トム・マイヤーズは、アイダ・ロルフ博士、モーシェ・フェルデンクライス、そしてバックミンスター・フラーから直接指導を受け、またジュディス・アストン、エミリー・コンラッドといったムーブメント指導者達から、そして武道の世界からも学びを得る。
彼のアプローチは、欧州オステオパシースクールで学んだ、頭蓋仙骨、内臓、及び内在的動きの研究からも影響を受けている。
過去35年間以...
こちらのプレビューは下記のシリーズ1の4つのビデオからの抜粋を編集したものです。
他のシリーズ1ビデオ:
スーパーフィシャル・バックライン
スーパーフィシャル・フロントライン
スパイラル・ライン
各ラインごと、それぞれに別売りとなっております。
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アナトミー・トレインとは、体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して組織の緊張が伝わることにより、どのように姿勢と動作の安定を得られるかを解明する画期的な理論です。
このDVDでは、トム・マイヤーズの解説と実演を見せるだけのプログラムではなくレッスン風に各テクニックを丁寧に指導。患者のコメント、トムが与える手技や治療者の身体の使い方についての注意など、そのすべてがあなたの学習をバックアップ。
身体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通じて生み出される新しい身体リリースマップを学んでいくことができ、それぞれのライン(経路)のテクニックを充分にマスターでき、自信を持って実践することができるよう工夫されたプログラムです。
■監修:福井 勉(文京学院大学保健医療技術学部教授・理学療法学科長)
※日本語吹替版
ラテラルラインは足の内側と外側から始まり、くるぶしの後ろを通って、腓骨に沿って足を上がり、大腿部の外側の腸脛靱帯を通って、ウェスト部分では腹筋が交差し、肋骨のところでは肋間筋、首では板状筋と胸鎖乳突筋が交差して、全体が身体の外側を覆うカゴのようになっています。
ここでは、ラテラルラインを構成するトラックとステーションだけを扱う(ステーションは筋肉の付着点、トラックはその間を走る筋膜の軟組織)。
どうして身体の側面はカゴのような網目状になっているのでしょうか。それが何の役に立つのでしょう。たとえば魚は、尾びれを左右にくねくねさせています。この動きには、さまざまなラテラルライン、外側の筋活動が必要で、こうした側屈により動き回っています。
一方、ヒトの身体は側屈ではなく、おもに伸展と屈曲によって動きます。また身体の側面にある筋肉は、横方向の動きを制限しています。ですから股関節では、歩く時に、ラテラルラインが左右方向へ骨盤が落ちないように支えているのです。歩くときは、肋骨と骨盤があまり左右に振れるのは望ましくないので、このカゴ状の構造が、前後の動作によって動いている間、横の揺れを抑えているのです。
ラテラルラインで重要なのは順応性ですが、屈曲と伸展の動きと同じ類のものではありません。そしてまた、右側と左側の相対的対称性も必要ですが、まったく左右対称ということはあり得ません。
例えば、一方の肩が上がっていたり、骨盤が一方に傾いていたり、一方の膝が反対側よりも回旋していたり、左右の胸の高さが違っていたり、腕と脇の間の隙間が左右で違っていたり、こういったことはすべて、左右のラテラルラインに何らかのずれが生じているものだと判断していいでしょう。
●このテクニックシリーズの概要
●ラテラル・ラインへの導入
●下腿
●大腿
●骨盤
●体幹
●頚部
●腰方形筋
●斜角筋
●骨盤リフトとラテラル・ラインのまとめ