吸気に関するディスカッション

私たちが呼吸を吸う時、身体構造にはどのような動きが起きているのでしょうか?胸郭のみでなく、骨盤や仙骨、頭蓋骨から頭蓋内の動きにまで注目をして、バランスの取れた身体構造の動きについてマイケル・ムリンが詳細に解説します。

マイケル・ムリン 7:47

クライアントの呼吸ワークに時間をかける理由

マイケル・ムリンが指導する/治療するクライアントに対して、呼吸のアクティビティ指導にそれほどまでに時間をかけているのか?その理由を解説します。身体全体がバランスよく拡張し、つぶれることができるように、システム全体のバランスを捉える考え方をシェアするビデオです。

マイケル・ムリン 4:24

ポンプハンドルが下がったままなら、ビーチボールポジションを考慮して。

下部肋骨を安定させる外腹斜筋の働きとともに胸郭上部の拡張の獲得を助けるアクティビティを2種、マイケル・ムリンが紹介します。よりアクティブなこれらのアプローチは、1) 胸郭上部の拡張を向上させたい人、2) 表層の筋群を過剰に使用した代償戦略を低減させたい人、3) バランス良く両サイドのZOAを確立させたい人、4) 吸気時の胸筋の働きを抑えて吸気中に肩甲骨後退を促進したい人、5) 吸気時の上腕骨内旋を低減したい人などにも最適です。

マイケル・ムリン 2:47

複数の屈曲制限を伴う胸骨下角度の拡がり

胸骨下角度が大きい人は、肋骨と骨盤の位置を整え、横隔膜を適正な位置にして、腰椎や股関節が屈曲し、骨盤を後方へ回旋するというポジションに入ることを苦手としている場合が多くみられます。こういった人達の助けとなるシンプルなドリルをマイケル・ムリンが紹介します。

マイケル・ムリン 2:16

肋骨のミスマッチ

胸骨下角度が広がっている呼吸パターンのクライアントに、マイケル・ムリンが、肋骨のモデルを使いながら、現在の呼吸のパターンと、変化させる必要のあることについて、丁寧にわかりやすく解説しています。

マイケル・ムリン 2:11

膝関節の伸展不良

膝の怪我や手術の後、あるいは関節炎などで膝の伸展可動域を失っている場合に、再び伸展可動域を取り戻そうと試みる際に、マイケルが心がけているポイントにはどのようなものがあるのかをシェアしてくれています。

マイケル・ムリン 2:10

いかに横隔膜が姿勢筋となるのか

脊椎滑り症を患うクライアントに対して、その人が持っている呼吸パターンのために、横隔膜が姿勢を維持するための筋肉として使われてしまっていることについて、そしてその改善方法についてマイケル・ムリン画わかりやすく丁寧に解説をしています。

マイケル・ムリン 7:46

胸郭へのマニュアルテクニック

クライアントの呼吸のタイミングに合わせて、胸郭の動きに制限があるエリアをより自由に動きやすくするための徒手的なアプローチの方法をマイケル・ムリンがデモを交えて紹介をします。吸気、呼気、それぞれのタイミングと動きに注目しましょう。

マイケル・ムリン 2:51

TMCC(テンポロマンディビュラー サービカル チェイン)の影響:たとえ"理解"できないとしても

テンポロマンディビュラー サービカル チェーン/側頭下顎骨頸椎チェーン(TMCC)は、人体に備わる多関節チェーン、あるいは筋群によるいくつかのチェーンのひとつで、互いに連携し合って動きを誘導する役割を担っています。私達の身体には、ふたつのチェーンがあり、体の左側と右側にそれぞれ1つずつあります。頭(頭蓋)、顎(下顎)、首(頸椎)の動きを連携させ、また身体の両側を互いに調整し合います。 Postural Restoration Institute®のコースを受講された方には、プライマリーコースで簡単に説明されていますが、セカンダリーコースの「Cervical Revolution」では、このチェーンの機能不全の特定、評価、治療についてより深く説明されています。このコースは、歯や顎-口腔-顔面、オステオパシーや整形外科的な概念がふんだんに盛り込まれており、最初は理解するのに非常に困難な内容です。PRIの治療方法を利用する施術家にとって重要な情報ですが、真に「理解」するのは難しい人もいるかもしれません。 このチェーンが私たちのシステムに与える影響や、小さな変化が身体の他全体に大きな影響を与えることを示すことができる、最近来られたある患者の話しを紹介するのは助けになるであろうと思いました。 短い期間でしたが、私はその患者を両側の肩の問題で診ていました(医師の診断 ICD9 719.41: 「肩の領域を含む関節内の疼痛」)。理学療法で患者を治療する多くの人はご存知の通り、この医師が示した診断のように、ほとんどの場合において診断は重要でないかもしれません。断裂や関節炎がないと言ってくれれば十分です。彼の所見のすべてを列挙することもできるでしょうが、ここでは重要ではありません。 彼は着実に回復に向かっていましたが、彼の症状や回復には、トップダウンの要素が強いのではないかと早くから思っていたのです-- 顔面のゆがみ、話すときの下顎のグラつき、頸椎の側屈、私と話すときの身体の向きなどです。様々な理由から初期には対処することができなかったのですが、今日はよいタイミングでしたので、私が撮った何枚かの写真を見せようと思いました。これらの写真は、彼との教育過程で重要な役割がありました。舌圧子を手にして、彼にベッドに仰臥位になってもらいました。舌圧子は、実際右手に持っているのが見えています-- 彼はそれを使って何をするのかまったく知らないわけです :) 楽な姿勢で横になってくださいとお願いしたら、彼はこのような姿勢になりました。 リラックスポジション ビフォー うーん、少し中心からずれています 頭が明らかに左側方にずれていますね。関節窩上腕関節の内旋運動(HGIR −下写真参照)のテストも行い、これをビフォーとアフターの評価(比較可能な兆候)として使用しました。前週よりもずっと良くなっていますが、この位置においても両側でやや制限されています。 HGIRテスト その後、頭蓋と頸椎を手動で正しい配列の方向へ動かしたところ、彼はこう言いました。"これで真っ直ぐ!?本当!?" その写真がこちらです。 マニュアル配列後のリラックスポジション 写真ではわかりにくいですが、見た目はまっすぐでも、それを維持することができません。 彼は、この姿勢になったことで(明らかな)硬さと痛みがあることを指摘しました。見た目は良くなったものの、彼のシステムはそれをキープすることができないのです。私は、彼に深呼吸を数回するように言いました(彼は、私が使って欲しい呼吸の手順をよくトレーニングしてきました)、頭を持ち上げて動かし、楽に横になってもらうと、彼は結局このポジションに戻ってしまいました。 リラックスポジション ビフォー デフォルトのポジション そこで、次に舌圧子(=単なる平たい木の棒)を右の上下の歯の間に挟み、数回呼吸をし、頭を揺れ動かして楽に寝てもらいましたが、まったく変化なしでした。HGIRスコアも変化しませんでした。 それから、左の上下の歯の間に舌圧子を置き変え、心地よいと感じる程度にバランスよく口を閉じてもらい、舌圧子を保持するように言いました。(多くの場合、このように説明すると、人は自分が何をするように求めているのかがわかります)。その後、数回十分に呼吸をしてもらい、頭を持ち上げて楽な位置まで動かしてもらうと、このようになりました。 木の棒をくわえたリラックスポジション この姿勢でのHGIRのスコアもすべて正常で、本人もそれを実感できたようです。彼にはこれらの写真を見せることにより何が異なるのかを分かってもらいました。2分という短い時間でしたが、彼は完全に納得してくれました。やっと私たちがやろうとしていることへのコンプライアンスと評価を得ることができそうです。 (完全な開示:私は頭の位置に影響を与えるようなことは何もしていません。また何らかの形で彼に合図を送ることもしていません。以上) この記事で紹介している以外にも、まだまだたくさんのことがありますが、Postural Restoration®の評価や介入方法について、これまであまり触れてこなかった方々にとって、このビジュアルが参考になればと思います。これは治療計画の一部であって、治療計画そのものではないことを忘れてはなりません。特に彼のHEPと体重負荷運動は、このようなものを使ってトップダウンのチェーンを遮断し、ADL(咀嚼、嚥下、安静時の姿勢など)においても舌と顎の位置をより意識する方法を指導し、TMCC/Cervical Revolutionのプロトコルのさらなる側面も紹介する予定です。

マイケル・ムリン 2397字

馬尾神経がポニーテールになる時

脊髄が脊髄円すいから馬の尻尾のように分かれていく馬尾神経は、何度解剖クラスで確認してもその度に「美しいなぁ」と感激する構造の一つです。(私にとって)この馬美神経のエリアが圧迫されて動きを失うことによってどのような影響があり得るのか?マイケル・ムリンがシェアします。

マイケル・ムリン 2:15

リーチを改善するアドバイス

横隔膜や肋骨のポジションをより良い状態にリストアするために行うリーチのアクティビティを間違って指導したり、間違って実行しないために心がけるポイントについてマイケル・ムリンが解説をします。微細な違いに注目する必要がありそうですね。

マイケル・ムリン 3:23

肋骨と骨盤と捻転

ポステリア・エクステリア・チェーンのパターンのあるクライアントに対して、現在身体にどのようなパターンが起きているのか、それに対してどのような対応をすることが可能なのかをマイケルが丁寧に解説します。

マイケル・ムリン 5:19