Kaori's Update #26 - 仙腸関節の動きとは?

仙腸関節は動くのか?動かないのか?解剖クラスでの経験を通して、軟部組織を外せるだけ外して、ノミでガシガシ動かしても、なかなか動くことがない不動に近い関節だな。という実感を感じている仙腸関節ですが、同時に、骨盤の歪みを直すとか、骨盤矯正をする、というような表現も耳にすることがあります。実際に仙腸関節は動くのか?動くとすればどのくらいなのか?考察してみました。

谷 佳織 5:09

エレベーテッドロッキングプッシュアップ

膝の痛みのために、床の上でエクササイズを行うことが難しい。。。高さを変えることで、エクササイズの効果を失うことなく修正を行う方法のアイデアをオリジナルストレングスがシェアします。

オリジナルストレングス 3:21

WOW:30:30

サーキットトレーニングの時間の組み合わせを変えることで、得られる効果は大きく変わってきます。ワークとレストの割合を同じにした、30秒ずつのサーキットで期待できる効果とは?コーチ・ドスの今週のワークアウト=WOWからご紹介します。

コーチ・ドス 4:24

ミニバンドの使い方 パート1

多くの皆さんが使用しているミニバンドですが、ミニバンドをつける位置や、角度、動きの高さなどによって異なった効果が期待できることをしっかりと理解して活用できていますか?スピードガイこと、リー・タフトからのビデオのパート1をご覧ください。

リー・タフト 6:21

ミニバンドの使い方 パート2

スピードガイことリー・タフトがご紹介するミニバンドの使い方のパート2では、股関節の屈曲と伸展に関わる動きをより効果的に行うためのポイントが紹介されています。パート1と合わせて御覧ください。

リー・タフト 1:43

シーズン初頭に選手の怪我が多い理由

新人の選手達の怪我の率が、シーズン中盤や後半と比較して、シーズン初頭に多い理由は何なのでしょうか?その理由の考察と解決策をエリック・クレッシィがシェアします。

エリック・クレッシー 3:50

肩甲胸郭関節の動きの強化

肋骨の上で肩甲骨が動く。この動きを強化するためには、ただ組織をパッシブにストレッチするのではなく、テンションをかけることが必要です。安定した外部環境を活用して、より効果的に、段階的に強化を行う方法をレニー・パラチーノがご紹介します。

レニー・パラシーノ 6:50

膝の外反について

膝の外反とは、具体的にどのような関節の動きの組み合わせなのでしょうか?膝の外反は良くないことなのか?より機能を向上させるためには何をする必要があるのか?理学療法士であるアダム・ウルフの見解をシェアします。

アダム・ウルフ 8:01

肩のモビリゼーションテクニック

モンスターバンドを使った動きのコントーロール方法に関わるアイデアや、アイソメトリック収縮を用いた深い可動域の強化方法、近位から遠位に向かって動かす強化方法など、様々に応用できる関節可動域の幅広い強化方法をレニー・パラチーノがご紹介します。是非試してみてください。

レニー・パラシーノ 6:36

健康な指と手首のためのロッキング

指や手首の動きのエクササイズって、どんなことをしていますか?日常生活で多用する必要のある指や手首を健康に維持するためのシンプルなエクササイズのアイデアをオリジナルストレングスがご紹介します。

オリジナルストレングス 4:27

機能解剖学の概念化

レニー・パラチーノが、翼状肩甲/運動不全という背景における機能解剖学のコンセプトを語り、真の機能とは個々の筋肉ではなく、統合された軟部組織複合体全体から生み出されるものであるということを解説します。

レニー・パラシーノ 6:36

間欠的な断食

近年、ソーシャルメディアやニュースにおいて間欠的な断食が話題になっています。示唆されたメリットとして体重の減少や、代謝の向上、エネルギーの増加、脂肪の減少が含まれます。これらのメリットは正確なのでしょうか?間欠的断食の基になる研究は何でしょうか?このトレンドを一緒に調べてみましょう! 断食は人類にとって新しいものではありません!人々は断食を何世紀にもわたって行ってきました。宗教的なものとして、文化的なものとして、または単に飢饉のために断食が行われました。体重を減らすため、または健康になるために行われることもあります。 断食は様々な方法で行うことができ、その定義は誰に質問するかによって異なるようです。 間欠的な断食とは何を食べるということよりもいつ食べるということに焦点を当てた食事の仕方です。つまりは、間欠的な断食とは一定期間に、食べる時間と断食する時間を繰り返すことです。一日あたり12時間から16時間断食し、食べるのは一日の内8時間から12時間の間のみという間欠的断食を行う人達もいるでしょう。また、一週間のうちに1~3日ほど24時間の断食をし、その他の日は通常どおりの食事をするという人達もいるでしょう。断食とは何も飲まず食わずという意味だけでなく、至極少ないカロリーのみ摂取する(例:1日500~600カロリー)とも定義することができます。 食事制限法のスペクトラムのもう一方には、カロリー制限があります。これは一日に摂取する総カロリーを制限する方法です。 興味深いことに、間欠的な断食とカロリー制限した食事に関する、体重の減少や血糖やコレステロール、インスリンなどの代謝性マーカーの値に対しての優劣が示唆された研究のエビデンスは存在しません。また間欠的な断食が、重要な健康の指標である睡眠や身体活動などに与える影響に対しての十分なデータもありません。興味深いことに朝食を抜くことが高いBMI値やLDLコレステロール値、インスリン抵抗の上昇に関係しているとのエビデンスはあります。しかしながらこれらのエビデンスは限られており、また朝食を抜かすことによってこのような結果が引き起こるメカニズムは明らかになっていません。 結論的に、体重の管理や健康になるために有効な覆しがたく決定的なエビデンスのある食事方法はとても少なく、間欠的な断食もその例外ではないのです。現時点でのエビデンスはとても限られており、なおかつ相反しています。そのため徹底的な長期の研究が確実に求められています。 他の食事方法と同様にいくつかの疑問が出てきます。 長期にわたって持続できるか? あらゆる食事制限と同様に、間欠的な断食には労力と計画が必要であり、あなたのライフスタイルにとって維持継続できるものではないかもしれません。断食期間に激しい空腹感に襲われる可能性があるこの方法が、あなたにとって実践的か否か考える必要があります。食事制限は多くの場合、短期的な結果(例:体重の減少)をもたらしますが、これは長期的に持続させづらく多くの場合元の体重に戻ってしまいます(最初の体重よりも増えてしまうこともあるのです!)。現実的で、持続可能な長期的な変化をもたらすには、多くの場合あなたの食事とライフスタイルにゆっくりと小さな変更を加えることが必要です。 健康的か? 健康とは体重のことのみではありません!精神や身体、感情、社会的健康も同じように大切です。栄養の観点からも、食べるものを吟味しない(いつ食べるかだけ)間欠的な断食は私たちをうんざりさせます。結局のところ、あなたの身体が最適に活動するためには、適切なマクロ栄養素(炭水化物、脂質とタンパク質)とマイクロ栄養素(ビタミンやミネラル)が必要であり、何を食べるか(野菜や果物、全粒粉の穀物や植物性のタンパク源)によって慢性疾患のリスクを増減させることができます。また、間欠的な断食は万人に向いているものではなく(例:子供や妊娠中・授乳中の女性、糖尿病患者、高齢者や標準体重以下の人等)、そのため、新しい食事制限を行う前に医師や栄養士に相談することが大切です。 健康とは身体的健康のみでないことを覚えていてください。間欠的な断食のような食事制限は、その後に感情や精神的な健康状態に影響を与えることがあります。また周りの他の人が行っていない食事制限を行うことによって、家族や友人との食事の機会を失ったり社会的に孤立していると感じたりすることがあるでしょう。それだけではなく、制限的な食事はあなたと食物との関係性に影響を与え摂食障害に陥る可能性もあります。*もし食べることに対して罪の意識や羞恥心を感じる、食べ物に対して異常な執着がある、食べるものによってあなたの人間的な価値が決まるというような考えをもっている場合は、食べ物との健康的な関係性を築くために栄養士や医師からの助けや指導をもらうことを強くお勧めします! 最後に… 最終的に、あなた自身があなたにとって何がベストなのかを決めなくてはなりません。もし間欠的な断食が効果的かつ持続可能な食事制限であり、あなたにとって安全に実践できライフスタイルに合うのであればやってみてください!でも、もし間欠的な断食が継続できるものでなく、あなたの健康に影響を与える、または社会的に孤立させるのであれば、この方法があなたに向いているとは言えません。健康的な食事をとり、あなたのライフスタイル楽しみながら活発で、そして食べ物との健康的な関係を促進することに焦点を当てた、食事制限のない食事方法をお勧めします。 参照文献 “Intermittent Fasting and Human Metabolic Health” (Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics) “Impact of intermittent fasting on health and disease processes” (Ageing Research Reviews) “Intermittent fasting and its influence on health” (Physical Activity Review) “Weight-Loss Outcomes: A Systematic Review and Meta-Analysis of Intermittent Energy Restriction trials Lasting a Minimum of 6 Months” (Nutrients) “Intermittent Fasting Diets” (Dietetically Speaking) “Is Fasting Healthy?” (PEN) “Intermittent Fasting and Human Metabolic Health” (Patterson et al., Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics)

バンクーバーダイエティシャンズ 2336字