生物心理社会学モデルにおける筋骨格系機能不全を治療することを専門とした、理学療法士、カイロプラクター、ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。
生体力学と痛みの科学そしてランニングレジリアンシーを調和させた2日間の継続教育コースを世界各地40箇所で提供している。
サイプラスで開催されたヨーロッパカイロプラクティックユニオンや、カナダで開催されたマッサージセ...
行動と痛みを変えるために私たちの評価を再概念化する。
患者が自分の痛みや怪我をどう見るかは、彼らの行動と感受性の両方に影響を及ぼします。このストーリーを変える方法を見つけることは役に立つかもしれません。痛みを変えるということでは、期待違反の考え方も関連しているかもしれませんが、今回ここではそのトピックには触れないでおきます。
痛みや障害を治療するということは、時に、患者の好みの色を変えようとするようなものです。彼らが好みの色は青だと言っているのに、あなたは、彼らは赤が好きになるべきであると確信しているのです。
意見を変えるのは大変であり、“痛みは脳の意見”であるがために、その意見を変えなければならないのですが、いったいどうやって意見を変えるのでしょうか? あなたの好きな色は赤です、と単に言えばいいのでしょうか? これでは通常うまくいきません。かえって逆効果につながる可能性があります。
私たちはセラピストとして、しばしば、患者が自分の身体や痛み、そして自分ができることとできないことについて抱いている誤った信念を変えようと試みます。運動行動は患者を感作させ、それらの運動行動は他の数多くの要素に基づいている可能性があります。これらの要素に取り組むことで、これらの感作を起こす動きを変えることができます。