現在のKinetikosアドバイザーは以下の通りです。
緒方 博紀 土屋 潤二 蒲田 和芳 栗田 興司 諸谷 万衣子 桂 良太郎 森部 高史 大貫 崇 小林 俊夫さらに詳しく
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講師:森部 高史(Kukuna Body 代表)
一般の方からプロアスリート、舞台・芸能関係などの様々なクライアントに対し東京、西麻布を拠点にロルフィングやボディートークのセッションを行っている。また、ボディーワークの概念を含めた解剖学などのセミナーやワークショップを全国で行い、選手の指導や後進の教育に携わる。
私たちは、目の前のクライアントの助けになろうとするあまり、一生懸命になりすぎてしまい、 「木を見て森を見ず」となってしまったり、時に介入しすぎてしまうことがあります。
しかしながらその介入は本当に必要なのか、また評価として見ているものは、本当に「見えて」 いるのでしょうか。
私たちは「指導」をすることで、クライアントをより良い方向に導いていこうとしますが、何か 特別な介入をすることなくとも、その人自身のアウェアネス(気づく力)を引き出すことにより、 体に変化が訪れ、動きを改善することができます。時に「介入しないこと」が最善ということに もなりうるのです。
それは中枢神経系から見た知的活動の発達段階を示すピラミッド(下図:Williams and Shellenberger:(1996))にあるように、私たちの「姿勢調整」や「空間認識」など動きに関 わる認知行動発達は、その下の「感覚運動発達」に支えられ、さらにその下には「感覚システム」 が存在し、五感などが全ての活動の土台になっているからです。
The Pyramid of Learning : Williams and Shellenberger (1996) より和訳
私たちのコントロールシステムである中枢神経系の土台を広げることで、身体はより安定した状態 に近づいていくことができます。
デモセッションでは、評価の段階でモデルクライアントの立姿勢や歩行を評価をする際に、本人 からの「どのように感じているか」のフィードバックをひとつのベースラインにしています。本人 が自分の身体を「認識する」こと、それがとても大切なプロセスになります。
施術者側の目としては、ひとつの部位にとらわれることなく、全体像を見据えながら、体重の乗 り具合、筋トーン、左右の部位における長さ・短さ、動きの速さの違い、動きの連動性やなめらか さ、目線、呼吸、表情など。動きの質に目を配ります。
その動きを行うために、またはその場所に留まるためにどれだけの力を使っているでしょうか。その力は本当に必要なのでしょうか。
また、本人の「感覚システム」への気づき、神経系の反応を邪魔することなく最大限に引き出し ていくためには、施術者自身の在り方も大切な要素になってきます。
クライアントと施術者の距離、関係性、発する声の大きさ、トーン、言葉の選択(良い・悪いを 判断する印象を与えない)、クライアントを見る姿勢や圧迫感の有無などにも気を配る必要があ ります。
セッション中にかける声かけは、修正を行ったり、良い・悪いを判断するのではなく、クライア ント本人にその部位を認識してもらう、ただそれだけです。
その部位を認識した際に、またどのような感覚が湧き上がってくるか、それをモニター(観察)し つづけ、それを促していく声かけをしていきます。
それらを引き出していくような言葉がけ(キューイング)を行うことだけでも、つまりは直接身 体に触ることなく、神経系にアプローチをすることだけでも、身体には変化がうまれてきます。
また、本人がその変化に「気づく」ことを積み重ねていければ、誰かに、または何かに依存をし たりする必要もなくなり、文字通り自らの足で進んでいくことができるようになっていきます。
介入することなく、本人の知覚を十分に開き、自身の身体を認識してもらうことで起こる身体や 動きへの変化をご覧いただき、普段のセッションに何か参考になることがあれば幸いです。
1.「全体性をとらえる為の基礎概念」27:14
2.「空間と感覚について」10:09
3.「知覚を広げクライアントの気づきを育む」30:54
現在のKinetikosアドバイザーは以下の通りです。
緒方 博紀 土屋 潤二 蒲田 和芳 栗田 興司 諸谷 万衣子 桂 良太郎 森部 高史 大貫 崇 小林 俊夫さらに詳しく