ベン・コーマックは、コーキネティック(Cor-Kinetic)の創設者である。彼は世界的に有名な教育者であり、研究者であり、国際的なプレゼンター/スピーカーでもある。また彼は2002年以来一流のスポーツやリハビリテーションの分野に関わってきた実績を持つ。
彼は、数多くのトレーナー、理学療法士、オステオパス、スポーツセラピスト、足専門医、強化&コンディショニング(S...
“腰痛を治すためには、どのエクササイズが最適ですか?”という質問の後に、よくある質問のひとつが・・・
“患者はどのくらい頻繁にエクササイズをするべきでしょうか?”です。
私たちが覚えておかなければならないことのひとつとして、“どのくらいの頻繁に”または頻度は、強度と努力度に連動しており、したがって休息&回復の必要性にも繋がるということがあります。そして、研究で報告されないことが多く議論中である要素のひとつは、強度なのです!! 私たちは、3x10や5x5など何でも設定することはできますが、強度が伴わなければ、セット数とレップ数はあまり意味を持ちません。
強度と努力度はしばしば同じ意味で使用されますが、これらを区別する厳密な違いがあるとすれば、強度はより客観的に測定を行うことができる(例:ランニング中の心拍数)一方で、努力度は自分自身がそれをどのぐらいきついと感じるかです。ですから、ボルグスケールで表す自覚的運動強度(RPE)は、直近の動作心拍数に関連付けるように設計された主観的な尺度です。よって、厳密にはまったく同じとは言えませんが、私の見解では、強度と努力度には深い関係があり、臨床においてRPEは、簡単でベーシックな強度の尺度として使用できます。