ブリティッシュコロンビアでは、規定もなく、政府の観閲の対象でもなく、栄養に関心のある個人であれば誰でも使用することができる ”ニュートリショニスト/栄養士”という名称に対して、医師、薬剤師、看護師などと同様に、法律で保護され、医療専門家としての規定に沿った教育を受ける” ダイエティシャン/食事療法士” という資格が存在します。ブリティッシュコロンビア食事療法士大学などの規制機関に登録をする必...
あなたにとってグルテンは悪いものでしょうか?
2018/04/26配信
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ここしばらくの間グルテン除去食は流行となっていて、多くのセレブ、食品業者、フードサービス機関によって奨励されています。しかし、グルテンは本当にあなたにとって悪いものなのでしょうか?この話題について一緒に探っていきましょう。
まず、グルテンとはなんでしょうか?グルテンはたんぱく質(炭水化物ではありません!)、であり、小麦、大麦、ライ麦のような穀物に自然に存在しています。グルテンは食品にとって重要な成分であり、パンの食感といったような物理的な特性に関わっています(1)。
セリアック病(カナダの人口の約1%(2))を患っている人にとって、グルテンを摂取することは、体の自己免疫反応を惹起させ、小腸に損傷を与えます。このことが栄養素吸収障害、疲労、腹痛、膨満感、下痢、貧血のような症状を引き起こすことが多くあります。セリアック病を患っている人すべてが身体的症状を有するわけではありませんが、症状を有していないからといってセリアック病を患っていないということではないということを覚えておくことが重要です。セリアック病は最初に血液検査を実施し、この検査が陽性であれば、小腸の組織検査によって診断を確定させるべきです。セリアック病を患っている人にとっての唯一の治療は、厳格なグルテン排除の食生活を生涯行うことだけなのです。セリアック病を治療しないまま放っておくと、栄養障害、大腸がん、神経学的問題、骨密度の減少、不妊症などのリスク増大に繋がります。