股関節のエクササイズ

股関節の前側、後ろ側、内側、外側、全ての構造が伸張し、短縮する働きを運動の3面においてこなすことを、筋肉のイ・コンセントリックの働きとしてギャリー・グレイが解説します。様々な面でのランジの動きを組み合わせることで3Dに機能を向上させる考え方をご覧ください。

グレイインスティテュート 7:26

股関節屈筋群のモビリティーを高める

トゥルーストレッチステーションという環境を活かして、ギャリー・グレイ博士が、股関節屈筋を実際の身体機能に共通する本質的なドライバーを利用しながら3Dに動かしていくプロセスを、わかりやすく解説するビデオです。

グレイインスティテュート 8:48

股関節を通して肩をクリアに

ウエイトトレーニングでのリフティングをより安全に行うために、肩の動きをよりクリアにするための骨盤をドライバーとしたアプローチを、ダグ・グレイがご紹介します。

グレイインスティテュート 2:32

タスク特化のファンクショナルマッスルファンクション

構造的解剖学で学んだように、ハムストリングスは膝を屈曲させる働きをするだけの筋肉でしょうか?ヒラメ筋は足首の底屈をする筋肉なのでしょうか?重力、床半力、質量、モメンタムといった物理的な条件下で、これらの筋肉が実はどのように働くのか?グレイインスティチュート学長のデビット・ティベリオ博士のビデオをごらんください。

グレイインスティテュート 10:38

ファンクショナルマッスルファンクション:構造的解剖のその先にあるもの

すべての筋肉の解剖学を学ぶのは大変なチャレンジです。私自身も解剖学に関する知識をテストされることへの不安や、またそのチャレンジに見合うことへのプライドを覚えています。その頃理解できていなかったのは、機能的動作中に筋肉が実際にすることに関しての洞察を提供するには、その知識がいかに限界を持っているのかということでした。解剖学の知識は必要ですが、人間の運動における筋肉の役割を理解するには充分ではないのです。 グレイインスティチュートでは、人間の動きの”真実”を常に探し求めています。この探索はしばしば我々に、教えられたことを再検討することを強いることとなり、結果として過去に私たちがクライアントに行ったことは、最適ではなかったかもしれないと認識することにもなります。下の欄に記載してあるのは、我々がいかにその専門職を”積み重ねていくか”を変えることになる筋肉の機能に関わる幾つかの要因です。 ファンクショナルマッスルファンクション(機能的筋肉機能)は、イコンセントリック(遠心求心性/伸張短縮性)ー 従来の指導は3つのタイプの筋収縮があることを示唆しています:コンセントリック(短縮)、エキセントリック(伸張)、そしてアイソメトリック(等尺)。しかしながら、歩行のようなよくある活動のチェーンリアクションバイオメカニクス(運動連鎖生体力学)を学んでみると、筋肉が同時に伸張しつつ(一つの面、あるいは一つの関節において)短縮し(他の面において、あるいは他の関節において)、長さが変化していない(他の面において、あるいは他の関節において)こともありえることが明確になってきます。グレイインスティチュートにおけるこの筋肉機能の”真実”は、イコンセントリックという言葉で表現されます。 ファンクショナルマッスルファンクション(機能的筋肉機能)は、シナジスティック(相乗的/協働的)ー 構造解剖は筋肉が主働筋と拮抗筋であるという概念を奨励します:一つの筋が他の筋に相反すると。とても孤立した関節における一面動作であれば、これは真実でありえますが、ほとんどの機能的運動においては、この主働筋と拮抗筋という観点は全くの誤りです。相乗作用/協働作用は筋活性の協調されたパターンです。これらの協働作用は一時的に集結し整理され、調整可能な柔軟性を持ちます。すべてのコーディネイトされた動作は、すべての筋肉が同じタスクを達成しようと試みる(競争ではなく協調して)という協働作用を含みます。 ファンクショナルマッスルファンクション(機能的筋肉機能)は、タスク特定 ー 筋肉解剖の学習の成功のために、あらゆる筋肉の機能は普遍であると考えがちです:常に同じであると。しかしながら、筋肉はイコンセントリックでシナジスティックですから、筋肉は特定のタスクで要求される動きに対して調整をすることができ、またしなければならず、そのタスクに対して他のすべての筋肉の貢献も必要となります。筋肉は、スイミングのタスクと比較して歩行のタスクにおいて、またジャンプのタスクにおいては異なる貢献の仕方をしなければなりません。人間という機械は、同じ筋肉群を使って異なったタスクのために異なった協働作用を作り出すことができる能力に恵まれているのです。が、しかし、状況が変化をすれば同じタスクでも異なる協働を要求します。 ファンクショナルマッスルファンクション(機能的筋肉機能)は、状況依存である ー タスクを達成するために身体が成功する協働作用をつくりだすことができ、異なった状況のためにその協働作用を適合させる必要があります。グレイインスティチュートでは、単一のタスクにおいてさえも、そこで作られた協働作用は”状況”に依存する、と言います。この状況を最もわかりやすく考える方法は、タスクが行われる環境や、身体の最初のスタート位置、そしてその他影響する外在の力を考慮することでしょう。協働作用は重力と床反力を利用しなければなりません。協働作用は運動のモメンタム(惰性)を捉えなければなりません。協働作用は、伸張された筋膜と結合組織のエネルギーを利用しなければなりません。これらの環境的な力は常に変化をしています。タスクに対する状況の影響の例の一つは歩行です。スムーズで平坦な表面で歩く、不均等で傾斜した表面で歩く、スイミングプールで歩く、月の上で歩く、これらはそれぞれ異なった環境(状況)をもち、そのタスクをうまく完了させるために協働作用の適合を要求するのです。

グレイインスティテュート 1869字

ファンクショナルマッスルファンクション:イコンセントリック

筋肉の収縮は、コンセントリック(短縮性/求心性)収縮、イセントリック(伸張性/遠心性)収縮、あるいはアイソメトリック(等尺性)収縮のどれかであると学びましたが、実際の機能において筋肉は常にこれらのカテゴリーに収まる働きをしているのでしょうか?グレイインスティチュートGIFTプログラムの学長であるデビット・ティベリオ博士がイコンセントリック収縮のコンセプトを紹介するビデオです。

グレイインスティテュート 13:56

股関節の動きのドライブ:その方法の数を数えてみよう

AFS: アプライドファンクショナルサイエンス(応用機能科学)の重要な基本原則の一つは、動きはドライブされている=動きは駆動されている、ということです。動きは、重力、床反力、モメンタム(惰性)などの物理学的環境によって引き起こされます。動きはまた、手、足、目や骨盤などを含む我々の身体部分によって引き起こされます。動きはまた、痛みや恐怖、目標などの行動学的要素によっても引き起こされます。 この記事では、運動を指導する皆さんが特定の関節の動きを生み出すための動きを可能にする、身体部分のドライバーに注目をします。例えばある特定の股関節の動きがゴールだとすれば、AFSの実践者は、股関節の動きを駆動する身体部分を選択する戦略を使います。より具体的にするために、ここでは右股関節に注目してみましょう。 右股関節に動きを起こすための分かりやすい一つの方法として、クライアントに右脚でランジを行ってもらいます。 アンテリア(前方)ランジは、右股関節の屈曲を起こします。 ポステリア(後方)ランジは、右股関節の伸展を起こします。 同側へのラテラル(側方)ランジは、まず右股関節の外転を、そして着地減速時に内転を起こします。 反対側へのラテラル(側方)ランジは、右股関節の内転を起こします。 同側へのローテーショナルランジは、右股関節の外旋を起こします。 反対側へのローテーショナルランジは、右股関節の内旋を起こします。 しかし、これら6つの股関節の動きは左脚でのランジでも同様に起こすことができます。 左脚のアンテリアランジは、右股関節の伸展を起こします。 左脚のポステリアランジは、右股関節の屈曲を起こします。 左脚の同側へのラテラルランジは、右股関節の外転を起こします。 左脚の反対側へのラテラルランジは、右股関節の内転を起こします。 左脚の同側へのローテーショナルランジは、右股関節の外旋を起こします。 左脚の反対側へのローテーショナルランジは、右股関節の内旋を起こします。 ランジを使う代わりに、両腕のスイングやリーチでも同じ動きを作ることができます。 両腕を後ろに向かって頭上にスイングすると、右股関節の伸展を起こします。 両腕を後ろに床に向かって下にスイングすると、右股関節の屈曲を起こします。 両腕を右に向かって頭上にスイングすると、右股関節の外転を起こします。 両腕を左に向かって頭上にスイングすると、右股関節に内転を起こします。 両腕を肩の高さで左に回旋すると、右股関節に外旋を起こします。 両腕を肩の高さで右に回旋すると、右股関節に内旋を起こします。 目や骨盤、膝のような他の身体部分のドライバーも、同様に使うことができます。どのドライバーが使われるかによって違いはあるでしょうか?どのドライバーが最良かもしれないのでしょうか? AFSの実践者は、望む股関節の動きを作り出すために、多くの異なるドライバーを使うことを利用したいことでしょう。多くの場合、選ばれた戦略に基づいて特定のドライバーが選択されます。”動きはドライブされている”というような基本原則は戦略を生み出し、その戦略が使用される特定の運動やテクニックを決定づけます。 ドライバーの選択で考慮されることは、真正性、痛み、成功などを含みます。ゴルファーの右股関節に注目するとすれば、ゴルフのバックスイングに適用されるのは下記のようなことになります。 真正性 ー 股関節の動きを起こすために両手を一次ドライバーとして使うことは、ゴルフスイングにとって最も真正性がある。 痛み ー もしゴルファーが股関節の制限に起因する腰痛を持っているなら、ランジのドライバーとしてどちらかの脚を使うことは、痛みのある腰を通して”ドライブをかける”ことを避けることができる。 成功 ー バックスイング時の右股関節の動きは、右大腿骨に対して骨盤が動く動作であるため、右脚でランジを行うよりも左脚でランジを行う方がより真正性が高いが、アセスメント中に、右脚でのランジに股関節がよりよく反応することが判明するかもしれない。

グレイインスティテュート 1737字

股関節の動きにドライブをかける

望む股関節の動きを生み出すために、どの身体部位をドライバーとして使うことができるのか?ボトムアップドライバーとは?トップダウンドライバーとは?どのようなドライバーがより望ましいのか?GIFT学長のデビット・ティベリオ博士が解説します。

グレイインスティテュート 12:10

ファンクショナルマッスルファンクション:シナジスティック

機能的な筋肉の働きは、主動筋と拮抗筋のモデルで理解されるものではなく、効果的な筋肉の協働=シナジーによって実現されるものです。単純な動作の例から、より複雑な例まで、わかりやすい例をあげてGIFT学長のデーブ・ティベリオ博士が解説します。

グレイインスティテュート 10:54

可能性の高い容疑者:足底筋膜炎

足底筋膜炎は、測定の結合組織に起こる損傷です。足底筋膜炎の原因のチェーンリアクションバイオメカニクス(運動連鎖生体力学)を理解するためには、特に人間のロコモーションに関係するこの組織の機能を理解する必要があります。足底筋膜は、踵骨の下側内側から足趾を繋ぐように足裏の長さ全体をカバーしています。足底筋膜は、足部のアーチをサポートします。特にヒールレイズからトウオフまで。 足が地面に着地すると、距骨下関節は三面運動である回内(時に距骨の前額面での動きから外反とも呼ばれる)をします。距骨下関節の回内は、横足根関節に可動性を生み出し、足部の地表面への適合を可能とします。体重のかかったアーチは下に下がり、組織には負荷がかかります。この適合的ローディング機能は、即座に爆発的機能(推進力)に変換される必要があります。 横足根関節は、距骨下関節の回外によって可動から安定の構造へと変化します。距骨下関節が回外位にある時、足は推進のために安定しています。足底筋膜は、この安定性に貢献します。何らかの状況で距骨下関節が回外しなければ、横足根関節の安定性は不足してしまいます。骨、関節包、筋肉の足部へのサポートがなければ、足底筋膜はより多くのストレスを取り扱う必要性があります。 過剰なストレスは、足底筋膜炎として知られる臨床症状を生み出します。もっともよく見られるのは、足底筋膜の踵骨付着部の一部損傷です。全員ではありませんが、足底筋膜炎を経験するクライアントの多くは、ロコモーションの推進段階に先立っての距骨下関節の適切な回外が起こらないことから、”アンロックされた”足になっています。 というわけで、生体力学的探偵としての可能性の高い容疑者探しが始まるのです。その原因は、チェーンリアクションの原則の”真実”のため、身体のどこにでもあり得るでしょう。この記事では、容疑者を3つのカテゴリーに分割していきます:同側の脚、反対側の脚、そしてコア/軸骨格。もっともありえそうな容疑者の幾つかに関してお話をしますが、構造的な足部の問題に関してはここでは取り扱いません。 同側の脚: 同側の脚での容疑者は、距骨下関節の過剰な回内を起こす、または距骨下関節の回外を阻害する機能障害です。 足関節背屈の不足:矢状面における足部に対しての身体の動きの不十分さは、矢状面でのふくらはぎへの遠心性負荷の欠如を引き起こす。遠心性負荷の欠如は、距骨下関節の求心性&遠心性回外を効率的でなくする。 硬いふくらはぎの筋群:身体が足部の上を前方に進む時、足関節と横足根関節において背屈が起きる。通常、回外は横足根関節の背屈を減少させるが、足関節に十分な背屈が起こらない場合には、身体にとって必要な横足根関節の背屈を提供するために距骨下関節が回内を維持するかもしれない。 股関節後部外側の筋群の弱さ:距骨下関節が回内する時、下肢全体は股関節の内転、内旋を含む三次元のチェーンリアクション(運動連鎖)に参加する。これらの運動は股関節後部外側の筋群によって減速される必要がある。もし着地時の運動連鎖が減速されなければ、距骨下関節は過剰な回内をし、推進のための回外を効果的に行うことが難しくなる。 反対側の脚:反対側の脚での容疑者は、後ろ脚の適切なローディングを阻害する、あるいはその脚の推進を制限する状況です。効果的な推進は骨盤を前脚の方に向かって回旋します。骨盤の回旋が前脚を外旋させ、トップダウンドライバーにより(身体上部からの駆動により)距骨下関節の回外を補助します。 足関節背屈の不足、あるいは硬いふくらはぎの筋群:不十分な背屈は、ふくらはぎの筋群へのローディングを制限し、股関節伸展を抑制する。ヒールリフトに先駆けたローディングが効果的でない場合、推進も効果的に行えない。 股関節伸展制限:推進力は、股関節屈筋群からもっとも大きなパワーを得る。これらの筋群は股関節伸展(及び股関節内旋)によってローディングされる。股関節のしっかりとしたローディングなしでは、推進も最適とはならず、着地側の脚に向かっての骨盤回旋も減少する。 親指の伸展制限または痛み:推進の関節の動きと筋収縮への反応として踵が持ち上がると親指は伸展する(拇指背屈)。もしこの親指の伸展が制限されると、推進のパワーは”弱まり”骨盤の回旋は減少する。 コア/軸骨格:歩行において、また特にランニングにおいて、着地する脚の股関節後方外側筋群の機能的能力は、可動性と安定性を同時に持つ骨盤が存在することに依存します。もしコアの筋群(前後共に)が伸張しローディングされなければ、同側の股関節周囲筋群の”機能的”な弱さの結果として、骨盤は可動性&安定性を得ることができません。 胸椎の運動の不足:不十分な胸椎の動きは、それがどの面においてのものであれ、コアの筋群への効果的ではないローディングという結果となる。コアへのローディングなしでは、骨盤の可動性&安定性はほぼ不可能である。 弱い腹筋群:もし胸椎に動きがあれば、その動きは腹筋群によって減速されなければならない。そして減速のエネルギーは、求心性の動きを起こす力に変換されなければならない。腹筋群が減速する/または加速することに失敗をすれば、体幹も骨盤も股関節のパワーにマイナスに影響する。 僧帽筋上部の疲労/硬さ:体幹が動きの三面全てにおいて動き、コアの筋群にローディングし力を発揮すれば、頚椎も動きを経験する。頭部が前を向いた状態での体幹の動きは、ボトムアップで(身体の下側から駆動されて)頚椎に動きを生み出す。もし僧帽筋が疲労のために”硬くなる”と、頭部は左右に回旋するか、あるいは胸椎の動きを抑制して定位置を維持することになるであろう(その可能性が高い)。 関連動画は、こちら。

グレイインスティテュート 2417字

可能性の高い容疑者:肩のインピンジメント

ローテーターカフの腱の肩関節内におけるインピンジメントは、投球、テニスのサーブ、水泳のストロークなどオーバーゲッドの動作を含むスポーツを行うアスリート達が経験する問題ですが、一般人のかなり多くの人たちにとっても、日々の生活において頭上に手を伸ばす活動の必要性から、さらに大きな問題となりえます。 リサーチや外科手術に関わる文献において、インピンジメントはしばしば関節内と関節外という2つのカテゴリーに分類されます。 この区別は、解剖学的観点において重要なものではありますが、機能的な”可能性の高い容疑者”という観点においては、それほどの重要性を持たなくなります。対象個人の症状における解剖学的根源は、あらゆる外科的処置によって取り組まなければなりませんが、”チェーンリアクション=運動連鎖”の機能不全は、どちらのタイプのインピンジメントであれ、同じかもしれません。その原因と解決策は、手術前、手術後のトレーニングの両方において確認される必要があります。 応用機能科学(AFS )の3Dと運動連鎖の基本原則は、私たちの戦略全てに影響を与えます。肩のインピンジメントの場合には、ロード&エクスプロード(負荷&力の発揮)の基本原則が、更に重要性を増します。ほぼ常にインピンジメントは、クライアントが達成したいタスクである、エクプロード(力の発揮)中に起こります。しかし、エクスプロード中の痛みは、多くの場合、効果的なローディングの失敗における生体力学的なことに根ざしています。 この記事では、効果的でないローディングのフォーカスを前額面の”容疑者”に向けましょう。肩関節外転に伴う前額面での痛みは、多くの場合、頭上にリーチをする動きの一部として上腕骨が外転する際に、肩甲骨の肩峰が邪魔にならないように移動することができないために起こります。ローディング中に肩甲骨が内転しなければ、エクスプロードも最適ではなくなります。ローディングのための運動連鎖を足元まで辿っていくことは、その原因を発見することを助けてくれるでしょう。右肩の外転のための前額面でのローディングは、肩甲骨内転、胸椎の右への側屈、左股関節の内転と左距骨下関節の外転/回内を含みます。この”通路”のどこかに機能不全があれば、それがインピンジメントの原因となり得るのです。 エクスプロード(力の発揮)の基本原則における可能性の高い容疑者を見つけるために、この記事では矢状面にフォーカスをおくことにしましょう。もしクライアントが頭上にリーチをする時、肩関節屈曲の可動最終域で痛みを感じるとすれば、エクスプロードを制限する機能不全が確認される必要があります。肩甲骨の後方への回旋、胸椎伸展、股関節伸展は、すべて要因としての可能性があります。肩甲骨の後方への回旋が起きなければ、肩峰が邪魔にならないように移動することはできません。もし胸椎が十分に伸展できなければ、肩甲骨の回旋は肋骨によって制限を受けます。股関節屈筋群の硬さによる股間伸展の制限は、胸椎伸展に影響を与えます。 動きの3面すべてにおける全ての関節の動き(6方向)を評価する能力は、3Dムーブメントアナリシスパフォーマンスシステム(3DMAPS)によって提供されます。不十分なローディング(前額面の)の例においては、右反対側外側の連鎖に欠損が見られるでしょう。エクスプロードがうまくいかない(矢状面の)例においては、片側、あるいは両側の前側の連鎖が機能不全を露わにするでしょう。こういったタイプの運動連鎖の問題の確認の方法、解決の方法を学びたい方は、3DMAPS認定をご検討されることをお薦めします。

グレイインスティテュート 1527字

可能性の高い容疑者:足底筋膜炎イントロ

足底筋膜炎に限らず、身体部位のどこかに痛みや炎症が生じる時、その要因がその炎症のエリアに存在することはあまりないものです。足底筋膜炎の炎症を起こしている犯人はどこにいるのか?を探るシリーズのイントロをご覧ください。関連記事は、こちら。

グレイインスティテュート 08:04