マイケル・ライノルド、PT, DPT, SCS, ATC, CSCS はスポーツ医学、リハビリテーション、パフォーマンス向上の業界でのリーダーとみなされている。理学療法士、アスレチックトレーナー、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストとしてマイクは、スポーツ生体力学、動きの質、筋肉のアンバランスにおけるバックグラウンドを利用し、人間のパフォーマンスの全てを専門としている。彼は、野...
理学療法によって回旋筋腱板断裂の手術を防ぐことは可能か?
2014/05/16配信
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回旋筋腱板の再建手術、及び、術後のリハビリは、整形外科や理学療法の学会において、肩のトピックの中で最も議論される論題の一つであり続けています。回旋筋腱板再建手術の失敗率を報告している研究は、数多く発表されており、その範囲は25%-90%となっています。
この失敗率は間違いなく注目するべきものですが、まずは「失敗」という言葉を定義する必要があります。従来の研究モデルでは、手術の成功とは回旋筋腱板が完全な状態であることと定義されており、これは理にかなっています。しかし、これらの研究における、さらに興味深い発見の一つは、再腱に「失敗した」にも関わらず、多くの患者が機能状態、および手術の結果にかなり満足しているということです。放射線検査の所見よりも、患者の術後の経過や満足度がより重要であれば、「失敗」をどう定義するかという問いかけをしなければなりません。