ベン・コーマックは、コーキネティック(Cor-Kinetic)の創設者である。彼は世界的に有名な教育者であり、研究者であり、国際的なプレゼンター/スピーカーでもある。また彼は2002年以来一流のスポーツやリハビリテーションの分野に関わってきた実績を持つ。
彼は、数多くのトレーナー、理学療法士、オステオパス、スポーツセラピスト、足専門医、強化&コンディショニング(S...
おそらく私たちは、知覚や感度の強弱を説明するために、主な痛みの誘因である睡眠、ストレス、信条などもっと広範な生物心理社会的な要因も使っています。
痛みの感覚が患者の一番の感心事であるという考え方は、痛みの度合いよりも活動の制限の方がより重要であるのではないかということから、すでに疑問視されています。
より広範な生物心理社会的な要因は、しばしば“疼痛感受性”または“疼痛耐性”との関連性が研究されています。疼痛刺激や長期化する刺激への反応が増減することは、知覚または“感受性”の増大との関連性を用いて議論することができます。それらの要因がその人自身やその人の生活の質に与えた影響よりも、痛みへの影響の方に注目が向けられているようにみえます。私たちは、両方に取り組むべきではないでしょうか?
睡眠を一つの例として見てみましょう
睡眠には、痛みと双方向の関係があります。それは、ニワトリが先かタマゴが先かと同様、はっきりしたものではありません。不適切な睡眠は、実際に仕事にも社会的交流、生活の質にも影響することがあります。それよりも、私たちは、この点に注目し、これを調節因子として知覚を説明してもいいわけです。