Vリーグに所属するNEC Red Rocketsトレーニングコーチ、JT Marvelous S&Cコーチを経て、現在は国立スポーツ科学センターでジュニアからシニアまでトップアスリートのトレーニング指導に携わっている。
1レッグ・ドロップ・スクワット
2016/05/31配信
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前回は両脚でのドロップ・スクワットをご紹介させて頂きましたが、今回は片脚のパターンです。
プライオメトリクスの導入としては最適なエクササイズの一つです。
このエクササイズの目的
・ジャンプする前にしっかりと衝撃吸収のできる着地動作を身に付けること。
・カッティング時に下肢のトリプルフレクションを出せるようにすること。
・片脚でも効果的に加速時の推進力を生み出すためのパワーポジションを確立すること。
などがあります。
両足での立位から片足を浮かせてみてください。バランスをとるために自然と股関節は内転位に変位していくと思います。
側方または多方向のカッティングにおいて進行方向と逆側の足で接地し減速が始まる場合、同じように股関節は内転位になり、下肢のトリプルフレクションを使い減速し、再加速する。こういった状況では、股関節が通常よりも内転位をとるために両足の時よりも股関節の外転筋はよりエキセントリックに、しかも筋の力−長さ関係から見ると不利な状況で活動しているのではないか推測できます。