マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
ゲットアップロール
オリジナルストレングスのティムが、こっそりとダン・ジョンのガレージ:トレーニングジムからお届けするビデオでは、ローリングとゲットアップが組み合わされた身体中全てを動かすドリルをご紹介します。
誰もが効果を得られるゲットアップ
幾つもの動きの要素が含まれたケトルベルのゲットアップの動きを指導する際、必ずしも完成形から指導し始める必要はありません。指導対象者によって、どのように分解して指導を行えば効果的なのか、コーチフューリーがシェアします。
また…私の身体が私をがっかりさせた
こう思ったことがあります…もしかしたら口に出してさえもいたかもしれません。 「私の身体が私を失望させた」 私の個人的な使用だけでなく、コーチ、そして理学療法士として非常に良く聞く声です。よく人々が、期待通りではない水準のパフォーマンスや不測の怪我について言及する方法でもあります。 健康的な考え方のために、その発言を裏返すこともできます。もしかしたら、あなたがあなたの身体を失望させたのかも?もしかしたらあなたの身体はかなり長い間に渡って、いつも疲労を感じている、理想のエネルギーに満たない、柔軟性の不足、片側の問題や単純な動作での痛みなど、何かが正しくないというシグナルを送ってきたのかもしれません。これらはすべてシグナル、つまりあなたの身体があなたに伝えるための、本当に唯一の方法なのです。 シンプルなチェックリストが、あなたの身体の問題の原因を素早く定めることを助けてくれるでしょう。 チェックのつかない項目がありましたか? 現代の非常に定量化された生活において、あなたの身体の自然なリズムや頻度、傾向を解析するFitbit(フィットビット)やあらゆる類の器具を使っても、あなたが気づきそびれている一つのことは、自己認識の必要です。あなたはもしかしたら自己調整する生物ではないのかもしれません。歴代のベストアスリートの何人かは、自身の身体を非常に良く知っていて、Fitbitなど必要としません。まぁ、あなたはそのレベルの自己調整に到達するために、Fitbit(あるいはそれに似たデバイス)を使うことができるでしょう。 デバイスをチェックし、デバイスがあなたがよく眠れたと言っているかどうかを見る前に、自分が夜よく眠れたかどうかを書きだすことから始めましょう。最適な心拍数と回復を見る前に、あなたが実際(時間と感覚両方において)素晴らしいトレイルランをしたか見ましょう。あなたは新しいアプリが心拍変動や現在の準備度を伝える前に、自分の準備の出来具合を推測することが出来ますか? あなたがあなたの身体を失望させているのかどうかを知るために、デバイスは必要ありません。もし単純な動作やエクササイズ中に痛みがあって、それに関して何もしなかったとしたら、あなたはあなたの身体を失望させているでしょう。そのパターンで、あなたの身体があなたに話しかける唯一の方法なのです。良くない動作パターンに対するあなたの気づきがなさすぎるために、あなたの身体は最終的にあなたと交信するべく最大音量を使わなくてはならなくなったのです。 デバイスが睡眠の量や質について何というかに関わらず、朝起きた時に疲れていたら、ベッドから出て太陽礼拝のポーズやいくつかの簡単なストレッチのようなものを3,4分間やりましょう。床の上でごろごろしてみましょう。約2,3分後には、全く疲れていないことに気が付くでしょう。あなたは十分に休んだのです。ただ、とても下手に推移していたのです。あなたの身体があなたにシグナルを発信している中で、身体を進めジャンプスタートさせて身体にシグナルを送るための窓を逃していていたのです。身体と調和して生きることを学びましょう。 私たちは沢山のシグナルを見ています。ファンクショナルムーブメントスクリーンやYバランステスティングを用いて、私たちは、あなたの身体機能が、実際あなたがやろうと準備している行動に対して自身の予想を下回っている時、容易に見てとることができます。それはあなたが怪我をするということでしょうか?違います。それはあなたがもっと良くなるための最適な機会が少なくなるかもしれないということでしょうか?そうかもしれません。 ムーブメントスクリーニングやムーブメントテスティングの研究において、常に循環しているテーマがあります:多くのグループの大半に対して最も劣っていると比較された人々は、大多数と同じ結果を達成するためにより多くの方策を要します。 足首のモビリティは、フィットネスやアスレティックコミュニティにおいて、非常に重要な要素です。今すぐに判断することができる兆候とは何でしょうか?もしあなたが、リビングルームや屋外でシューズを履き、または履かない状態で、重りを持たずにお尻がほぼかかとにつく位に深く座る能力、つまりディープスクワットができなくなっていたら、足首のモビリティに問題があるでしょう。ですから、もしあなたがディープスクワットをできなくなっていたら、それはあなたがもう祖先のように、あるいは三歳児のように確実には動けないのだという最初のシグナルなのです。第二に、もし激しい動作ではない動き(つらい動きではなく、負荷のかかった動きでも激しい動きでもなく、単純に平均的な動作パターン。例えばつま先を触ったり、それぞれの側でランジをしたり、膝をついて立ち上がったり)で痛みがあるなら、あなたの身体はあなたにシグナルを送っているのです。 動作パターンを行い、身体を完全に普通の形状や姿勢にする能力がないというのは、そこに機能不全があるという兆候です。他の人が動いているのを見たり、教科書上の動作の写真を見てみましょう。その動作を再現することができますか?動作パターンの言語を読んだり書いたりできますか? もしあなたがスクワットを見て、一度試してみて、そして実際にヒップヒンジを行ったとしたら、あなたは動作パターンを読んだり書いたりできないとうことになります。 もしこれが英語の授業だったら、私はあなたの読み書きの能力と基礎を問うでしょう。しかし、もしこれがジムでのある一日だったら、私たちは論理を禁じ、ただウエイトの負荷を与えて、あなたがどれだけ押せるか見て…そしてその経験をFacebookに投稿します。 あなたの身体が送っているシグナルを聞きましょう。もしあなたがそれらのシグナルを読みとるのに手間取っているのなら、助けを乞いましょう。ファンクショナルムーブメントスクリーンは、会話を始めるのを助けるためにデザインされました。多くの人々は、会話を終わらせるためにデザインされたと思っています。そうではないのです。もしあなたのムーブメントスクリーンが普通であるとして、それですべてのことがいいということではないのです。あなたのパフォーマンスと耐久性を固めるために行わなくてはならない他のテストがたくさんあります。もしあなたのムーブメントスクリーンがクリアにも関わらず、フィットネスの問題があるのであれば、私たちは実際にあなたのフィットネスと基礎能力をスクリーニングできます。もしあなたのムーブメントスクリーンが機能不全であれば、私たちはあなたのフィットネスゴールを脇にちょっと置き、コレクティブストラテジーを強固に約一週間行い、そして私たちがあなたのムーブメントスクリーンを実際変えられたかどうか見ます。もしそれが変えられていたら、私たちは元に戻って、あなたに問題を与えていたフィットネス課題を判断することができるでしょう。もしそれがなくなっていたら、あなたがフィットネスの問題だと思っていたのは、単なる機能問題だったということです。 これは私たちのFCSコースで参加者によく起こり、やらせのようにも見えます。そうではないと保証しますが、これは私たちがすべての潜在的な原因や複雑な要素を評価したりベースラインを定める前に、問題を決めているということを明らかにしています。 最後に忘れてはいけないのが、もしあなたがムーブメントスクリーニング中に痛みを覚えたら、ムーブメントスクリーンはその役目を果たしたということです。それは痛みについて、どこに痛みがあるか、そしてその症状を引き起こした動作パターン以外、それ以上のことはあまり伝えません。その観点から、私たちは良い安全策を手に入れています。SFMAを習得したカイロプラクターや公認アスレティックトレーナー、理学療法士、または医師のようなプロフェッショナルは、私たちが単にあなたを身体のパーツの集まりのように見るのではなく、あなたの動作パターンの習性に基づいてフィットネスを設計し、実際にリハビリテーションプランを立てるためのムーブメントスクリーンにおいて用いる同じ動作パターン言語を用いることができます。 もしあなたがどうやって身体に耳を傾けるのか知りたいのであれば、ただ身体に耳を傾けることを始めてみましょう。私が述べてきたシグナルに耳を傾けるのです。私が示したガイドラインのいくつかに従ってみてください。もしあなたが自分自身の身体に再度紹介するのに手間取っているのなら、時にはムーブメントスクリーンの1セッションが全く同じプロフェッショナルから受ける10ワークアウトに値する、という時なのです。誤った方向への1歩は簡単に修正できますが、誤った方向への2,000歩は修正するのに深刻な時間とエネルギーを要するでしょう。 地図を作る人と地理学者はあなたにこう伝えるでしょう。「地図は領域ではありません。単なる描写なのです。領域は大きく異なり、もっと多様で、絶えず推移するものです。地図は単に領域に関連している固定した図の集まりです。」解剖の本を見て、痛みのある身体の部分を指さすことは、地図で遊んでいることです。ムーブメントスクリーンを行い、コレクティブストラテジーを行い、あなた自身の不適切な動作の習性と向かい合う…それは領域に踏み入ることです。それはあなたの足が少し泥だらけになって、手に少しマメを作ることを要します。最後には、あなたとあなたの身体は共に話をしているでしょう。あなたとあなたの身体は、統合性を伴って馴染みのあることと、馴染みのないことに関わっているでしょう。 あなたが身体のシグナルに耳を傾けて、その評価された現実に対するあなたの認識を測定するためのいくつかの計測補助を使い始めるかどうか。あるいは、あなたがトレーニングゴールを追及するためにあなたのムーブメントリテラシーが恐らく十分なところ、またはそれが不十分なところを見つけるために、ムーブメントスクリーンのプロフェッショナルを探し出したいかどうか。まず動作パターンをどう読み書きするかを学ばない限り、恐らくあなたは決してゴールを見ることはないでしょう。それはあなたが上に積み重ねるフィットネスストラテジー、あるいはパフォーマンスストラテジーに取って代わるものではありません。しかしながら、エリートレベルの多くのコーチたちは、不適切な動作パターンに不必要なフィットネス負荷をかけるには、はるかに賢すぎるのです。ムーブメントスクリーンは、私たちが成功し賢くなるよりずっと前の、この既得の知恵を利用するためのシンプルな方法でした。 もしあなたが、知覚が行動を駆動すると信じるなら、必然的帰結を受け入れましょう:自己認識は自己調整への第一歩です。 もし10分間あるなら、身体と握手を交わしましょう。なぜならあなたは全く異なる方法でコミュニケーションを取り始めようとしているのですから。理解することから始めましょう。耳を傾けることから始めましょう。もしかしたらあなたが身体を失敗させていて、身体はあなたを失敗させていなかったのかもしれません。
Kaori's Update #24 - HRVのデータを向上させる有酸素能力
自律神経系の調整能力を向上させて、生命力、体力、回復力、パフォーマンス能力、パワーを向上させるためには、しっかりとした有酸素能力の基礎づくりが不可欠。基礎の構築なしに、HIITのみを繰り返しても、期待する効果は得られないかもしれません。
統合された運動と運動制御の調整
閉じた関節角度で痛みを感じたり、挟まるような感覚を経験する時、関節や関節包に何らかの制限があることが考えられます。シンプルな筋テストに加えて、圧迫や牽引を用いて反応をチェックする方法を理学療法士アダム・ウルフがご紹介します。
アナトミーエンジェル:帝王切開の傷痕とそのコアスタビリティーへの影響
帝王切開は、腹部の切開による外科的除去(通常胎児あるいは塊)処置です。 その傷痕の古さに関わらず、帝王切開の傷跡は、特に下腹部における患者の腹腔内圧(IAP)構築能力に関して分析されなければなりません。 帝王切開は、2つの主な術式によって実行されます。ひとつは白線に沿って垂直に切開する方法です。 現代の帝王切開に、より多く使われているのは、恥骨の上の腹部腱膜(幅広い平らな腱)を切開する横行切開です。 白線は、胎生学的発達過程においてかつて開いていた、私たちの生命の自然な傷跡ですから、解剖学的見地から言えば白線を切開する方が、よほど理にかなっています。私達の腸は実は身体の外側で発達し、出産の直前に、この血液を含まない白線と呼ばれる面がジッパーを締めるように閉じてゆく際に、腹部内に戻ってくるのです。 このエリアは、前外側及び前側の筋肉群のすべてが、幅広い基底部を持つ腱を介して左右から中心線に繋がっているエリアです。血液を含まない面構造であることから、外科手術中の過度の出血を防ぐことにもなります。しかしながら、これはよく行われる切開ではないのです。 横行切開は見た目が良く、いくつかのリサーチでは、垂直切開と比較し、より胎児の罹患率マーカーを低下させるという報告もされています。 横行切開の問題は、恥骨とのコネクションであり、大腿部前面にまで延びる腸腰筋筋膜と繋がる重要な腱膜を切ってしまうことです。 外科医は筋肉は切っていないと議論するかもしれませんが、これらの腱膜のコネクションは、IAPにおける骨盤のポジション維持のためにも重要であり、腹横筋と内腹斜筋の結合腱を通り腸腰筋筋膜を介しての安定性の伝達にも重要です。 腱を切断すれば、力の伝達のコネクションも切断してしまいます。 横行切開は、白線のように血液を含まない面ではありません。白線のように自然な傷跡でもないのです。 帝王切開の傷跡を過去10年間にわたって観察してきた経験では、その99%が横行切開によるものでした。そして私が評価をした帝王切開の傷跡の100%は、それらの傷跡のどこかに組織の伸張性と固有需要的入力が欠落し、IAPの不適切な構築を引き起こしていました。 帝王切開の傷痕とIAPの構築のコネクションに関してよく報告される症状は下記のようなものです: 1. 両側性の四肢の痛み、特に膝と股関節前側 2. 腰痛 3. 自然分娩をしていないにも関わらず、尿失禁あるいは便秘/下痢などの骨盤底症状 4. 下腹部の収縮性のコネクション喪失を伴う、傷痕周囲の無感覚あるいはセンセーションの欠落 5. 股関節は受動的/そしてあるいは能動的に可動するにも関わらず、両側の股関節前側の硬さを知覚する 多くの女性たちは、帝王切開の傷跡の存在とこれらの症状を関連付けたことがありません。彼女たちの症状は、帝王切開の傷跡から近いところに常にあるわけではないのですから! 傷跡の重要性は、IAPの構築とリリースの解剖学的学習となります。これが何を意味するのか、そして傷跡から離れている多くの部分に影響を与えるのはなぜかを話し合うのは重要なことです。 最大吸気時に適切なIAPの構築を伴い、横隔膜は下降し、骨盤底が下がりますが、この下に向かう圧を上向きに支えて、裂孔から脱が起こるのを防ぎます。次に、呼気に関わる筋肉(腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋、大腰筋、腰方形筋、多裂筋、腰部起立筋)が伸張し、重心の周りで角の腰椎の動きが起きるのを防ぐためにコアに圧をかけます。 私たちが適切にIAPを構築すれば、胸腔の圧は急激に低下し、空気が肺に吸い込まれる真空を作り出します。もしIAPが適切に構築されていれば、胸を能動的に持ち上げる必要はなく、呼吸の補助筋群がそれぞれの主な働きをするための、安定した土台を受け取ることができます。 もし前面の腱によるコネクションが切断されれば、固有受容感覚は変化します。IAPは失われ、その生産もリリースも協調性を失います。 腸腰筋筋膜が、その緩みと安定した近位の土台を失うことで、結果として股関節がタイトになります。 これは恥骨陵における腹横筋と内腹斜筋のエキセントリックなローディングであるために、骨盤底の反応への不適切なキューイングという結果を呼ぶかもしれません。 前鋸筋が、その肩甲骨縁を上肢の動きのために自由にさせるのではなく、アクティブに呼吸をする筋肉として動員されてしまうことから、IAPの喪失はまた、肩の機能不全という結果を呼ぶかもしれません。 協調性を失ったIAPの損失は、身体を、前傾した骨盤と過剰な腰椎前弯、または胸椎との負荷の進展負荷の共有不足を伴う過度に負荷のかかった腰部という、下部交差症候群に陥れ、ほぼ常に何らかのレベルの腰部の硬直や硬さと同じように考えられます。 ですから、この傷痕、そして他のすべての腹部の傷痕を、問診時の質問票に加えてください。 皆さんが患者さんに、腹部前面の外科的手術が、股関節の痛みや、骨盤底機能不全、肩の問題、腰痛、膝の不快感などにリンクしている理由、あるいは傷ができることによるIAPの損失にもリンクしているかもしれない理由を解説することを、喜んでお手伝いします。 いつもの通り、これはあなた次第なのです。 Dr.キャシー・ドゥーリー 横行切開vs.垂直切開と罹患率に関する論文は: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3228350/ 傷痕とこれらがいかに神経学的関係性に影響するかに関するさらなる情報は: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3883554/
SAQ ウォームアップパート1:グラウンドベース
先週末に開催されたばかりのリー・タフトのアスレチックスピードフォーミュラの実技より。2日間の午前午後、それぞれに紹介されたSAQドリルのためのウォームアップの中から、スポーツの動きの減速に不可欠な股関節内転筋群のアクティベーションなどを含んだグラウンドベースのウォームアップをご紹介します。
SAQ ウォームアップパート2:アップライト
先週末に開催されたばかりのリー・タフトのアスレチックスピードフォーミュラの実技から。SAQドリルのためのアクティベーション&モビリティードリルを含む立位でのウォームアップセクションをご紹介します。
ストレッチロール
床の上でゴロゴロ転がってローリングの練習をしていますか?オリジナルストレングスのティムがストレッチの要素を加えたローリングのバリエーションをご紹介します。是非床の上で転がって試してみてください。
痛みの教育−何が痛みの教育をより効果的にするのか?
痛みの教育は、ある患者にとっては有益な手段ですが、もちろん全ての患者に有益というわけではありません。痛みの教育は、‘従来の’医学、あるいは治療では説明不能なままであった問題に対する物語、あるいは説明を提供する手助けになる可能性があります。 慢性腰痛に関するこの研究論文*ここをクリックしてください*は、人々が通院において何に期待しているのかを調査しています。 “90%以上の患者が、身体診察、検査、診断、安心させてくれる言葉やアドバイス、原因に対する明確な説明、症状管理を期待していた” 90%に及ぶ腰痛は、まさにこの理由で‘非特異的’とされています。私達は、不確実性が多くの患者にとって、大きな問題であることを知っています。Mishelが最初にこのことを“theory of uncertainty of illness(病気における不確実性の理論)”で提示しています*ここをクリックしてください*。 Carrollの発表した研究論文“How Well Do You Expect to Recover, and What Does Recovery Mean, Anyway? Qualitative Study of Expectations After a Musculoskeletal Injury(どの程度の回復を期待するのか?一体、回復とは何を意味しているのか?筋骨格系障害における定性的研究)”*ここをクリックしてください*もまた診断のプロセス、不確実性、回復に対する期待に関するその後の影響に関して議論しています。 しかし、データは痛みの教育が手助けになると示唆してはいますが、非常に伝えにくいものでもあり得ます。 Louis Giffordの引用文が、それをうまく要約しています。 “セラピストから、痛みは実は何でもないと説明を受けた患者が、突然、椅子から立ち上がり、帰宅し、ここ5年間乗っていなかった自転車に乗り始めた…。ただ痛みなど本当は存在していなかったのである!” どのように痛みの教育の伝達を改善できるか? 私がしばしば熟考する疑問は、私達は解剖学を神経生物学に置き換えているのではないか?ということです。私達は、複雑な生体力学の話というよりも、脳、神経、受容器官を含む複雑なプロセスを人々に浴びせかけているのではないでしょうか?一体、どの程度の神経生理学、あるいは神経科学が実際に必要とされているのでしょうか? 場合によっては、もちろんそれは有益ですが、多くの場合、実際には妨げになる可能性があります。これは、可塑性、感作、痛みにおける脳の役割のような重要な概念が重要ではないということを意味しているのではありませんが、注目されてしまうかもしれない些細な情報は不必要かもしれません。 もしかすると、この研究論文*ここをクリックしてください*における、いくらかの情報を利用できるかもしれません。MRIの報告書の簡素化は、その情報の受け取られ方において良い影響を及ぼすようです。これはまた、痛みの教育の伝達において適用できるかもしれません。患者にとって、侵害受容、あるいはイオン・チャンネルが何を意味するというのでしょうか?もしうまく伝達されないのであれば、それは、結局、VOMIT(Victims of Medical Imaging Technology(医用画像工学の犠牲者))と非常に類似したものになる可能性があります*ここをクリックしてください*。 情報そのものよりも、情報の伝達と情報の文脈にフォーカスが置かれるべきではないでしょうか? 貢献 痛みの教育を成功させる重要な要素に関して、他の意見を得ることも良いのではないかと思い、ソーシャルメディアを使い、協力してもらうために世界各国からの仲間に働きかけました。 私はすでにいくつかの重要な概念を主張してきましたが、私が今まで考慮していなかった他の概念を認め、自分自身に、そして、恐らく幅広い治療社会にも貴重な考察の材料を与えてくれたことを認めざるを得ません。 私は議論された要素に喜ばしく驚きました。ほとんどの事が実際の情報自体に関連したものではなく、伝達プロセスと思考プロセスを含むものでした。 それらがこちらです! 傾聴 総じて、貢献者によって示されていて、最も一貫している点は傾聴です。 傾聴は重要な臨床的手段です。痛みの教育はしばしば情報の伝達として考えられますが、それは傾聴から始まるべきです。これは多くの分野で推奨されていると思いますが、私達も知っているように、患者はしばしばすぐに言葉を遮られてしまうことがあります*ここをクリックしてください*。このことを常に肝に銘じておくべきです。 聞いてもらいたいという欲求はまた、患者の視点から高く評価されているようであり、治療同盟を構築する手助けになります*ここをクリックしてください*。これは恐らく、伝達された情報を受け取り、処理する人達にとって重要です。 これは‘治療としての傾聴’に関する素晴らしい研究論文です*ここをクリックしてください*。 検証 数名の患者もこの議論に貢献し、彼等の経験を傾聴・検証している人が、回復における重要な部分であると感じていました。これはまた、患者の視点に関する上記の研究論文にも関連しています。もし症状を‘医学的観点から’説明できない、または従来の治療介入で解決できないのであれば、患者は彼等の苦しい体験を‘捏造’、あるいは誇張しようとしていると見られていると感じるかもしれません。全ての痛みは現実であり、その痛みはしばしば解説し難いものですが、ある人がそうだと言っていること、そのまままでもあります。それ以外の何物でもないのです! 個別化 一貫して提案されるもう一つの重要な点は、伝達の個別化と関連性のある状況に置くことに関するものです。私は個人的に、痛みの教育を、その人の現在の状況に当てはめて行うことを好んでいます。重要な概念の一部と結び付けて、痛みの教育を彼等の物語に組み入れ、彼等の痛みを伴う実例を用いることによって、理解の要素を得られやすいと考えています。 これは傾聴の重要な要素とうまく適合します。傾聴無しに、私達は情報を患者の物語の文脈の中に置くことは不可能です。 疑問は、これが一般的に伝達される情報よりもより効果的なのかということです。私にはわかりません。これは、研究すべき興味深い比較であると思います。 質問すること! 私が、質問しないと認めなければならない一つの事は、単に“あなたは痛みについてもっと知りたいですか?”ということです。これは多くの人達によって提起されました。これは、望まれていない痛みの科学を詰め込むという、非常に現実的な問題を回避させるかもしれません。痛みの科学は、突然のひらめきを期待してセラピストが落とす知識の爆弾というよりはむしろ、必要とされ、望まれる場所で賢く適用されるべきです。 受動的な情報のやり取りではない ここで関わる二人の立場は、同等であることを忘れないでください。ただ単に先生と生徒という関係ではありません。患者の実体験もまた重要なのです。セラピストもまた、特に患者の経験に関して、患者から学ぶことができます。恐らく、それは、単に教育的経験というよりもむしろ、ネガティブな状況において、お互いに共通した意義を見つけるための、二人による旅路のようなものであるはずです。 痛みの科学は考え方のひとつであり、介入ではない 痛みの教育の適用に関して、最近私が目にした批評の一つは、それが独立した介入として見られるというものです。よって、痛みを説明するために以前に聞かされていた発言や比喩を人々の詰め込むのではなく、概念や考えは、提供される治療を論理的に考え、コミュニケーションをとり、説明し、適用する方法に影響を及ぼすべきものです。 経験は会話と同様に強力である ただ単に会話だけではなく、行動もまた強力な教育者です。恐らく、時折、会話は行動の前後に必要とされますが、実際の行動無しに、ポイントを‘証明’することはできません。身体に関する信念が、この良い例です。異なる結果やポジティブな結果を(潜在的に何度も)目の当りにすること、あるいは感じることが無ければ、信念は変わらないかも知れません。 ここでもまた、傾聴が重要です。認知感覚と同様に身体感覚における再概念化を必要とする極めて重要な経験とは何でしょうか。 どのようにあなたの教育が解釈されているのかを理解する 治療プロセスのあらゆる部分がそうであるように、痛みの教育は、ポジティブな結果と同様にネガティブな結果を及ぼす可能性があります。私達は脳の話やアウトプット等の話をして人々をかなり困惑させるかもしれません。それがいかにセラピストによる善意、あるいは包括的なインプットであったとしても、彼等がこの情報をどう解釈をするかが、成功の決め手となります。 これは結局、言い回し、ヘルスリタラシー、治療同盟に尽きるかもしれません。潜在的に影響を与えるもののリストに終わりはありませんが、本質的には、ネガティブな効果を軽減する能力は、単に問いかけることに左右されるかもしれません! 私達は、簡単に理解できる情報量を使用し、明瞭・簡潔であること、信条に関する意見の対立を避けること、また、ネガティブ、あるいは長ったらしい医療・解剖学的専門用語や言い回しを避けることによって、この解釈に影響を及ぼすことができるかもしれません。 内省的質問 ただ単に意見を提供するだけではなく、内省的質問を使用しましょう。これは、理解を容易にし、この新しい情報を彼等自身の個人的経験に適用し、彼等の信条に関して批判的に考察する手助けをするかもしれません。 例えば、ある人が、何年も前に起きた椎間板ヘルニアによる腰痛に関してネガティブな信条を持っているとします。私達は、構造と症状は常に一貫した関係を示すわけではないと示唆することもできるでしょう。そして、症状が現れたり消えたりしないか(長期間にわたる腰痛では一般的に発生する)、‘椎間板ヘルニア’が依然として変わらないままならば、これが唯一の原因なのかを質問することによって、詳しく調べるかもしれません。 もちろん、これはいくつかの意見に過ぎませんが、まとめてみれば価値のあるものです! 重要な点 人々は答えを求めている 不確実性は事態を悪化させる 痛みの教育は多少の説明を提供するかもしれない それは手強く失敗することも多い 痛みの教育をより効果的にするかもしれないいくつかのこと 傾聴 検証 個別化 求められていれば/必要であれば質問すること 受動的な情報のやり取りではない 痛みの科学は考え方のひとつであり、介入ではない 経験は会話と同様に強力である どのようにあなたの教育が解釈されているのかを解釈する 内省的質問
股関節後部外側複合体のアイソメトリックス
キネティコス創立者の一人であるトラビス・ジョンソンが、股関節後部外側複合体の左右対称性のリストアのためのテクニックをご紹介します。ヒップヒンジの運動パターンにおいて、側方にシフトしがちな傾向にある前額面の安定性に欠ける人にとって、特に有効なテクニックの一つです。
グルートハムレイズの4つのアドバイス
ハムストリングのエキセントリックなトレーニングとして効果的な、グルートハムレイズを正しく実行できている自信はありますか?ベンチを使ったグルートハムレイズで、よく見られがちな間違いと、その修正方法をエリック・クレッシィがご紹介します。