NYのデイメンカレッジにて理学療法の学士号を取得の後、ノースキャロライナ大学にてスポーツ医学に焦点を置いた人体運動科学の修士号を取得。
スポーツ理学療法公認臨床スペシャリスト(SCS) 公認アスレチックトレーナー(ATC ) 公認脊柱徒手療法家(COMT) NSCA - CSCSアスリートパフォーマンスにおいて13年間勤務し、パフォーマンス理学療法部門とチームスポーツ部門...
(Bridging the Gap from Rehab to Performanceからの抜粋)
私たちは、局所的なケガの箇所や痛みの源だけでなく、モーションセグメント全体の正しい使い方について再確立する必要があります。例えば、もし、肘の問題に対処しているのであれば、頚椎、肩複合体、肘、手首そして手が一つのユニットとして連携しているか確認する必要があります。また、身体の他の部位においても代償的な可動域の損失がないことも確かめなくてはなりません。正しい神経筋骨格評価を通して、診断医は傷害を負った組織を守るために身体が代償を行ったかどうか、またはその箇所を特定することができるでしょう。神経システムは痛みのある組織の保護を優先し、それに応じて動作を調整します[ii]。
私は昔、トラウマ的外傷で肘の脱臼をしたアスリートを受け持ったことがあります。私たちのかなりの努力にもかかわらず、彼には防衛性筋緊張がおこり、そして身体から腕を離すことを恐れたため、動きの損失や痛みなどの肩の問題を抱えてしまいました。結果として、傷害箇所の隣の部位、このケースでは肩に機能不全が起こってしまいました。