マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
TRX TV 5月2週目のシークエンス(ビデオ)
負荷を軽減したポジション、負荷を加えたポジションと漸進させながら、股関節の可動性を高めるドリルをシリーズでご紹介します。アクティブに使える可動域を得ることは、動きのクオリティーの維持のために不可欠ですよね。
立方骨のモビリゼーション
2014年6月22日にSYNERGYにて開催させていただいたITTピラティスのジーン・サリヴァンのセミナー”足部から股関節へのコネクション”から、回内した足に良くありがちな”内側に落っこちた立方骨”を動かすためのアプローチをご紹介します。
DVRT ニーリング水平プレス
2014年7月3日に開催されたDVRTレベル1認定コースから、オーバーヘッドプレスの動きのための充分な可動域がない、あるいは筋力が足りないという人のために。体幹をしっかりと安定させるために、両膝立ちのポジションでUSBを真直ぐ前に押し出す水平方向のプレスをご紹介します。
グレイインスティチュートニュースレター 7月 パート2/2(ビデオ)
ストレングスコーチ、パティ・マックがワールドカップの試合開始後20分目にハムストリングスの挫傷をしたUSチームの選手を例に、長さを増した身体後面の組織をより強く使いこなすための立体的なアプローチをご紹介します。
セラバンドループを使ったエクササイズ
ループ状になったセラバンドを使用した、簡単にできる効果的な股関節内外旋のためのエクササイズと肩関節外旋のためのエクササイズをご紹介します。シンプルなエクササイズの目的を理解して行うことができればとてもパワフルなツールになります。
ヒップヒンジアセスメントツール(ビデオ)
アメリカで大人気のストレングスコーチ、ダン・ジョン。彼のセミナー風景から股関節の屈曲伸展の動き=ヒップヒンジを正しく行うためのアセスメントと指導法のアイデアをご紹介します。ヒップヒンジ本当に正しく行えていますか?
足部と足首の強化エクササイズ
2014年6月22日にSYNERGYにて開催させていただいたITTピラティスのジーン・サリヴァンのセミナー”足部から股関節へのコネクション”から、マニュアルの抵抗を使った足首の多面的な動きの強化をご紹介します。
筋肉の活性化−筋肉は単に骨と関節運動に“反応するもの”なのでしょうか?
これまで私は、“筋肉は反応するものである”というギャリー・グレイ氏の見解に関しての、さまざまなバリーションを目にしています。その通りだと思います。“筋肉は反応するもの”なのです。 ギャリー氏が言わんとする“筋肉は反応するもの”というのは、我々は一般的に、筋肉を求心性収縮の力の産生者として見ている、ということを意味しているのだと思います。実際には、運動中、まず遠心性収縮によって、動作の減速をする必要があります。歩行について考えてみると、動くための力を作り出す前に、最初に重力、床反力、質量、モメンタムを弱力化するために屈曲します。つまり、私達は求心性収縮の力を作り出す前に、身体に作用している力に反応しているのです。 このテーマに沿って、骨と関節が動作を感知し、筋肉はこの動作によって必然的に決定されるというバリエーションを加える人達もいます。 コーキネティックでは、その見解は全体像ではないと感じています。“筋肉は反応するもの”ですが、骨と関節にではなく、“脳に反応するもの”なのです。動作はただのフィードバック・モデルではなく、フィードフォワード・モデルであることも忘れてはなりません。 骨とそれに関連する関節運動は、脳が筋肉の伸長、短縮、もしくは同じ長さでありえることを選択する情報に基づいて、脳への機械受容器の求心性(フィードバック)信号を作り出すでしょう。よって、実際には、筋肉が骨に指示をするかもしれません。これは、関節可動域が欠如している際に、私達がいつも目にすることです。筋肉は減速の制限を選択することができます。身体に作用している力に直面する際、筋肉はただ反応するのではなく、減速を制限する選択することができるのです。 筋紡錘は、単にフィードバック機構だけでなく、フィードフォワード(遠心性)機構でもあります。紡錘内線維の張力は、脳からのフィードフォワードによって制御されています。これは、筋紡錘の張力が遠心的に変化するのであれば、筋紡錘の張力は筋紡錘増幅率を変化させ、求心性フィードバック情報(長さ変化と長さ変化の割合)に影響を及ぼすということを意味しています。脳は、脳自身から受け取る情報の感受性を変化させることができるのです。驚きです! 私達が異なる地面を走るとき、この恒常的な剛性調整を経験します。地面の剛性は変化しますが、脚のバネの剛性は一定のままです。これは、生体力学的な骨運動は極めて一定のままであるにも関わらず、筋紡錘増幅率における遠心性変化を介して、筋緊張の変化を作り出すことができるということを意味しています。ファーリー氏は、この分野において素晴らしい研究を行っています。研究論文を読む場合は、ここをクリックしてください(英語)。 脳は骨および関節運動に筋肉の“反応”を指示するでしょう。それは、単に動くことによって反応するのではありません。実際に、私達は、筋肉の活性化パターンは、単に骨運動への反応で変化するのではなく、痛みによっても変化することを知っています。私達は傷害に対応するために防御的運動パターンを発達させ、多くの場合、傷害前の運動能力に完全復帰することはありません。実際、生涯にわたって、特にスポーツをしているのであれば、私達は運動パターンの変化をもたらし、個性的な動作の特徴を作り出す、数えきれないほど多くの傷害を経験します。 “痛みのある、あるいは傷害のある部位を保護するための運動戦略を変化させるために、痛みは強力な刺激を提供するが、痛み、もしくは傷害の解消は、必ずしも初期パターンに回帰するための刺激を提供するとは限らない。” ホッジス 2011年 ホッジスは、痛みと運動制御の変化に関する素晴らしい研究を行っています。 “痛みへの適合は、多くの短期的な効果があるが、長期的な影響を及ぼす可能性を伴う。” ホッジス 2011年 よって、私達は、脳によって知覚される、望まれていない骨運動に対して保護するために、筋紡錘増幅率の変化のようなフィードフォワード制御を使用することができます。単純な骨運動の変化(特に施術者の手のような外因によって受動的に作り出された)は、運動パターンの長期的適合を作り出すでしょうか?私の経験によると、常にそうであるというわけではありません。 私達はまた、それが運動パターン、感情パターン、もしくは化学パターンのいずれにせよ、痛みが脳内の一連のパターンへの反応であることを知っています。ロリマー・モーズリー氏が唱える‘ニューロタグ’の概念のように、それは痛みと身体の一部分に関連しているニューロンの発火を介しているのみなのかもしれません。これは、ただ単純に痛み、あるいは慢性痛に関連している身体の一部分についての話をするだけでも起こるかもしれません。 私達は骨に筋肉の反応を作り出させることができます。これは、身体に蓄積された運動パターンと単純な生体力学的運動よりもさらに複雑な以前の経験に基づいて、 身体が自身の運動を制御する必要がある際には起こらないかもしれません。 身体は一つの巨大なフィードバック・ループです。脊髄と小脳より更に脳の上位にある系統はまた、どのように筋肉が反応するかを決定づけるでしょう。これらは、眼、前庭、感情、痛みの知覚と、そして以前に蓄積されたパターンと反応なのかもしれません。 最後の見解です。もし身体が単純に生体力学的で、力に基づいたモデルであるならば、構造的な問題を持つ人達は皆、痛みに苦しみ、“良い”構造を持った人達は皆、痛みに苦しむことはないでしょう。私達はこれが真実ではないことを知っています。学術的に優れない足型や明らかな脚長差を持っていても、人々は素晴らしい事や痛みの無い生活を成し遂げています。研究がこれを証明しています。 では、一体何が彼らの痛みや動作の反応を調節しているのでしょうか?もちろん、脳です。よって、僅かな脚長差をもつことが、ある人の痛みの原因の可能性でもありえ、他の人にとっては、明らかな脚長差をもつことが痛みを引き起こさない可能性もありえるということを意味しています。個々の脳と中枢神経系の反応が、これを決定づけているのです。これが、多くの科学的研究が、治療方法と構造的異常が身体に及ぼす影響についての結論に達していない理由なのかもしれません。“常にというわけではない”という表現は、“絶対にそうならない”ということを意味しているのではありません。私達は、身体に関して決定的な何かを持つことができるのでしょうか?科学的根拠に基づくアプローチは、適切な人への適切なアプローチを無視してしまうかもしれません。それはただ、常に万人に適したものなど無いということを意味しているのです。でも、そんなことは分かっていなしたよね?これが、私がとても尊敬する人達が、身体の治療や異なる様々な分野の専門家からの学習に対して多面的なアプローチをする理由なのです。 これは、あなたの脚長差が痛みの原因であると言っている人達は、50%正しいかもしれない、あるいはあるある種の足型が腰痛の原因になるだろうというのもまた正しいかもしれないということを意味しています。その筋膜がすべてのカギであるというのもひょっとしたら時には正しいかもしれません。しかし、それらの確実性の背後には、先入観によって曖昧になった個人的経験以外には、何も本当のものは存在しないかもしれません。私自身を含む全員が、先入観によって曖昧になっています。 かの有名なイギリスの哲学者バートランド・ラッセル氏が“この世界での問題は、聡明な人々が疑問をたくさん抱えている一方で、愚かな人々が確信に満ち溢れていていることである。”と引用していますが、人々は確信的であると同時に聡明でもあるので、私はこれが文字通りに真実であるとは思いません。私達はただ、自分たちの方法論により多くの疑問を抱き、身体へのその他の影響、その痛みとパフォーマンスを意識する必要があります。 別のアプローチは、脳内の影響力の大きい構造に目を向け始めることかもしれません。そして、脳が身体にとって“危険”であると知覚するかもしれない脳領域の確実性と制御を向上させるかもしれません。これは、局所の関節レベル、より上位の皮質レベル、あるいは両方で少しずつ発生するかもしれません。
DVRT ニーリング水平プレス+ローテーション
2014年7月3日に開催されたDVRTレベル1認定コースから、オーバーヘッドプレスの動きのための充分な可動域がない、あるいは筋力が足りないという人のために。体幹をしっかりと安定させるために、両膝立ちのポジションでUSBを真直ぐ前に押し出す水平方向のプレスにローテーションを加えたプログレッションです。
PCL損傷の治療は、手術をしなくても成功する
ACL(前十字靭帯)損傷よりは頻度は少ないものの、PCL(後十字靭帯)の損傷も起こる可能性はあり、適切な処置をしなければ深刻な膝の問題を引き起こします。PCL損傷は、膝からの転倒、交通事故、スポーツ障害などのよくあるメカニズムで起こりえます。場合によっては靭帯の再建手術が推奨されますが、長期的にみて、ACL損傷の手術の結果よりうまくいかない傾向にあるようです。 PCLを損傷すると、膝が緩くなり膝関節炎の初期兆候が現れやすくなります。膝の機能を修復し、関節炎への進行を最小限に抑えるために、膝をコントロールする筋群の筋力強化によってアプローチする理学療法が一般的に推奨されています。 PCL損傷の治療は、手術をしなくても成功する 権威あるAmerican Journal of Sports Medicine(アメリカン・ジャーナル・オブ・スポーツメディスン)に発表された最近の研究では、手術の介入なしでPCL損傷の治療に成功したことが立証されました。著者は、PCL単独の損傷患者群に何が起きたか、また彼らの膝の状態を研究するために、最長21年にわたって経時的に追跡しました。 長期的な結果は、PCL損傷を患っていても活動を継続することができ、筋力や可動性もよく、手術介入なしの膝に満足しているということを示唆しています。 ほぼ90パーセントの患者に関節炎の兆候が現れませんでした。 思うに、このような長期的な好成績のための重要な点は、損傷後の適切な理学療法とフィットネスプログラムを通して何年も活動的でい続けることにあります。膝の強さを維持することが必要なのです。 PCL損傷が関節炎に移行しやすくすることは、知られています。だからこそ、膝を安定させ関節や軟骨への負荷を軽減するために、膝と下肢の筋群を強化することに重点を置いているのです。強く活動的に保つことにより、今後起こりうる膝の問題を回避できるかもしれません。今、膝のために費やした時間は、これから先の問題の予防に役立つはずです。 私達の行うリハビリテーションの焦点は、ストレングスエクササイズとダイナミックスタビリティエクササイズ(動的安定化を図るエクササイズ)を組み合わせることによって、下肢を強く安定させることです。 最も重点をおくべき筋群のひとつは、大腿四頭筋です。数多ある大腿四頭筋の機能のひとつに、脛骨の後方移動を制御することで、PCLによる膝の安定を補助するということがあります。大腿四頭筋の筋力を保つことは、PCLにかかる負荷を軽減します。下肢全体をコントロールする股関節の筋群にも同じ原理が当てはまります。 PCL挫傷の生体力学 的確な筋群に重点をおくのと同じぐらい重要なことに、PCLに過剰な負荷がかかるエクササイズを避けるということがあります。生体力学的側面からの私達の研究では、損傷後に避けるべきエクササイズを特定することができました。たとえば、ハムストリングカールは、損傷したPCLに負担をかける恐れがあります。 下記のグラフで、開放運動連鎖(ニーエクステンションのような)閉鎖運動連鎖(スクワットのような)のエクササイズのどちらにおいても、膝が屈曲していればしているほどPCLにかかるストレスが増加傾向にあることが分かります。 グラフ中の曲線の大きな頂点は、PCLへのストレスが大きいことを示しています。PCLにダメージを負った膝では、この負荷が関節の挫傷や弛緩を引き起こし、やがて膝関節と膝蓋大腿関節の軟骨の摩耗を誘発します。 PCL損傷のリハビリテーションの実施や、PCL損傷後のフィットネスプログラムへの参加は、単純なものではなく、万人用の型にはまったプログラムは避けるべきです。PCL損傷が膝関節の機能に及ぼす影響を十分理解した専門家を探す必要があるでしょう。このことが、全ての人に対しての特有な理学療法とフィットネスプログラムは個人に合わせたものでなければならないと感じる理由のひとつなのです。 重視すべきエクササイズと筋群、そして避けるべきエクササイズがあるということが、お分かりになったと思います。 PCL損傷だからといって落ち込む必要はありません―― 適切なPCL損傷後リハビリテーションガイドラインに沿って、下肢を強く維持し活動的でいれば、関節炎の早発の可能性を最小限に留めることができるという素晴らしい結果が報告されています。
私の好きないくつかのこと
以下の質問を投げかけてくれたヘンリー・リベラに感謝します! 仕事のやり方を変えた資格/クラス/セミナーは何か? 現場で一番役に立っている道具は何か? どんな技術を一番よく使うのか?なぜ? 現在、パフォームベターサミットで行う予定の「あなたの道具箱の整理方法」という講演の準備をしています。基本的に、私たちはとても多くのことを学び、とても多くの資格を取得し、リハビリテーションとパフォーマンスを融合して、境界線はなくなっています。私たちは一体どうやって「行くべき」映画を見つけるのでしょう?どうやって、一つの哲学や教えを「鵜呑みに」せずに、概念を融合するのでしょうか? ここでは、私の好きないくつかのことをお話しし、融合させることについてはパフォームベターでお話しします。 1)仕事のやり方を変えた資格/クラス/セミナーは何か? 私がアスリートパフォーマンスで過ごした時間は、明らかに人生を変えるものでした。13年間組織に所属して、ほとんど最初から、開発し、考えて、融合し、挑戦して、問いかけるということができました。もちろんマーク(アスリートパフォーマンスの代表)は、こういった全てのことを奨励してくれました。あの環境は、私にリハビリとパフォーマンスの溝を埋める基礎を与えてくれたとともに、技術を発展させ、研ぎ澄ますことができました。あのような支援のある環境でなければ、私は今のような治療家にはなっていないと思います。ですから、「AP(アスリートパフォーマンス)の哲学」は私の動きに対するアプローチの基礎となっています。動きの分析や復元に関する私の見解は、マークや他の人々に教わったことにはっきりと基づいています。 それから私はフィル・シザーという人に会いました。彼は、テキサス工科大学の教授で、博士で、歩く医学文献です。私たちは出会ったとき、理学療法の世界に足を踏み込んでから、長い間生き別れになっていた兄と妹のような感じがして、互いに全く異なる角度から再会に向けて歩みを進めているような感じでした。深いでしょ? 私は、彼が教えていた膝に関する3日間のクラスに参加しました。クラスに向かいながら「3日間も一体何について話すのだろう?」と思っていたのを覚えています。クラスを受け終えると、私がそれまで膝に対して行っていたアプローチは、業務過誤寸前の行為だったと感じました。詳細なる解剖学、診断テストの詳細、そして研究の精密な吟味に圧倒されました!その場ですぐにフィルの教え(国際整形徒手療法学会アメリカ支部(IAOM-US: International Academy of Orthopedic Manual Therapy-US)のコースカリキュラムで説明されています。私は、IAOM-USが提供している12の全てのコースを受講し、その全ての虜になりました。IAOMの方法を学んでから、私の鑑別診断や診断テストのやり方は大きく変わりました)とマークの教えが結びつきました:リハビリからパフォーマンスへのつながりが明確になり、構造と機能の関係が明確になったのです。 この構造から機能、そして機能から構造の連続体こそが、シカゴやロングビーチでのパフォームベターサミットで話す内容です。この連続体のどこで、すべてのことが組み合わさるのか? 2)現場で一番役に立っている技術 それは「自身の主観的テスト」です。みなさんが聞きたかった答えではないでしょうね?主観的?!?!魅力的じゃないですね!そう、魅力的ではない。でも本当に大切で、多くの施術者が忘れてしまっていることです。主観的テストは、恐らく私の行うテストのなかで最も長い時間を取っています。アスリートのことを知り、彼(彼女)らが今までにやって成功したことを知り、同時に失敗したことを知り、性格や、集中力のレベル、目標、悩み、正確な痛みの位置、痛みのレベルが上がる行為、下がる行為、過去の経歴(病歴や手術歴、それに伴う感情の経緯)、現在の状況(選手契約の必要性、引退の必要性、妊娠中など)、そして、将来望んでいる事、こういったことの全てがあなたの介入が、どのくらい成功するかの絶対的な指標になります。率直に言って、10回のうち9回は、彼らの話から、何が悪いのか、どのように治療するか、競技に戻るまでの過程がどのくらい困難かがわかります。主観的な見解と患者に対しての理解は、あなたが「治せる」治療家になるための鍵になります。なぜなら単に、アスリートが言いたかったこと、言わなければならなかったことを時間をかけて聞いたからです。 3)一番役に立っている道具は何か? みなさんは、私が恥じらいなくドライニードリングの教育ビジネスを売り込むと思っているのでしょうが、違います。私がドライニードリングの「教育ビジネス」(教育を強調します)に携わっているのは、それが私の施術の方法を変えたからです。私は、モビライゼーション、ストレッチ、肘を使った施術など、過去に行っていたほど頑張って働いていません。私はこの業界に18年います(ただし、一週間に40時間働くと考えるなら36年くらいになるでしょう)。 それこそまさに現場で、最前線で働いています。正直に言うと、もう年寄りですし、疲れています。(今は、3ヶ月の長期休暇を取ったので、だいぶ疲れは取れています!)しかし、ドライニードリングは、私の治療計画において、驚くべき効率と効力を与えてくれました。ですから、みなさんにも伝えたいのです。 まとめると、これが私の技術、ツール、そして哲学であり、現在の治療家としての私を形作っているものです。覚えておいてください、技術やツールは、私たちの哲学を表現する選択肢を与えてくれるに過ぎません。哲学は、日常の仕事を高めてくれる技術やツールを探す上で、必要な道しるべです。私たちは、まだその一部に触れはじめているだけなのです。
距骨のポジションとトラッキング
回内時には、距骨が内側に落ちていくために、足首の背屈が制限され、下腿部が硬くなったりします。回外時には、その逆のパターンにもなり得ます。よりバランスのとれた距骨のポジションを実現するためのトラッキングの方法をご紹介します。