マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
それは本当に上腕二頭筋腱炎ですか?
肩の前側に痛みがあると「ああ、上腕二頭筋の長頭の腱炎でしょう?」的に短絡に決めつけて二頭筋を揉みほぐし続けたりすることは、間違っているかもしれない、というか間違っていることの方が多いかもしれない、とエリック・クレッシーが警鐘を鳴らすセミナーからの抜粋です。
グリップの強さを向上する3つの方法
グリップの強さ、握力の強さと寿命や認知症との関連についても様々なリサーチが行われていますが、スポーツの様々な場面においても前腕や指の強さ、そして握ることによる神経系への影響が重要なものです。トレーニング中に時間をかけず簡単にグリップトレーニングを取り入れる方法をチェックしてみてください。
ザーチャースクワットとDVRTフロントホールドの相違
ザーチャースクワットと呼ばれるバーベルでのフロントスクワットと、DVRTのフロントホールドスクワットは、実際どのように異なっているのか?負荷として何を使うかが、負荷に対してどのような力を生み出すことができるかの違いを提供します。道具を使い分けることには意味があるのです。
痛みなくランジをするための超シンプルなプログレッション
前に踏み出すタイプのランジを行う際に膝に痛みを経験したことのある方も多いのではないかと思います。こうした膝の痛みを解消するために、スプリットスクワットのパターンから段階的にプログレッションをしていく方法をマイク・ロバートソンがシェアします。
コサックスクワット
コサックダンスのようなポジションに入るコサックスクワットにロッキングの動きを加えて、足も膝も股関節も楽しく動かすことができる動きのアイデアをオリジナルストレングスのティムが紹介します。動きを楽しむことって、何よりも大切だと思いませんか?試してみてください。
スプリンティング(7つのパターンシリーズ)
バスケットの選手の場合、コートの距離がそれほどないからスプリントのトレーニングの必要はない、と考えるのは間違っていますよ。と言うSAQのスペシャリストであるリー・タフトが、スプリントとスプリントドリルの具体的な方法を紹介してくれます。
手のためのセルフマッサージ練習
コロナ禍にトムが収録したセルフマッサージシリーズから、手のマッサージをご紹介します。コロナ禍であるか否かに関わらず自分で自分のケアができることはとても役立つことですよね。タイピングしたりして疲れた手のケアにもぜひ試してみてください。
坐骨臀筋滑液嚢のテクニックと液体のシフト
坐骨結節と大臀筋の間で緩衝材のような役割を果たしている滑液嚢の中の液体が押しつぶされてしまっている時、どのようなことが起こるのか?そして、その液体をより良い状態に戻すためにはどのようなテクニックを使うのが適切なのか?水風船を使ってマイケル・ムリンが解説します。
不快感のない痛み
疼痛失象徴は、苦痛を伴わずに痛みを経験する、稀で興味をそそる症状です。疼痛失象徴のある人が怪我をした場合、その人は侵害刺激の強さと場所を感じることができ、その感覚を「痛み」と表現するでしょう。しかし、彼らは痛みを不快なものとは感じておらず、痛みを避けようという意欲もありません。専門用語で言えば、痛みの「感覚的区別」の次元は存在するが、「感情的動機づけ」の次元が欠落しているということです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?疼痛失象徴は、感情や意欲を司る大脳辺縁系の障害によって起こります。 これに言及する理由は、この研究で、扁桃体にある痛みに特化したニューロンの集団を抑制することによって、基本的にマウスに疼痛失象を与えることに成功したことが報告されているからです。(これを指摘してくれたPainScience.comのPaul Ingraham氏に感謝します)。 この研究は興味をそそられるもので、痛みの知覚がどのように働くのか、そして私達がいつかそれをよりよく理解するようになるにはどうしたらいいのか、多くの洞察を与えてくれます。以下はその詳細と関連性のある引用です。 痛みにおける扁桃体基底外側核の役割 研究の著者達は扁桃体基底外側核(BLA)に関心を持っていましたが、なぜなら、これが損傷すると、疼痛失象徴が生じることが知られているからです: 扁桃体は、恐怖や痛みの際の反応など、神経情報の価数コード化に関連する情動反応や自律神経反応に決定的に寄与しています。扁桃体基底外側核(BLA)の損傷は、有害な刺激が検出・識別されたままであるにもかかわらず、不快な刺激が知覚されず、回避を動機付けないという稀な現象を引き起こします。 さらに、BLAは慢性疼痛にも関与しているようです: BLAは、慢性疼痛中に活動の強まりを示し、そして...扁桃体における神経活動の亢進と機能的結合の変化は、慢性疼痛の発症と並行して起こることから、BLAは病的な疼痛認知の形成に重要な役割を果たしている可能性が示唆されます。 この主張を支持する脚注は、Vania Apkarianらによる研究を参照しています。 BLAの活動を画像化 著者らは、複雑なイメージング技術を用いて、さまざまな刺激に対するBLAのニューロンの活動を評価しました。彼らは、ニューロンの特定のある一部(「神経アンサンブル」と呼ばれる)が、不快な刺激時には活性化するが、そうでない刺激時には活性化しないことを発見しました: このアンサンブルは、マルチモーダルな反応を示すニューロンと、侵害受容を選択的にコードし、他の感覚情報はコードしないと思われるユニークなニューロンから構成されていました... 重要な発見のひとつは、このBLA侵害受容アンサンブルがより活性化すると、疼痛行動の増加が予測されることで、BLAの侵害受容処理が疼痛行動の大きさに影響することが示唆されました。 この発見は私にとって興味深いものであり、なぜなら、私の理解では、脳内に「痛みのサイン」を見つける他の試みでは、痛みに特異的な領域は特定されていないからです。おそらくこれは、脳のどの部分が慢性疼痛にとって最も重要なのかを正確に理解するための一つの進歩なのでしょう。 BLA抑制と痛みに関連した行動 BLAの神経アンサンブルの活動が痛みの原因となっているかどうかを調べるため、著者らは複雑な技術を用いてBLAの活動を抑制しました。その結果、BLAを抑制したマウスは、不快な刺激から反射的に身を引きましたが、刺激を避けようとする意欲は低いことがわかりました。著者たちはこのように結論付けています: このBLA侵害受容アンサンブルは、情動的に不活性な侵害受容情報を、動機的保護的疼痛行動の選択と学習に必要な情動シグナルに変換します。 BLA抑制と慢性疼痛 次に著者らは、慢性疼痛と、軽いタッチや低温のような無害な刺激に痛みが引き起こされるアロディニアの発症におけるBLAの役割に注目しました。 慢性神経障害性疼痛の特徴は、アロディニアと痛覚過敏の出現で、この2つの病的知覚状態は、それぞれ、無害な体性感覚刺激に対して嫌悪が生じ、有害な刺激に反応して増悪することです。私達は、この病的な知覚の切り替えは、BLAコーディングの不適応な変換に起因するのではないかと仮説を立てました。 坐骨神経を損傷したマウスでは、軽いタッチに反応して神経アンサンブルが活性化しますが、損傷していないマウスでは不活性なままであることが発見されました。 これらの結果は、慢性疼痛状態におけるアロディニアの出現におけるBLAの役割を示唆しています。 そこで科学者たちは、神経アンサンブルを抑制することで、坐骨神経損傷によるアロディニアを防ごうと試みました。その結果、侵害刺激に対する反射的反応は減少しませんでしたが、その他の痛みに関連する行動は劇的に減少しました: 神経障害性TRAPhM4マウスにCNOを注射しても反射的過敏性は変化しませんでしたが、刺激の強さやモダリティにかかわらず、神経障害性の情動・動機づけ行動の大幅な減少が観察されました。 さらに、坐骨神経を損傷したBLA抑制マウスは寒さを避けませんでしたが、これは神経障害性損傷のある状態において正常な行動ではありません。 神経障害性TRAPhM4マウスにCNOを投与すると、低温室と中程度温度室の間でほぼ完全な無関心が生じました。 著者たちはこのように結論付けています: BLAの侵害受容アンサンブルの神経活動を阻害することは、感覚的な要素を変えることなく、痛み体験の感情的な側面を軽減するのに十分なのです。 結論 最後に、調査結果の意味を要約した論文からの引用をいくつかご紹介しましょう: より大きなBLA侵害受容アンサンブルの中に、一般的な嫌悪をコードする集団とは異なる、純粋に侵害受容に特異的なニューロン集団が存在することは、価数情報に付随する「痛みタグ」を計算し、割り当てる能力があることを示唆しています。... 侵害受容脳回路におけるこの重要な節は、侵害受容情報の評価を提供することで、痛み体験の形成に重要な役割を果たし、その結果、痛みに関連する保護行動を内発的に動機づけるのです。 そして、この研究が人間の慢性疼痛に与える影響について: 慢性疼痛の臨床管理は依然として困難な課題であり、疼痛の種類を問わず実質的な緩和をもたらす包括的な戦略が緊急に必要とされています... この発見は、病院に関係なく、報酬に影響を与えることなく、そして重要なことに、侵害刺激の検知と局在確認のために必要な反射と感覚識別を保存したままで、痛みの不快感を選択的に減少させることができる慢性疼痛治療法の開発を可能にするかもしれません。 私はこの結果を、痛みを理解しコントロールするための還元主義的で脳を中心とした技術が進歩している可能性を示す、心強い兆候だと考えています。これは、論文を読む際の「わぁ、痛みはこんなに複雑なんだ」とか、「私達が知っていると思っていたよりも、私達はもっと知らないことがあるんだ」というようなことが主な結論である、あまりにも一般的な経験からの歓迎すべき変化です。
Kaori’s Update #89 - ストレングスをテストする標準とは?
十分なモビリティ、スタビリティ、筋力、持久力など体力の構成要素を有しているか否かを確認するためには、何らかのテストやその標準値があって比較できるといいですよね?でも、自分自身を比較するための基準となる標準値って、どのようなものがあり得るのでしょうか?ストレングスコーチのダン・ジョンが考えていることをシェアしてくれます。
股関節回旋を修復する
股関節の内旋外旋の動きは、制限されてしまいがちな動きの一つですが、使わなければ失われてしまう関節の動きを取り戻すために心地よくできるシンプルな動きがあれば試してみたいと思いませんか?様々なポジションで心地よく行える動きの数々をぜひ試してみてください。
ファンクショナルなコアの強さを鍛える最もダイナミックな方法
回旋の力に抵抗するコアのトレーニングというと「じっとしている」イメージがあるかもしれませんが、よりダイナミックな動きにおいて、体幹は回旋の力に抵抗をしたまま、四肢を動かすことができるようになれば、スポーツや実生活でもより実践的なキャリーオーバーが期待できます。段階的に試してみてください。