マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
尺骨神経の過可動を理解し管理する
肘の内側で尺骨神経がパキパキと移動するような感覚を経験したことはありませんか?これは、病理学的な変性で治療を必要とするのでしょうか?自身が、この尺骨神経の過可動を持つエリック・クレッシーがこの状況について詳細に解説をします。
ケトルベルウインドミル
ケトルベルのウインドミルというドリルを間違って行っている人を見たことはありますか?というか、正しく行えている人の方が圧倒的に少なくはないですか?股関節の可動域を前額面で高めるためにも効果的なこのドリルを安全に正しく行うためのポイントをDVRTのジョシュがご紹介します。
スムーズな動きの科学
「スムーズさ」は熟練した動きの美しさの質を特徴づけるものとして広く認識されています。ロジャー・フェデラーがバックハンドでボールを打つのを見る時、彼の動作は滑らかで優美であり、そしてこれは彼が何かを非常に正しく行なっていることを示しているのです。そして間違いなく、ガタガタのストロークでボールを叩きつけるように、テニスの初心者がどうも非常に間違ったことをしていることを私達は知っています。熟練した動作の質はわかりやすく、そしてそれがスムーズであるということと何か関係があるように思えます。しかし、この捉えどころのない資質をどうにかして客観的に測る方法はあるでしょうか? バターの様に。 フェルデンクライス・メソッドの教育を受けたものとして、私はより簡単にそして滑らかに動き方を学ぶ方法がある事を知っており、そしてこれはあなたの身体的な快適さとパフォーマンスを向上できるものです。しかし、フェルデンクライス・メソッドは、客観的な測定によって動作の質を定義したり測定したりする方法を提示していません。そうではなく、動きの質は簡単なアセスメントによって測定するにはおそらく個体差がありすぎ、状況次第であり、そして複雑すぎることを認めています。 対照的に、グレイ・クックやシャーリー・サーマンといった多くの理学療法士達は、コーディネーションにおける「機能不全」を見極めようとする客観的なテストによって動作の質を評価することができると主張しました。しかし、研究は概してこれらの試みに対しては親切ではなく、一般的なコーディネーションスキルを科学的に測定するという希望を多くの人が諦めることにつながりました。 個人的には、私は動きの質がまさに現実のものであるということを疑ったことは一度もありません。これが実在することを証明するには、あなたはエリートバレリーナの流れる様な動作を見るだけで良いのです。しかし、客観的で、そして特定なテクニック以外で一般化できる様な方法でこの資質を表すことができるでしょうか? 最近の論文は、「スムーズさ」は全ての良い動作に必要不可欠な資質かも知れず、またこの資質は測定することができると主張しています。John Keily、Craig Pickering、そしてDavid Collinsによる、スムースさ:調和されたランニンングの熟練への未開拓な領域と呼ばれるその論文のリンクです。以下は簡潔な要約です。 スムーズさを定義する:最小限の躍度モデル スムーズな動きとは「ぎこちない」動きの正反対として最もよく知られています。スムーズな動作が滑らかな連続性の印象を作り出す一方で、「スムーズでない動きは、対照的に、突発的やとっぴな不調和、そしてバラバラでコントロールの予測ができない印象を残します」。 ぎこちない動きは、動いている身体の部位の加速の率または数として定義できるために、この区別は役に立ちます。したがって、スムーズさとは、最小限の「加速や相対的な関節の位置、または動作の軌道の突発的で、断続的で、とぎれとぎれの変化」を意味します。この加速は測定することができ、そして現在その測定は、ウェアラブルテクノロジーが広く利用できることでより実用的となっています。しかし、予備研究の結果が非常に興味深いのにもかかわらず、この様なデータを検証した研究は少々驚くべきことにほとんどないのです。 スムーズな動きについての研究 これまでの研究では、動きのスムーズさは、幼児の運動技能発達や歩行、筆記、ロッククライミング、ゴルフや投球などといった様々な状況における動作スキルの向上に沿って向上することを示してきました。例えば、熟練したゴルファーのゴルフクラブのヘッドの軌道は初心者のそれよりもよりスムーズです。さらに、機能の低下はぎこちなさの増大と相関があり、加齢や怪我、神経の損傷または運転時の注意散漫といった時に見ることができます。座位から立つ、または姿勢動揺といった動きにおけるスムースさのテストは、スポーツや日常生活の動作における怪我のリスクを予測することができます。 なぜスムーズさはそれほど良いものなのか? スムーズな動きは予測できる動きであり、そして予測できる動きはコントロールが容易です。これによってポジティブなフィードバックの循環を作ることができます:予測性の向上によってコントロールが容易になり、それによって動きがスムーズになり、それがまた予測性を向上させる、というように続きます。これが、スムーズに動く人は難しいタスクを簡単に見せ、ぎこちなく動く人では簡単なことが難しく見える理由です。 スムーズさと複雑さ 論文の筆者らは「複雑さの喪失」仮説について言及しており、この仮説は「複雑さの減少は神経生理的な反応性と適応範囲の低下を暗示している」と特筆しています。 なぜ良い動作は複雑である必要があるのでしょうか?なぜならスムーズな動きは、適切な軌道またはリズムからのズレを修正する能力から生じるためです。そのような修正は動きの変動性を必要とし、そして変動性がより大きいということはより複雑であるということを意味します。 熟練した鍛冶屋が、異なる振りの軌道で繰り返し目標物を叩いているところを写したこの古い写真を見てください。振りを開始するとすぐに、思い描く振りの軌道からの小さなずれが生じ、これによって何らかの形で修正する必要があります。このような変動はさらなる調整が必要であり、そのためそれぞれの振りはその前のものと微妙に異なるのです。したがって、あらゆるスキルにおける必要不可欠な要素とは、異なるコーディネーションのパターンを用いて同じ結果を得る能力と、動作中に調整する能力です。 繰り返しのない繰り返し。 これをランニングに応用すると、この考え方は、ストライドにおける変動性の喪失は、効率を低下させ怪我のリスクを増加させることを意味します。したがって、アスリートは痛みやけが、疲労や筋力不足などの、実行できる動作の選択肢の範囲を狭める、そしてそれゆえに複雑性を減少させるような状況に注意するべきです。反対に、アスリートは、フィットネスやスキル、筋力、快適さなどの向上を通して動きの問題を解決するためのより多くの方法を持つことで向上が期待できます。
内臓の痛みの照会ダンス
内臓の痛みが、身体に現れる時に、各内臓は身体のどのエリアにどのように関連した鈍い痛みを照会するのでしょうか?複雑な関連を楽しいダンスのように学ぶことができるDr.キャシー・ドゥーリーのビデオで学びましょう!
週末戦士のトレーニングテンプレート
仕事で忙しい皆さん。すでに仕事でストレスを抱えている身体にとって、高強度のトレーニングは、単にさらなるストレスの追加にしか過ぎません。ウィークデーをいかに乗り切って、ウィークエンドに力を発揮できるか?週ごとのテンプレートをマイクをシェアします。
股関節の回旋可動性
2010年のグレイインスティチュートGIFTプログラムの同級生であるSAQのスペシャリスト、リー・タフトが、ギャリー・グレイ博士のコンセプトに基づいた股関節回旋可動域のアセスメント方法と、回旋可動域向上のためのエクササイズをご紹介します。
Kaori’s Update #50 - 回復を促進するレストとは
トレーニングスケジュールを計画する際、レストの日をどのように過ごしていますか?ただ単に「ないもしない」ということが、回復を促進することにはつながらないのではないか?トレーニングの結果を出すためのトレーニング負荷の管理方法について学んでみませんか?
前庭系の強化方法
気持ちいい動きを楽しんでいるうちに、身体機能が向上するなら、これほど良いことはないと思いませんか?私も大好きなスティービー・ワンダー。彼の音楽の才能は真似できませんが、彼の動きなら真似できるかもしれません。
全粒粉 vs. 精製穀物:相違点は?アスリートはどっちを食べればいいの?
全粒粉や全粒穀物を使った商品などを購入するのは健康にとって、とても重要。全粒粉とは、グルテンが含まれている、いないに関わらず、穀物全体をそのまま粉末にしたものです。全粒粉の種類として、スペルト粉、きび粉、玄米粉、蕎麦粉、ライ麦粉、全粒小麦粉などがあります。そして、この全粒穀物には3つの成分があります: 表皮 / ブラン (bran):タンパク質、Bビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富 胚乳 (endosperm):ほとんどがデンプンと少量のタンパク質 胚芽 (germ):脂質、Bビタミン、ビタミンE、必須アミノ酸、セレン、鉄分 一方で、精製された穀物(白米、薄力粉、小麦粉など)は、既に精製されているため、ブランと胚芽が含まれず、胚乳のみ。そのため、精製された穀物からは、ブランと胚芽に含まれている栄養素がゲットできません。どういった栄養素が失われるのでしょうか? ビタミン B:細胞機能とエネルギーの栄養素の分解を助ける ビタミンE:細胞の損傷を防ぎ、病気から保護するための抗酸化物質のように機能する 食物繊維:心血管系疾患の予防、腸機能の調整、満腹感の増加、血糖値の調整に役立つ ブランや胚芽が含まれなくなると、こういった健康上の利点を失うことになります。さらに、全粒粉はより堅牢でナッツのような風味を加え、調理するとその食品をさらに美味しくしてくれます。 商品を購入する時に、原材料名を見るのは大事。原材料は最も一般的な名称で、使用した重量の割合の高い順に表示されています。そのため、最初の原材料が“全粒粉”または、“全粒○○粉”のものを選びましょう。“全粒粉パン”という名前の商品でも、原材料名の最初の原材料が“薄力粉”の場合が多々あります。それはどうしてかというと、ほとんど薄力粉を使って作っているパンの中に、少しでも全粒粉が入っていることで“全粒粉パン”と書いて健康志向の人に買わせようという営業戦略もあるからです。その他にも、原材料名はシンプルで読みやすく、少数の原材料リストが書いてあるものを選びましょう。どれだけ栄養表示が良いからといって、添加物がたくさん入っていると、健康に良いとは言えませんよね。ですから、できるのであれば、コンビニのパンよりも添加物が少ない地元のベーカリーで焼きたてのパンを選びましょう。 精製穀物とアスリートへの影響: 全粒粉は健康のためには、とても大切です。先ほど説明をしたように、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。しかし、高強度なトレーニングをするアスリートは、高食物繊維の食事を摂取すると胃腸に不快感を与えてしまう可能性があります。食物繊維は、健康面ではとても良い利点がありますが、多量摂取はガスや膨満や腹痛などの症状を起こす可能性があります。この症状には個人差があり、全アスリートに症状が起こるとは限りませんが、これはトレーナーやスポーツプロフェッショナルにおいて知っておく必要があります。胃腸の不快感を感じると訴えているアスリートは、スポーツ栄養士に相談しましょう。 精製穀物は単糖類と見なされます。これはどういう意味なのかというと、単糖類は消化しやすいため、単糖類が分解されてエネルギーとして燃料として使われるのが、全粒穀物と比べるととても早い。そのため、単糖類は試合の数日前から、または試合当日前後に摂取するとエネルギーになりやすくなるため最適になります。詳しい食事プランはスポーツ栄養士と相談しましょう。 単糖類が含まれている食品は小麦粉、白米、焼き菓子だけではなく、果物や乳製品も含まれます。しかし、果物は食物繊維が含まれており、そして乳製品もアスリートによっては、胃腸の不快感を与えてしまうかもしれません。果物や野菜は調理をすることにより、食物繊維が分解され、単糖類でありつつ栄養素が高い食品を食べることができます。試合の前後に単糖類を食べることで、すぐに自分のパフォーマンスにつながるエネルギー補給ができ、グリコーゲン貯蔵を回復することができます。そのため、アスリートが次の競技のために自分の体を準備するのに役立ちます。特にトーナメントなど複数の試合を1日に行う時には単糖類は必須になってきます。個別の栄養に関する推奨事項については、スポーツ栄養士に相談してください。
口呼吸と鼻呼吸
9月の最初の週末に「呼吸のメディテーション」をテーマにした4時間のウェビナー配信が決定しているDr.キャシー・ドゥーリーが、鼻呼吸ができることの重要性について、そして鼻呼吸をより容易に行うための具体的な方法に関してシェアをしたビデオをご覧ください。今すぐ始められること、沢山ありそうです。
エビデンスベースの実践
エビデンスベースの実践という言葉を聞くことも多くなってきていますが、これは実際のところ何を意味するのでしょうか?リサーチの結果に基づいていればエビデンスベースである、とは言い切れないのではないか?と提案するスー・ファルソニのビデオをご覧ください。
階段での膝の痛みを避ける
階段の上り下り時に膝が痛い、と訴える人は多いですよね。階段の上り下りに際してどのような動きをすれば痛みを避けられるか、わかりやすく患者さんや生徒さんに伝えるためのヒントをDr.キャシー・ドゥーリーからシェアしてもらいましょう。