鎖骨下筋を理解する
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                                                投手によく見られるトリガーポイントを探しているのなら、鎖骨下筋を見逃さないでください。鎖骨と第一肋骨(赤でハイライトしています)の間に挟まっている筋肉です。

正常な姿勢では、鎖骨は僅かに上向きのカーブがあるべきですが、肩甲骨の下制、下方回旋、および/あるいは前傾のある投手達の多くは、鎖骨が、肩鎖関節によって肩甲骨を関わることで、さらに引き下ろされています。肩甲骨の向かうところに鎖骨もついていくことになるわけです。

問題なのは:オーバーヘッドの動きでは、鎖骨は上方回旋をすることが必要となりますが、短縮し高密度で繊維化した鎖骨下筋は、動きを制限することになるということです。
さらに良くないのは、鎖骨下筋が第一肋骨を挙上させる過度に緊張した斜角筋と共に働くことが多く、上下から挟まれて潰されてしまうということ。これらの骨の間には、重要な神経と血管の構造が通っていることも忘れてはなりません。胸郭出口症候群の診断が考慮される場合には、鎖骨下筋は無視してはならない解剖学的構造なのです。
影響という観点からいえば、鎖骨下筋のトリガーポイントは、肩前側、上腕二頭筋筋腹、そして前腕外側から手の親指の側までの症状を引き起こすことがあります。肩の位置が下がっている人の鎖骨下筋への効果的な徒手療法の後に、鎖骨の角度の上昇(上向き)が見られることも珍しいことではありません。
簡単にまとめると、名前を聞いたことがないとか、サイズが小さいという理由でこの筋肉を見逃してはなりません。質の良い徒手療法、アキュモビリティーボールでのSMR、あるいはそれらの組み合わせなどで、この筋肉へのケアをすることが、大きな効果を上げるかもしれないのです。
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