ベン・コーマックは、コーキネティック(Cor-Kinetic)の創設者である。彼は世界的に有名な教育者であり、研究者であり、国際的なプレゼンター/スピーカーでもある。また彼は2002年以来一流のスポーツやリハビリテーションの分野に関わってきた実績を持つ。
彼は、数多くのトレーナー、理学療法士、オステオパス、スポーツセラピスト、足専門医、強化&コンディショニング(S...
キャッチボールのような簡単な動作で、どのように予測が展開されるのかについて考察してみましょう。まず最初に、以前にキャッチボールにおいて、“良い”経験がある人の観点からこれを考察してみましょう。
ほとんどの人達、特にスポーツを楽しんでいる人達にとって、キャッチボール相手の手の中にボールを見るとすぐに、この一連の感覚情報と関連性を持ちます。私のこれまでのキャッチボールの経験が私を幸せな気持ちにしてくれるかもしれません。そして、幸福ニューロンとボールからの視覚刺激によるニューロンの活性化の結合が起こっています。これが蓄積された神経パターンです。
私の脳は、視覚刺激への予測として、キャッチボールの運動プログラムを整理し始めるかもしれません。そこで起こりそうな状況は、‘ボールが私のところに飛んでくる、そして、キャッチする必要がある’ということです。
では、もし前回、ボールが私の顔に投げつけられていたらどうでしょうか?