Dr. キャシー・ドゥリーは、カイロプラクティックドクターであり、彼女が共同経営するニューヨークマンハッタンにある、カタリストスポーツにて臨床治療家として活躍するかたわら、ニューヨークにあるアルバート・アインシュタイン医科大学及びウェイル・コーネル医科大学の2校において解剖学の講師としても活躍中。
ニューヨーク大学歯学部の非常勤教授であると共に、西インド諸島グレナダにあるセント...
斜角筋は、臨床的に重要で大きな影響を与えるにも関わらず、誤解されがちで間違って取り扱われがちな筋肉群です。
前斜角筋は、協働筋である頸長筋と同じ部位に起始を持ち、C4-C6の横突起の前小結節で停止します。そしてこの筋肉は、第一肋骨に筋自体をアンカリングしています。
中斜角筋、後斜角筋は、多くの場合双方の筋繊維が混合し、ひとかたまりになっています。もしこれらの筋腹が識別できるようであれば、中斜角筋はC1-C3の横突起の前小結節から第一肋骨に伸びているのがわかります。後斜角筋は、前斜角筋と同様の起始を持ちますが、第二肋骨に停止しています。
これらの筋肉の位置と繊維の方向性のために、これらの筋肉は、肋骨が固定されている時にコンセントリックに働くことで、頚椎の屈曲と側屈を起こします。