マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
股関節前面のインピンジメント対策
股関節の前側がつまるような感じがしたり、インピンジメントを感じたりする時、股関節の後面外側の組織の伸長性を向上させることが、症状解決につながるとすれば?軟部組織へのアプローチを専門とするレニーが、自宅の居間から、誰でも自宅で試せるケアの方法をシェアしてくれます。
プルアップの適切なキューイング(ビデオ)
プルアップやチンニングといった、腕を挙上したポジションからのプルの動作を指導する際、皆さんはどのようなキューイングを与えていますか?一般成人を指導する場合と、投手を指導する場合では、キューイングのポイントを変更する必要があるのでしょうか?
スピードプログラムのデザイン方法 パート1/2
どのようにスピードプログラムをデザインするのですか?これは私が本当に良く聞かれる質問です。通常そのような時、私は望まれていない答えを伝えなければなりません。“時と場合によります”と。なぜなら、そもそも本質的にこの質問が非常に曖昧だからです。 では、誰かが私の所にやってきて“7年生(中学1年生)の女子バスケットボールチームへの3ヶ月のスピードプログラムはどうデザインしますか?”と聞いたとしましょう。 間違いなく、私はここで、いくつかの明確な答えを与え始めることができるでしょう。その質問に週に何日トレーニングをする計画なのか、使える時間、ウェイトルームなどといったリソース(資源)があるかが含まれていれば、より答えやすくなります。 ここでは12−14歳のアスリートへの普遍的なプログラムをどのようにデザインするかを記述します。なぜならこれは普遍的なものなので、どのアスリートやスポーツにも適用できるからです。覚えておいてください、12−14歳の子供達には発育において大きな個人差があります、男女間での差は言うまでもありません。 日数/週:3日 時間/日:45分 連続しない曜日で:月ー水ー金 オフシーズン:これらのアスリートはスポーツにおけるシーズンの最中ではないけれど、いくらかスポーツには参加しており、単に練習のみをしているわけではありません。 12週のプログラム(3週間の4サイクル):3週間のサイクルを選んだ理由は、このプログラムは普遍的なものであり、異なった変数にさらせばさらす程、アスリートにとってはより大きなチャレンジとなるからです。このプログラムは普遍的なものであるため、エクササイズは3週間のサイクルで習熟されます。 1日目: 20分のウォームアップに続き、以下の基本的なシークエンスを行います: フォームローラー、スティック、またはテニスボールによる、筋肉の準備 機能的柔軟性から3次元的ストレッチとモビリゼーション ダイナミックアクティベーション/ランニング ー ランニング、スキップ、ランジ、シャッフル、スクワット、ベンディング(屈曲)... ファストフィート ー 縄跳び、ラダー、ドットドリル、ラインドリル、ローボックスドリル… 5分間の着地、減速(衝撃吸収のメカニクス): ロージャンプ、跳躍、ホップ及びホールド 1日目は固有受容感覚に挑戦する為に、全て矢状面で行う 1−2つのエクササイズを選び、5−10回を2−3セット行う。 10分間の直線加速トレーニング: ウォールラン、アームドリル、様々なスタンスからのスタート、片膝立ちのスタート、起き上がり… 全てのエクササイズは加速の技術的側面に重点がおかれる。 2つの異なったエクササイズを選び、3−4セットをドリルによって、また最初の3週間のサイクルで生じた指導の量により、異なった回数で行う。 25分間のストレングストレーニング(最初の3週間は全て両側の動き): 4つのエクササイズを選び、スーパーセット方式で行う。 エクササイズにより5−12回の3−4セットで行う。 分解と漸進の時間。 全てのストレングスエクササイズを分解し、アスリートがメカニクスを理解できるようにする。 多くの焦点は、自体重を扱うTRXなどのサスペンションシステムやジャングルジムストラップ、そしてチューブ、メディシンボール、ダンベル、ケトルベルといったものに置かれます。 2日目: 20分のウォームアップに続き、以下の基本的なシークエンスを行います: フォームローラー、スティック、またはテニスボールでによる、筋肉の準備。 機能的柔軟性から3次元的ストレッチとモビリゼーション。 ダイナミックアクティベーション/ランニング ー ランニング、スキップ、ランジ、シャッフル、スクワット、ベンディング(屈曲)... ファストフィート ー 縄跳び、ラダー、ドットドリル、ラインドリル、ローボックスドリル… 5分間の着地、減速(衝撃吸収のメカニクス): ロージャンプ、跳躍、ホップ及びホールド 2日目は固有受容感覚に挑戦する為に、全て前額面で行う 1−2つのエクササイズを選び、5−10回を2−3セット行う 10分間の側方加速トレーニング: 焦点は加速に置かれている為、アスリートはパワーの生成、及び加速時における身体の水平性を保つことを学びます。 ラテラルシャッフルとクロスオーバーが主な焦点となります。 2つのエクササイズを選び、3−5セット行う。左右を考慮しなければなりません。 25分間のストレングストレーニング: 4つのエクササイズを選び、スーパーセット方式で行う。 エクササイズにより5−12回の3−4セットで行う。 異なったムーブメントパターン、及び/もしくはバリエーションのエクササイズを行う。 分解と漸進の時間。 全てのストレングスエクササイズを分解し、アスリートがメカニクスを理解できるようにする。 多くの焦点は、自体重を扱うTRXなどのサスペンションシステムやジャングルジムストラップ、そしてチューブ、メディシンボール、ダンベル、ケトルベルといったものに置かれる。 3日目: 20分のウォームアップに続き、以下の基本的なシーク案素を行う: フォームローラー、スティック、またはテニスボールで、筋肉の準備。 機能的柔軟性から3次元的ストレッチとモビリゼーション。 ダイナミックアクティベーション/ランニング ー ランニング、スキップ、ランジ、シャッフル、スクワット、ベンディング(屈曲)... ファストフィート ー 縄跳び、ラダー、ドットドリル、ラインドリル、ローボックスドリル… 5分間の着地、減速(衝撃吸収のメカニクス): ロージャンプ、跳躍、ホップ、そしてホールド 3日目は固有受容感覚に挑戦する為に、全て水平面で行う 1−2つのエクササイズを選び、5−10回を2−3セット行う 10分間の直線、及び側方への方向転換トレーニング: アスリートは直線方向へのランからの減速、そして側方への動きを習得する。 後退(バックステップ)が直線の中に含まれる。 直線パターンから一つ、そして側方パターンから一つ選びそれらを細分化して行う。 エクササイズによって3−5セットを行い、側方の減速を行う場合には身体の左右両側を考慮する。 25分間のストレングストレーニング: 4つのエクササイズを選び、スーパーセット方式で行う。 エクササイズにより5−12回を3−4セット行う。 1日目に行ったのと同じエクササイズが再び指導される。翌週の1日目が、この最初の週の2日目となります。こうすることで全てのパターンがほぼ同等の時間実行されることになります。 分解と漸進の時間。 全てのストレングスエクササイズを分解し、アスリートがメカニクスを理解できるようにする。 多くの焦点は、自体重を扱うTRXなどのサスペンションシステムやジャングルジムストラップ、そしてチューブ、メディシンボール、ダンベル、ケトルベルといったものに置かれる。 最初の3週間サイクルが終わる頃には、アスリートは処方されたエクササイズを正しく行う方法を基本的に理解しているはずです。最初の3週間サイクルではあまり多くのエクササイズが選ばれていませんが、ここで習得されたパターンにより新しいエクササイズも簡単に実施することができます。
スピードプログラムのデザイン方法 パート2/2
2回目の3週間サイクル 2回目の3週間サイクルは最初のサイクルとほぼ同じような流れで行われます。ウォームアップは同じものを行うことで、アスリートが充分に習得することができます。身体にとってチャレンジがあり、アスリートを集中させるのに充分な種類が含まれています。 着地/減速、もしくは衝撃吸収においても3週目と似通ったことを行います、しかし着地時にポステリアチェーンにストレスをかけるために、低ー中重量のメディシンボールを加えます。 スピードトレーニングは、エクササイズという点においては同じになりますが、より良いリアクションを引き出す為に、ランダムなキューイングが加えられます。キューイングは、言語的、視覚的、またはこれらを組み合わせたものが用いられます。 ストレングストレーニングは両側性から片側性に移行するため、全ての下半身、及び上半身のエクササイズは非対称的に行われます。 3回目の3週間サイクル ウォームアップは同じものを行います。必要であればエクササイズを加えることもできますが、構造は同じです。 これからの3週間における衝撃吸収ドリルの際、アスリートはその日に行う面での動きを行う際に、矢状面、前額面、水平面のドライバーが加わります。 もしも矢状面での跳躍を行っているのであれば、バランスと安定性を生み出すために、身体からのリアクションを誘導する目的で、腕を3つの面のどこかでどのようにドライブするか(動かすか)を学ぶことになります。全てのドライブは腕/手によって行われ、このサイクルにおいては外負荷は加えられません。 スピードトレーニングにおいては、ここから軽めのチューブやスレッドによる抵抗といった外負荷を加えます。このサイクルでの目的はテクニックをかえることなく、力発生を増加させることになります。もしもこの抵抗力により、アスリートが抵抗のない状態と比較して、スキルを大幅に変更しているのであれば、それは抵抗が重すぎるということになります。 アスリートには軽めのチューブが、これにより加えられた牽引がある中で行う減速、もしくは減速への一助として用いられます。アスリートが、外力を伴って非常に効率的に動くために、身体ポジションに集中していられるようにすることがゴールとなります。 ストレングストレーニングは両側性の負荷へと戻りますが、パワーの導入が加えられます。アスリートはリフトの求心過程において、外部加重や自重の加速方法を学びます。また遠心性の部分において、負荷をコントロールするように指示されます。 ゴールは神経駆動の向上、より早い動きの中で正しい姿勢を保持すること、そして動きの遠位において負荷が素早く離れていく際の減速方法をアスリートに教えることになります。 4回目の3週間サイクル 今回もウォームアップは、ほぼ同じになります。最後の3週間における衝撃吸収のドリルにおいて、アスリートは着地を異なった面で行う際に、3次元的なドライブをシンプルに繰り返しますが、ドライブの際に再びメディシンボールによる負荷が加えられます。 メディシンボールは手で持っていても、面上に沿って腕をドライブしている時に受け取っても構いません。スピードトレーニングは、最後の3週間サイクルでは異なったことを行います。アスリートは多方向への動きを行います。言い換えれば、直線と側方への動きが結びつけられるということです。例として、アスリートは直線のダッシュを行い、すぐさまラテラルシャッフル(側方へのシャッフル)に切り替え、クロスオーバーをして後退(バックペダル)しスタート地点に戻る、というものがありえます。 このサイクルでの目的は、アスリートがいかに身体を上手く操作できるかを、コーチが評価することです。それぞれのワークアウトはコーンを用い、アウトライン化された、もしくは予行演習的に行うことで、アスリートは正確に何を行うべきかを知ることができます。次のワークアウトでは、アスリートはどこに向かい、どのように動くかをランダムな指示出しのもとで行います。 それぞれのワークアウトは、予行演習とランダムを織り交ぜます。適切な時に、軽めのチューブによる抵抗といった外力を加えることもできます。ストレングストレーニングは、パワーに焦点を当てた片側性のトレーニングに戻ります。アスリートはどのように爆発力を出すかを引き続き学びますが、身体を通じてより非対称的な負荷がかかります。 これが、私が若いアスリートのグループに用いる、12週間トレーニングの基本的なプログラムデザインのアウトラインです。より多くのオプションがあると思いますが、私は、自分自身とアスリートにとってバラエティー豊かにチャレンジする為に、より短いサイクルを好みます。主なゴールは技術面の習熟でなければなりません。ストレングスとスピードはいずれついてきますが、乏しい動きの基礎の上に積み上げたくはないですよね。
立位での脊柱側屈と肋骨の側方シフトのアセスメント
2013年11月9日&10日の2日間,SYNERGYで開催したITTピラティスの創始者ジーン・サリヴァンのアセスメントWSから、立位での脊柱側屈と肋骨の側方シフト、そして脊柱前屈の動きを用いた、側弯のタイプ(機能的/構造的)判断という3つのアセスメント方法をお届けします。
痛みと予測 パート1/4
この記事は独立したものであり、すでにこのブログにおいて紹介されている“脳・動作・痛み”シリーズの第3部でもあります。 このブログは、下記のおおざっぱな“脳のモデル”に従っています: パターン 知覚 予測 このモデルにおいて、脳は結果を予測するために、フィードバックによって引き起こされ、比較された蓄積された神経パターンを使用します。私達が予測をするために必要なのは、蓄積された記憶であり、いかなる特定のフィードバックも必要としていないかもしれませんが。 この記事は、結果および/または動作を作り出すための、脳の予測に焦点を合わせています。私達の見解では、動作と痛みは、このカテゴリーに分類されます。 この記事では、動作よりも痛みに焦点を当てています。痛みは、確実にコーキネティックの専門分野ではありませんが、間違いなく興味のある分野です。 脳の予測が有益なものではない際に、問題は起きるかもしれません。これは、危険、もしくは脅威の予測が、実際の体組織への脅威に比例していないときで、特に以前の外傷の既往や痛み後にありえます。体組織が改善した状態でさえ、損傷の可能性を制限するために、痛みは予測の結果としておこる可能性があります。 これは、決して疼痛経験への包括的な見解ではなく、考察にすぎません。痛みは、責めるべき単一の要因だけでなく、多くの要因によって引き起こされ、調整されています。 痛み 痛みは、非常に扱いにくい題材です。私達は、痛みに関して何をすべきか、そして、一般的に普及している事実が重要な問題を提供しているということよりも、痛み自身に関して、より多くのことを知っています。 しばしば、問題を再概念化することは、一部の正しい知識を持った人達が痛みの理解への道を照らす際、私達のアプローチを変える手助けをしています。彼らは、以前の(現在でも議論されているかもしれない)主要な痛みのプロセスの理解であるデカルト的な見方に新しい視点を与えました。その先駆的な人物のひとりは、ロナルド・メルザックであり、彼の独創性に富んだ“神経基質”モデルです。全文(英語)をみるには*ここ*をクリックしてください。 メルザック&カツ(2013年)による“痛み”からの最新モデル 痛みの現代的な理解のカギは、身体からのインプットではなく、脳からの出力のようです。そして、これが体組織へのダメージと経験した痛みの総量の関係性、もしくは侵害受容器活動と経験した痛みの関係性を分離し始めています。潜在的に痛い、もしくは痛くない刺激の脳内での中央処理が、個人が経験する痛みのレベルのカギになります。後で詳しく説明するように、実際、痛みを作り出すために、私達は身体からのいかなる刺激も全く必要ないかもしれません。 ロリマー・モーズリーは、2007年にフィジカルセラピーレヴューに発表した“近代的な痛みの科学に従った痛みの再概念化”で雄弁に詳しく、下記のように説明しています: 実証研究が、痛みと侵害受容器活動間、もしくは痛みと体組織の状態間でも同一構造の関係性を示さないことは明らかである。むしろ、実証研究は、多くの要因によって調整される変わりやすい関係性を示している。 痛みと病理学 受傷後に、痛みが数か月、数年にわたって持続するという事実も、痛みのレベルは体組織の状態に相関するという現在の見解を混乱させます。これはまた、患者の現在の痛みの状態に関連付ける病理学の継続的な模索にも疑問を投げかけるのです。 ボーデンとその他(1990年)が発表した、“無症状被験者における腰椎の磁気共鳴映像(MRI)検査にみられる異常”では、痛みの訴えの無い人達を検査しています。彼らは、3分の1の被験者が、‘かなりの異常’を示すことを発見しました。これは、60歳以上では57%にものぼります。さらに驚くことに、20~39歳の被験者の35%に、腰椎椎間板の突出、もしくは変性がみられました。 バーンスタイン(2001年)は、“無症状被験者における腰痛を予測するための腰椎の磁気共鳴映像の有用性:7年間の追跡調査” において、無症状被験者の腰痛の予兆となるものとしてMRIを注視しました。 そして、彼らは下記の研究結果を発表しています: 磁気共鳴映像による研究結果は、腰痛の発症や持続期間を予測ではなかった。腰痛の最長期間をもつ被験者達が、1989年の最初の画像において、重大な解剖学的異常を有していたわけではない。 グレーブスとその他(2012年)による最近の研究、‘急性腰痛における早期の画像診断:ワシントン州の労働者における1年間の健康と障害状態’において下記を報告しています: 腰痛を有する労働者において、早期のMRIは良好な健康状態とは関連しておらず、障害の可能性と持続期間に関連がある。 そして、1年後の労働障害給付金を受給する可能性が2倍になっています。 腰椎ヘルニアへの外科的処置は、症例の60%においてのみ、痛みと坐骨神経症状を完全に除去することができます。腰部にサポートをもたらす脊椎固定術では、滅多に症状の改善はみられません(メルザック、全文-Pain 2013)。 モーズリーによって説明されたように、これは痛みと体組織の状態の様々な関係性を強調しています。体組織の状態との早期の相互関係は、良好な結果につながりませんでした。実際、病理学との関連性が、痛みの持続期間を増大させたのでしょうか?さらにこれは、体組織の状態と痛みの予測可能な関連性を拡大し、患者の状況の認識評価もまた、状況の要因となるのです。 私達は、様々な慢性痛の原因として、あるいは予測を試みるために、人間の状態の中に多くの生体力学的、もしくは解剖学的な‘不具合’や‘異常’を見つけ出そうとしてきましたが、これらは質の高い研究によって確実に裏付けられてはおらず、事実として提起された見解がいまだ飛び交っているという、捕らえどころのない状況であることが証明されています。
痛みと予測 パート2/4
出力としての痛み 痛みと体組織の状態の間の隙間を広げ、そして、脳の出力としての痛みの見解をより深く評価するために、私達は、身体からのいかなるインプットをも伴わない痛みを考察しなければなりません。絶好の例は、‘幻肢’痛です。 ‘幻肢’とは、切断手術を受けた患者が、すでに切断されている四肢にまだ痛みを感じるものです。これは珍しい体験ではありません。ニコラセンとジェンソン(2001年)は、最近の複数の研究が幻肢痛の出現は60-80%に上ると報告したと、“幻肢痛”の中で発表しています。 メルザックとカツは、彼らの論文“痛み”(2013年)において、幻肢について下記のように述べています: 痛みを含む、私達が通常身体から感じる経験としてのあらゆる性質は、身体からのインプットが無い場合にも、また感じられる;このことから、私達は、経験のパターンの起源は、脳内の神経回路網にあると結論を出すかもしれない;刺激は、パターンを引き起こすかもしれないが、刺激を作り出すことはない。 マカビーとその他(2006年)は、“健康な被験者における感覚運動不調和のシミュレーション”において、下記を考察しています: 認識できる末梢の因果的病理の存在なく生じる、もしくは外傷のサイズに不相応と思われる状態 例えば、 反復運動損傷、Ⅰ型複合性局所疼痛症候群(CRPS)線維筋痛症、限局性手部筋失調症、幻肢痛 彼らは、運動感覚中枢神経処理を介して、健康な被験者の痛みを誘発しようとし、下記のことを発見しました: 27人の被験者(66%)は、末梢性の侵害のインプットが無いにもかかわらず、プロトコル中のいくつかの段階で、少なくとも1回の異常な感覚症状を報告しました。. 上記の2例は、 痛みは、損傷組織、病状、もしくは構造的異常にのみ起因するという、現在の覇権に疑問を投げかけます。事実、これらの例において、私達はいかなる侵害刺激無しに、時としていかなる脳への刺激、もしくはインプット無しに痛みを経験することを見ているのです。 メルザックとカツは、彼らの論文‘痛み’の中で、下記のように書き加えています: 要するに、もし私達が、身体は感覚メッセージを、受動的に受信する脳に送信する、と仮定するのであれば、幻肢はミステリーとなりえます。私達が、脳が身体にとっての体験を作り出すことを認識した時点で、幻肢は包括的なものになります。感覚入力は、ただ単に経験を調整しているだけにすぎません。感覚入力が、直接的に経験を引き起こすことは無いのです。 予測としての痛み ついに私達は、この記事の真のテーマにたどり着きました。末梢からのインプットを必要としない脳の‘予測’としての痛みの紹介です。これは、なぜ組織治癒後、もしくは病理が存在しない場合ても痛みが長期にわたって持続するのか、そして、なぜある人達は、MRIの結果に、痛みに関連するものが発見されているにもかかわらず、少しの痛みしか、もしくはまったく痛みを経験しないのかという理由であるのかもしれません。 ノーマン・ドイジの著書“脳は奇跡を起こす”において、彼は、神経可塑性と幻肢痛の理解に尽力したインド人神経科学者ラマチャンドランと対談をしています。 ラマチャンドランは、慢性痛患者と彼の信条“運動指令は、痛みの感覚系と繋がっている”、あるいは、痛みの関連性は、ある特定の動作のための運動プログラム(神経信号/タグ)とつながっているかもしれないということを論じています。これは、受傷後に起こる可能性があり、損傷組織を保護するために、運動指令は変化します。痛み、もしくは損傷に対しての運動変化は、ホッジスの論文‘疼痛化での異なる動作’(2010年)において論じられています。 私達が、防御するために、筋肉を動かさないようにして損傷の悪化を防ごうとする際に、意識的に動かないことを自分自身に思い出させるのであれば、私達は、疲弊し、足を取られ、自分自身を傷つけ、痛みを引き起こしてしまうでしょう。(ラマチャンドラン) ~脳は奇跡を起こす”ノーマン・ドイジ ペンギン、2007年、p193. これは、脳機能構築内で、神経可塑的変化を引き起こし、“防御の病的形成”を作り出します。 彼はさらに続けて下記のように述べます: ラマチャンドランは以下のように考えました:運動中枢が、動くための命令の発令と動作の遂行をする間に、脳は、動作が起こる前に痛みを引き起こすことによって、先行して間違った動作を回避する(ラマチャンドラン) ~脳は奇跡を起こす”ノーマン・ドイジ ペンギン、2007年、p193. 出力としての痛みを理解することが、この観点には不可欠です。動作の‘防御’は、著者の見解として、運動出力にも痛みの出力にもなり得ます。身体は、可動域もしくは、動作の方向と疼痛反応を通して、動作を制限する選択をすることができます。 組織が回復区をすると、これが問題になります。 ラマチャンドランは、これらの慢性痛の患者において、痛みの指令は、痛みの感覚系と繋がっているため、四肢は治癒しているにもかかわらず、脳が腕を動かすために運動指令を送信する際に、痛みを引き起こすと信じるようになった。 脳は、いまだに身体の部位を問題としてとらえています。さらにもう一歩踏み込めば、影響される身体部位動かすことを考えること、もしくはそう論じることでも、私達は痛みを感じ始めたり、不快感を抱き始めるかもしれません。それは、脳の複数の領域における、痛みのある部位に関連を持つ多くの神経パターンへの痛みの配線によって決まるでしょう。 “現代的な痛みの科学における痛みの再概念化”でのロリマー・モーズリーのキーポイントの一つは、下記のとおりです: IV. その痛みは、体組織が危機に瀕しているという潜在的知覚の意識的関連要因として概念化される。 ここでは、私達は、体組織の状態の知覚、もしくは危機にさらされてる体組織の知覚と比較して、重要ではない体組織の状態に関する合意があります。 この知覚は、その体組織に起きた損傷や痛みのような既往、もしくは体組織を危険にさらしていると脳が感じるかもしれない動作に基づいている可能性があります。これは、以前の動作/痛みの体験、もしくは脳からの痛みの出力に影響を及ぼす、未来の体験の予測の可能性の世界を開拓します。病理の原因、もしくは関連としての痛みを体験した部位の組織損傷は、痛みの体験からさらにかけ離れていきます。時間が経つにつれ、いなかる相互関係もより減少していきます(モーズリー2007年)。しかし、体験した痛みは、体験している人にとっては、いまだにとても現実的なものであることを、私達は覚えておかなければなりません。
ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)の使用はエビデンスに支持されているか? パート1
(パート2はこちらへ) ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)は最近人気のある話題であり、多くの議論を引き起こしている。これは、これらの議論をより建設的にするための論文の総括である。 概要 ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)とは何か? ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)とは、標準化された複合的な動きから成る7つの個々のテストにより構成された、スポーツ参加前のスクリーニング手段である。各テストは試験者により0から3に評価され、総合得点が与えられる。これには、ディープスクワット、ハードルステップ、インラインランジ、ショルダーモビリティ、アクティブストレートレッグレイズ、トランクスタビリティプッシュアップ、ロータリースタビリティが含まれる。痛みがある場合は0、対象者が動作を行うことが不可能な場合は1と評価される。また、対象者が動作を行うことは可能であるが、代償動作を伴う場合は2と評価され、対象者がその動作を正しく行うことができた場合は3と評価される。各動作に対するそれぞれの得点は、21満点中の最終的な得点として集計され、この総合得点が外傷のリスクを予測すると考えられている。このテストを研究した研究者たちは、得点が14点以下の個人は、14点を越える個人に比較して、外傷のリスクがより高いと示唆している。 標準的なFMSの得点は何点か? 健康ではあるが、トレーニングを行っていない人たちにおける標準的なFMSの得点は、14.14 ± 2.85 点から to 15.7 ± 1.9 点の範囲である。トレーニングを行っていない人たちのほとんどが、代償パターンを示していることが考えられ、また外傷のリスクの増加とパフォーマンスの低下が予測できると思われている14点以下という区切りの得点を多少上回っている、ということを示唆している。 FMSは信頼性の高いテストか? テストが有効であるためには、それが信頼性の高いものである必要がある。信頼性とは、テストが多少異なった時間に同人物によって(評価者内)、もしくは、同時に違う人たちにより(評価者間)繰り返されることができ、同じ結果を生み出すことができるかどうかということを示す。少なくとも14の研究が、FMSの評価者間の信頼性、または評価者内の信頼性を調査している。14の研究の内、13の研究がFMS総合得点の評価者間の信頼性についての報告をしており、8つの研究がFMS総合得点の評価者内の信頼性に対しての報告をしている。FMS総合得点の評価者間の信頼性について調査した13の研究の内1つの研究のみが、信頼性が中等度以下であったことを報告している。この唯一の研究では、相関関係を分析する為に他とは異なった統計的方法を用いていたこと、また、かなり多種多様の背景をもつ評価者を採用していたということは注目に値する。評価者内の信頼性について報告をしている8つの研究の内、1つの研究が学生評価者によるテストが低い信頼性を示したということを発見したが、7つの研究では少なくとも中等度の信頼性が報告されている。これは、FMSはおそらくほとんどの人に対し、フィールドテストとして許容できる程度の信頼性があるということを示唆している。 FMSは有効なテストか? テストが有益であるためには、それが有効である必要がある。有効性とは、テストが測定するべきものだけを実際に測定しているのかどうかということを表す。FMSの場合、テストの目的は、スポーツで同じ動作を行う際の代償パターンを特定することである。いくつかの研究が、FMSが有効かどうか、またスポーツの動きの中で行われる際の代償パターンのみを測定しているのかどうかを評価した。1つの研究は、テスト基準に関する知識がテストの結果に著しい影響を及ぼすと報告しており、これはテストのパフォーマンスがアスリートからの影響を受ける可能性があるということを示唆しているかもしれない。他の研究は、発育段階もまたテストの結果に影響を及ぼすと報告しており、テストが若いアスリートには適していないということを示唆している可能性がある。その他の研究では、様々なテストの結果間での相関関係が乏しいと報告されており、外傷の危険性を予測するために各テストの得点を合計して総合得点を出すことに対する有効性が疑問であるということを意味している。最後に、ある研究では、高速で高い負荷をかけて行われた類似するエクササイズでは、異なる動作特徴が現れたと報告されており、FMSを行う際にアスリートによって示される代償パターンが、スポーツの動きの中で示される代償パターンとは異なるかもしれないということを示唆している。結果として、これらの研究はFMSの有効性を疑問視している。
ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)の使用はエビデンスに支持されているか? パート2
(パート1はこちらへ) ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(FMS)は最近人気のある話題であり、多くの議論を引き起こしている。これは、これらの議論をより建設的にするための論文の総括である。 概要(続き) FMSの得点は外傷のリスクを予測するか? FMSの基本原理は、有害である代償パターンの保有率を測定するというものである。少なくとも18の研究が、FMSの得点が外傷率を予測することができるのかどうかを評価している。これらの18の研究のうち11の研究が、FMSの得点が14点を超える人と比較し、14点以下の個人における外傷に対する相対的な危険性を評価した。これらの11の研究のうち4つの研究が、FMSの得点は外傷の危険性を予測することはできないということを発見した。残りの7つの研究では、14点以下の個人の外傷に対する相対的な危険性は1.65から11.67倍であり、これは、FMSが個人の外傷の危険性の大小を、区別することができるかもしれないということを示唆している。 FMSの得点はアスレチックパフォーマンスを予測するか? FMSの背景にある概念のひとつは、非効率であると考えられる代償パターンの発生率を測定することであり、ゆえにパフォーマンスの低下度合いを予測する、というものである。アスレチックパフォーマンスとFMSの総合得点の相関関係を評価した8つの試験において、2つのみがアスレチックパフォーマンスとFMSの得点の相関関係を発見した。この2つの試験両方において、カウンタームーブメントジャンプのパフォーマンスとFMSの総合得点の間に、ある程度の相関関係が見いだされた。これは、FMSが有害となる代償パターンを発見することができないか、もしくは見つけられた代償パターンがパフォーマンスへ悪影響を及ぼさないかのどちらかであるということを示唆している。 エクササイズトレーニングはFMSの得点を向上させるか? もしFMSが有益であるのならば、基準テストの結果を基に行動を起こし、後のテストにおける得点を向上させることが大切である。少なくとも9つの研究が様々な集団において、FMSの得点を向上させるための異なるエクササイズプログラムの能力について評価している。9つの研究のうち8つが、ある種のエクササイズがFMSの得点を向上させることができたと報告している。しかしながら、コレクティブエクササイズやファンクショナルエクササイズと従来のレジスタンストレーニングを比較した2つの研究において、研究者たちは両方のケースで、2つの方法の間にFMSの得点の向上に対し著しい違いはなかったことを発見している。 ボディ・マス・インデックス(BMI)はFMSの得点に影響を及ぼすか? いくつかの研究がFMSの得点に対するBMIの影響について報告している。FMSの得点に対するBMI指数の影響についての報告をした全ての研究は、より高いBMI指数がより低いFMSの得点と関連していることを発見している。 ある研究でもまた、FMSの得点が身体活動に積極的に関係していると発見されていることから、BMIとFMS得点の間の逆相関関係は、過体重/肥満の人が身体活動をあまり行わないという傾向によりもたらされている可能性がある。 FMSの得点と他のテスト結果との関連性はあるか? FMSは、肩関節の内旋や外旋の可動域の計測とは関連性が無いようである。しかし、スター・エクスカーション・バランステスト(SEBT)の結果と、FMSにおいても乏しいパフォーマンスが予測される、片脚垂直跳びでの高い非対称性とは関連性をもつようである。 FMSについて他に何がわかっているか? 他にも様々な研究がFMSに関して行われている。研究者たちは単にFMSを行うことは自己知覚近位安定性の低下に繋がると観察した。研究者たちはまた、FMSの得点が悪かった(14点未満)人と良かった(14点超え)人の間で、腰部にかかる負荷に著しい差異は無かったと記述している。 キーポイントは何か? FMSは、ある程度外傷の危険性が高いアスリートを識別する予測能力のある、比較的信頼性の高いフィールドテストであるようだが、アスレチックパフォーマンスとの関連性は無いようである。加えて、多くのエクササイズ、トレーニング、そして身体活動はFMSの得点を向上させることができる可能性が高いようである。しかしながら、テスト基準に関する知識と発達段階がテストの結果に影響を及ぼすようであること、テスト動作が高速で行われ負荷がかけられた場合、同様に行われることができなくなること、総合得点を構成する個々の要素に相関性がないことから、総合得点による外傷リスクの予測は、適切ではなく、テストの有効性に関しては深刻な懸念がある。
オールダー ワイザー ワンダフル パート1/2(ビデオ)
高齢者の運動指導を行う際に、安全性を重視するあまり、参加者の皆さんが実際に必要としている機能=ファンクションとは、かけ離れた運動を指導してしまうことはないでしょうか? ファンクショナルなアセスメントとは?ファンクショナルなトレーニングとは?本当に何を意味しているのか?25年以上前から、ファンクショナルとは?を問いかけ続けるギャリーからのメッセージの第一弾です。
オールダー ワイザー ワンダフル パート2/2(ビデオ)
フットボールの選手と、高齢者の方が同じアクションでエクササイズを行うことはできるのでしょうか?答えはイエスです。ただ、各個人の状況に合わせて、その同じアクションをどのようにトゥィーク(微調整)するのか、これが応用機能科学の一番重要なポイントになってくるのでしょう。ファンクションの父と呼ばれるギャリー・グレイによるビデオのパート2を御覧ください。
痛みと予測 パート3/4
記憶-予測モデル 脳がどのように機能するかについての一つの理論は、記憶-予測モデルを介しています。 脳が多くの変数に直面し、それらすべてを処理しきれない時、脳は、以前の事象や学習体験に基づいた予測を使用します。ベイズ確率理論は、どのようにこのモデルが機能しえるかに対しての洞察を与えるかもしれません。 仮説の可能性を評価するために、ベイズ蓋然論者達は、新たな関連データを踏まえて更新された、いくつかの事前確率を明確化します。Bayesian probablility. Wikipedia. この一例は、あなたがラジオで知っている歌を聴き、それに合わせて歌っているということかもしれません。あなたは、次に来る歌詞を予測するために、その歌に関する以前の記憶を利用します。私達はクイズ番組の中で、ある単語に欠けている文字を入れる際や、良く知られている熟語を完成させるために単語を入れる際にも、同じことを目にします。このように、記憶-予測モデルを説明するために利用可能な例は、数限りないのです。 また、私達はボタンを押すことに関連した報酬、もしくは制裁に反応するネズミにおいて、基準面におけるこの神経処理を目にします。 この方法で、過去の事象と体組織、もしくは体組織の状態への脅威や危険の現在の予測との間に繋がりが見え始めてきます。特に、痛みのような記憶しやすい事象に関して。 予測は、過去に何が起きているかによって影響されます。特定の行動や出力の蓄積と呼び出しにおいての直接水準とインプットの処理とそれに続く出力全体の両方が、遺伝子要因と習得した要因によって形成される、私達のひとつひとつの‘神経基質’を通して、指令を出します。 私達が実際の状態を問わず、体組織の状態を、損傷した、もしくは運動作用によってさらなる損傷になりそうである未来の体組織の状態の予測として知覚するとすれば、、痛みの出力は、運動作用や伴う痛みを防ぐために利用されたり、運動計画の段階で動作を制限、または修正する効率的な方法として利用されたりするのかもしれません。 ここでの問題は、(存在している、もしくは関連性のある)痛みのある動作や病理ではないのかもしれません。それは、脳による知覚と、それに続くさらなる損傷への予測です。学習した反応を変更することは、より困難なことです。実際、ラマチャンドランは、これを‘学習された痛み’と呼んでいます。痛みは習慣であり、私達皆が知っているように、習慣を変えることは困難でありえるのです。 痛みの‘記憶’ メルザックは、彼の論文 “幻肢の痛みの‘記憶’:総括と臨床観察”の中で、‘身体の記憶’について考察しています。四肢は、もはや存在しなくとも、切断前の痛みは、‘幻肢’において持続します。 メルザックは、下記のように述べています。 その結果によると、十分な強度と持続期間の体性感覚入力は、中枢神経構造内に持続的変化を生じさせる 損傷は、下記のようにの変化に富んでいて、包括的です: 皮膚病変、深部組織損傷、骨関節痛、痛みを伴う切断前の姿勢 痛みは、末梢部には存在しません、存在しえないのです。その代わりに、四肢に関連している特定の表象において、神経可塑的に脳を変化させます。ここでの疑問は、完全な求心路遮断ほど極端ではない例の場合でも、これは発生するのかということです。 ディヴィッド・バトラーは、“敏感な神経系”(NOIグループ出版、2000年)の中で次のように述べています: 過度の使用、不使用、軽傷、関連した認知もまた、表現を修正させる。切断は、ただ単に劇的な一例である。 ここで私達は、未来の疼痛経験に影響を与えている過去の痛みの体験についてみていきます。完全な求心路遮断ほど極端ではない例において、私達は神経可塑的に脳を再編成している痛みの‘記憶’を規則的に目撃するのでしょうか?その結果、未来の知覚や、それに続く体組織への脅威の予測の修正を目撃するのでしょうか?脳の出力は、動作の小さな修正から、衰弱性の慢性痛にまで至るかもしれません。 “順”モデル 予測モデルもまた、運動制御理論において、運動制御の順モデルという仮説として取り上げられています。 フライシャーは、彼の論文、“小脳、大脳基底核、海馬における予測の神経相関”の中で、‘順モデル’を考察しています。 順モデルは、神経系に身体の状態が、近い未来にどのようになっているかの予測を提供する。 彼は、下記のように書き加えています: 最適な運動制御理論は、どのような運動指令の効果が、現在の状態や運動指令に与えられているのかという順計算の存在を必要としている。 そして、 その代わりに、順モデルは、フィードバック制御のみの使用よりも速い動作の生成を可能にさせる。 私達の体部位再現の表現が蓄積され、恒常的な情報の流れが起こる小脳と大脳皮質のつながりを理解することが重要です。私達は、要求された課題を達成するために、運動野からの意図的動作と、運動指令を修正するために情報を使用している末梢からの報告された動作を比較しました。 ここで再び、フィードバックではなく、フィードフォワード・モデルの関わりをみます。何が起こるかを予測できる必要性は、過去の体験のみに基づくことが可能です。痛みと運動調節において、生体力学の力に基づくモデル、もしくは痛みのデカルト的見解のように、フィードバック・モデルが支配しています。