異業種間の連携の重要性と関節における発見

解剖クラスの通訳として4年間参加してくれている理学療法士の諸谷万衣子さんが、参加者間のコミュニケーションから生まれる異業種間の学びと連携の重要性について、そして解剖クラスにおける足関節や股関節の構造に関する新たな発見と気づきについてシェアします。

キネティコスゲスト 7:40

肩関節内旋筋群の発達と肩関節内旋可動域の関係

元プロキックボクサーの小宮由紀博さんの運動検査で発見した上肢の筋肉の発達と肩関節の内旋の関係性と、解剖クラスで発見した筋肉の裏側の結合組織の状態を比較した考察のポイントを理学療法士の諸谷万衣子さんがシェアします。

キネティコスゲスト 6:23

ローリングを助けるスティック

ローリングのバリエーションとして、どこででも買えるようなスティックを使って肩の可動性を向上させる方法をご紹介します。是非試してみてくださいね!

オリジナルストレングス 4:09

股関節のCARs:立位

理学療法士であるアダム・ウルフが、Dr.スピナが開発したFRCから、股関節の制御された関節の回旋=CARsの立位での実行方法をご紹介します。

アダム・ウルフ 6:14

股関節のCARs:四つ這い

立位での股関節CARsを実行する際に代償動作が生まれてくる場合のリグレッション第一段階、立位から四つ這いになることで動きを制御しやすくす流方法を、理学療法士のアダム・ウルフがご紹介します。

アダム・ウルフ 4:45

股関節のCARs:伏臥位

股関節のCARsを立位で行う、あるいは四つ這いで行うのになんらかの困難が伴う人に対してのリグレッションとして、より身体が床でサポートされた伏臥位でのリグレッションを提供することができます。理学療法士のアダム・ウルフが紹介する3つ目のエクササイズをお試しください。

アダム・ウルフ 3:06

なぜマイケル・ジョーダンはすごかったか

マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアンのような素晴らしい選手達に共通するディフェンスの動きに特徴はあるのでしょうか?数々のアスリート達の動きをなんども繰り返して観察し続けているリーが発見したこととは?

リー・タフト 5:37

Kaori’s Update #36 - 心肥大

心臓は心筋という筋肉であり、身体の他の筋肉同様に、私達が与えるトレーニングのストレスに反応します。興味深いことに、トレーニングストレスのタイプによって、求心性心肥大あるいは遠心性心肥大という異なった適合に繋がることがあるようです。

谷 佳織 2:41

スイープの問題解決

ゲットアップの一部として含まれる「スイープ」の動きを、より効果的に行うためのポイントをDr.キャシー・ドゥーリーがご紹介します。

キャシー・ドゥリー 4:04

機能のために重要なエビデンス:高齢者の股関節伸展

Kerrigan DC, Todd MK, Della Croce U, Lipsitz LA, Collins JJ. 「健康な高齢者におけるスピードに関わらない生体力学的歩様の変更 :特定の制限的機能障害のためのエビデンス」Arch Phys Med Rehabil 199879:317-322. この研究の目的は、高齢者において歩行のスピードが低下するというすでに実証された事実を深く観察することでした。歩行のスピードとは、1分間に移動した距離です。著者達は、この歩行スピードの低下が、以下のうちのどの要素によって引き起こされたかの確定を求めました:歩調のリズムが遅くなるのか、歩幅が短くなるのか、あるいはその両方なのか。彼らは、健康な高齢の被験者でさえも、より年齢の若い成人と比較して歩行スピードが低下していたことを確認しました。カバーされる距離の減少は、歩行のリズムの低下よりも歩幅の低下によるものでした。主な発見のうちの一つは、股関節伸展の減少でした。著者達が、高齢の被験者達を早く歩かせようと試みた際、彼らは歩調のリズムと歩幅の両方を向上させましたが、歩幅の向上は股関節伸展の向上ではありませんでした。股関節伸展不足は、そのまま変わることがなかったのです。 この研究やその他の研究から、私たちは股関節伸展が歩行機能に必要不可欠なリソースであることを理解しています。私達の座位中心のライフスタイルと加齢に伴う機能的活動の低下が組み合わさることで、高齢者層を特にこの必要不可欠な身体のリソース喪失をしやすい状態にしています。従来のアプローチは、クライアントを伏臥位にして股関節前面の組織をストレッチすることで股関節伸展を得ようとするものかもしれません。これによって股関節の動きは向上するかもしれませんが、患者/クライアントが機能的な股関節の伸展を獲得し、維持し、使うことを助けるより良い方法(人間の運動の基本原則に基づいた)があります。 アプライドファンクショナルサイエンス(AFS : 応用機能科学)のプラクティショナーは、まず3DMAPS®(3D運動分析&パフォーマンスシステム)のアンテリアチェーンリアクション®を用いて、立位での股関節伸展の評価をします。もし高齢の患者/クライアントがバイラテラルのハンドスイング(腕のスイング)を伴うランジを心地よく実践できない場合には、運動をトゥィーク(微調整)することができます。ランジを用いてポジションをホールドすることで、軸脚の股関節は伸展します。両足を床につけた状態で、「両手、頭上の高さでポステリア」の腕のスイングを行えば、さらなる股関節伸展の可能性を評価することになります。 機能不全を発見したとして、伸展のリストアのための原理原則に基づいた戦略とはどのように見えるものなのでしょうか?3DMAPS®のパフォーマンスシステムの構成要素を利用して、患者/クライアントに4つのサポートのポイント(両手両足)を提供することからスタートするかもしれません。高齢の患者/クライアントが、より安定していると感じ、股関節の動きを起こすためのドライバーとして骨盤を使うでしょう。股関節の伸展を得るためには、骨盤を前後に動かすことになります。ただ、これはその人の最も苦手な面の動きをアタックすることになってしまうかもしれません。3Dの原理は、骨盤を前額面、水平面において動かすことで、矢状面での動きをさらに引き出すことができることを示唆しています。股関節伸展の増幅によって患者/クライアントの股関節はより伸展位にリポジションされ、前額面、水平面における戦略が繰り返されることになります。 次のプログレッションは、股関節の動きのドライバーとして腕を使うものになるかもしれません。伸展の限度に近い位置に体幹を位置づける「固定した体幹」の戦略を用いて、ここでも前額面や水平面を利用して腕が動きを股関節に伝えるようにします。股関節の伸展が向上すれば、新たな体幹のポジションがとられ、腕をドライバーとして繰り返し使います。この運動のシークエンスも上記に要点を述べたものも、両手を矢状面で動かすものではありません。そうではなく、より成功している面における動きが矢状面における伸展の向上を促進しているのです。 さて、そろそろ両腕を頭上後方に動かすことにより直接的に股関節伸展を得ることを目指す時かもしれません。しかしAFSのトゥィークを使って成功のチャンスを増大させる方法はあるでしょうか?可能性のある戦略の一つは、股関節伸展制限が爪先を内側に向けた状態と爪先を外側に向けた状態のどちらでより良くなるかを評価するものです。爪先を外側に向けたポジションで、より股関節伸展がより良く得られたとしましょう。患者/クライアントをアンテリアランジのポジションにして、後ろ足の爪先を外側に向けるようにします。両腕を頭上に向かって動かします。股関節伸展が向上してきたら、両腕を頭上後方に動かすことは維持しながら、爪先を外側に向ける角度を少しずつ減少させます。成功とともに、爪先を外側に向けることで得られた股関節外旋は、徐々に爪先を内側に向けた股関節内旋へと漸進していくようになります。股関節伸展がニュートラル、外旋位、内旋位の3つのポジション全てにおいて向上すれば、患者/クライアントに様々な活動のためのより向上した機能を提供することになるのです。

グレイインスティテュート 2255字

機能のために重要なエビデンス:高齢者の股関節伸展(ビデオ)パート1

グレイインスティチュートの機能のために重要なエビデンスシリーズから、高齢者の歩行の速度が遅くなる要因とは何か?を探るリサーチからの発見をベースに、患者/クライアントにおける股関節伸展制限の有無を確認するためのアセスメントの方法と改善の方法を紹介するビデオのパート1。

グレイインスティテュート 7:33

機能のために重要なエビデンス:高齢者の股関節伸展(ビデオ)パート2

グレイインスティチュートの機能のために重要なエビデンスシリーズから、高齢者の歩行の速度が遅くなる要因とは何か?を探るリサーチからの発見をベースに、患者/クライアントにおける股関節伸展制限の有無を確認するためのアセスメントの方法と改善の方法を紹介するビデオのパート2。

グレイインスティテュート 6:51