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股関節内側の3Dモビリゼーション

股関節内側の筋筋膜の複合体は、パワフルなエリア。そのパワフルさを充分発揮するための3Dモビリゼーションをレニー・パラチーノがご紹介します。

レニー・パラシーノ 3:35

バンドの抵抗を加えたデッドバグ

昔からあるエクササイズのひとつであるデッドバグに、エクササイズバンドの抵抗を加えることで、呼吸とコアの活性化を組み合せた素晴らしいエクササイズになりました。基本のベーシックな動きを新鮮に指導することができます。

マイク・ロバートソン 2:41

無理な力を要しないスピード、アジリテイ、クイックネスの向上

リアクションタイム(反応時間)、スピード、アジリティ(敏捷性)、クイックネス(素早さ)の向上のためには、本当に何が必要かをしっかりと考えてみましょう。 世の中に出回っているどのようなスピード・アジリティドリルを実践したとしても、そこにトレーニングのコンセプトの理解が伴わなければ、能力向上は望めません。 アスリートのスピードの向上に、ニュートンの第 3 法則「作用反作用の法則」を応用します。 科学関係の書物を紐解き、スピード・クイックネス・アジリテイに関する科学を猛勉強するべ きでしょうか。そんなことはありません!ただアイザック・ニュートン卿の第3 法則「作用反作用の法則」を考えればいいのです。単純に言えばすべての動きには、作用と反作用があるという事です。ではこれをスピード・クイックネス・アジリティにどのように応用すればいいのでしょう?アスリートが動作を急速に方向転換する時、またはスターティング・ブロックをスタートする時、進行方向の逆に作用する素速い力が生じます。 この例の場合、生み出された力は足を通して地面やブロックに向かい、それと同じ大きさの力が足に返ってきます。 足が力を発揮している対象物が安定していて、潰れてしまったりすることがなければ、作用、反作用の力は同じであるはずです。 それでは、この理論をスピード・クイックネス・アジリティ、または概してあらゆる方向での運動動作にどのように応用すればいいのでしょう?ニュートンの作用反作用の法則を利用するためにアスリートが実行すべきテクニックが幾つかあります。 第一のテクニックは、地面からの反力をできるだけ迅速に利用するために、膝や股関節の深い屈曲による力の吸収を避けるようにすることです。 例えば、バスケットボール選手が、ボールを持つ選手に対してシャッフルをしながらディフェンスを行う際に、ボールを持った選手が急速に方向転換をした場合、ディフェンスの選手はボールを持つ選手と同じ方向へ移動するために、進行方向とは逆の方向の地面に向って素早く力を発揮する必要があります。 もしディフェンスの選手が腰をかなり落としたり肩を左右、あるいは前方に向かって揺らしてしまったら、方向転換の速さに劇的な影響を与えます。 地面からの反力は、股関節の屈曲や肩の揺れによって吸収され、消散してしまいます。 アスリートは地面からの反力利用のために、安定した関節を使って力を加えることを学ぶ必要があります。 この解説で、アジリティやクイックネスの向上のために、低レベルで、素早く反応する、多面的なプライオメトリックスの重要性が理解しやすくなるではないでしょうか。 第2 のテクニックは、角度をつけて力を地面に加えることで体をより効率的に進行方向へもっていく方法で、加力角度の適用として知られています。 側方へのシャッフルを行う際、力を発揮する脚(シャッフルで移動する方向へ身体を押そうとしている脚)の角度は、身体を持ち上げる動きを起こしてしまわないように、股関節より内側に入り過ぎない、また、足の滑りを避けるためには、股関節に対して外側に大きく開き過ぎてしまわないようにポジションを取る必要があります。 動作の停止・方向転換に関して言えば、加力角度はもっと重要でもあります。体を停止させる脚の角度は、有効に力を操作するために正しくなければなりません。 作用反作用の理論に関して私がアスリートたちに教えたい最後のテクニックは、腕の動作による影響です。 直線にダッシュしたり加速する時はよく見られますが、側方に動く時も腕の動作は同じぐらいに重要な要素です。 直線的なスプリントで腕が適切に使われている時、膝からのドライブと腕の動きの間には調和のとれた動きがあります。 腕の動きが活発であればあるほど膝の駆動力も上がります。 当然ながら、柔軟性の乏しさ、身体の前に腕が交差するような腕の振りや、その他の生体力学的欠陥はスピードの妨げとなります。 腕を前後に短い振り幅で揺らせば、膝を上げる高さも制限されます。この動作は歩幅とスピードに多大な影響を与えます。 更に重要なことに、腕のドライブの乏しさによって膝を高く引き上げるドライブ力が欠如すると、地面を押す脚の動きに、そして地面からの反力にも直接的に影響がうまれてしまいます。 地面を押す脚の力に直接的に影響を与えているのは反対方向に向かう反対側の膝のドライブであり、そしてこれら全てはうまく調整された腕の動きからもたらされるのです。 アイザック・ニュートン卿がどのぐらい早く走ることができたのか知りませんが、走るスピードに関しては確実に多大な影響を及ぼしました。指導を行うアスリートには地面に向って最大限の力 をできるだけ素早くかけるよう指導することが重要です。その方法によって、より速いスピード の迅速なアスリートを輩出することにつながるでしょう。 作用反作用の法則を教えるための単純なドリルを 2 つ下に記載します。指導中のアスリートが、次の科学の試験でいつもよりいい成績をとるかもしれませんね。 1. 555 シャッフル・ドリル コーンを 5 ヤード(約 4.5 メートル)の間隔で置きます。 アスリートに足をシャッフルしながらスタート地点のコーンからもう一方のコーンへ動き、スタートにもどりまたもう一方へ動いて止まるように指示。 ここで注目しているのは力を発揮する脚の加速、骨盤が左右同じ高さを保っていること、躊躇なく素早く停止・方向転換ができることです。 重心のかかる足がどこに位置するか観察してください。クイックネスに関してどのように矯正すれば良いかが解るでしょう。 2. 前・後方の疾走 コーンを2つ 8 ヤード(約7.3 メートル)間隔に置いてください。 アスリートを最初のコーンからもう一方のコーンまでできるだけ加速して走らせます。 向っているコーンに到達する直前にコントロールしながらゆっくりと停止し、そこからスタート地点に向ってコントロールしながら後ろ向きに走って戻ります。 スタートのコーンに着いたらアスリートは早く停止して方向転換し、加速しながらもう一方のコーンへ走ります。10 秒間続けてください。 このドリルでは、前向きと後ろ向きの走行の切り替えに注目をしてください。後ろ足の加力角度は、躊躇したり滑ったりすることなくストップ、スタートができる充分な角度であるべきです。 肩は、脚、股関節と一直線になるように前方に傾けるようにします。 もしアスリートの軸足がしっかりとしていなかったり、肩のポジションがよくない場合は、スタートがもたつくくため、即座に認識することができます。

リー・タフト 2896字

バーベルよ 安らかに眠れ? パート2/2

先週の投稿記事は、今まで書いた記事の中でも、一番の反響をよんだものかも知れません!バーベルが、最も恩恵の少ないトレーニング器具のひとつかもしれない、という提案をしたところ、皆さんから、まるで気が変になったかのような反響をいただきました!!! 私はストレングストレーニングの歴史を何も知らないとか、他のトレーニング器具を批判することはおかしいとか言われたりしましたが、一番驚いたのは多くの人が私の意見に賛同してくれたことでした。 この件に関して、私の論点に異議を唱える人が、どのような視点から議論を展開しえるであろうか、を考えてみたいと思います。 “あなたはストレングストレーニングの歴史を知らない” バーベルというトレーニング器具は、1900年代にようやく注目を集め始め、その地位は、1930年代にボブ・ホフマンがヨークバーベルを設立した時に確立されたのが現実です。これは、フィットネスが初めて本格的にマーケティングされ始めた時期でもあります。確かにその前にも、ユージーン・サンドウのような方がフィットネス関連商品を売り出そうと試みたこともありましたが、バーベルは、フィットネス業界を永遠に変えることとなります。 1900年代には、マイロバーベルカンパニーが “バーベルを使えば、あなたの身体はスーパーマンになれる!”という謳い文句で売り出していました。今ではよく一笑に付してしまうような、テレビショッピングの初期の形式です。 この時代以前には、私たちが良く知っている、オリンピックリフティングというスポーツの形は存在しませんでした。リフター達は“クリーン”を行っていましたが、それには様々な異なったスタイルがあり、今の時代のように細かいルールも設定されていませんでした。片手のバーベルクリーンやスナッチ、そのほかにも色々な“力技の芸当”をバーベルを使って行っていました。しかし、バーベルが、他のトレーニング法よりも優れている、といったような認識は、ほとんどありませんでした。ヨーク氏が状況を変えるまでは。 現代のコーチがよく引き合いにだす、これらのストロングマン達は、レスリングやハンドバランシング(腕で体重を支える自重トレーニング)、そして色々な形・重さのウェイトや、ダンベルを用いたトレーニングに長い時間を費やしていました。実は、このストロングマン達の驚異的な重量を持ち上げる能力は、ハンドバランシングのようなトレーニングの結果によるものであり、高重量でのオーバーヘッドプレスなどの影響は少ないのです! 過負荷を与えるための方法のひとつとしても、バーベルは用いられました。しかし、現代によく見られるような負荷として、ではなく、動きが一番重要であり、これらの動きのパターンに負荷を加えるために、バーベルが時々使われた、という程度です。 その上、バーベルだけを使用したり、それを中心にトレーニングプログラムが組まれたことはまずありませんでした。しかしそれはオリンピックリフティングやパワーリフティングなどの競技が主流となる前までの話です。オリンピックリフティングという競技の、米国における普及の功績は、ヨークバーベルにあるとも言え、当時は非常に影響力のあるスポーツの一つでした。 そうです、バーベルを中心としたスポーツが人気を集めるようになったのです。これらのバーベル主要な道具として使う競技において、そのトレーニングにバーベルを使わないのは馬鹿げていますが、問題は、これらのオリンピックリフティング、パワーリフティングの元アスリート達が、他のスポーツのコーチになったときに起こりました。 その人たちの偏見や先入観はトレーニングプログラムにも現れ、競技目的のリフティング能力が、アスリートとして卓越した能力の指標となるには長くかかりませんでした。私たちは、状況によって、それぞれの目標や、誰がコーチを務めているのかを理解し、その上で特有なトレーニングメソッドやテクニック、そして器具が、なぜ高い評判を得ることになったのかを考える必要があります。 1900年代の前にも身体能力の向上を得ることは可能でした。でもバーベルなしでどうやって? “ジョシュ、最大筋力を鍛えるためにはバーベルが必要だよ” リフティング系の競技が、ストレングス&コンディショニングのプログラムに多大な影響を与えたことは明らかです。そこでほとんどのコーチに “何故” この特殊な動きを行って鍛えるのかと聞くと “パワーを発達させるため” とか “強くなるため” などという、ひどく曖昧で、ちゃんとした答えにもなっていない返事が返ってきてしまいがちです。 バーベルトレーニングとまったく無縁な方法で、パワーを向上させたり”強くなる”ことは可能です。例えば、バーベルを一度も触ったこともないような男子体操選手が、自分の体重の二倍もの重さをベンチプレスを上げることができます。これによって、”パワーを発達させる”とか ”強くなる”というのは、バーベルに関するフォーカスに関しての論理的なポイントにはならないことを物語っています。 シングルレッグや上半身トレーニングのパワーが、多くのコーチや研究によって再認識されて以来、バーベルを用いたトレーニングの立場はさらに弱まってるように思えます。 ストレングス&コンディショニングジャーナルによって行われた研究では “両脚で行うジャンプに比べ、片脚ジャンプはスプリントパフォーマンス能力とより密接な関係にある” (J Strength Cond Res. 2010 Dec;24(12):3200-8)と表明されています。この研究は、アメリカ大学一部リーグに所属する女子サッカー選手達を対象に行われました。 バーベルでのトレーニングが、”パワー”を生み出すトレーニング法であると思っている方は、この科学誌に書かれてる内容を読んでみましょう。 “スプリント能力を例とした場合、スクワットやジャンプスクワット等のように、垂直方向に向かって、脚の筋肉に両側性の筋収縮を含むエクササイズが、パフォーマンスに与える影響は、最小限である。しかし、片側性のエクササイズや、全身の水平面での動きを含むプライオメトリックストレーニングは、スプリント加速能力に大きな影響を及ぼし、運動パターンと収縮速度の特殊性の重要性を物語っている。”。(Int J Sports Physiol Perform. 2006 Jun;1(2):74-83.ストレングスとパワートレーニングのパフォーマンスへの移行.) この両方のケースでは、パワー値を最も表すといわれるスプリント能力は、私たちが思っていたほど、両側性のリフトトレーニングには影響されないことが示されています。 ここで気づいていただきたいのは、私たちが “必要” と謳い、行い続けてることの根本には、主流から外れてしまうことへの怖さ意外には、しっかりとした基礎がないということです。残念ながら、改革というのは、人が変化を恐れず、よりよい方策を求めた時にのみ起こりえます。バーベルでの最大負荷のリフトが、その人が重いバーベルを持ち上げる能力以外、実際に向上させることが少ない、ということに気づき始めている今、より効果的で成功につながるプログラムを作成する方法は、他にも沢山あるということを理解するべきでしょう。 ストレングスコーチのチャールズ・ステーリーは、“全てのものには代価がある、しかし全てのものに利益があるとは限らない” という素晴らしい表現をしています。成功するプログラムを作る鍵は、コストの削減と利益の最大化にあります。 今の時代のストレングス&コンディショニングでは、その目標達成のための多くのオプションが存在しています。それが私たちのプログラムの本質であり、自分の楽な居場所から踏み出し、他人と違っていることを恐れない人達のために、示すことがきることを望んでいます。 私が、皆さんに、この記事から得て欲しいポイントとは?私たちは、クライアントへの実益を重視した、プログラム編成と結果測定の方法を開発することを必要としています。 果たしてバーベルは悪しきトレーニング器具なのか? そうではないのですが、バーベルトレーニングを必要以上に重要視し、過大評価してきた風潮は、私たちの成長の妨げになってきました。これからの記事では、動作、パワー、力、そして安定性の構築のためには、もっと効率的で効果的な方法があることをお伝えしていきたいと考えています。

ジョシュ・ヘンキン 3636字

TRX®トレーナーに聞こう/手首の痛み(ビデオ)

TRX®スポーツ医学サスペンショントレーニング部門の責任者であるブライアン・ベッテンドーフが、手のひらをついたプランクのポジションでの手首の痛みを改善するためのヒントをご紹介します。

TRXトレーニング 2:15

試みるべきモビリティドリル

ウォームアップの一部としても、お昼休みや就寝前にも、いつでも気軽に行うことができる簡単なモビリティードリルをご紹介します。ほんの2~3分で、可動域を高めリセットすることができる動きのドリルです。

エリック・クレッシー 4:14

物体を移動する?シフティングを考慮しよう!

私達がジムで行っているトレーニング方法に関して、じっくりと見直してみる時期がきています。私達は主に、重力に逆らって、物体を持ち上げる “リフティング(持ち上げる)” を含むトレーニング方法に、重きを置いています。スクワット、ショルダープレス、デッドリフト、バイセプス・カール、ベンチプレス、ターキッシュ・ゲットアップ、これらはすべて、リフティング(持ち上げる)の動作を含んでいます。 リフティングから多くの恩恵を受ける一方、リフティングだけでは、トレーニング方法として完璧とは言えません。リフティングの利点は、タイムアンダーテンションの増進ができるということであり、その刺激に対する身体の適合の結果として筋肥大が望めます。しかし、この適合がフィットネス専門家、ストレングス・コーチの唯一のゴールになるべきではないのです。 “シフティング”とは何でしょうか? 簡単に言うなら、“シフティング”とは、前述の“リフティング”のように、ただ重力に逆らって物体を持ち上げることとは異なり、重力の中で物体を持ち上げ移動させることを意味します。リフティングは、まだトレーニング方法の主流ではありますが、トレーニングや移動の成功のためには、リフティングとシフティングの両方が非常に重要となります。日常生活における人体の機能的動作には、物体を持ち上げ、その物体と共に移動することが含まれています。それが“シフティング”なのです。私達はトレーニングプログラムに、この実践的なシフティングパターンを取り込むことによって、より強靭に、より可動性を得ることができます。 物体の移動を含むシフティングは、リフティングとは異なる生理的反応を引き起こします。まずはじめに、シフティングは、リフティングとは異なる神経的反応を生み出します。筋肉は、シフティングパターンが作り出す素早い“オン‐オフ”のシークエンスの神経反応にとても敏感です。筋肉がその“オンとオフ”を素早く切り替えることのできるということは、効率的でスピードのある動きを作り出すことができるということでもあります。 ふたつめのポイントとして、筋肉はシフティングパターンの際、より等尺性収縮をする傾向にあります。それは効率的な動きに有利なだけでなく、腱や筋膜により負荷をかけることもできます。そして、そこから発生したエネルギーをより効率的に伝達することができ、より大きな力を作り出すことができるのです。さらに、シフティングパターンでは、床反力が筋膜の発達を刺激して、身体全体の安定性向上を促進します。筋膜の発達は、筋の発達に比較して遅いため、ピリオダイゼーショントレーニングにシフティングを適切に組み込むこと、そして適切な栄養摂取の導入が、最適な筋膜発達へのカギになります。 より多くの張力、より少ない圧縮。 リフティングは、重力の向きと平行な荷重パターンを生み出しますが、その恩恵とトレーニング効果は、圧縮の増大というあまり嬉しくない結果ももたらします。 軸荷重と絶え間ないストレスは、筋肥大をもたらします。しかし、この荷重は、関節に、とてつもない負担をかけ、不利な圧縮を加え、関連する軟部組織から水分を押し出し、最適なパフォーマンスに必要な神経効果を制限します。よって、長期にわたる成功のために、賢明な応用とバランスのとれたピリオダイゼーションプログラムを取り入れることが、極めて重要なのです。加えて、従来のリフティングは、動作の制限や、適切な適合に重要で必要とされる、あらゆる方向への荷重に関する制限を含んでいます。 私たちの身体は、身体組織への絶え間ない圧縮荷重に耐えられるようには作られていません。組織変形、低酸素状態、ヒステリシスは、絶えず荷重された際に起こる一貫性のある身体組織の反応であり、しばしば不都合な効果を人体に与えます。一方で、断続的な荷重は生物学的組織に対して、より確実なものであり、シフティングパターンの本質でもあります。 対照的に、シフティング荷重でプログラムのバランスをとることは、身体に軸荷重をかけることなく、圧縮を生み出さず張力が発生する角度で荷重することになります。そして、これは神経感度を最大化すると同時に、軟部組織適合を最適化するための必要なあらゆる方向への荷重と荷重の変数を提供します。 タイミングは? 神経感度は、人体の機能に必要不可欠です。神経は、固有受容器が効率的な運動効果を筋肉に伝えて起動するために、十分な情報を受け取る必要があります。そして、筋肉と比較して筋膜には、その9倍もの固有受容器が存在するため、神経が筋膜感度を必要とすると同時に、筋肉は神経感度を必要としていることを理解することが重要です。科学的根拠が、筋膜は荷重方向の変化、さまざまな荷重角度、テンポ、多様な負荷により、より良く鍛えられることを示唆しています。よって、シフティングは、このような幅広い変動性を作り出す理想的な方法なのです。 最適化された筋膜によって、神経系の求心性入力は最大化されることでき、効率的で改良された運動効果を作り出すために、神経により多くの情報を与えることができます。そのうえ、シフティングは物体の運動量を発生させ、より少ない筋肉活動によって動きを起こし、累積的な効力を作り出すことを可能にします。その結果、筋肉はオンとオフを切り替えることができ、神経はより敏感に適合することができます。 神経感度は、恐らく、人体の機能の中で最も重要で、人々が切望している適合でしょう。反応の早い神経系は、クライアントやアスリートを悩ませるケガのリスクや、ケガによる致命的な遅延を減少するための効果性を提供します。 私たちのアプローチはバランスが取れているでしょうか? バランスの取れたプログラムを作ろうとする際、リフティングとシフティングのプロトコールを混合することを考えてください。理想的なプログラムは、リフティング、もしくはシフティングのどちらかのみに偏ることではなく、むしろ、バランスが取れていて、転換可能なトレーニング効果を生み出すために、これら2つを混合したものとなります。 ViPRは、そのような目的のために作られた道具です。わたしたちは、理想的なトレーニング効果を生み出すViPRシフティングの無数の使用例を持っています。ここにいくつかのシフティングパターン例があります。

ミショール・ダルコート 2741字

アナトミー・トレインと力の伝達 パート1/2

序論 – メタ膜としての細胞外基質 人体の各部位の名称には、聖書やアリストテレスの影響が多く見受けられるが、そのような専門用語を数多く覚えている解剖学者達でさえ、人類は自動車のようにバラバラの部品から組み立てられていくのではなく、たった一つの卵から有機的に成長して作り上げられているということを認めなければならない。心臓はポンプで、肺は鞴(ふいご)、脳はコンピュータである等の、巷にあふれる産業的なイメージは、私達の身体に対する考え方に影響を与え、身体の分離したシステムと独立した活動というアイデアを、知らないうちに促進している。しかし、私達の身体は、受精から現在に至るまで、常に途切れることないコンサートのように、すべてが共に働いているのだということを、私達は心の奥深くでは既に知っていることであり、そして日々の臨床での考え方においても覚えておくべきである。 発生学的発達のプロセスのおよそ14日目、細胞が急激に増殖し、その役割がより細かくなっていく際に、細胞間には細胞外基質(ECM)が形成される(ムーア、ペルソード 1999)。そして、この繊細な蜘蛛の巣のような細胞間ジェルが、ほとんどの細胞、様々な種類や割合の混合した繊維、糊のようなプロテオアミノグリカン、多様に循環するメタボライツを伴った水、サイトカイン、ミネラル塩のための環境を提供している(ウィリアム1995)。結合組織における、”組織”の大部分を提供するのはECMである。細胞は、ECMを変化させて、骨や軟骨、靭帯、腱膜、その他を形成する(シュナイダー 1975)。ECMは、細胞と共に成長し、ECMによって結合し、繋がり、まとめられたひとつの有機体を作り上げるのである。 ECMは、細胞膜と密接に繋がり、細胞の表面に連なっている何百、何千のインテグリン(細胞膜貫通受容体タンパク)を経由することによって、細胞骨格へと繋がっている(イングバー1998)。細胞外からの力は、このくっついて離れない結合部を通して細胞内の構造へと伝えられる(イングバー2006)。したがって (これは比較的新しい分野であるメカノバイオロジーの領域になっていくのだが)すべての細胞一つ一つが、化学的環境を味わい、その力学的環境を感じ、反応していることが理解できるだろう(イングバー2006b)。また、 筋や、筋繊維芽細胞が収縮する場合、それらの細胞膜から周囲のECMに向かって力が伝わっていく。それはつまり、力が逆方向へ、細胞からECMにも伝わっていくということである(トマセク2002)。 結合組織細胞は、下記のような制限のもとにおいても、このECMのシステムを広め、維持することに卓越している。 数兆個の細胞を立ち上がらせ、動き回らせるためにECMは: 全ての細胞を例外なく包む。ー 筋肉、神経、上皮、そしてもちろん血液から骨に至るまでの、全ての結合組織そのものも含む。 代謝の過程において、全ての細胞が十分に動き回れるための透過性を持つと同時に、細胞内外部からの力から細胞自体を保護出来るほどに丈夫である。 硬い骨や弾力性のある軟骨から、胸部のリンパ網や眼球の水様液まで、さまざまな形態で存在する。 成長や運動、治癒や修復など、その都度変化していく生体力学的な条件を満たすために、その姿を何度も作り直すことができる。そして最後に、 細胞組織に対するダメージを最小限にしながら、突然の負荷の変化に対応する最大限の適合力を有し、最大限の正確さで力を組織から組織へと伝達する。 ECMは、有機体にとってのメタ膜として働き、有機体の境界を構成したり、動きの制限と指示をし、繊細な組織を保護したり、日々、我々が認識している人間としての形状の維持をする(ユハン 1987, ヴァレラ 1987)。分割不可能なものを分割する ECMはひとつの総体であるのは明白であるが、便宜上3つに分類することができる。 背腔の組織ー神経系内のおびただしい数の神経膠、脳脊髄周辺の髄膜、身体中へ伸びる神経鞘(アップレッジャー 1983)。 腹腔の組織ー腸間膜、隔膜、腹膜を含む、組織を隔て、体内壁に固定しているひも状、シート状、袋状の構造(バラル 1988)。 歩行運動系の組織ー関節包、靭帯、筋膜、腱膜、そして骨格筋群を包み内在する全ての組織。ー筋内膜、筋周膜、筋外膜とこれらに連続する腱状の構造(チャイトウ 1980)。 この最後のセクションでは、身体の総タンパク質量のかなりの割合に対しての力の伝導や発揮のために、機能的にさらに二つに分類することができる。 "アウター" 筋膜に包まれた600以上の筋肉で構成され、相互に連結させ、動きを生み出し、その力を骨やその他の組織に伝えることができる筋筋膜層。 "インナー" 関節包、靭帯や骨膜などの層で、骨格の周囲に存在し、骨格を成長させたり、切断から守ったり、動きを制限したりする。ひとつの関節から別の関節への効率の良い力の伝達を可能にする(マイヤーズ 2009)。 上記のすべての分類は、ECMがもともと統合された性質を持つために、不明瞭なものである。時に、ひとつのセクションがどこから始まりどこで終了しているのかを見極めることは不可能であり、また機能的には、すべて同じグループに属している。最後の分類である、筋骨格系におけるインナーとアウターの "バッグ" などは、これらの構造はバラバラにそれぞれが独立して動くというより、連動して動くことがほんとんどであるため、特に不明瞭な分類と言える(ヴァンデルワール 2009)。筋肉の孤立 全体論の序文以降、この章の残りの部分では、この筋筋膜の "アウターバッグ" におけるいくつかのパターンに注目していく。我々が知識として持っている伝統的な解剖学の見地は、主に外科用のメスを用いた還元主義的な手法によってもたらされたものである。その結果、"筋肉"は、この層における統一された軟部組織のユニットに名称を付ける際に、優勢を締めるラベルとして使われるようになった。ある筋肉が、神経血管膜や重なり合った疎性組織、または左右に隣り合う組織、下にある靭帯から切り離されると、その筋肉が上下に持つ終点 (近位・遠位の"付着部"と呼ばれる)、を引っ張り合うことで、コンセントリック、アイソメトリック、そして(相反する方向への外力を伴っての)エキセントリックな収縮が見られる、というように単体として分析をされてしまうのである(ビエル 2005, ムスコリーノ 2010, ウィリアムス 1995)。 筋肉を孤立させて行われる分析では、数あるうちの機能のうち、たった一つの機能のみを取り上げ、まるでそれのみがその筋肉の機能であるかのように記されている。ほとんどの姿勢や動きの分析は、ある筋肉が骨を動かし、靭帯がその骨を安定させているという考え方の元に進められているのである(Kendall 1983)。 運動学は過去2~3世紀の間に、このモデルをその限界まで進めたものの、人々は神経系は個々の筋肉に関して"考えて"いるのか、あるいは、解剖学者にとって使い勝手の良い”筋肉”は、はっきりとした生理学的単位なのかどうか?と疑問を持つ。筋肉内の神経運動単位は、より使い易い分割の方法かもしれない(ヴァンデルワール 2009)。あるいは、この章のフォーカスでもある、より大きなパターンが、人体の動きと安定の機能に関してより役立つ何かを教えてくれるのかもしれない。 前の章に記述してあるように、より最近の考え方では、システム全体の問題である怪我、または、怪我の修復不全の原因を、特定の筋肉や筋膜構造に見い出そうとするのではなく、機能的な総体と、相互に関連した外側の層のパターンに注目をするようになっている。アナトミー・トレインの筋筋膜経線は、これらの理論とはまた異なるものではあるが、レイモンド・ダートをはじめ、Tittel、Meziére、Hoepkeなどの研究に恩恵を得たものであると同時に、このシステムは、独自の特性を持つものでもある(ダート 1950, ホープケ 1936)。(パート2/2はこちらへ) 参考文献 Barral J-P, Mercier P 1988 Visceral Manipulation Seattle: Eastland Press Biel A 2005 Trail Guide to the Body, 3rd ed. Boulder, CO: Books of Discovery Chaitow L 1980 Soft Tissue Manipulation Wellingborough UK; Thorson’s Dart R 1950 Voluntary musculature in the human body: the double spiral arrangement. Brit. J. of Physical Medicine 13: 265-268 Hoepke H 1936 Das Muskelspiel des Manschen Stuttgart: G Fischer Verlag Ingber D 1998 The Architecture of Life Scientific American 98:1, pp 48 – 57 Ingber D 2006 Mechanical control of tissue morphogenesis during embryological development. Int. J. of Developmental Bio. 50:255-266 Ingber D 2006b Cellular mechanotransduction: Putting all the pieces together again, FASEB Journal 20:811-827 Juhan D 1987 Job’s Body Tarrytorn NY: Station Hill Press Kendall F, McCreary E 1983 Muscles: Testing and Function, 3rd ed. Baltimore: Williams & Wilkins Moore K, Persaud T 1999 The Developing Human, 6th ed. London: W.B. Saunders Muscolino J 2010 The Muscular System Manual Maryland Heights, MO; Mosby Elseveier Myers T 2009 Anatomy Trains, 2nd ed Edinburgh: Churchill Livingstone Snyder G Fasciae: applied anatomy & physiology Kirksville, MO: Kirksville College of Osteopathy Tomasek, J Gabbiani G, Hinz B et al. 2002 Myofibroblasts and mechanoregulation of connective tissue modeling Nature Reviews, Molecular Cell Biology 3:349-363 Upledger J, Vredevoogd J 1983 CranioSacral Therapy Chicago: Eastland Press Van der Wal J 2009 The Architecture of the Connective Tissue in the Musculoskeletal System – An often overlooked Functional Parameter as to Proprioception in the Locomotor Apparatus Fascia Research II: Munich: Elsevier GmbH Varela F, Frenk S 1987 The organ of form. Journal of Social Biological Structure 10: 73-83 Williams P 1995 Gray’s Anatomy, 38th ed. Edinburgh: Churchill Livingstone

トム・マイヤーズ 3491字

ロビー・オオハシ インタビュー#1 パート1/2

トラビスと、シカゴ在住の理学療法士のロビー・オオハシのスカイプインタビューのパート1/2。ロビーの経歴や、現在指導や治療を行う際に基本原則としている、彼の考え方に関して、話してくれています。

ロビー・オオハシ 17:28

サッカーのためのTRXトレーニング(ビデオ)

TRX®トレーニングの教育ディレクターであるフレイザー・クェルチが、サッカーのスキルアップに役立つサスペンショントレーニングをご紹介します。クリエイティブなアプローチを御覧ください。

TRXトレーニング 5:29

ACL障害予防 パート1/2(ビデオ)

理学療法士ギャリー・グレイが、ストレングスコーチのジョー・トフェリを迎えて送るグレイインスティテュートニュースレター ACL障害予防 パート1/2。スポーツや日常生活において、膝はどのような動きをするのか?前十字靭帯損傷を予防するための方法とその基本の考え方をシェアします。

グレイインスティテュート 11:27

TRX®とUSBのフュージョンエクササイズ

DVRT開発者のジョシュ・ヘンキンが、USB(アルティメイトサンドバッグ)とTRXサスペンショントレーナーを組み合せて、相乗効果のある動きのエクササイズをご紹介します。

ジョシュ・ヘンキン 6:58