レニー・パラシーノは、元ナショナルアカデミー・オブ・スポーツメディスン(NASM)の実技インストラクター/クリニシャン及び執筆者であり、現在はグレイインスティテュートにおいて応用機能科学の教員を務める。20年以上に渡って国際的講師、徒手療法士/軟部組織療法士、栄養療法士、運動療法士として健康産業に貢献。
300回以上の講義/ワークショップを講演し、教育資料を執筆、世界中のフィッ...
ゴルフ、フットボール、サッカーを始めとして、あらゆるスポーツのトレーニングにおいて、多くのアスリートは筋力トレーニングの重要性は知っていても、柔軟性プログラムの重要性についてはほとんど理解していないのが実情です。
しかし実は、身体の柔軟性こそが、私たちの動作の基盤なのです!
実際、身体に柔軟性がなければ、パワーや筋力、心臓血管系能力、また筋持久性を最大レベルにまで引き出すことはできません。柔軟性はリハビリやパフォーマンス向上のための要であり、傷害を防ぎます。にもかからず、柔軟性プログラムはそれほど一般化していないのが現状のようです。
それには様々な理由が存在するのでしょう。
ひとつには、リサーチによる見解にばらつきがあり、それがより多くの混乱を引き起こしているということ(1)。
しかし、ほどんどの調査の背景となっている本質(またはそれすら存在しないという点)をよく検討してみると、様々な見解が混在している理由が簡単に理解できます。