マイクロラーニング
隙間時間に少しずつビデオや記事で学べるマイクロラーニング。クイズに答えてポイントとコインを獲得すれば理解も深まります。
メディスンボールフェイクスローの基本
リー・タフトの東京セミナーから、アスリートの減速能力を向上させるためのメディスンボールフェイクスローの基本レベルのプログレッションをご紹介します。ここで説明される基本原則は、ラテラルステップや水平のフェイクスローパターンにも適用されるものです。
Kaori’s Update #30 - ファンクショナルな運動:歩行
私達人間の機能的な運動の代表的なものとして”歩く”ということが挙げられるのではないでしょうか?歩行のバイオメカニクスを理解する助けとなるグレイインスティチュートのチェーンリアクションバイオメカニクスシリーズや、運動としての歩行を強化するオリジナルストレングスのコンテンツをチェックしてみてください。
あなたの身体はなぜ偽善者なのか
この記事の主題のひとつは、多様な知覚に関連しています。あなたが見るものは、あなたが知っていることや聞いたこと触れたことに影響を受けます。またその逆もあります。脳は非常に複雑で相互に関連し合っており、脳の各部位すべては、目や耳、触感、記憶、予測、期待、フェースブックなどのあらゆる情報源から得た情報を共有し統合するからです。 つまり、あなたが味わうものは、見るものに影響され、感じるものは考えるものに影響され、耳にすることは、知っていることにより変化します。私たちはよく痛みは単に“組織内の問題”と関連づけますが、実際、身体の状況に関わる他の情報源も重要です。すべてつながりがあるのです。 そうではないですか? 私は最近、ロバート・クルツバン著の『だれもが偽善者になる本当の理由』を読んでいます。少し誤解を招きそうなタイトルですが、ここでは人がなぜ嘘をつくのかという説明についてではなく、心のモジュール説の含意に取り組む内容がほとんどです。クルツバンは、進化心理学者です。進化心理学の理論的主柱のひとつにマインドのモジュール性があります。つまり、すべての汎用的な問題解決知能とは対照的に、マインドはある特定の能力を持つように進化したというものです。 この考え方は、蜘蛛のように人間よりもかなり知能が低い生き物に関連して言えば、最も明らかに理解されるでしょう。基本的に蜘蛛は、蜘蛛の巣を張ったりするということに関しては建築の天才であり、食べ物を獲得したり、捕食を回避したり、仲間を捜したりすることに関する問題解決にも、大変優れています。このような具体的な状況でない限り、蜘蛛はそれほど賢いとはいえません。 つまり、自然淘汰では、汎用的な問題解決能力ではなく、生存と繁殖に関わる特定の認知能力を生き物に備えさせるのです。このような意味では、マインドをまるで様々なアプリが備わったスマートフォンや、多目的な道具が付いているスイスアーミーナイフとして捉えることができます。人間は蜘蛛に比べはるかに高い計算力と応用力を持っていますが、基本的には同じモジュラー型オペレーティングシステムです。ですから、私たちは、運動制御や言語(人間の方がどんなコンピューターよりも優れています)などある特定の分野には驚くほどの才能を発揮するのです。一方で数学の計算(これに関して私たちは単純な計算機に惨敗です)など、他の分野ではそれほどでもありません。 この考え方にクルツバンが思わぬおもしろい展開を見せてくれました。それは、それぞれ異なるモジュールは必ずしも互いに情報を共有しないということです。それらは、単独で働き、一部で起こる間違いは、他のモジュールのより正確な情報によって必ずしも修正されないことも多いということです。彼は、このことを説明するために2つのよくある視覚的錯覚を用いました。 この写真の斑点は何を示していますか? もしまだ答えを知らないのであれば、ダルメシアンが“見えてくる”までに数分間は奮闘するでしょう。この写真に何が映っているか分かるやいなや、ほとんど瞬間的に見ることができ、もはや“見えないでいる”ことの方が難しくなるでしょう。クルツバンによると、つまり脳の意識モジュールは、その画像の情報を視覚プロセスモジュールと共有しており、それが情報処理、ひいては画像の知覚にも影響するということです。同様の理由で、高価なワインだと思い込んだ時の方が、ワインを美味しく感じるのです。また、身体に大きなダメージを負ったと思い込んだ時には、特に問題なく治癒していくにも関わらず痛みをより強く感じるものです。しかし、“トップダウン”の情報の共有は、必ずしもみなさんの知覚を変えるとは限らないでしょう。 チェス盤の錯覚を考えてみよう。AのマスとBのマスの色は、実際は同じ色! 大量の情報の処理を行う視覚プロセスモジュールが、このような(誤った)知覚を提供してしまうのです。そこでは、シリンダーの置かれた場所、それが作る影、四角が規則正しく並んでいるチェス盤などが認識されます。これらすべての情報処理を基に、視覚プロセスモジュールは、この四角の色は異なると“判断”するので、あなたにはそのように見えます。このような結論に至るまでの思考の過程や一連の想定、“未処理のデータ”をそのまま提供されることは決してありません。みなさんは、最終的な結論:これらの四角は同じ色であると示すメンタルイメージのみを受け取ります。 それからおもしろいことに、これらの四角は同じ色でないという事実を意識的に認識したとしても、あなたの知覚を変えることはないのです。ダルメシアンの写真とは異なり、視覚プロセスモジュールは、あなたが持った知覚をもっと正確なものにするために認識された知識を使用することはありません。よって、錯覚は残ることになります。その証拠に、クルツバンによるとこのモジュールによって行われる処理はたいていかなり独立したもので、修正されることもなく、より多くの知識が備わっている他のモジュールからの入力さえも受け付けないこともあるようです。 (私たちが偽善者でありえるとクルツバンが考える理由のひとつがここにあります。脳には外向きの顔としての社会的関係を担うモジュールがあり、その優先事項と機能は、高い社会的地位を自身に与えることです。それとは別に、心のモジュールというものがあり、私たちが外向きに主張するほど、自分は賢くはなく、モラルもなく、正直でもないことを証します。社会的関係を担うモジュールは、そこに存在する情報についてはあまり気にしないどころか、知らないかもしれません。モジュール同士の分離は、“戦略的無知”を生み出します。) では、この考え方を痛みに当てはめて考えてみましょう。身体についての私たちの知識と意識的な思考過程は、身体のある部位の感じ方に影響することがあります。仮に身体のある部位が壊れ、退行変性が起こり、ボロボロになり、不安定であると思ってしまったら、余計に痛みを強く感じることがあります。また、もし、自分の身体が丈夫で、強く、適応力があると思えば、痛みは和らぐでしょう。これが、多様な知覚です― それぞれのモジュール間での情報の共有。さきほどのダルメシアンの写真で、その画像が持っている意味についての意識的な知識は、私たちの知覚に影響を与えました。 しかし、痛みは残念ながらチェス盤の錯覚により近いのです ― 論理を受け付けない。人間は、何の損傷もない部位に痛みを感じることがよくあります。また、時には身体の一部でない部分にも痛みを感じることがあります! このような事実を意識的に知識として得ても、知覚に影響することはありません。モジュールという意味では、痛みのモジュールは認知モジュールからの修正情報にあまり聞く耳を持たないと言えるかもしれません。これは、結論について戦略的無知であるように構成されていています。もどかしいことではありますが、私は、痛みの問題が“独自のマインド”を持っていると捉え、おもしろい理論的な方法を考えています。もし、痛みのモジュールがそれよりも認知能力の高いモジュールに“聞く耳を持たない”のであれば、それが聞いてくれるような“言語”を話してくれるモジュールはないだろうか? 動きのモジュールが、このリストの筆頭に挙るでしょう。
コアトレーニングのファンクショナルフィットネスへの統合
米国で開催された、最近のパフォームベターファンクショナルトレーニングサミットのジョシュ・ヘンキンのハンズオンクラスからの抜粋です。全身を統合することで、より効果的に動くためのヒントを得ることができる”手の使い方”について。
強さのためのローリング
視線と頭の動きから動きをリードするダイナミックなローリングで、身体全体のコネクションを強める方法をご紹介します。スムーズに、大きな可動域でローリングできるかどうか、是非試してみてください。
多裂筋 vs. 脊柱起立筋
腰椎の過度の前弯の要因は複数考えられますが、それらの要因を探るためのテストにはどのようなものがあるでしょうか?多裂筋と脊柱起立筋の働きを見分ける方法を、Dr.キャシー・ドゥーリーがご紹介します。
室内での腕のウォームアップ方法
投手達が、投球練習に入る前の安全で効果的なウォームアップの方法は?キャッチボールの強度をいかに段階的に変化させていくのか?元ボストンレッドソックスの理学療法士である、マイク・ライノルドがご紹介します。
相対的な動きと実際の動き 歩様における後ろ側の股関節:矢状面
歩様のサイクルが先に進むと、前側の脚は後ろ側の脚になります。前側の脚が実際の骨の動きと相対的な関節の動きを通るとき、後ろ側の脚に何が起こるのかを考慮することもプラスになるのではないでしょうか。以前の記事では、右脚を前側の脚として用いているので、この記事では左脚を後ろ側の脚として注目してみましょう。右足が地面にぶつかる時、後ろ側の股関節/左の股関節で起こる3つの相対的な関節の動きは、伸展、外転、そして(驚くことに)内旋です。後ろ側の脚からの推進も、前側の脚のローディングも、後ろ側の股関節の機能不全の影響を受けるため、どの実際の骨の動きが、これら3つの相対的な関節の動きを生み出しているのかを理解することは重要です。 後ろ側の股関節(この例においては左股関節)の矢状面における伸展は、大腿骨の伸展と骨盤の前方への回旋という実際の骨の回旋によって生み出されます。骨盤の回旋はわずかな動きではありますが、前側の股関節の関する記事でも述べたように、重要な動きです。仙腸関節の動きのために腸骨にわずかな左右差があるかもしれませんが、前側の股関節で起こる実際の骨のうごきである骨盤の前方への回旋と同じ動きが、後ろ側の股関節においても起こります。骨盤の前方への回旋によって股関節には相対的な屈曲が起こることになります。大腿骨の伸展という実際の骨の動きが何によって生み出されるのか、そしてそれがどのように相対的な股関節伸展へと繋がるのかの適用はとても重要なものです。 身体が足を超えて前方に動く時、骨盤は前方に並行移動(スライド)します。この並行移動が、大腿骨の近位端を前方に“ドラッグ”します。足が地面に接触をした状態で、大腿骨の遠位端も前方へと動きますが、大きな動きではありません。大腿骨の近位端の前方位によって後ろ側の脚の大腿骨の実際の伸展が生み出されるのです。私たちは通常、大腿骨の遠位端が後ろに動くことで伸展が起こると考えがちなため、近位端が前方に動くことによっても大腿骨の伸展という実際の動きが起こることを認識するのは難しいことでもあります。骨盤の前方への並行移動が相対的な股関節の伸展を生み出し、この股関節伸展によって、後ろ側の脚を前にスイングするための準備として股関節屈筋群が伸張されることになります。 歩様における股関節伸展がいかに生み出されるかを理解することは、マッサージテーブル上で行う伏臥位の股関節伸展テストの実践的な制限に光をあてることになります。運動専門家の皆さんは、ここから股関節の制限に関する幾らかのサインを得ることができるでしょうが、物理学的力に反応して起こる実際の骨の動きは見逃されてしまうことになります。歩様のチェーンリアクションバイオメカニクス®は、下記を含む本質的な評価を必要とします:1. 身体は重力に対して直立であること。2. 足が地面についていること。3. 反対側の脚が前に動いていること。4. 重心が前方に動くことによるモメンタムによって動きが生み出されていること。 3DMAPS®の右アンテリチェーン分析動作では、後ろ側の股関節で起こる矢状面における実際の骨の動きを複製することにより左股関節の相対的な伸展を生み出すことができます。モビリティー動作は、利用可能な実際の骨の動きと相対的な関節の動きを現します。右足を前方に踏み出すことで、骨盤は前方に並行移動します。頭上後方に向かっての腕のスイングは、左股関節の相対的な伸展の展示に対してのチャレンジの追加となります。アンテリアチェーンのスタビリティー動作は、股関節伸展に対する身体コントロールに関する洞察を提供してくれます。 3DMAPS®は、全ての運動指導の専門家の皆さんに、クライアントが必要とする実際の骨の動きを起こす能力を見極めるパワフルなツールを提供します。3DMAPS®の価値は、相対的な関節の動きのモビリティーとスタビリティーを見極めることに加え、統合された運動のアプローチにより、歩様やその他の様々な活動における機能不全の要因となり得る、チェーンリアクションの連鎖に存在する関節の機能不全を示すことにもあるでしょう。
より耐久力のあるサッカー選手を作るための動作に基づいた洞察
FMSは、MLSからEPLまで幅広く使われています。LAギャラクシー、リバプールFC、そしてバイエルン・ミュンヘンのような人気のあるチームが、シーズンを同じように始めます:FMSスクリーニングです(上はLAギャラクシーのスターストライカーであるズラタン・イブラヒモビッチ選手がディープスクワットをしている様子)。 100%に近い受傷率のために、厚い選手層や練習用チーム、そして“一人が倒れたら次の人がやる”という考え方から利益を得るNFLとは異なり、サッカーは一試合につきたった11~14人しか出場せず、1つの怪我が一シーズンを完全に潰してしまうこともあります。トップのサッカークラブにおいては、破格の移籍金や保証付きの契約が個人評価の必要性を高めています。さらに、クラブは非常に多くのジュニアプログラム(基本的にファーム制度)を持っているので、青年期から成人期まで、何人かの選手の動作を選手キャリア全体を通して監視し向上させることができます。 アメリカンフットボールのようなコリジョンスポーツが最も怪我しやすいものと思われていますが、サッカーもそれほど違いはしません。2006年の研究は、高校スポーツの中で、男女サッカーの傷害発生率がアメリカンフットボールとレスリングに続いて3、4番目に高いことを示しました。サッカーにおける怪我の多くは下肢、具体的には足首と膝の怪我です。 FMSのスクリーンの多くはピッチ上の動作を模してはいませんが、スクリーンでのサッカー選手のパフォーマンスを分析することは、彼らがどう動くかについて役立つ洞察を与えてくれます。 他のスポーツでも、FMSは競技復帰プロトコルとして、プレシーズンテストの中でトレーニングやパフォーマンスの準備度を評価するために使われています。FMS公認ストレングスコーチであるダーシィ・ノーマン氏いわく、「FMSは、その選手がパフォーマンスのために必要なのは何かについて、医療スタッフとフィットネススタッフに共通したコミュニケーションを持たせてくれます。それはまた、なぜ彼らが今動いているような動き方をしているのか、そして動き方を改善することがどのようにパフォーマンスを助けるのかについて、選手とより良い会話を持つための機会を作るのです。」 (ディープスクワットをしているバイエルン・ミュンヘンのゴールキーパー、マヌエル・ノイアー選手) 2011年、FMS公認ストレングスコーチであるベン・ヨース氏は、なぜLAギャラクシーがFMSを使うのかについて素晴らしい記事を書いてくれました。 ディープスクワットで私たちが見る最もよくあるエラーの一つは、選手が股関節でしゃがむことができず、膝を前方に動かしてしまう傾向です。膝がつま先より前方にあるとき、全体重と力はそのまま膝にかかり、股関節と殿筋が本来あるべき方法で機能することを妨害します。これが選手に見られるとき、私たちは問題を修正するためにジムやピッチで選手に行わせるたくさんのコレクティブエクササイズを用意しています。 ピッチで減速する時、膝ではなく股関節に大部分の仕事をさせることが非常に重要です。もし選手がディープスクワットスクリーン中に膝を前方に動かしているなら、フィールド上で動きだしたり止まるときに、それらの同じ問題をいくらか見ることになるかもしれません。 FMS有資格者であるブラッド・パプソン氏は、MLSのフィラデルフィア・ユニオンの理学療法士です。彼は、サッカー選手のためにより適切なリハビリテーションとトレーニングプログラムを築くためにFMSとSFMAを用いることの重要性について書きました。 競技復帰 FMSはよく、アスリートのリハビリテーションの終わりに彼らの競技復帰への『準備度』を判断するために使われています。それは競技をするのに直接的な相関関係を持っているわけではありませんが、アスリートの動作パターンについての洞察を与えてくれます。スクリーンはアスリートの動作パターンの分解、そして耐久力を向上するために継続的な修正が必要な動作パターンを提供してくれるのです。 リハビリテーションの過程の中で、SFMAは、アスリートの痛みに影響しているかもしれない機能的あるいは機能不全な動作パターンかを解釈することができます。機能的なパターンに戻すために、コレクティブエクササイズの戦略が使われるかもしれません。 リハビリテーションの段階が痛みの周期から抜け出したら、アスリートに彼らの動作概略についてより理解を与えるのにFMSが役立ちます。 リハビリテーション アスリートを勝負の舞台に戻そうとしている時、そこには複数のリハビリテーションのカギがあります。痛みと適切な動作は常に関連しているわけではありません。一旦痛みをコントロール出来るようになったら、これらのアスリートがフィールドに復帰するために適切に動けているか確かめていますか? 固有受容器は、より単純に言うなら空間における身体の気づきですが、人のバランスの主な要素であり、身体制御、すなわち運動制御/筋制御は競技復帰への連続体において必須です。何度も、表面上は大したことのなさそうな軽度の足関節捻挫が再発生する。足関節捻挫の約30-40パーセントが再受傷するのです。雪だるま効果のように、軽度の足関節捻挫が結果として動作を損失し、これが膝の怪我の前兆になりうるのです。非接触性前十字靭帯損傷のようなものを防ぐのは不可能ですが、不十分なリハビリテーションがどのように膝の怪我に関わる危険要因を高めているかわかるでしょう。 私たちは、安定性と可動性のバランスの回復を考察しなくてはなりません。グレイ・クック氏とマイク・ボイル氏は、動作パターンを分析評価するためのジョイント・バイ・ジョイント・アプローチの考えを議論しました。それらを単純化し過ぎて害を及ぼさないように、彼らの理論を要約します:我々はどのように各関節が隣接する関節と共に働いているかを評価しなくてはならない。足部の安定性、足関節の可動性、膝の安定性、股関節の可動性/安定性、腰椎の安定性、胸椎の可動性、胸郭肩甲の安定性、そして肩甲上腕関節の可動性が必要なのです。ご覧の通り、隣接する関節が理想的に動くためには、それぞれの関節が特定の特徴を持つ必要があります。 それは、「遠く離れた解剖学的部位における一見関係のなさそうな支障が、患者の主な症状をもたらしている、あるいは関係している」(ウェイナー氏)という、身体部位の相互依存性に直結しています。あなたがプールに石を投げて、その衝撃で大きなしぶきがあがりプール全体に波及効果をもたらすのを想像してください。同じように、足関節の不適切な可動性は膝関節に大きな効果をもたらし、続いて股関節に小さな影響を、そして徐々に身体全体により小さな影響をもたらしていくのです。 サッカーは、要求の多いリハビリテーションを必要とする、多くを要求される活動です。多くの時間を片足、ランニング、そしてジャンプに費やします。これらの活動は、彼らが万全であることを確かめるために、競技に復帰する前に治療の中で練習されることができ、また練習されなければなりません。けがから回復している時、そのような細部にまで細心の注意を払ってくれる治療家を探すことは必須です。 サッカー選手の耐久性を向上するための身体の準備 動的ストレッチ、運動制御、アジリティ、そしてプライオメトリックトレーニングに基づいた神経筋系トレーニングメソッド (NMT)は、素晴らしい理論と共に流行となりました。簡単に練習や試合前のルーティンに適用できる15~20分のウォーミングアッププログラムは、アスリートの準備度と耐久力に重大な影響を与えます。 サンタモニカ・スポーツメディシン・ファンデーションが始めたPEPプログラムは、二年間の研究で、3,000人の14~18歳の女子サッカー選手において一年で88%の前十字靭帯傷害の減少、そして二年で74%の前十字靭帯傷害の減少を示しています。 FIFAは、一般人が簡単に入手できるNMTプログラムを発展させました。FIFA11(www.fifa.com)は、サッカーのコンディショニングプログラムの中でサッカー選手の耐久力の向上と、第二の目標としてパフォーマンスの向上を目的としたトレーニングプログラムを提供しています。このプログラムについての研究は、「FIFA11+エクササイズ基盤のウォーミングアッププログラムは、男女のアマチュアサッカー選手において傷害発生率を低下させることができ、運動制御/神経筋系パフォーマンスも向上することができると示唆」しています。 シンシア・ラベラ医師により開発されたNMTプログラムが、非接触性の下肢傷害の44%の減少、そして非接触性足関節捻挫の34%の減少を示した一方で、カナダの研究者たちはNMTプログラムが13~18歳のサッカー選手において傷害発生率を半分にしたと発表しました。 総合的には、完全なシステムはアスリートの現在の怪我を評価するだけでなく、最初の怪我が完全に回復していることを確認するために、今ある最新の根拠(エビデンス)に基づく実践を用いるでしょう。このシステムは全身の動作分析、リスク評価、機能的トレーニング/テスト、教育的資料を含み、そして弱みを強みに、強みをさらに強力にするための永続するエクササイズプログラムを提供するために調整されるべきです。 結局、「後知恵は、洞察力が防いだはずの怪我を説明する」のです。負け試合をなくすために、一緒に取り組みましょう。
相対的な動きと実際の動き 歩様における後ろ側の股関節:矢状面(ビデオ)
歩様のサイクルにおける後ろ側の脚の股関節の矢状面においての相対的な関節の動きと、その動きを作り上げる実際の骨の動きの組み合わせとは?マッサージテーブル上での骨の動きと重力に対して直立したポジションの相違点とは?
スプリンタースタンスのスイングは安全なのか?
エクササイズのシステムやツールの多くには、伝統的なルールが存在するものが多くみられますが、ルールで縛られたボックスの外側で考えることができますか?ルールを”破る”とすれば、その理由は?
カッティングのコーチングポイント&チェックポイント
アスリートのカッティング動作、つまり素早い方向転換の動作をコーチングする際に注目すべきポイントとは?SAQスペシャリストのリーが、3つの注目ポイントをシェアします。