トム・マイヤーズは、アイダ・ロルフ博士、モーシェ・フェルデンクライス、そしてバックミンスター・フラーから直接指導を受け、またジュディス・アストン、エミリー・コンラッドといったムーブメント指導者達から、そして武道の世界からも学びを得る。
彼のアプローチは、欧州オステオパシースクールで学んだ、頭蓋仙骨、内臓、及び内在的動きの研究からも影響を受けている。
過去35年間以...
すべての哺乳動物は、広範囲の外傷もしくは、ウイルスやバクテリアによる感染に対して炎症反応を提示し、神経筋筋膜組織収縮もその不随意反応の一部として現れます(Grinnel 2009)。人間はまた、骨格筋や平滑筋の収縮を通して、さまざまなレベルでストレスに対して反応します。長期にわたる問題は、反射的もしくは、姿勢の緊張過度反応によるものというより、むしろ脅威、外傷、ストレスを経験した後、身体組織の張度や弛緩が正常状態に回復する事後反応の欠如によるものです。その後次々に起こる軟部組織や骨格の代償は、自動的に身体機能を慢性的な筋筋膜収縮状態、筋繊維芽細胞活動の増加、筋膜組織の拘縮に確実に適合させることになります(Langevin et al 2009; Schleip et al 2005)。