膝は本当につま先の真上になければならないのか?パート1/2

Dr.ギャリー・グレイの息子であり、アプライドファンクショナルサイエンスを生活環境の一部として成長したダグ・グレイが、スクワットの際に、常に膝をつま先の真上に維持することにはどのような意味があるのか?をわかりやすく解説します。

グレイインスティテュート 6:33

膝は本当につま先の真上になければならないのか?パート2/2

より機能的に関節の3面性を理解した上で、私たちの身体がうまく様々な方向に向かって動き戻ってくることができるように、グレイインスティチュートのセーフティシンタックスを活用して動きを変化させる方法をスクワットを例にご紹介します。

グレイインスティテュート 8:14

腰痛の解決法(ビデオ)

多くの人が悩む腰部の痛み。症状がでているのは腰部だとしても、その原因は、身体の他の部分にあることがほとんどですよね。多くの人が経験する腰痛を緩和する為に使えるディストラクション(伸延)を、より3Dにダイナミックに、実際の機能ににた環境で行う方法をご紹介します。

グレイインスティテュート 11:53

股関節前面のモビリゼーション

トゥルーストレッチステーションとハンズオンテクニックを使用して、股関節前面の組織とその関連組織を3Dに伸張させ、強化に導くプロセスをご紹介します。組織の可動性を動きの全ての面において充分に向上させた後、実際に使える強さを高める、ファンクショナルなアプローチです。

レニー・パラシーノ & グレイインスティテュート 5:50

トゥィーコロジー™(微調整学)

人間の動きの専門家としての私達の使命は、身体機能の基本原則とコンセプトを、最も効果的なエクササイズ、活動、テクニックに置き換えて、その機能性を、より向上させるということにあります。機能に関しての統合的な基本原則から、実践的な方策を論理的に導きだすことができなければなりません。 私達の身体の動きの生体力学は複雑です。人間の身体機能を完全に理解するためには、機能的な生体力学の、より正確な表現に基づいた基本原則とコンセプトを理解する必要があるのです。 トゥィーコロジー(微調整学)とは、分析、リハビリテーション、傷害予防、パフォーマンス向上トレーニング、コンディショニング等にとって、より最適な機能的環境を作るための、最も効果的で機能的な変数要素を選択し使用するための学問です。 私達がどれだけ効果的にトゥィーク(微調整)することができるかどうかは、私達がどれだけ人間の身体機能を理解しているか、ということに比例します。トゥィーコロジー(微調整学)は、私達の戦略の基礎となるものです。私達の戦略、そしてその微調整が基本原則とエクササイズを繋ぎ合わせる完全なリンクを作り上げるのです。 トゥィーコロジー(微調整学)は、概念(私達が身体機能に関して知っていること)を、動き(身体機能の表現)に変化させることでもあります。身体機能の基本原則は、私達が知っていることであり、そしてそこに生まれる戦略(微調整)は、私達が既に知っていることの実践的な使い方であり、エクササイズは、私達が既に知っていることを実際に試してみることなのです。 私達が、身体機能とは柔軟性を持ち、可変的で、駆動され、無意識に、恊働して、三次元的に、チェーンリアクションとして存在するものであると理解しているならば、その変容も常に、その概念と一貫したものであるべきです。 私達の用いる微調整、戦略は、純粋な生体力学を直接的に反映したものでなければならず、人間の身体機能のスペクトラム全体を助長し、向上させることができるものであるべきです。人間の動きは複雑なものであるために、それに伴う微調整もまた複雑です。 私達の人間の生体力学に関する理解と認識の旅路が、この複雑さの中の単純な側面に導いてくれたところで、私達の戦略の機能的変数に関する学びは、トゥィーコロジー(微調整学)の複雑さを単純化することを可能にしてくれます。微調整学を論理的に適用する、というタスクにより、プログラムを3つの基本的な微調整にまとめて単純化してみましょう。 動きの微調整 次元の微調整 影響の微調整 エクササイズや活動の動きの面を、特定の面で促進する環境を作り上げるということは、身体機能は三次元的であるという理解を反映して、動きの微調整としての重要な意味を持ちます。人間の身体の動きのすべては、3つの面全てに関与していますが、動きの面の微調整によって、矢状面、前額面、横断面の動きの優先度を微調整することができます。 ポジションの微調整は、身体の重力との関係性、安定の度合いに関してエクササイズに大きなインパクトを与えます。これらの微調整は、仰臥位、伏臥位、横臥位、四つん這い、膝立ち、座位、立位等のポジションの変化を含みます。これらの主要なポジションの要素は、また更に詳細なポジションの微調整によって、変化します。例えば、支持基底面を広くした立位、支持基底面を狭く、スプリットスタンスでの立位、爪先を内側に向けて、爪先を外側に向けて、片脚で、等。 可動域の微調整もまた、重要な機能の変数です。可動域の微調整は、最終域、中間域、開始域、可動域全体等、全ての範囲を含みます。関節の微調整により、全身の動きに対する関節の関わりを増やしたり減らしたりすることができます。これにより、身体の部位全てと統合された状態を保ったままで、一部の関節のみを機能的に孤立させることも可能となります。 次元の微調整は、時間、反復回数、距離等の変数を含みます。時間は、反応を速くしたり遅らせたりする操作にも使うことができます。反復回数の微調整はレップ数、セット数のみでなく、グループ分けやピリオダイゼーションをも含みます。時間と反復回数の微調整は、決まった時間の中でどれだけの反復回数を実行できるのか、あるいは、反復回数が決まったエクササイズを完了するのにかかる時間をトレーニング変数としたりして、お互いに影響を与え合います。 水平、垂直の距離、あるいは回旋度数等、いくつもの距離に関する微調整もあります。 シークエンスの微調整は、レベル分けや漸進にとって重要な要素です。何を最初に行うのか、そして次に何を、そしてなぜ行うのかによって、機能的なシークエンスが理論的に決定づけられます。 コントロール、負荷、機器、フィードバックの微調整を使うことで、効果的に、エクササイズや活動に影響を与えることができます。外部に存在するコントロールのタイプや量を決定することはエクササイズに大きく影響を与えます。 負荷の微調整はエクササイズや活動にパワフルな影響を与えます。フリーウェイトや、バンジーコード、プーリーシステム、マシーン等の負荷のタイプを微調整することで、望む反応を引きだすことができます。 負荷のタイプ、負荷の適用されるポイントによって、望む効果に対しての微調整の機能性が決定されます。使用される機器のタイプは、最終的に機能を促進するための環境作りをするにあたって、チャレンジ要素を与える微調整となります。フィードバックの度合い、タイプ、タイミングはエクササイズの反応に劇的な影響を与え、また活動に対しての継続的な反応も提供します。 トレーニングやリハビリテーションプログラムの漸進と効率性は、エクササイズを成功の閾値内において実行できるか否かによって決定されます。トゥィーコロジー(微調整学)は、身体機能の現時点の閾値を決定するツールでもあります。この閾値は、トゥィーコロジー(微調整学)を適切に使いこなしてデザインされた機能的な環境で実施されることで、その幅を広げていくことができます。ここで使用される方策は、望む身体機能と、私達の持つ、人間の動きに関する理解と知識とに沿ったものでなければなりません。

グレイインスティテュート 2663字

ファンクションの定義とは

ファンクショナルビデオダイジェストシリーズのトゥイーコロジー(微調整学)のDVDからの抜粋。ギャリーとデーブが、ファンクションとは?誰にとってのファンクションなのか?ファンクション=機能の本当の意味を理解するための定義を語ります。

グレイインスティテュート 6:57

骨の動きと相対的な関節の動き(ビデオ)

デーブ・ティベリオが、骨の実際の動きと、骨と骨が接合する場である関節の動きをシンプルに解説した分かり易いビデオです。動きの分析を行う際大変重要になる骨の動きと関節の動きの理解を助けます。

グレイインスティテュート 4:36

踵骨外反:エンジンを入れるスイッチ

重力、地面、そしてスイッチ 身体を駆動する、身体内部のパワー源は、股関節と体幹=身体のコアです。このパワー源を活性化する方法はいくつもありますが、重力下の環境において立位で機能する私達にとって、最も重要なのは、踵骨の外反ではないでしょうか。 踵骨の外反は前額面で起こります。これは、距骨下関節で起こる回内の3面の動きを構成する1つの要素です。距骨下関節では、踵骨の外反と同時に、横断面において、かなりの量の外転も起こります。距骨下関節での前額面、横断面での動きは、主に矢状面で起こる足関節の動きを補足し、後足部が3つの面全てにおいて動くことを可能にします。 歩行時に踵の外側面が地面にぶつかり、その結果として踵骨の外反が起こります。床反力によって、踵骨は外反するのです。これらの動きは、重力と床反力という、何もしなくても得られる力の作用で起きているために、筋肉の働きは、動きを減速することになります。このプロセスにおいて、筋肉は長さを増し、固有受容器は活性化されます。減速の段階で筋肉にかかるストレスは、コンセントリックな力に変換され、動きを生み出します。 チェーンリアクションのつながり 距骨下関節の回内を起こす踵骨の外反は、身体に対して、2つの重要な反応を作り出します。1つは遠位で、もうひとつは近位で。距骨下関節が回内している時、足根中足関節はより可動性を持ちます。体重がかかっている状態で足部が不均等な表面に適合することを可能にし、また更に重要なこととして、足弓が下がることによって、長腓骨筋等の筋肉が引き伸ばされて負荷(ロード)がかかり、パワーを蓄えるようになります。踵骨が内反を始めると、これらのプロセスは逆に進み、足はより安定し、筋肉は爆発的に力を発揮(エクスプロード)します。 近位への踵骨外反の影響はより重要なものです。距骨下関節の軸の角度のために、踵骨の前額面の動きは下腿部に横断面の動きを起こします。距骨下関節は、足部の前額面の動きを脚の横断面の動きに、そして脚の横断面の動きを足部の前額面の動きに変換するために ”トルク変換機” と呼ばれます。この下腿部の横断面での動きは、しばしば大腿骨、骨盤、腰椎へと移行していきます。距骨下関節は3面構造であり、全ての関節は3つの面で動くため、体重がかかった状態での踵骨の外反は、膝、股関節、脊椎関節に3面での反応を引き起こします。 歩行中、膝は屈曲し、外転(外反)し、内旋します。股関節は踵骨の外反、足首の動きに呼応して、屈曲、内転、内旋します。骨盤もまた重力、及び床反力に駆動されるために、腰椎には動きが起こります。忘れないで欲しいのは、これら全ての動きは “何もしなくても与えられている” のですから、筋肉は、反対方向に向かう動きを作りだす前に、まず最初に、ここで起こる動きを減速しなければなりません。これらの動きが、股関節周辺やコアの筋肉(前部も後部も)をオンにします。これら全てが、踵骨の外反という”スイッチ”で、オンになるのです。 機能的な含意 距骨下関節の回内が過度に起きていないかどうかを確認するために、臨床医やトレーナー達は、よく踵骨の外反を評価したります。より良いアプローチとしてお薦めできるのは ”ゴールディロックス(3匹の熊)のアセスメント” 。多過ぎるのか、少な過ぎるのか、それともちょうど良いのか。 距骨下関節における過度の回内が、組織へのストレスを症状を引き起こすレベルまで上昇させてしまう、という可能性を認識していることは重要ですが、それと同程度に、踵骨の外反の不足が、いかに全身の筋肉の活性や正常な動きを抑制するのかを認識することも重要です。 踵骨の過度の外反が、良いことが多過ぎる、というのであれば、外反の制限は良いことが少な過ぎる、といえるのです。不十分な踵骨の外反は近位の骨の動きを抑制します。これによって股関節周辺やコアの筋肉への負荷(ロード)のかかり方が低下します。多くの場合、膝は“内反スラスト”を表し、衝撃吸収を効率的に行うことができなくなります。足首は、内反捻挫を起こし易くなります。 全ての機能的な評価は、クライアントに適切な踵骨外反が起こっているかどうか、そしてその動きを機能の中で使えているかどうかを決定するテストを1~2つ取り入れているべきです。 不十分な踵骨の外反の原因は、構造的、または機能的のどちらでもあり得ます。構造的な制限は体重がかかっていない状態での外反の量によって確認できます。多くの場合、これらの構造的な制限は後天的なものです。部位に不動の期間があったり、保護された状態での体重荷重等によって踵骨の外反に制限が生じます。踵骨の外反は健康で効率的な身体のためにリストアされるべきものです。 機能的な制限とは、関節の動きはあるものの、その他の身体構造によってその動きの使用を抑制している場合です。前足部の構造的な外反のポジション、あるいは固い距骨下関節は踵骨の外反にブロックをかけます。股関節内旋の制限は距骨下関節において踵骨の外反が起こらないように指図する要因ともなります。これらの機能的な制限が長期間にわたって継続すると構造的な制限を生み出すこともあります。 回内しているけれど外反できない というパラドックス クライアントが、体重のかかったポジションで立っている時(歩いたり、走ったりではなく)には、かなりの量の踵骨の外反を見せるものの、筋肉に負荷(ロード)をかけられるような外反を、それ以上かけることができない、というケースもあります。例えば、素早くジャンプをしたいクライアントは、踵骨が外反した状態で立っているかもしれません。この過度の外反は、後足部、あるいは前足部の構造的な内反が要因となっているのかもしれません。もし、距骨下関節が既に関節可動域の最終域に達しているとすれば、身体のパワー源にスイッチを入れるためにそれ以上の踵骨外反を起こす余裕は無くなっています。過度に外反している踵骨は、負荷をかけて爆発させる=”ロードをかけてエクスプロードする”に充分な外反の動きを得ることができないのです。

グレイインスティテュート 2615字

機能のために重要なエビデンス:タスク特化&状況依存 パート2/2

タスクの学習について、そして意識的なタスクを意識下で実行することができる能力について、さらになぜ私達のトレーニングがそれら特定のタスクに特化したものであり、状況によって変化させるべきものであるかをDr.デーブ・ティベリオが解説します。

グレイインスティテュート 4:29

機能のために重要なエビデンス:タスク特化&状況依存 パート1/2

2007年のWindhorstのリサーチである「Muscle Proprioceptive Feedback & Spinal Network」からの発見のある側面を取り上げて、Dr.デーブ・ティベリオがゴルジ腱器官の働きに関しての解説と、なぜ私達の評価やトレーニングが機能の本質に近いものである必要があるかについて語ります。

グレイインスティテュート 4:56

機能のために重要なエビデンス:しばしば見落とされがちな前額面での膝の動き パート2/2

荷重時の膝の前額面におけるモーメント、トルクを確認するために、あるいは膝の痛みの原因が前額面にあるのか水平面にあるのかを確認するために3DMAPSの運動分析をどのように活用することができるのでしょうか?

グレイインスティテュート 5:50

機能のために重要なエビデンス:しばしば見落とされがちな前額面での膝の動き パート1/2

荷重時に、足が床についている状態において、膝関節には矢状面、水平面の動きのみでなく、前額面での動きも起きているということをご存知ですか?ゴルフスイング中の前額面における膝モーメントを計測したリサーチに基づいた記事とビデオのシリーズから。膝の外反、内反と外転、内転の動きとはどのようなものでしょうか?

グレイインスティテュート 6:00