生物心理社会学モデルにおける筋骨格系機能不全を治療することを専門とした、理学療法士、カイロプラクター、ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。
生体力学と痛みの科学そしてランニングレジリアンシーを調和させた2日間の継続教育コースを世界各地40箇所で提供している。
サイプラスで開催されたヨーロッパカイロプラクティックユニオンや、カナダで開催されたマッサージセ...
私は、生物心理社会学の専門家です。
痛みがある人にとって、たいてい生体力学は重要になると思います。
これら二つの事は相反してはいません。
生体力学が痛みやケガの要因になる状況について、ひとつの見解を下記に示したいと思います。つまり、「生体力学が問題になるとき」(When Biomechanics Matters:WBM)についてです。これに関するビデオ講義がウェブにあったと思いますが、アップされている自分の講義をすべて把握しているわけではありません。下記に挙げた状況のほとんどは、重複したり、互いに影響を打ち消し合ったりします。みなさんには自分なりの分類方法があるかもしれませんが、ここでは私のものを紹介します。
WBM#1: 高負荷がかかる活動
関係する要素:テクニック/運動の質、ストレングス、ROM、準備度。
要点:外的負荷が、組織の負荷耐性能力を超えると、損傷が起こる。