エネルギーは原則、効率性は鍵

NBAのトップレベルの選手達の軟部組織のケアから競技のパフォーマンスを繋げる役割を果たすレニーが、軟部組織の弾性リコイルを動きの3面全てにおいて段階的に引き出すドリルの例の一つをデモで紹介します。

レニー・パラシーノ 2:36

ピーキング

“ピーキング”にとって考慮すべき最も重要なことは、アスリートがピークに到達するまでに“すでにいろいろ経験してきた”のを必要とすることへの理解です。そして私が意味するのは、アスリートは、今ここでいろいろな経験をしているということを必要としているということ。誰かが、低いレベルの馬鹿げたリフトやイベントのためにピーキングをしていると私に伝えてくることほど、頭にくることは他にありません。この“ピーキング”ということについて討論を始めることができるその前に、アスリートはピラミッドをある程度登っていなければならないのです。言い換えれば、200パウンドのベンチプレスのためのピーキングはしません:単純にしばらくベンチプレスを行い、誰かにスポットをお願いし、成功させるのです。ほとんどコメントが想像できないような1,000パウンドのベンチプレスということになれば、何らかのピーキングが要求されるでしょう。 ピーキングにとっての最も素晴らしいリソースは、この質問に単に答えることです:“以前はどのように行っていたか?”私は文字通り、異例なパフォーマンスの手がかりを探す探鉱者のように自分の日記を“掘り返し”ます。そして他の成功した冒険の方向性に従い、それらを次のゴールに応用します。ここに衝撃的なことは何もないことは分かっていますが、ほとんど人はそうしていないのです。ですから、ピーキングのルール1があるとすれば、それはこれになるでしょう:競う。そして、自分の日記と一枚の紙とともにそこに座り、成功したものとしなかったものを書き出します。 誰もがこのアドバイスを、メンタル的に無視します。“真実”を探すためにこの部分を飛ばす人々を見てきました。さあどうぞ前に進んでください、あなた達は皆戻ってきてしまうと私は確信しています。では、もう一度始めましょう:私がピーキングから得たすべての素晴らしいレッスンは、私のアスリート、あるいは、自身の経験、そして、何がうまくいったかを記録するために時間を費やす規律からきています。ここに100万ドルのヒントがあります:競技会に持っていく物のリストを作ります。聞いてください、私はここで自分自身のアドバイスに従ってないんですよ。何年も前に、私は全米ウエイトリフティング大会に行き、妻のリフティングカードを持っていきました。出発前に二重の確認をせず、問題が発覚した時、私はルイジアナで裸で体重計の上にいました。私が指導しているアスリートの一人であるポール・ノースウェイは、チェックリストをバッグにラミネート加工しているのですが、大会の前に一度すべて取り出し、再チェックし、大会前日にすべて詰め直します。 私は何年も前に、大会の3-7日前に荷造りをすることが、コンピューターで多くのパーセントをプログラムするよりも実際高く成功が保証されるということを発見しました。そうする事で、チャンピオンモードにより早期に入り、このちょっとした実践が、アスリートを多くの人が試合当日に陥る“モンキーマインド”ではなく“大会”モードに移行させ始めるのだと考えます。 つまり、ピーキング101には2つの基本原則が含まれます:一つは、自分自身の経験から学ぶこと。私の経験は、あなたの経験とは異なります。私は、いろいろなことに反応し、準備するためにあれやこれを行う必要があります。あなたは、これを自分自身で見つけ出す必要があるのです。例えば、私は、リフティングの前にチェスの本を読むことが、プラットフォーム上で本当に助けてくれることを発見しました。分析の深さは、身体的に私をリラックスさせ、マインドを遠くにおかせてくれるようです。競技を始めるときには、よりクリアになっているようです。これは、あなたには効果がないかもしれません。ピーキングの2つめの原則は、競技会の朝よりかなり前に、用具一式、移動の問題、栄養上のニーズ、その他細かいところまで準備をしておくことです。気づいてください、私は回数やセット数に関して一度も言及していません。おそらく今後もしないでしょう。 ピーキングの鍵は、常にメンタルなものなのです。投擲についてこんなフレーズがあります:長いウォームアップは毒である!言い換えると、試合前のウォームアップで良い投擲をすることは、試合中自分自身の首を締める良い方法になってしまうということです。そのため、私は良い投擲をしないことを確実にするためのウォームアップを計画します。アスリートにも同じことを教えてきました:身体を温め、メンタルを準備し、ウォームアップを勝とうとすること以外の方法でエゴを充足させるドリルや投擲を行います。はっきり言って、多くの人々は、勝てる試合を手放してしまっていると思います。これはやめましょう。 ピーキングのメンタル面には、数多くの小さなステップがあります。例えば、アメリカの陸上競技会では、アスリートは集まって椅子に座らされ、音楽を聞くことやコーチングを受けることは許されず、トラックに入場します。そのため、なぜ朝まで待って、アスリートにそのことを知らせるのでしょうか?私はそのことについて毎日、毎週話していますし、すべての重要過ぎる関係者達を“からかう”ための戦略すら出てきます。例えば、アスリートが入場する時、私の指導する投擲者の一人はバンドのメンバーのように歩くことを決めました。数分後、他の競技者が今日どこにいるのか忘れたかのように見える中で、彼女は自分自身の古い個人記録を破りました。 ピーキングについての私の問題は、子育てという考え方で表現するほうが実際にはより近いかもしれません。もしある晩、私が本当に疲れている時に、娘が私に向かって嘔吐したとしても、ただ単に“ごめん、今日は死ぬほどつかれているんだ。でも次の金曜日にはすごいパパになることを約束するよ”とは言えないでしょう。マジで、大会、あるいは競技会は今日であり、出場して、競うのです。 長くゲームをプレーすればするほど、ピーキング戦略についてより多く知ることになります。私は40代になって、何か重要なことに向かう最後の2週間が極めて重要であることを発見しました。これは、負荷や量という観点が重要なのではなく、“何も台無しにしない”ということが重要なのです。言い換えると、本当に軽いおもりと、直前に対処しうる弱点の正しい評価を含む、本当に微細な技術トレーニングが私の必要としているすべてであることが分かったのです。もちろん、自身の日記を研究することでこのことを学びましたが、学びは明白です:いくつかの愚かな決断で、すべてのハードワークを台無しにして、何か重要なことの最後の数日のところで失敗しないでください。結婚式前のバチェラー・パーティーの様に、タイミングの悪さのために、自分を台無しにしないでください。

ダン・ジョン 2829字

ノセボ効果:「鍵となるリンク」はたいていモノではなく信念である

“私たちは、許容レベルの不確実性の中で働いています“と、プラハスクールオブリハビリテーション&マニュアルメディシンを創設した神経学者であるカレル・レウィット博士は言います。異端であるためには、誤りを恐れず、不確実性を心地よく感じる必要があります。 レウィット博士は、時代をかなり先取りしていました。彼は、“鍵となるリンク”は、多くのマニュアルセラピストたちが想像していたような原因となる部位や組織だけではなく、繰り返し行われるタスクや古傷、または損傷や危害の性質、病理学や痛みについてのノセボ的な考えからかもしれないことに気づきました。レウィット博士は、彼の著書の英語訳の第1版2ページ目にも次のように記しています。 “痛みの主観的評価により、侵害受容刺激、反射反応、および患者の痛みに対する(中枢性、心理性)感受性を相関させることができます。” これは、ゴードン・ワデル医学博士が腰痛のBPSモデル(biopsychosocial: 生物心理社会モデル)でボルボ賞を受賞した論文を書く4年前の1982年のことでした。彼は続けてこのように言っています: “…運動パターンはある程度、不安、抑うつ、リラックスができないなどの精神状態の表現であるため、心理的要因は重要な位置を占めています…。痛みに対する被験者の心理的態度も見逃すことはできません。” レウィット博士は、最も重要なノセボである画像所見について次のように述べています。“退行変性は歳をとるにつれて増加しますが、腰痛はどうかと言うと・・・たいてい40歳から60歳代で多く起きています・・・被験者は完璧な健康状態であるにも関わらず、彼らに著しい退行変性を見つけることがあります:このような変性や激しい痛みを患っている人でも、完全に回復することがあります・・・とはいえ、退行変性は歳をとるにつれて増加し続けています。一方、退行変性がまったくない若い患者たちに激しい痛みの症状が出ることもあります。” もちろん、病理学が関与している可能性はあり、私たちのプロセスは、今後の選択肢を考えるために特別な検査が必要かどうかを判断する必要があります。 レウィット(1994)によると、“分類をする上で、つまり診断をする上で、最初の基本的な作業は、私たちが取り組まなくてはならないのは、(主に)病理なのか、または機能不全なのかを見極めることです。” 神経根の症例に関して、レウィット博士は次のように述べています。“腰部の神経根症候群の椎間板手術は、お決まりの処置になってしまっていますが、大部分の神経根症候群は手術がなくても解決します。これらの形態学的変化を検討すると・・・これらは、大多数の患者の訴えを説明していないことがすぐにわかります。” “…私たちの専門知識が必要とされるほとんどの場合、患者は適切な治療もリハビリも受けていません…これは主な症状、つまり痛みという観点から非常に深刻です:残念な結果として、専門家は“客観的な”基準を見つけるために、形態学的所見に基づいて決断を下す義務があると感じています。” “臨床現場には心理的要因があります…レントゲンで変性が見つかったと、患者自身に告げられます。そして、それは痛みの原因として見せられるので、必然的な結果として…そう‘告げられた’患者が、これからの取り組みに絶望的になり、病弱になってしまうことは、病気の結果ではなく、誤った‘専門家の意見’の結果なのです。” “他のほとんどの医学分野では、医者の態度は古代のシャーマンのような態度であることがあまりにも多いように見えます;薬や手術で患者は治してもらう立場になります。…患者(patient)は、(文字通り)辛抱強く(patiently)何もしなくなります;その人は単なる医療の対象でしかありません。これに対して、リハビリテーションでは患者が主体であり、ドクターとして私たちは彼の苦境にどう対処するかをアドバイスするだけです。そのためには、心地よい受動的な患者の役割を乗り越えて、心理的動機付けを図る難しい課題に取り組むことです。” “この医学分野では、ドクターと患者の個人的な関係が非常に重要です。” レウィット(2008)によると、“患者は…体系的なスクリーニング検査を受ける必要があります。 二人として同じ患者はおらず、その目的は問題解決にあります。” 多くの場合、“鍵となるリンク”はモノではありません。それは単に組織にあるのではなく、少なくとも考え方や信念によるものです。特に臨床医の考え方!これは残念ながら、患者を次のようなノセボの信念の無意識の犠牲者にする可能性があります: 構造上の病理と痛みの関係 痛い=危害であるという信念 活動は有害であり、休養が最善であるという信念 古傷が治っていないという信念 ジャネット・トラベル医学博士は、簡潔に次のように述べています。“損傷後、組織は治癒しますが、筋は学習します。それらは、ガードする習慣をあっという間に身につけ、怪我自体よりも長く継続します。” 私たちは考え方がいかに重要かを知っています。 マイケル・ジェルヴェ博士は、次のように述べています。“自信は素晴らしいパフォーマンスの基盤です。自信はある一つの場所から生まれます。それは、あなたが自分自身に何を言うかです。” 組織の“不安定”さ、姿勢の悪さ、配列のずれなど、人を無力化する可能性のある意味を持つすべてのパワフルな言葉が、組織に問題が起きているという信念を引き起こすのはこれが理由です。ある活動が有害である、またはスクワットのような動きを避けるべきであるなどといった考えは、現代のスポーツ科学に相反する“推論”なのです。ティム・ギャベット博士は、次のように述べています。“あなたを壊してしまうものは負荷ではなく、その負荷に耐えられる準備があなたになかったことです。” 私たちにできる最善のことは、患者を過剰に身構えさせたり、準備不足にしたりしてしまうかもしれないノセボを避けることです。なぜなら、筋骨格系障害を予防するマネジメントの2つの基礎は、安心感を与えることと再活性化をすることである、とすべてのエビデンスが示唆しているからです。

クレイグ・リーベンソン 2626字

スキップはランニングではない:スキップの使い方に関するガイド

コーチは、話す前に一旦自制して考える必要があります! 人はよく、以前に聞いたことがあるという理由で物事を言います。私たちは、聞いた言葉を反芻しますが、これはコーチングにおいてあまりにも一般的な戦略です。 あなたのコーチが「これは私のコーチがやっていた方法で、私は死ななかったよ!」と言うのを何度聞いたことがありますか! 私の場合、スキップはこのカテゴリーに入ります。 私はいつも、コーチが 「うまくスキップできなければ、うまく走ることはできない。 」と言っているのを耳にします。もしそれが本当なら、子供たちは、這って、歩いて、走って、ギャロップすることを学んだ後、どこかの段階でスキップを学ぶのでしょうか? スキップがうまくできるからといって、うまく走れるようになるわけではありません。スキップはスキップをサポートするか-します!しかし、それは決して、あなたがどれだけうまく走れるようになるかを事前に決定するものではありません。 スキップとランニングの共通点は、腕と脚の対抗です。走るときの姿勢も似ています。スプリントとスキップでは、腕と脚の位置関係が同じになることもありますが、必ずしも同じではありません。 スキップはランニングと何が違うのでしょうか? スキップは、歩行サイクルが続く前にホップ(同じ足で軽く跳ぶこと)が必要です。右足で離陸する場合、左足を地面に着く前に右足で着地します。これはランニング中には絶対に起こりません。また、スキップでは、ホップをするために腕と脚の切り替えを遅らせるため、歩行中の腕と脚が対抗して伸張-短縮する効果を無効にします。 スキップはサバイバルスキルではありません。危険に対して交感神経が反応するときに、呼び出されるものではありません。スキップは、CNS(中枢神経系)が逃げる、または敵を攻撃するために要求するスキル階層のトップに位置するものではありません。 スキップはサポートスキルです。スプリントや加速における、注意が必要な特定のエリアを強調するために使う技術です。スプリントでは、両足が真横に並んで地面に接することはありませんが、A-スキップではこれが起こります。 コーチはよくアスリートに、「適切にスキップができないのに、どのようにして適切にスプリントをするのか。 」と言います。これらは、二つの異なるスキルであり、私たちが考えるほど多くの共通点はありません。確かに、スキップはスプリントの特定の側面をサポートすることができますが、スキップはスプリントではありません。スプリントとスキップの運動学習を詳しく調べてみると、それぞれに異なる運動経路が作られていることがわかります。 スキップがスムーズにできるようになるには、腕と脚の優れた連携とタイミングが必要です。これは、スキップには拡張していくことのできる生来の「クロスクロール」の家系図がないからです。腕と脚の交差パターンはありますが、そこには遅延があり、スプリントのように四肢の勢いや機能的な最終範囲の負荷に依存しているわけではありません。スプリントの歩幅は、互いに積み重なっているのがわかると思います。歩行サイクルの中で、身体の片側に可動域の範囲内で負荷がかかると、反対方向に推進力を発揮し、これがもう片側に同じことをさせるきっかけとなります。 スキップは、そして、多くの子供たちがスキップを学ぶときに同じ腕と同じ脚のパターンを使う理由は、スキップがクロスクロール、歩行、ジョギング、ランニング、スプリントの系統ではないからです。 スキップの系統は、リーピング(跳躍)とホッピングの動作ツリーから来ています。スプリントと比較して、リーピング(跳躍)では、股関節、脚、足首の伸展が遅れて保持されるパターンを作ります。屈曲した股関節、脚、足首は、入れ替えの前に瞬間的に浮かびます。 ホッピングにも同様の遅延動作があります。同じ足が再び地面に接地するまで、四肢は同様の保持パターンで維持されたまま離陸が行われます。スプリントとはかなり異なります。 スキップには、運動性の周期的な歩行の系統と、非周期的なホップの系統からのはっきりした特徴があり、それがスキップのスキルセットになっています。スキップには、周期的なランニングパターンと同様に、様々な項目を確認するバリエーションがあります。 A-スキップ 典型的なA-スキップは、主に垂直軸で行われます。上から下に向かって打ちつけます。足は持ち上げられ、積極的に反転して、股関節の真下で地面に打ちつけられ、地面から高いエネルギーレベル、反応を受けます。A-スキップは、このエネルギーを使って「跳ね」、ホップの後の四肢の入れ替えを調整し、反対側の腕と脚がスキップの力の方程式の部分を制御します。これは、人間の運動のバリエーションに、優雅さと共時性を与える技術です。

リー・タフト 4103字

サスペンショントレーナーをバランスに利用する

TRXマスターインストラクターであり、TRXヨガの開発者であるクリスタル・セイが、サスペンショントレーナーをバランスのサポートに有効に活用したバランス向上のためのエクササイズを2つご紹介します。明確な指示と段階的な指導で初めての方でも無理なくチャレンジできますよ!

TRXトレーニング 5:26

背部のためのローリングムーブメントフロー

床の上でゴロゴロ転がるのはとにかく気持ち良いですよね。私も毎朝起き上がったらすぐまた床に転がってゴロゴロしたり、仕事で同じ姿勢が続いたら床に降りてゴロゴロ転がってリセットをしています。このローリングフローは私の個人的なお気に入りの一つでもあります。試してみてください。気持ちいいから。

オリジナルストレングス 4:23

トイレの話:ところで正常な排便とは何か?

えーと、私達みんながしているのに、めったに話すことがないもの、それは排便です。 しかし、排便のルーティーンは健康全般における大変有益な指標になりえるのです。そして、多くの人々は、普段とは異なる排便がヘルスケアプロバイダーとの会話をするためのサインであることに気付いていません。 まず、うんちとは正確には何でしょうか?便は、ほとんど水でできています。残りはバクテリア、消化の老廃物(例:胆液と粘液)、そして、消化されなかった食物の残余物(例:とうもろこし、ナッツ、種)の混合です。 食餌、エクササイズ、ライフスタイル、薬の服用、サプリメント、病気、疾患、そして、感染はすべて腸の習慣に影響します。 では、うんちの話の障壁を取り除くために、正常な排便とは実際何なのかについて話をしていきましょう。 最初に、すべての人にとってのマジックナンバーはありません。健康な排便は3日に1回から1日3回までの幅になります。自分自身に取っての正常である限りは、心配の種はありません。 感覚、見た目、(もちろん)匂いが、体内で何が起きているかを教えてくれます。 まず最初に、排便は形があり、しかし柔らかく、そして、最低限の力で簡単に出てくるべきです。排便は痛みを伴ってはなりません(あなたがスパイシーな食事をしていない限り。覚えておいてください。辛いものが入れば、辛いものが出てきます)。もし痛みを感じるなら、医師に相談してください。 排便が完了したら、安堵感と腸が完全に空になったような感じがするはずです。 排便は匂いますが、すみません、それが人生の事実ですから!動物由来の食物は植物由来の食物よりも強い匂いを生み出す傾向があるため、トイレのニオイは食事によってかなり変わってしまいます。しかし、もし便がかなり鼻につく匂いであったり、色、感触、硬さがいつもと違うのであれば、それは確実に医師に伝えるべき理由なのです! では、健康確認をするために便器の中を見る時間です(ごめんなさい)。 最初に大きさ、形、質感、そして硬さを見てください。そして、色を見ましょう。そして最後に、便がトイレの水のどこにありますか?水の底に沈んでいますか、それとも、上に浮いていますか?トイレの水にオイルや粘液などが見られますか?これらが何を意味しているか詳しく見ていきましょう。 健康研究者がブリストル排泄物チャートと呼ばれる排便の評価を助けるための手軽なチャートを開発しました。ブリストル排泄物チャートを見てみると、通常の便はタイプ3−5になりますが、理想的な排便はおそらくタイプ4のような見た目になり、茶色、長くて、スムーズで柔らかく、簡単に出てくるものです。心配の種となるのは、どちらかの端の部分になります:タイプ1−2の便は便秘の、タイプ6−7の便は下痢の疑いを示唆します。 では、色について考えましょう−最も一般的で通常の便の色は茶色です。この色は消化の副産物(胆液とビリルビン)が存在することによるものです。他の色の便が意味することを挙げます: 黒:これは医師に相談しなければならない色で、黒い便は消化管のどこかで出血が起きている疑いを示唆します。それ以外の原因では薬の服用(ペプトビスモ、あるいは鉄サプリメント)と暗い色や黒の食物が考えられます。 赤:便に明らかに赤い血の混ざっている場合も、医師に必ず相談してください。ビート、朝食のシリアル、トマトソースのように赤い色の食物を摂取すると、便が赤、えんじ色、紫色になることもあります。 淡い黄色/灰色/淡い茶色:この色の便は医師に相談する別の理由があります。黄色の便は感染の疑いを示唆し、継続する淡い色の便は肝臓や胆嚢の問題を示唆しているかもしれません。 オレンジ:サプリメント、あるいは、人参、ほうれん草、ハーブ、濃い緑色の葉野菜などの野菜を大量に摂取することによる過剰なβカロテンの産物であることが多いです。 緑色:緑色の便は、短すぎる通過時間によるものか(食物が腸を移動する時間)、あるいは、たまにであれば正常であることもあります。緑色の便の他の理由としては、緑色の食物(濃い緑色の葉野菜)を多く摂取する、あるいは、鉄サプリメントの服用などがあります。 青:ブルーベリーのような青色の食物や青色を着色した食物を大量に摂取した場合、便が青色に変わることがあります。 さて、ではなぜ浮く便と沈む便があるのでしょうか? 通常、排泄物は水よりも密度が高いので、便はトイレの水の底に沈むはずです。しかし、水に浮くような奇妙な排便は便にガスが含まれている、あるいは、線維質摂取の変化によることもあるので、心配の種にはなりません。 しかし、常に水に浮いているような便、あるいは、異常な色、粘液/オイル、そして鼻につく匂いを伴う便は消化系の問題を示唆していることもあり、医師と相談する理由になります。 薬の服用は、例えば鎮痛薬、抗生物質、制酸薬、プロトンポンプ阻害薬、鉄サプリメント、マグネシウムサプリメント、排便習慣に一般的な副作用を起こします。これらの種類の薬を服用していて、不快な副反応を経験したら、医師に話してください。 便秘の疑いのあるサイン: 通常の習慣よりもサイズ、あるいは、排便の頻度が減少している 1週間で3回未満の排便 排便時のいきみや出づらさ感 ブリストル排泄物チャートのタイプ1-2のような便(固い、塊、あるいは、小粒) 不完全な排便感、あるいは、腸のつまり感 腹部痛、膨満感 用手排便の必要性(例:手を使う) 下痢の疑いがあるサイン: 水のようにゆるい排便が、1日3回以上起こる ブリストル排泄物チャートのタイプ6-7のような便(ぐじゃぐじゃ、フワフワ、あるいは、完全な液状) 腹部の痙攣や痛み、膨満感 もし1日に複数回柔らかい便(下痢ではない)を経験しているなら、セリアック病の検査を受けることについて医師と相談することを勧めます。腹部の、あるいは、不快な消化器系症状の別の原因は以下になります: 高齢 ラクトース不耐性 腸過敏症候群(IRB) 炎症性腸疾患(クローン病、あるいは、潰瘍性結腸炎などのIBD) 痔 消化器系の癌 甲状腺機能低下 糖尿病 憩室疾患 胃食道逆流性疾患(GERD) 他にもたくさんあります。そのため、排便習慣に関して心配や疑問がある場合は、医師と話をすることが重要なのです!

バンクーバーダイエティシャンズ 2772字

バトルロープでより良いフローを作る

バトルロープのウェーブを作ろうとする際に、ロープを握っている手がぎゅっと緊張して、腕や肩も緊張して長続きしなかった、という経験を持っている人は少なくないと思います。バトルロープ認定コースも提供するFTIのコーチ・タレクが、より良いウェーブを作るためのコツをシェアします。

ファンクショナル・トレーニング・インスティチュート 2:40

自走式トレッドミルが歩行パターンとポステリアチェーンを促進する

モーターのない自走式のトレッドミルを使用したことはありますか?運動強度を短時間で上げることができる素晴らしいトレーニングツールですが、リハビリのセッティングにおいても有効に活用できる重要なポイントを、理学療法士のマイク・ライノルドが解説します。

マイク・ライノルド 3:55

XYZというメソッドについてどう思う?

度々、私は次のような問い合わせを受けます: ヨガについてどう思いますか? ピラティスについてどんな意見を持ってますか? MATが好きな友人がいます。理にかなっていると思いますか? これらはいつも回答するのが難しい質問で、なぜなら実際には考慮しなければならないいくつもの変数があるからです。私の言いたいことを説明するために、他の業界における類似ケースを試してみましょう。不動産関連の弁護士はどうでしょう?会計士は?獣医は?配管工?ゼネコン? あなたが推測できたであろう通り、それぞれのメソッドを提供するにあたって数多くの変数があることでしょうし、そのため次のような質問をしなければなりません: 1.その方法は実際に理にかなっているか? 時に、方法論全体が質の悪い科学、または自身の金銭的な目的のために科学を捻じ曲げる悪い人達に基づいていることがあります。この良い例が、栄養・サプリメント業界で市場に出されている幾千もの様々な種類の「デトックス食品」でしょう。 2.実践者は実際にその方法について教育を受けているか(そして、該当するならば、資格を持っているか)? これは私にとって身近であり重要なものです。毎週、私は「クレッシーの仲間」や「エリックがメンターした」と言っている人からトレーニングを受けている若い野球選手とその両親からメールをもらいます。そして、彼らは私にそのコーチの名前を教えてくれますが、私はその人の名前を聞いたこともなく、さらに彼は私の商品を買ったこともなければ、私たちの実際の野球のメンターシップに参加したことさえないのです。そうではなく、彼は2009年に私が一時間の講義を行ったのを見ていたのです。しかしながら、彼が自分のことを話す際、彼は自身を週に6日、私のすぐ側で3〜5ヶ月を費やすインターンと同等に位置付けていたのです。それは、私たちのメソッドにおいて、明らかに異なる水準の教育です。 良い目安として、伝言ゲームを思い浮かべてください。そのメソッドの考案者から離れれば離れるほど、その物は希薄になってしまいます。例として、Ron HruskaはPRI(Postural Restoration Institution)を考案し、そして、それは彼がデザインしたコースと彼が自身でトレーニングしたインストラクターによって主に広がっていきました。もし、ある参加者がその後、彼/彼女のスタッフに原理を教え、そして彼らが自身のクライアントを教え、そしてそのクライアントがカクテルパーティーの席で数杯飲んだ後、自身の好きなポジショナルブリージングのドリルを友人にシェアしたとして、それはPRIがどれだけ効果的であるかを本当に象徴しているでしょうか? 3.実践者は実際に細部まで注意を払っているか? 新しいCressey Sports Performanceの施設を建てたばかりで、これは私の頭の中で新鮮なことです。全ての土建業者が同じではありません。二者がまったく同じ完成品を見て、一人はそれは美しいと言い、もう一方はひどい仕事だと言います。どれだけそのメソッドが素晴らしかったとしても、誰かが怠惰であれば、それは素晴らしいスポットライトにさらされることはないでしょう。 4.実践者はある哲学の範疇で「ピボット」する方法を理解しているか? 壁を背にした肩の屈曲エクササイズは、Cressey Sports Performanceにおける私たちの哲学のセンターピースです。私たちは、隣接した関節で代償することなく腕を頭上に上げるために、それが必須だと考えています。 このビデオでは、一般的に直面する三つのよくある問題に対して、私たちがどのようにコーチングするかを学ぶことができます。 そのような修正は、その場で基本的で素早い評価をすることができるということに依存していることに気づくでしょう。もしあなたがそれらを行う能力がないのであれば、クライアントは肩の前部を酷使するはめになる可能性が高いでしょう。 ここが、多くのグループエクササイズの方法論が及ばないところです。それらは、誰かがあるドリルを行うことができない時にどのように方向転換するかを理解していないので、骨がぶつかる部分を無理やり押し進むか、現存する動きのエラーを悪化させてしまう結果となるでしょう。 5.実践者は方法論とともに進化してきたか? 私は数年前にこのようにツイートしましたが、いまだに当てはまります: あなたの5年前のプログラムを見て、顔を手で覆うことがなければ、あなたは継続教育の方法を考え直す必要があるかもしれません。 今と比べて数年前のCSPを見てみると、私たちがどれだけ進化したかをみるのは簡単です。2010年に施設で1日の見学をして学んだことは、2020年の訪問で得られるものと大きく違います。これらは、代表的な方法論、コーチングの仕方、または使用している器具について言えることでしょう。 6.実践者は一つの方法論を独占的に使用するか? 「あなたが金槌しか持っていない大工ならば、全てのものは釘のように見える。」という古い言い回しがあります。例えば、疑いもなく自身の患者をより改善させる多くの関連した治療方法が存在する時に、アジャストメントしかしないカイロプラクターについて私は非常に用心深くなります。私は常に、一つのことしかできない人よりも多面的なヘルスケアのプロバイダーを紹介します。 まとめ 見ての通り、私の六つの条件のうち五つはメソッドそのものとは関係ありませんが、そのメソッドを実行する実践者に関することです。皆さん、これが、私がいつも単にメソッドではなく人間を紹介する理由です。そして、それが、あなたの目標を達成するためには、その人が使う方法論に左右されることなく、常に良い人間を見つけようとするべき理由です。 それが、継続教育が非常に重要な理由でもあります:様々な方法論の範疇で人々がどれだけ成功できるかを左右する原理を理解する必要があります。

エリック・クレッシー 2540字

ヘッドノッドのパワー

オリジナルストレングスシステムでは、万全の状態になるため、そしてパフォーマンスを向上させるために、頭部のコントロールを再構築、または洗練させることを重要視しています。これは、ヘッドノッド(頭の頷き運動=点頭運動)と周囲を見回すことによって達成されます。これらの動きは、頭と首を屈曲、伸展、回旋し、さらには側屈もさせます。 このような頭や首の単純な動きを行うことで、万全な状態を構築することやパフォーマンスに大きな影響を与えることができるのか?と疑問に思う人もいるでしょう。 私たちOS(オリジナルストレングス)のマスターインストラクターであり、神経学オタク研修医であるマイク・ムッセルマンに、なぜ頭と首の動きがこれほど大きな影響を与えるのかについて、少し詳しく聞いてみたところ、答えは単純でした。それは、前庭核の役割にあるのです。 Dr.マイクは、ガイトン生理学の教科書によると、「すべての前庭核は橋網様核と共同して機能し、抗重力筋を制御します。前庭核は、脊髄の前柱にある外側および内側前庭脊髄路を介して、抗重力核の中で強い興奮性信号を伝えます。前庭核のサポートがなければ、橋網様系は軸上の抗重力筋の興奮の多くを失うでしょう。」と言っていました。 「これはDr.マイクの優れた引用ですが、それが、私が頭を頷くことや反射的な力を高めることと一体どういう関係があるのでしょう?」と言う人がいるかもしれません。これに対して私はこう言います。「素晴らしい質問ですね。その答えは、その関係性は非常に沢山あり、それは前庭系を通じて行われます。説明しましょう。」 頭を頷くと、つまり、頸椎の屈曲-伸展をすると、前庭器官が刺激されます。コマンドーポジションでうつ伏せになっていても、四つ這いの状態でも、あなたが周囲を見回せば、前庭器官が刺激されます。これは、コマンドーポジションで仰向けに横たわっていても、仰向けで四つ這いの状態でも同じです。前庭器官は、前庭神経を介して前庭核とつながっています。そのため、頭部のコントロールを回復したり改良したりすると、前庭系を刺激することになります。 そもそも前庭系とは正確には何なのか? 内耳にある小さなジャイロスコープからなる前庭系は、重力や、動き、その他の感覚を感知して、身体のバランスを保つことを助けています。 このシステムは、私たちの感覚系(視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚、固有受容などとともに)のひとつで、常に脳とやりとりをして(安静時においても重力の引きでさえ感知する)、動きに関する重要なインプットを筋肉に提供しています。 私たちが頭を動かしたり、単純なヘッドノッドをしようと思うと、頸椎からの固有受容性入力を通じて、前庭核を刺激していることになります。あなたが屈曲、伸展、回旋、側屈する時、また、これらの動作を組み合わせると、関節に位置する筋紡錘やタイプI、II、IIIの機械受容器や皮膚の中や下にある固有受容器から固有受容性のインプットが作り出されます。 この情報は、視床虫部を通して前庭核に入力されるか、または筋紡錘と上部頸椎の関節受容器からの単シナプス接続を介して、直接前庭核に入力されます。 この入力はただ前庭核を刺激するだけではなく、前庭系全体を活性化すると言いたいと思います。 この前庭核の活性化が、軸上の抗重力筋がすぐに発火させる、または、ポジションを変えたり筋骨格系に負荷をかけたりするとすぐに、軸上の抗重力筋が発火するようにシステムを準備しています。 かなり長くて読みにくい表現だったとは思いますが、まだついてきているならば、つまりは、この軸上の抗重力筋の活性化が、脊椎の安定性とパフォーマンスを高めるということです。 要するに、頭を動かすことは、脊椎の安定性(より単純には姿勢)とパフォーマンスを向上します。 そのくらいシンプルなのです。 かといってここで止まる必要はありません。 オリジナルストレングスの重要な柱の一つである前庭系の刺激は、身体をより良く動かすことやパフォーマンスの向上を助けるだけでなく、脳の健康を改善することにも役立ちます。 脳は下記の要素の健康のために動きを必要とします: 注意力と集中力 衝動の制御 感情的グラウンディング 子供の感覚発達 学習 これから起こることに対して心と身体を備えるために、脳がやさしい動きを通じて刺激を受けることが重要です。 オリジナルストレングスの中で教えている動き(RESET)は、とてもシンプルで簡単にできるように見えるかもしれませんが、私たちの身体の中では、人間にとってなくてはならない、とてもパワフルで複雑な動作が起こっています。 このように、ヘッドノッドは、とてもシンプルに見えますが、人間のパフォーマンスだけでなく、日常生活にも大きな影響を与えているのです! さあ、前庭系を刺激して、あなたが一緒に仕事をしている人たちの生活にヘッドノッドやヘッドロールを取り入れていきましょう。

オリジナルストレングス 2128字

腰痛でも活動的であり続けるアドバイスを擁護する

最近、腰痛の際に積極的に活動し続けるというアドバイスに対するエビデンスの欠如をめぐっていくつかの議論がありました。私は個人的に、アクティブであり続けるというアドバイスには大きな価値があると信じており、その理由をここに記します。 まず、これはコクランのメンバーからのものです: 「中程度の質のエビデンスは、急性腰痛の患者において、ベッドで安静にするようにとアドバイスを受けた場合と比較して、活動を続けるようにとアドバイスを受けた場合の方が、わずかに痛みの改善と日常の活動を行う能力が改善する可能性があるが、坐骨神経痛の患者は、2つのアプローチ間にほとんど、または、まったく差異がない、と示唆しています。」 エビデンスベースに関して現状を強調することが重要です。つまり、痛みがわずかに軽減するという中程度のエビデンスがあり、これが腰痛に対する他の多くの最新の推奨/治療と現時点ではほぼ一致しているということです。 さて、私の意見も少しお伝えしましょう! 私の意見として、アクティブであることは、治療ではありません。人間によくありがちな状態...腰痛を持っていても、人間らしくあることと、生活を続けていくということです。 信念について 私たちはもちろん、あまりにも痛い場合には安静にする、無理をしない、という考え方(こちらもエビデンスがあるわけではありませんが)を悪者扱いするつもりはありません。しかし、腰痛には休ませるという見解が主流となっていることや、活動が腰痛にとって問題になるかもしれないという信念を多くの人が持っていることも分かっています。 このことは、プラスにもマイナスにも痛みに影響を与えることについて、人々の意見を集めた以下の2つの論文でクローズアップされています。 ダーロウ2014 - 腰痛についての信念:クライアント、臨床医、コミュニティの合流点 セッチェル 2019 - 腰痛を軽減するものは何ですか?患者の視点についての定性的研究 また、組み合わせて読むと興味深い2つの最新の論文があります。まず、これまでに腰痛を患ったことがある人の視点から、腰痛の再発の誘因は何かという自己報告があります(どちらかというと、どう認識しているかという調べ?)。ここで彼らは、身体活動と動きが再発の大きな原因だと挙げていることを発見しました。 コスタ2019 - 腰痛を再発させる誘因となるものは何か?個人的視点の内容分析 次に、同じ題材ではありますが、被験者たちに6週間にわたって3〜7日間隔で異なった方法(縦断)で報告を求めた調査の論文があります。その結果、身体活動は腰痛の再発にそれほど関連していないことを発見しました。 スーリ 2018 - 急性腰痛の発症時に身体活動は再発を誘発するか? 何が腰痛の誘因になったかをその人たちに覚えておくように求めると、単純に非難の矛先が身体活動に向かってしまうかもしれませんが(特に他のものが考慮されていない場合)、再発がかなり最近(3-7日)の場合や異なった報告の選択肢が提示された場合、身体活動と再発の関連性は低下するようです。 これは私にとって、腰部にまつわる社会的信念と活動との関係を浮き彫りにし、ヘルスケアにおけるこの考えを可能な限り打ち消すべきであるということを強調しています! プラスのメッセージについて 私たちが人体や痛み、身体活動に関して抱いているマイナスの信念を克服することは、ヘルスケアの相互作用の目標であるべきです。マイナスなメッセージが過多であり、私たちはプラスなメッセージも必要としているのです。 活動を続けるようにとアドバイスすることは、そういうメッセージだと思います。あなたの身体を信頼し、物事を続けてください、あなたは大丈夫です!これは、強く、シンプルで、重要なメッセージであるというのが私の見解です。 急性腰痛に対して短期的にできることはそれほど多くないというのが現状であり、アドバイスと不安を取り除いてあげることぐらいが、私たちにできることです。 しかし、私たちの短期的な態度は長期的に影響を与える可能性があるのでしょうか? 短期 vs 長期 データが確実にありそうなものとして、痛みに対する低い自己効力感や腰痛と共に生活を送る能力などは、長期的な腰痛のアウトカムといくらか関係がありそうです。(他の筋骨格系の症状でも明らかなように)。 フォスター -2010の論文では、痛みの自己効力感が低いことが、6か月の時点における身体障害のアウトカムの悪化に関連していることがわかります。問題は、腰に対する私たち自身の態度、そして他の人の態度が私たちの行動にどのように影響するか?ということです。考えてみる価値があるかもしれませんね? 活動的な状態を維持するようにアドバイスすることから読み取れる重要なメッセージ 痛みと危害はイコールではありません - 特にそれによって悪化することがなく、許容できるレベルであれば、ある程度の痛みを伴っても動かして問題ありません。痛みは、私たちの体内で何が起こっているかを示す信頼できる指標にはならないのです。 安静は最善の治療ではありません - 腰を休ませても、単純に回復するという可能性は低く、短期間では腰の反応を大きく変える可能性はほとんどありません。 活動は悪くありません - 活動は単に痛みや損傷に関連していません。実際、あなたが楽しむ活動を制限することは、実はあなたの人生に与える腰痛の影響をより悪いものにしてしまうかもしれません。

ベン・コーマック 2349字