at address. Journal of Sports Science and Medicine, 2010, 9: 275-281. この文献は、ゴルフスイング中に前額面で生じる膝のモーメントについて研究したものです。著者らは、ターゲット側(前側)の足の位置を変更することによる、ターゲット側の膝の外部モーメント(トルク)の影響を判断しようとしました。彼らは、フォースプレートの上に前脚を置いて立ちながらボールを打った7人の大学生ゴルファーを研究しました。ウォームアップ後、各被験者は、ターゲットフットをまっすぐ前方(ターゲットラインに垂直)に向けた状態で5回のスイングと、ターゲットに向かって30度回旋させた足で5回のトライアルを行いました。足の位置の順番はランダム化されました。 この記事で結果について議論する前に、膝の生体力学を確認することは重要です。外部モーメントとは、身体の動き、重力、床反力、およびモメンタムによって生成されるトルク(回転力)です。膝の前額面での動きは、体重をかけない姿勢で積極的に作り出すことができない動きであるため、見落とされがちです。膝の前額面の動きについて議論すらしない本もあります。機能的な荷重活動中、膝は前額面でかなりの動きをし、大きなトルクの影響を受けます。前額面の動きの重要性が認識されると、その動きを説明するために使用される用語が混乱を招くこともありえます。ほとんどの運動指導者は、膝が身体の正中線に向かって内側に移動するとき、この位置を外反と呼ぶことを知っています。しかし、足が正中線から「離れている」ため、膝の動きは外転と呼ばれます。同様に、膝が正中線から外側に移動するとき(内反位置)、足が膝と大腿骨に対して「内側に」あるため、この動きは内転と呼ばれます。 この研究では、フォロースルーからフィニッシュポジションまでのスイングの間に膝が外に向かう原因となるスイングによって生じる内転モーメントに焦点を当てました。彼らは2つの足の位置で内転モーメントを測定し、足をターゲットに向かって30度回旋させたときに、すべての被験者で内反/内転モーメントが減少したことを発見しました。ピーク内反/内転モーメントは、ボールストライクの直後に発生しました。すべての被験者の全ての試験を平均すると、膝のモーメントの減少は約17%でした。著者らはまた、ゴルフにおける内反/内転モーメントを、歩行や階段を上る際のトルクを測定した他の研究と比較しました。彼らは、ゴルフスイング中のいずれの足の位置における膝のモーメントは、これら2つの日常生活の活動中に経験したモーメントよりも大きいことに気づきました。 では、なぜこの文献が機能にとって重要なのでしょうか?まず、膝の前額面における実質的なトルクが、膝の損傷と長期的な変形につながる可能性があることを強調しています。第二に、患者/クライアントが積極的に動きを作り出すことができない場合、機能的運動中の量、制御、そして痛みの生成を評価する最良の方法は何かという疑問を提起しています。ゴルフスイング(および他の多くの活動)に関して、3DMAPS®(3D Movement Analysis & Performance System)は、前額面での膝の動きを評価するための最も信頼できる方法を提供します。3DMAPS®の6つのチェーンリアクション®運動(モビリティ分析運動とも呼ばれます)は、スタンスレッグに焦点を当て、動きはスイングする腕と反対側の脚のランジによって駆動されます。スイングする腕は、足が体重を支えている間に膝の動きを駆動するトップダウンの力を生み出します。同側ラテラルチェーンリアクション®は、膝における外反/外転の瞬間を作り出します。反対側ラテラルチェーンリアクション®は、内反/内転の瞬間を作り出します。前額面での膝の動きを観察し、痛みの有無を判断することができます。動きを制御する能力は、スタビリティ分析動作を使用して評価されます。加えて、全体的な動きに対する足、股関節、および胴体の寄与(またはその欠如)を特定することができます。3DMAPS®モビリティおよびスタビリティ分析の動きは、クライアントが経験している可能性のある痛みや機能障害への影響を判断するために、足を回旋させて繰り返すことができます。 この研究はゴルフスイングに関連していましたが、機能的状態や希望する活動に関係なく、すべての患者/クライアントにおいて、本物のグローバルな動きで膝の前額面の動きを評価することの重要性を見逃すことができないものです。
機能のために重要なエビデンス:膝関節置換後の機能
Pozzi F, Snyder-Mackler L, Zenni J. Relationship between biomechanical asymmetries during a step up and over task and stair climbing after total knee arthroplasty. Clin Biomech 2015, 30: 78 -85. この研究は、膝関節置換後の機能に関する既存の知識を補完するようにデザインされたものです。彼らは、水平な面を歩くことに比較して、身体により大きな課題を与える2つのタスクを調査しました。障害物を踏み越える、階段を登るというタスクは、手術から6ヶ月後にどの程度の不全と左右差が存在するかを判断するために選択されました。片側の膝関節全置換術(TKA)を受けた20人の患者達が、年齢に一致する対照群と比較されました。手術した脚と手術していない方の脚、および対照群との比較が行われました。 左右の比較は回復の大きな尺度を提供はしますが、手術していない四肢の既存の不全の影響を受ける可能性があります。対照群との比較は、機能回復に関する情報を提供しました。被験者達は、ある日に機能テストを、別の日に生体力学的テストを行いました。機能テストは、タイムアップアンドゴー(TUG)、階段登りテスト(SCT)、および6分間歩行(6MW)でした。膝関節全置換の被験者達は、6MWにおいて16%短い距離をカバーしました。対照群と比較した膝関節全置換被験者達の不全は、TUGで33%、SCTで41%でした。3つのテストすべてが示唆するのは、これらの患者達が6ヶ月で完全に回復しなかったことであり、これは驚くべきことではありません。しかし、これらの患者/クライアントの回復を促進するために、運動のプラクティショナー達は何に取り組むべきなのでしょうか? この研究の生体力学的試験部分の結果は、他の研究の結果とともに、いくつかの提案を与えてくれます。手術した脚と手術していない側の脚を比較したところ、大腿四頭筋のアイソメトリック筋力(膝を75度屈曲させてテスト)は、手術していない側が18%高く報告されました。ステップアップ&オーバーの機能的タスクの最中に、健側と比較して、矢状面の膝のモーメントと膝の力は低下していました。手術側の股関節は、ステップアップのパワーを増加させることで膝を補完していました。手術側がステップダウンの負荷を受け入れる時、吸収は減少し、膝の屈曲も減少しました。 ステップアップに注目するとするなら、手術側の股関節のパワーが増加したことは実は素晴らしい補完です。実際、アプライド・ファンクショナル・サイエンス®の「トゥイーキング/微調整」戦略は、リハビリテーションやトレーニングの初期段階で膝の負荷を軽減するために、股関節伸展筋群からのより多くの貢献を意図的に生み出す動きを生み出します。タスクが正常に完了し、左右対称に近づけば、運動プラクティショナーは膝のパワーを高めるために、股関節の貢献を徐々に減らす戦略を立てる必要があります。これは、股関節の寄与を増加または減少させるために、腕のリーチを伴うステップアップエクササイズを行うことで達成できます。 上記の2番目の不全(着地時の吸収不良)に対処する場合にも同様に、「トゥイーキングイン」から「トゥイーキングアウト」へのプログレッションを利用できます。強さの不全に加えて、患者/クライアントは荷重下で膝が屈曲することを可能とする制御の欠如に取り組んでいるかもしれません。膝関節全置換患者達は、着地時の膝の可動域が少なかったのです。膝関節に十分な膝屈曲があったとしても、制御できるとわかっていない限り、身体はその動きを使用しません。グレイ・インスティテュート®では、これをMostability™(モビリティとスタビリティ)と呼んでいます。Dr. Gary Gray はこう言います。「スタビリティのないモビリティは不安定である」「賢い」身体は、動きを制御できないことを知っているので、機能的な不安定性を避けるためにその動きの使用を制限するのです。 3DMAPS®(3D Movement Analysis & Performance System)のパフォーマンスシステムには、この例に関連する2つのオプションがあります。一つはElevated Lunge Leg(ランジの脚の挙上)で、もう一つはElevated Stance Leg(スタンスの脚の挙上)です。これらの位置は、3つの面全てで両側の手のドライバーと組み合わせることで、「トゥイーキングイン」と「トゥイーキングアウト」のための戦略になります。各平面の一方向はより多くの股関節のリソースを「トゥイークイン」するもので、反対方向は股関節のリソースを「トゥイークアウト」して、膝をさらに働かせることになります。
機能のために重要なエビデンス:膝蓋大腿機能不全と線路と列車
Powers CM, Ward SR, Fredericson M, Guillet M, Hellock FG. Patellofemoral Kinematics During Weight-bearing and Non-Weight-Bearing Knee Extension in Persons With Lateral Subluxation of the Patella: A Preliminary Study. J Orthop Phys Ther 2003, 33: 677-685. 膝蓋大腿関節の訴えは、一般的な整形外科的問題です。症状とその結果生じる機能不全は、しばしば取り除くことが困難なものでもあります。これらの患者/クライアントを治療する際の課題の1つは、膝蓋骨と大腿骨の関節力学が複雑であるという事実にあります。その複雑さの多くは、動きの状況によって生じる大きな変動性によるものです。機能不全を生じさせる実際の活動を考慮しなければ、運動の専門家は成功する介入を見つけることができません。 Powersとその同僚による研究では、動的MRIを利用して、膝の伸展中の膝蓋骨と大腿骨の運動学的関係を調べました。比較の基礎を提供した状況的な相違は、非荷重伸展(NWBE)と荷重伸展(WBE)でした。研究には、膝蓋骨痛と膝蓋骨の外側亜脱臼と診断された6人の被験者が参加しました。著者らは、膝蓋骨の横方向の変位と膝蓋骨の傾き(大腿骨に対する膝蓋骨)を調べました。膝蓋骨と大腿骨の回旋も、3次元空間に対して測定しました。 いくつかの重要な結果は、非荷重時の方が荷重時と比較して横方向の変位が大きかったことです。膝蓋骨の回旋も非荷重時でより大きなものでした。荷重時における異常な膝蓋骨の位置の減少は、アプライド・ファンクショナル・サイエンス®のプラクティショナーにとって非常に有望なものであるはずです。おそらく最も重要な発見は、荷重時の大腿骨の内旋がより大きかったことかもしれません。では、なぜこれが機能にとって重要なのでしょうか?ほとんどの膝の伸展(および潜在的な機能不全)は荷重時の機能中に起こるために、特に水平面における大腿骨の回旋に細心の注意を払う必要があります。 1980年代後半、ギャリー・グレイ博士は、膝蓋大腿の問題についての新しい考え方を示すため、線路と列車の比喩を利用しました。列車が横に揺れている場合、またはさらに悪い場合には線路から外れている場合、ほとんどの場合、エンジニアは線路を修理します。時には列車のせいではありますが、列車の仕事は線路内に留まることです。人間の機能において、膝蓋骨は大腿四頭筋の牽引に反応しますが、大腿骨(線路の位置合わせ)と股関節、膝、足首、足、脊椎(線路の動きに影響を与える関節)の動きに、より大きく影響されます。機能的な動きでは、線路は列車よりも動いています。 この研究で強調されているように、大腿骨(線路)の動きが荷重中の問題である場合、私たちの治療は、荷重運動を利用して、膝蓋大腿骨機構を正常化するために関節運動に影響を与えることを目的とするべきです。どの関節が大腿骨線路の異常な動きに寄与しているかを理解するために、ムーブメントの専門家は、これらの関節が協働している状態で、すべての関節を評価するためのシステムを必要とします。3DMAPS®(3D運動分析&パフォーマンスシステム)は、まさにそれを行うための分析動作を提供します。大腿骨線路は動きすぎているのか?大腿骨線路は動きが少なすぎるのか?大腿骨線路は間違った方向に動いているのか? 具体的な例としては、3DMAPS®右同側ローテーション・チェーンリアクション®分析運動中の左側膝蓋大腿痛があります。この動きを観察している時、プラクティショナーは、左の同側ローテーション・チェーンリアクション®の動きの間、左の距骨下関節が右の距骨下関節と比較して外反しないことに気づくかもしれません。膝の上を見ると、左股関節は外旋が制限されているかもしれません。これらの関節の制限のいずれも、膝蓋大腿関節の生体力学を変化させます。 最初のケースでは、制限された踵骨下の外反は下腿の内旋を妨げます。右足のローテーションランジが大腿骨を内側に回旋させます。これにより、膝蓋骨に対する大腿骨外側顆の圧力が増加します。2番目のケースでは、制限された左股関節の外旋は、大腿骨の内旋の増加をもたらします。右足のローテーションランジにより、骨盤が右に回旋します。左股関節の外旋が制限されると、左大腿骨は過度の内旋に駆動されます。ここでもまた、これにより、膝蓋大腿外側への圧力が増加します。 3DMAPS®水平面の動きは問題を特定するのみでなく、どの関節の動き(または両方)が大腿骨と膝蓋骨の間の圧力の増加を引き起こしているかを特定することができます。テーブル上で踵骨下または股関節の動きを単独で評価しても、この情報は動きのプラクティショナーに提供されるものではありません。
機能のために重要なエビデンス:タスク特化&状況依存
Windhorst U. Muscle proprioceptive feedback and spinal networks. Brain Research Bulletin 2007, 73: 155-202. この論文は、感覚機械受容器からの求心情報の特定の側面の驚くべきレビューを提供し、グレイ・インスティテュート®の固有受容器シリーズのビデオで議論されたものです。この論文は、主に動物の実験を網羅していますが、人間の動きについてのいくつかの研究も含んでいます。タイトルにもかかわらず、ゴルジ腱器官(GTO)が提供する情報に関する多くの研究をカバーしています。この記事で焦点を当てるのは、この論文のその側面です。 特にGTOからの信号が脊髄のインターニューロンに与える影響について、Windhorstは「...これらの効果は状態に依存する、つまり、状況と運動行為のタスクに依存する」と述べています。初期の研究からのGTOからの情報の単純な見方は、GTOからの放電が脊髄ニューロンに情報を送り、その脊髄ニューロンがその腱に接続された筋肉を抑制するというものでした。これは、四肢が受動的に伸ばされた場合に当てはまるものです。これは自律性抑制と呼ばれます。この筋肉収縮の抑制は保護機構であると仮定されました。 より最近の研究では、GTOからの放電と筋肉への影響はそれほど単純ではないと判断されています。ここで状況とタスクが重要になるのです。動物が体重を支える位置にある場合、GTO放電は、抑制ではなく、スタンスを維持するための力の生成を高める促進効果を生み出します。したがって、体重を支える四肢に関する他の固有受容覚の入力が、GTOからの信号に対する反応を変化/調節するようです! なぜ動物のGTOに関するこの知識が「機能にとって重要」なのでしょうか?神経放電を観察する人体に関する限られた実験から、動物実験から学んだことと多くの一致があるのです。脊髄のインターニューロンが人間でも同じように反応する場合、この情報を運動制御と動的システム理論からの知識と組み合わせると、私たちのテストとトレーニングの動きが活動に忠実であることがいかに重要であるかを示唆しています。 長年にわたって、グレイ・インスティテュート®は、機能はタスク特化であり、状況に依存するという「声明」を出してきました。あらゆるの活動のチェーンリアクション®バイオメカニクスを理解したうえで、患者/クライアントに挑戦するために選択した動きは、その活動そのものにできるだけ似ているものでなければなりません。特定の出力(運動反応)が必要な場合、その動きは特定の感覚入力を提供しなければなりません。 単語を書くというタスクは、この点についての洞察を提供する例として使用できるかもしれません。特定の単語を書くためには、その単語を構成する各文字を書く能力が必要です。文字C、A、およびTの書き方を知っていても、DOGを書く助けにはなりません。これはタスク特化です。これは、関節運動と筋力のリソースを持つことに似ています。D、O、Gを書くための筋肉の動きと関節の動きをすべて学習すると、タスクは完了しますが、その後状況依存性が重要になる可能性があります。ペンで紙に単語を書くことは、黒板にチョークで同じ単語を書くこととは非常に異なる状況になります。必要とされる関節運動と筋肉の動きは非常に異なります。 同様に、椅子に座って膝を曲げることは、抵抗に対して膝を曲げることとは非常に異なり、立って体重を支える姿勢で膝を曲げることとは全く異なります。タスクと状況は、あらゆる動きを成し遂げるための重要な要素なのです。患者/クライアントを評価し、トレーニングするための動きは、患者/クライアントが望む機能を(可能な限り)再現しなければなりません。固有受容器は、望ましい運動出力を生成するために適切な感覚入力を提供します。しかし、感覚入力を提供する関節の動きは、本物のグローバルな動きの一部でなければなりません。動きにより大きな本質性を与えるものは、グレイインスティチュートのファンクショナル・ムーブメント・スペクトラムを見ることで推測することができます。アプライド・ファンクショナル・サイエンス®の原理原則に基づいて、ファンクショナル・ムーブメント・スペクトラムは、私たちの動きの「機能性」のためのリトマステストとしての役割を果たすだけでなく、動きをより機能的にする方法について無限の「提案」を提供します。
機能のために重要なエビデンス:ステップにバネを維持する
Alexander RM. Tendon elasticity and muscle function. Comparative Biochemistry and Physiology, 2002, Part A, 135: 1001 -1011 グレイインスティチュートでは、人間の動きの真理(または原理原則)を常に探求しています。真理/原理原則は、患者/クライアントをトレーニングまたはリハビリテーションするために使用する戦略の基礎となります。真理とは、私たちの環境の中で身体が行動する法則的な方法です。これらの真理または原理原則は、動きの種類を超越するべきものです。それらは、人間の「機械」を構成する異なる四肢、関節、または筋肉にとって同じであるべきです。この論文は、人間の機能を超えた視点を提供し、種を超えた原理原則を考えることを余儀なくするものです。この論文の特定の焦点は、私たちが歩いたり、走ったり、効率的にジャンプすることを可能にする筋肉腱ユニットの特性についてです。 これはレビュー論文であるため、動物が動くときに発生するエネルギーの貯蔵と戻りについての一貫した見解を提供するために、膨大な数の研究論文が議論されています。出版以来、「ストーリー」には多くの情報が追加されていますが、原理原則は真実のままです。私たちのトレーニング/リハビリテーションプログラムを導く重要な原理原則の1つは、身体を動かすには、爆発(発揮)する前に負荷をかける必要があるということです。関節におけるローディングの動きは、しばしば重力によって駆動され、筋肉腱ユニットを伸長します。負荷運動の減速中、エネルギーは筋肉腱ユニットに蓄積され、運動が望ましい爆発に逆転するときに使用されます。そのエネルギーの貯蔵と戻りは、アレクサンダーの論文の主な焦点です。 この論文の重要なポイントの1つは、筋肉が伸びたり短くなったりするとき、代謝エネルギーが筋肉のアクチン-ミオシンのクロスブリッジで力を生成するために使用されるということです。筋肉がアイソメトリックな状態で力を発生させると、伸縮に比べてエネルギーの使用量が少なくなります。したがって、筋肉自体の長さの変化が少ない方が好ましいのです。腱が伸びることができれば、筋線維の長さの変化が限られて運動が起こる可能性があります。腱は特定の条件において、最大9パーセント伸びることが示されています。腱によるエネルギーの貯蔵、そしてより重要なことに戻りは、93パーセントにもなります。これにより、筋肉によるエネルギー利用の必要性が減少します。この論文はまた、腱は筋肉よりもはるかに速く短縮できることを指摘しています。したがって、筋肉よりも腱にエネルギーを蓄積することは、より効率的であるだけでなく、より効果的でもあります。 では、なぜこれが機能にとって重要なのでしょうか?伸長を介して腱にエネルギーを蓄積する能力は減少する可能性があります。腱の弾力性は加齢とともに低下し、その他の要因として、人が行う身体活動の量が含まれる可能性があります。グレイ・インスティテュート®では、この真理がストレッチ/柔軟性のエクササイズに関する私達の戦略に影響を与えています。筋肉が収縮している間に腱を伸ばすグローバルな動きは、受動的なストレッチよりも好ましい。短い可動域でトランスフォーメーショナルゾーン(動きと運動が方向を変える場所)に入り、それから出て、減速と加速を生み出すことが、ほとんどの場合、静的なポジションの保持よりも選ばれます。筋肉が収縮すると、その動きが腱にさらに張力を生み出します。これにより、腱がさらに伸びます。伸長は、腱の「性」(弾性)を維持するのに役立ちます。 人間の機能の他の原理原則は、3つの運動面を含むグローバルな動きを使用することを私たちに伝えます。機能中に腱が3つの面で伸びるのであれば、プログラムには3次元の動きを組み込む必要があります。重力と床反力は、組織に負荷をかける(そして腱を伸ばす)エネルギーの多くを提供するため、重力に対する身体の直立位置は、ほとんどの動きの重要な特徴でもあります。筋肉と腱の固有受容器は、クライアントが行う必要がある活動を再現する動きで調整する必要があります。 弾性を維持または改善するための腱の伸長は、グレイ・インスティテュート®で機能的3D柔軟性と呼ばれるものの一部です。これらのプログラムのすべての側面は、機能の原理原則から発生する戦略を中心に設計されています。人間の動きを決定する多くの原理原則が、他の種にも適用されることを発見するかもしれません。確かに腱の弾力性は、タスクを遂行するための代謝コストを削減するために活用される重要な組織特性なのです。
機能のために重要なエビデンス:関節鏡下半月板部分切除後の機能的パフォーマンス
Ganderup T, Jensen C, Holsgaard-Larsen A, Thorlund JB. Recovery of lower extremity muscle strength and functional performance in middle-aged patients undergoing arthroscopic partial menisectomy. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc, 2017, 25:347-354. この論文は、部分的な半月板切除術の前後の中年患者の筋力と機能的パフォーマンスの回復について記録してます。2年間にわたり、関節鏡下半月板切除術を受けた23人の患者を、手術の2週間前、そして術後3ヶ月および12ヶ月で検査しました。アイソメトリック筋力データは、膝屈筋群、膝伸筋群群、および股関節外転筋群から得られたものです。最大力生成にかかる時間を使用して、力の発達速度を計算しました。さらに、30秒間の片脚スクワットと最大前方ホップ距離という2つの機能テストも測定されました。 結果は、膝伸筋群の力および発達速度における術前の欠損を示しました。片脚スクワットとホップ距離テストでは、負傷した脚と負傷していない脚の間にも統計的な差がありました。4つの尺度の不足率は12%から19%の範囲でした。術後3ヵ月では、左右の欠損が残り、股関節外転筋群と膝屈筋群も統計的差異を示しました。12ヶ月で、データのすべての相違は解決されました。これらの結果は、手術後12ヶ月から48ヶ月後に解決する術後のかなりの欠損を示す以前の研究を支持しています。 なぜこの研究が機能にとって重要なのでしょうか?理由の1つは、一部の人が「良性」と考え、術後トレーニングを必要としない手術後の機能障害を示していることです。もう1つの理由は、著者が力の発達を計算したことです。発達するのに長い時間がかかる筋力は、ほとんどの活動にとって実行可能なリソースではない可能性があるために、この計測は機能的な結果をもたらします。3つめに、従属変数には30秒間の片脚スクワットとホップ距離という2つの機能テストが含まれていたことです。他のテストの方がより適切であると主張することもできるでしょうが、筋力のリソースがどのように利用されるかのいくつかの尺度を見ることは、運動の指導者にとって重要なものです。 運動業界の私たち全員が、患者/クライアントが怪我の原因となったスポーツ/活動にいつ復帰できるかを判断することを挑戦してされています。怪我/手術からの時間は、個人差を考慮しないため、効果的な基準ではありません。膝の怪我からの復帰は、股関節、足、およびキネティックチェーンの他の領域からの影響のために測定するのが特に困難です。足や股関節の単独のテストでは、必要な情報を得ることもできません。身体全体を関与させ、膝への本物のストレスを再現するように設計されて機能的テストが行われる時にのみ、クライアントが復帰する準備ができているという確信を持つことができるのです。 グレイ・インスティテュート®において、アプライド・ファンクショナル・サイエンス®のプラクティショナーは、「36-360」テストと呼ばれる動きのシークエンスを活用するように教えられています。このテストは、36回のジャンプまたはホップを90度の回旋と組み合わせて、両方向に360度の身体の回旋(および膝のストレス)を生成します。ホップテストが片脚で36回連続して行われる時、片脚ともう片方の脚を比較するために使用できます(この研究調査で行われたように)。「36-360」は、回旋シークエンスを完了するまでの時間を記録すると共に、カバーされた水平距離の合計を測定するために使用できます。両側の損失の割合を計算して、残存損失または復帰の準備を文書化することができます。 「36-360」は、動的機能活動で見られる膝への3次元的ストレスを作り出します。これは、身体の神経筋骨格リソースに高い要求を課すため、患者/クライアントが全方向に片脚でホップする能力を示した場合にのみ、プレイ再開テストとして使用されます。しかし、患者/クライアントが「36-360」の構成要素の動きのプログレッションを進行している場合には、それが患者/クライアントと運動プラクティショナーに機能の客観的な尺度を提供する運動チャレンジを提供してくれます。
膝の痛みの緩和:膝蓋腱障害とACL損傷と機能的運動
膝に痛みがあるから、その痛みを緩和するために、膝へのアプローチを提供するということも一つの方法ではありますが、膝の痛みの原因が身体のどこか他の場所の問題に起因しているとしたら、根本的な問題解決にはなりえませんよね?身体のチェーンリアクションを理解して評価し、治療し、運動指導することが重要です。