★アナトミートレイン®解剖学:肩・頸部・頭部|10月31日23:59まで50%OFF!詳細はこちら

チェーンリアクションバイオメカニクス 相対的な動きと実際の動き:肩関節

グレイインスティチュートのチェーンリアクションバイオメカニクスを理解するために不可欠となる、実際の骨の動きと相対的な関節の動き。2つの骨は同じ方向に動いているのか、それとも相反する方向に動いているのか?どちらかの骨がより早く動いているのか?肩関節の動きを例にとって考えます。

グレイインスティテュート 12:24

あなたにとってグルテンは悪いものでしょうか?

ここしばらくの間グルテン除去食は流行となっていて、多くのセレブ、食品業者、フードサービス機関によって奨励されています。しかし、グルテンは本当にあなたにとって悪いものなのでしょうか?この話題について一緒に探っていきましょう。 まず、グルテンとはなんでしょうか?グルテンはたんぱく質(炭水化物ではありません!)、であり、小麦、大麦、ライ麦のような穀物に自然に存在しています。グルテンは食品にとって重要な成分であり、パンの食感といったような物理的な特性に関わっています(1)。 セリアック病(カナダの人口の約1%(2))を患っている人にとって、グルテンを摂取することは、体の自己免疫反応を惹起させ、小腸に損傷を与えます。このことが栄養素吸収障害、疲労、腹痛、膨満感、下痢、貧血のような症状を引き起こすことが多くあります。セリアック病を患っている人すべてが身体的症状を有するわけではありませんが、症状を有していないからといってセリアック病を患っていないということではないということを覚えておくことが重要です。セリアック病は最初に血液検査を実施し、この検査が陽性であれば、小腸の組織検査によって診断を確定させるべきです。セリアック病を患っている人にとっての唯一の治療は、厳格なグルテン排除の食生活を生涯行うことだけなのです。セリアック病を治療しないまま放っておくと、栄養障害、大腸がん、神経学的問題、骨密度の減少、不妊症などのリスク増大に繋がります。 小麦アレルギー(カナダの人口の約0.7%が患っている)は、小麦中にあるすべてのたんぱく質に対する免疫反応であり、それはグルテンであることも、ないこともあります!アレルギー反応を引き起こす可能性のある、小麦中に含まれるたんぱく質にはアルブミン、グロブリン、そして、グリアジンがあります。症状は軽度(吐き気、嘔吐、発疹)から重度(呼吸困難、あるいは、アナフィラキシー)にまで及びます(7)。小麦アレルギーの治療には、他の食物アレルギーと同じように、厳格な小麦排除の食事が含まれます。 西欧ではグルテン過敏症の個人が、0.6%から6%に上昇しています(4)。このコンディションは、非セリアック・グルテン過敏症(NCGS)として知られていますが、自己免疫疾患、あるいは、アレルギー反応ではありません。そういった人々にとって、グルテン除去ダイエットをすることは症状を緩和させるかもしれません(5)。しかし、食事からグルテンを除去することと、それ以外の成分を食事から除去することの、どちらが症状を消失させるのかについては、矛盾するエビデンスがあります。それらの人は、過敏性腸症候群(下記を参照)を患っているか、あるいは、症状の原因を説明することになるかもしれない未診断のセリアック病を患っているのかもしれません。NCGSに関してのより多くの研究が必要です。 ご覧のように、セリアック病、グルテン過敏症、小麦アレルギーを患っている個人の有病率は比較的低いのですが、グルテンを除去することで気分が良くなったと多くの人が報告しています。それはなぜでしょうか? 過敏性腸症候群:IBSは、500万人以上のカナダ人が罹患している一般的な疾患です。IBSは腹部痛、ガス、膨満感、便秘、そして/あるいは、下痢といった症状を引き起こします(9)。特定の食品(例えば小麦、乳製品、豆類、その他)がIBSの症状を引き起こす、あるいは、悪化させるかもしれませんが、“引き金となる食品”は人によって違うのです!不快なIBS症状から救う方法を見つけるために実施できる、エビデンスベースの食事方法がありますが、食事に変化をつけ始める前に、登録されている栄養士に助言を求めることを奨励します。 腸の健康:あなたが有する症状はグルテンによってではなく、膨満感と不快感のような症状を引き起こす、消化器の健康不良で引き起こされているかもしれません。消化管は腸の健康を促すために、プレバイオティクスとプロバイオティクスの助けを利用することができます!我々の食事でプレバイオティクスとプロバイオティクスのリソースとなるのは、オート麦や大麦を含む全粉穀物と共に、昆布茶やキムチといった発酵食品、ヨーグルトやケフィアといった乳製品、バナナ、にんにく、西洋ねぎやたまねぎといった果物、野菜です。 加工食品:消化不快感の犯人は、もしかするとグルテンや小麦ではなく、摂取する食品の質かもしれません。より多くの新鮮な野菜、果物、全粉穀物を取り入れ、インスタント食品や砂糖の多い食品、パッケージされた食品といった加工食品の摂取を減らすことを試し、気分が良くなるか様子をみてください。 アレルギーや自己免疫疾患でない限りは、食事から特定の食品を除去することを奨励しません。腸の問題を引き起こすものは多くあり、結局グルテンが犯人でないかもしれないのです!! 参照 https://khni.kerry.com/news/blog/what-is-the-science-behind-gluten-free-a-handy-faq/ https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/reports-publications/food-safety/celiac-disease-gluten-connection-1.html https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/celiac-disease/symptoms-causes/syc-20352220 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5677194/ https://www.google.ca/search?q=non-celiac+gluten+sensitivity&oq=non-&aqs=chrome.0.69i59j69i60j69i57j69i60l2j0.1485j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8 http://allergen-nce.ca/wp-content/uploads/Canadian-food-allergy-prevalence-Jul-2017.pdf https://www.healthline.com/health/allergies/gluten-allergy-symptoms http://www.cdhf.ca/en/statistics#15 https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/irritable-bowel-syndrome/symptoms-causes/syc-20360016

バンクーバーダイエティシャンズ 2041字

鎖骨下筋を理解する

投手によく見られるトリガーポイントを探しているのなら、鎖骨下筋を見逃さないでください。鎖骨と第一肋骨(赤でハイライトしています)の間に挟まっている筋肉です。 正常な姿勢では、鎖骨は僅かに上向きのカーブがあるべきですが、肩甲骨の下制、下方回旋、および/あるいは前傾のある投手達の多くは、鎖骨が、肩鎖関節によって肩甲骨を関わることで、さらに引き下ろされています。肩甲骨の向かうところに鎖骨もついていくことになるわけです。 問題なのは:オーバーヘッドの動きでは、鎖骨は上方回旋をすることが必要となりますが、短縮し高密度で繊維化した鎖骨下筋は、動きを制限することになるということです。 さらに良くないのは、鎖骨下筋が第一肋骨を挙上させる過度に緊張した斜角筋と共に働くことが多く、上下から挟まれて潰されてしまうということ。これらの骨の間には、重要な神経と血管の構造が通っていることも忘れてはなりません。胸郭出口症候群の診断が考慮される場合には、鎖骨下筋は無視してはならない解剖学的構造なのです。 影響という観点からいえば、鎖骨下筋のトリガーポイントは、肩前側、上腕二頭筋筋腹、そして前腕外側から手の親指の側までの症状を引き起こすことがあります。肩の位置が下がっている人の鎖骨下筋への効果的な徒手療法の後に、鎖骨の角度の上昇(上向き)が見られることも珍しいことではありません。 簡単にまとめると、名前を聞いたことがないとか、サイズが小さいという理由でこの筋肉を見逃してはなりません。質の良い徒手療法、アキュモビリティーボールでのSMR、あるいはそれらの組み合わせなどで、この筋肉へのケアをすることが、大きな効果を上げるかもしれないのです。

エリック・クレッシー 1:57

ケトルベルスナッチ ミヤギピンボール

ケトルベルスナッチにありがちなエラーを修正するための、コーチ・フューリーが伝授する秘訣とは?ベストキッドという映画に出てきた”ミスター・ミヤギ”を思い出してください。わかりやすくてパワフルなコーチングキューを要チェック!

コーチ・フューリー 1:46

ミヤギ・ピンボール:ケトルベルスナッチを攻略しよう!

「君はこの辺りで一番だ。そして、何も君のことをずっと抑え付けておけないよ。」あなたが、以下の秘訣をスナッチのテクニックに応用した後には、人々がこんな歌を歌うことでしょう。これから紹介する秘訣はあなたのケトルベルスナッチを改善させ、そしてもし近いうちにRKCのワークショップがあれば、RKCのスナッチのテストに合格する助けになるでしょう。 ケトルベルスナッチは、実際には比較的単純な動作ですが、皆はそれを難しくしたいようです。ここ何年かの間で、私はそのテクニックを、パンチ(またはクレーンキック)のある2つの簡単な言葉に分解しました-ミヤギ・ピンボール!(ベストキッド(原題:空手キッド)を覚えていますか?) ハードスタイルのケトルベルスナッチにおける、2つのかなり頻繁に起こるエラーは: ケトルベルが上下移動するにつれ、ケトルベルを手首の周りで回したり捻ったりする。 スナッチ動作全体において腕がまっすぐである。 ここで「ミヤギ」を使います。フェンスにペンキを塗るのです!あなたがダニエルさんになって、フェンスの前に立っているのを想像してください。あなたの手をブラシと仮定します。指の背を使って上方向にペンキを塗るように始め、フェンスのてっぺんに近づいたら、指をピンと上に向けます。このポジションの時、手のひらは外に向きます。それから、同じ動きを下降動作でも反転して行います。これにより、前述の、頻繁に起こるエラーの一つ目(ねじるような回転)を解決できます。フェンスにペンキを塗るように行うことで、高回数のケトルベルスナッチを行う際の手の消耗も劇的に減らせるでしょう。 スティーブ・“怒れるコーチ”・ホリナーがケトルベルスナッチの「フェンスをペイントするように」のキューをデモンストレーションしているところ 「腕がまっすぐのまま」という問題を解決するために、次のことをしましょう:壁に向かって、足を揃え、そして右腕を完全に伸ばして立ちましょう。拳を握って腕がまっすぐのまま壁に十分に近づけて、拳を壁につけましょう。そのまま半歩前に出て、腕を曲げます。この状態からフェンスにペンキを塗りましょう。これであなたのケトルベルスナッチの孤の軌道が短くなりました。これはとても良いことなのです。 軌道を短くしすぎてしまうこともあり得ることを覚えていてください。それにより、ケトルベルがほぼまっすぐに身体に沿って落ちてきて、ムチのように肘と肩が引き伸ばされます。孤の軌道を全て取り除くのではなく、短くしたいのであり、 スムーズなバックスイングへの移行のためには幾らかのスペースが必要なのです。 さあ、ケトルベルを掴んで、「ミヤギ」をやってみましょう!ケトルベルを後ろに引き上げ、股関節を前に弾いて、肘を曲げ、頭上でケトルベルをロックアウトするまでフェンスにペンキを塗るように挙げましょう。軌道を逆戻りさせて繰り返しましょう。もしそれが今までと違うように感じたなら、あなたはJC Pennyで売っているベストキッド(原題:空手キッド)の黒帯を得るに値します。 さて、ここから「ピンボール」を使います。今までに100回以上、スナッチのテストを完了させ、目撃し、そして運営してきた中で、もう一つ、頻繁に起こる(そして致命的な)間違いに気づきました。多くの人がスナッチを重ねるにつれてヒンジ動作が浅くなっていき、そしてこれが起きると非常に大きなパワーを産み出す能力を失うことになります。 あなたの股関節は、ピンボールのハンマーです。ケトルベルがピンボールです。股関節を深く後ろに引いてヒンジポジションにします(常に肩を股関節より高く、そして股関節を膝の上に保ちながら)。「フェンスを塗る」ようにスナッチの下降エキセントリック局面になるにつれ、深いヒンジ動作によって「ハンマーを引き」、それから臀筋を 強くそして素早く絞るように収縮させ、足で地面を押し出して、まっすぐに立って、「フェンスを塗る」!ケトルベルは頭上に舞い上がるでしょう。 「ミヤギ・ピンボール」の練習に役立つ組み合わせです: 高重量のデッドスイング×5回 スナッチ×片腕5回*「フェンスを塗るように」を忘れずに 高重量のデッドスイング×3回 スナッチ×片腕8回 高重量のデッドスイング×1回 スナッチ×片腕10回 これが効果的な理由は次の通りです: ケトルベルスナッチは効率性が全てです。孤の軌道を短くするということは、ケトルベルを短い距離で頭上まで投げ出さなくてはならないということです。また、孤の軌道が短いとロックアウトに近づいたときのケトルベルの勢いを小さくすることができます。これにより肩の消耗のリスクを大幅に減らすことができます。ケトルベルを振り上げるために股関節を使うことは、肩と腰を健全に保ち、同時に高回数のスナッチを行うときの不要な疲労を減らすことができます。 上記のことはRKCスナッチテストに合格するために役に立つと思いますか? 私はそう思います。

コーチ・フューリー 2110字

減速の方法

スポーツの場面では、あまり見かけることのない純粋な減速。純粋な減速の動きと方向転換のための減速&再加速の動きの違いを理解してコーチングできていますか?SAQのスペシャリストであるリーのビデオを御覧ください。

リー・タフト 4:41

Kaori’s Update #28 - MRT:メタボリックレジスタントトレーニングとは

コーチ・ドスが紹介するメタボリックレジスタンストレーニングとは、どのようなタイプのトレーニング方法なのでしょうか?ワークとレストの組み合わせが変わることで、期待できる効果がどのように変化するのでしょうか?

谷 佳織 6:24

ハイプル

肩の後ろ側にある筋群の働きを整えることで、オーバーヘッドの腕の動きを改善することができれば、肩の動きの機能の向上に繋がります。効果的に使えるドリルであり、スナッチテストに向けて練習する人にとっても効果的な、ハイプルのドリルをキャシー・ドゥーリーがご紹介します。

キャシー・ドゥリー 4:36

内転筋を自由に!

股関節内転筋群の可動性の有無は、様々な動きのクオリティーに関わっているのに、あまり注目をされることがないエリアではないでしょうか?内転筋を自由にするためのロッキングのドリルを是非お試しください。

オリジナルストレングス 3:07

エキスパートとグールー:その違いは?

グールーとエキスパートの違いは何でしょうか?辞書によると2つの言葉は基本的に同じ意味を持ちます:特有の分野において高度な知識を持つ人。しかし、ある状況において、グールーという言葉は間違いなく好ましくない意味を含んでいます。人々はエキスパートを尊敬しますが、グールーのことは崇拝し、彼らがもの凄く非現実的なレベルの知識と力を持っていると想像します。科学の分野では、それが問題なのです。 その人がグールーまたはエキスパートだということは、見る人によって変わるのでしょうか?人気があるからといって、その人を非難するのはフェアではないでしょう。リチャード・ファインマンやアルベルト・アインシュタインは、尊敬されていたがために「グールー」なのでしょうか?彼らを嫌っている人だけがそう言うでしょう!その人の誇張された名声−嘘っぱちの資格を作り出したり、人々の無知さに付け込んだり−を非難できる場合のみ、その人をグールーと呼ぶべきでしょう。 見たことがあるであろう、素晴らしいグラフ(サイモン・ワードリーより)に基づいた、もう一つの区別の仕方があります。このグラフは、実際に持っている知識の量に対して、知っていると思っていることの量と、知らないと実感していることの量の関係性を示しています。 真ん中のステージを見てください:「ハザードゾーン」では自身の知識のレベルをかなり過大に評価し、知らないことの量を過少に評価します。あっていますか?多くの人が一度や二度このゾーンに入っていたことがあると思います。 このグラフに基づいて、ハザードゾーンで導き出された意見を売り込んでいる人気の先生をグールーと定義できると思います。グールーはビギナーに感銘を与えるだけの知識はありますが、本物のエキスパートではありません。彼らは、カリスマ的な個性、マーケティングの優れたスキル、他人を助けたいという本当の欲求、そして彼らの推測に反する情報を学ぶことに対する興味の欠如を持ち合わせています。 残念なことに、慢性痛を含む健康に関する分野で人気の非常に多くの先生達は、グールーでありエキスパートではありません。もし、あなた自身が「エキスパート」ではなく、または「ビギナー」でしかなかった場合、どのように見極めればよいでしょう?答えはグラフにあります−グールーは自身の知識の限界を知らず、そのためそれについて絶対に言及しません!本当のエキスパートは、自身の理解度、問題の複雑さ、逆説、または対立するエビデンスの存在に言及します。 例えば、ロリマー・モーズリー、ポール・ホッジスやグレッグ・レーマンのよう人々は、痛みと動作の研究と調査に長年を費やしてきましたが、自分たちがどれだけ知らないということを彼らの聴衆に度々思い起こさせていました。彼らが、自身の知識をどのように応用してある問題を解決するかを問われた時、彼らは度々「一概には言えない」、「もっと情報が必要だ」や、それどころか「誰も本当は知らないんだ!」と答えます。 この謙謙さは、痛みの科学の現状に対する正確な知識を反映しています。痛みの複雑さを理解は、ようやく前進し始めたところなのです。おそらく、物理や科学の分野のようにエキスパートによってほぼ解明されているものもありますが、慢性的な痛みについてはその通りではありません!運動制御やバイオメカニクスもそうです。これらの分野に対して全てを知っている様に振る舞う人は、ほぼ間違いなくエキスパートではなくグールーでしょう。 例を挙げると、動作や徒手療法のグールーは、慢性的な痛みについて、それは独特の方法や計画にそったり、トリックや秘訣、裏技などを駆使したりすることで簡単に解決できる問題だと語るでしょう。 腰痛?コレクティブエクササイズのグールーは、本当の問題は、コアの筋力不足や骨盤の前傾、股関節屈曲筋の硬さ、または臀筋の弱さではないか、とすぐに教えてくれるでしょう。そして、痛みをなくしたり、または完全に消し去ったり、そのプロセス内で腰痛への耐性をつけさせるような簡単なエクササイズを提供してくれるでしょう。 マッサージセラピストのグールーは、様々な処方の組み合わせをしますが、同時に自信満々に、どの筋肉の固まりや筋膜の癒着が問題を起こしているかを教えてくれるでしょう。カイロプラクターのグールーはどの脊柱がずれているか見極め、姿勢のグールーは、ほとんどの腰痛は座位や立位の時に、ある特定の筋群が活性化されてないためである、と説明してくれるでしょう。そして、彼らは肩痛や足痛、膝痛などに対しても同様に自信に満ちた処方をするでしょう。 この様に早くて簡単な解決策、特に同じ分野の異なる10人の「エキスパート」が、同じ問題に対して全く違う10通りの解決策を出した時には、極度の疑いの目を持つべきです。もしこれらのエキスパート達の一人が本当に全てを解明していて、難なく痛みを取ることができるのであれば、説得力のあるエビデンスを用いてそれを証明するのは比較的簡単なはずです。もしできたのであれば、世界中で一番大きくて難しい健康に関する問題を解決したとしてノーベル医学賞を受賞するでしょう。 私はとても好奇心が旺盛で、様々な分野−栄養や経済、政治、スポーツトレーニング、社会学、心理学、動作、痛み等についてオンラインで読みます。私はこれらの分野において本当のエキスパートではありませんし、いくつかの分野ではビギナーのレベルでしょう。そのため、私が読んでいるものに、明らかで重要な欠点があることに気づくほどの知識がありません。それでは、私は誰を信じれば良いのでしょう?私は、問題の複雑さと不確定さを認識し、自身の知識の範囲を打ち明け、対立するエビデンスによって考え方を変え、異なる意見を敬意をもって考慮する人を信じます。そして、私は、これとは反対のことをする人達を避けます。 実際に、この二つのスタイルの違いを理解するのは難しいことではなく、その違いを認識する方法を学ぶことがエキスパートとグールーを見分ける最良の方法なのだと思います。

トッド・ハーグローブ 2538字

WOW:バーベルコンプレックス

バーベルを使用した3種類の動きを5回ずつ組み合わせたシンプルな”コンプレックス”で、心臓血管系の機能向上と強化の両方の達成を目指すトレーニングの例をコーチ・ドスが紹介します。ワークとレストの割合にご注目ください。

コーチ・ドス 2:22

知識は力なり ー 腰痛を患っている人たちが知るべきこと

ここに、腰痛を患っているみなさんに知ってもらいたい情報を紹介します。初めて腰痛を経験する人、または何年にもわたって腰痛を患っているみなさんへ。 腰痛についての情報 腰痛はよくあることです。毎年最大20%ぐらいの人は、毎年何回か腰痛を経験する可能性があり、なんと私たちの80%は、生涯のうちに腰痛を何回か経験するようです。実際、腰痛を経験したことのないという方が珍しいかもしれません。 腰痛は6週間ぐらいまで長引くことがあります。これは、みなさんが予想する以上に長いかもしれません。ですから、少し長引いたからといって過度に心配する必要はありません。たった数日で治まる痛みが多い一方、長引くこともよくあるのです。 長期的に続く腰痛を患い、そのことで多くの問題を抱えている人がみなさんの周りにもいるとは思いますが、実際には通常より長く継続する腰痛を患う人は約10%から25%です。つまり、腰痛が6週間以上は続かないという望みは高いということです。 肩や足首、膝の痛みのように他の身体部位の痛みと何ら変わりはありませんが、腰痛はより以上に心配される傾向があります。 痛み自体は正常であり、怖がることではありません。痛みは、私たちを守ってくれる防御機構なのです。これなしで生きていくわけにはいかないのです! 腰部にしても他の身体部位においても、痛みは身体的状況を正確には反映してくれません。たいした損傷がないにも関わらずひどい痛みに襲われることもあります。紙で指を切ってしまったことやハチに刺されたことを考えてみてください。強烈な痛みではありますが、それほど損傷を負ってはいないのです。 診断 腰痛において診断を下すことは厄介なことが多いですが、患者はたいてい答えを求めます。助けるために必ずしも明確な答えが必要であるということではありません。 分かっていることとして: 腰痛の圧倒的多数、実に99%は重症ではありません。残りの1%は骨折や癌が考えられるにしても、頻度としては大変まれなことです。 約10%は、椎間板や神経など特定の組織に絞り込めます。 これらの統計から、その腰痛が「すべり症」や神経障害である可能性は少ないことを示しています。これらの用語をよく理解しないまま腰痛の原因として安易に口にする人が多く見受けられますが、それでは解決になりません。 セラピストは、腰痛がその10%に当てはまる問題であるかを調べるテストをします。筋力や知覚、反射テストだけではなく、神経や神経根の臨床テストもあります。 MRIのみから診断するのは大変困難です。多くのMRI所見は、痛みを持たない人にでも存在するからです。つまり、画像と伴に臨床テストが不可欠なのです。 MRIの所見は、痛みを映し出すことはできません。 ですから特定の組織や病理に絞り込むことは、9割は不可能です。狭いスペースにさまざまな無数の組織があり、それらがもし刺激を受けたり炎症を起こしたりしているならば、その影響はひとつの組織には収まらないでしょう。 炎症は良いことです。これは身体がしっかり機能しており、修復の役割を果たしていることを意味しています。 医学的見解から、この種の腰痛はいわゆる“非特異的”と呼ばれ、重大な問題はないということで、私たちはこれを前向きな診断と考えるべきです。かなり痛いですけれども。 “非特異的”という用語は、組織に対してという意味であり、あなた自身に対して非特異的であるとか、あるいは原因がないということではありません。あなたの痛みは必ず本当に存在しており特異的なのです。 非特異的な痛みに厳密な病名を付けることができなくても、たいてい運動に対し良好な反応を示すので、効果的な処方ができないとか腰痛が発症した原因についての基本的な説明ができないということではありません。 その他の要因 さまざまな多くの要因(あなたが考えたこともないような多くのこと)が、腰痛に影響することがあります。 このことは、腰痛が別の生き物であるかのようにあなたは感じるかもしれませんが、恐らく、潜在的なすべての要因についてまだ知らされていなかったか考慮していなかったからかもしれません。 これら他の要因には、異常な睡眠、仕事と家族など生活から来る多くのストレス、この痛みは決してなくなることはないだろうという感情、腰痛に対するネガティブな考えや、日常的な活動を行うことに対してのネガティブな気持ちなどがあります。 脊柱の姿勢や骨盤の傾き、小さい筋が発火していないとか、腰痛を起こしている部位の位置を戻す必要があるとか、そういうことではないかもしれません。どうしてそのようなことが言えるのでしょうか? 私たちは、このようなことを嫌というほど勉強してきました。 このような説明をあなたがセラピストから受けたとしたならば、そのセラピストはこの分野の最新の研究に精通していないのかもしれません。これまでに、たくさんの意見を提供され、そして、たいていそれは混乱を招くだけだったでしょう。ここで、この分野の科学的データを認識する必要があります。 治療 残念ながら万人の腰痛に効く魔法のような治療はありません。 ひとつの問題だけとは限らず、いくつか異なる問題が同時に起こっているかもしれません。小さな痛みでも、あなたを過敏にさせるような他の要因によって増悪するかもしれません。 セラピストは、基本的なアドバイスを提供したり、より専門的な介入が必要であれ他のセラピストを紹介したりすることができます。 数時間や数日間など短期的に役に立つさまざまな治療法はたくさんありますが、自分の回復を単に他人の手に委ねてはいけません。そうなると長い目で見ると悪化させることが分かっています。 短期間であれば増悪するような活動は避けなくてはならないかもしれませんが、いずれはその活動に必ず戻るようにしましょう。長期的には何も制限するべきではありません。違うことを言う人がいても気にしないでください。 腰部を保護する必要があると感じている人も、結果的には悪化させるかもしれません。 自分にとって何が効果的か、また何が悪化させるかを学ぶことは、腰痛に対処する上で重要です。あなたのセラピストがそれを行う手伝いをするべきです。 運動やエクササイズも効果的かもしれません。 残念ながら、腰痛に効く魔法のようなエクササイズはありません。何でも楽しめそうなものを見つけ、行ってみてください。ピラティスでも筋強化トレーニングでも、友達とスポーツをしたり、ただ単に公園へ散歩にでかけたりするだけでもいいのです。 強くなるために、あるいは体力をつけるために自分を追い込まなくてはならないと思わないでください。でも、時には疲れるほど身体を動かしてみるのもいいでしょう。身体はその動きに慣れてきます。 運動やエクササイズは、身体に自信を取り戻してくれます。身体的問題を治すよりも、このことの方が回復のカギとなるかもしれません。 長引く腰痛 持続する痛みに対して一般的に使用される用語に慢性疼痛があります。慢性という言葉には「悪化する」という意味は含まれていません。実は、3ヶ月以上続く疼痛を表す一般的な用語です。 もしあなたが自分の痛みや回復に対してとてもネガティブな考えをしたり、特定の行動を避けたりするなど活動面での振る舞い方を変えてしまうとすれば、腰痛に対する私たちの反応が、どのぐらい長引かせてしまうのかに影響するかもしれません。 持続的な腰痛を防御機構として捉えることもできます。このような場合、痛みが役割を果たし過ぎているということになります。 痛みは正常で好ましいことですが、これを赤ワインによく似田母野として捉えることもできます。少量であれば素晴らしいものですが、素晴らしいものでも飲み過ぎては二日酔いになってしまいます。 最近では持続的な痛みを、身体の状態を単に反映する反応ではなく、防御機構そのものの問題と捉えています。 痛みに関与するメカニズムを治そうとすればするほど、痛みを強く感じるのです。ジムで上腕二頭筋を鍛えているのに似ています。筋肉と同様に、防御機構も順応することができ、これまで以上に保護してくれるようになるのです。 このことは、これまで痛みを感じることがなかったようなことが、今や痛みを感じさせ、これまで正常であったことにとても過敏になり得ることを示しています。 以上のことすべては、あなたの症状の改善は見込めないと言っているのではありませんが、痛みの「スイッチを切る」というような単純なことではないということです。

ベン・コーマック 3642字